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番外編
ミニマム男子たちは今日も仲良し。1
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「ねえーーーーぇ!!!しのぶさん!?!?」
しのぶさんと呼ばれた俺、新井しのぶ27歳は、ただいま自分のベッドの上に正座をさせられている。3歳年下の職場の後輩で恋人でもある、神田ミキに。
ミキの手には俺のスマホ。その俺のスマホから、ちょっとエッチな……嘘。かなりエッチな女の子の動画が流れている。しかも音声有りだ。
鼻にかかる甘えた高い声とパンパンと肉と肉が打ち合う音。とても居た堪れない。
「……ミキ……さん……??」
恐る恐るミキの顔を覗けば、頬をぷっくり膨らませ、鼻に皺が寄ってる。
ちょっと可愛い……
なんて悠長な事を考えれば、
「今、僕の事可愛いって思ったでしょ?」
と、まぁエスパー並の言葉が返ってくる。よく分かったな。
「そんな事よりコレです!なんですか?この動画!しかもコレだけじゃないですよね?まだ何本かダウンロードしてますよね!?」
スマホを取り上げられてる以上、誤魔化しは出来ず、素直に肯定する。
「それ含めて4作品……かな?」
「7作品ですっ!VRが3作品ありました!!」
あ、VR忘れてたわ。てか把握してたなら言わせないで恥ずかしい。
一応言い訳をしたいのだが、今のミキの雰囲気では叶いそうもない。
ミキの怒りがおさまらないと難しそうだ。
どうにかしてなだめたい所だが、今は何を言っても火に油を注ぐようなモノだし、どうしたものかと顔は神妙にしつつ、今の状況の打開策を考えあぐねていたら、
「僕が居るのに……っ!!」
泣かれた。
「あ……ごめん……ミキごめん」
「やっぱり……女の子の方がいいですか?僕じゃ……ダメでしたか……?」
「いや、本当にごめん……」
この事に関しては、謝る事しか出来なかった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
『花咲ちゆん』
通称『はなちゅん』は、最近見つけたセクシー女優だ。ダウンロードした7作品とも、はなちゅんの単体作品である。
で、はなちゅんの外見は、ショートカットで小柄スレンダーなので一見少年に見える。
作品の傾向も「男の子だと思ったら!?」系が多く、そしてこの手の女優さんにしては珍しく、Sっ気満載。
俺のお気に入りシチュは「男装のボクっこ、女性だとバレて男性に犯されると思ったら逆に犯してやりました」系。
実は、俺のスマホから聞こえてた鼻にかかる高い声は男性の声で、パンパンとぶつかり合う肉の音はペニバン着けたはなちゅんが男を掘ってる音なのだ。
はなちゅん、目元と鼻筋がミキに似てたんだよね……しかもSっ気満載な所も似てるからさ……
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「こういう子がタイプなんですか?しのぶさんは」
エグエグと泣きながら、はなちゅんがパンパンと男優を掘ってるシーンを俺に見せつけてくるミキ。いや本当に地獄だな、この状況。
「えっと……」
「やっぱり言わないでぐだざいいーーもっと泣いちゃうのでぇぇぇ……」
ミキは、正座をさせられてる俺の膝にまたがりギューギューと抱きついてきた。スマホから流れてくる映像と音声が居た堪れないので、ミキからスマホを取り上げ動画アプリを閉じる。
そもそも何でミキが俺のスマホをいじってるのかって話もあるが、そこは特に気にしてない。
「この件は本当にゴメン。ミキの気持ちを考えていなかった俺が悪いです。本当にゴメン。軽率だった。あと、言い訳するのであれば、この女優さんがミキにちょっと似てたので思わずダウンロードしてしまいました」
宥めるようにミキの背中を擦りながら謝罪と言い訳をする。
「僕に似てる……?」
スン、と鼻をすすりながら俺の顔を覗き込むミキ。泣き顔も可愛い。
「しのぶさん、僕のこと可愛いって思ったでしょ?」
そしてバレる。
せっかく顔と顔が近づいたので、チュッと軽くキスをする。
相変わらず天使の羽でも降りてきたのかってくらい軽くて柔らかい。
「誤魔化さないでくださいっ」
プクっと頬を膨らませるミキだが、少し機嫌が治ってきてる。俺はその瞬間を見逃さず、素早くスマホを操作し、件の動画パッケージを開き、ミキに見せた。このパッケージが一番似てると思う。
「『ボクっ娘ドS調教~自慢のペニス(偽)で堕としてアゲル♡~』………」
タイトル読まれると居た堪れないのだが、画像をスワイプさせ、女優の顔を拡大し、手のひらで口元を隠して見せた。
「こうすると、似てるんだよ。ミキに。体つきもスレンダーだし、小柄だし……まぁ何言っても言い訳でしか無いんだけどさ、ホラ……最近仕事が忙しくて休日出勤も続いて、なかなか休みの日も一緒に居られなかっただろ?だからすこーし魔が差したと言うか……ミキに似てるからドキドキしたと言うか……」
再びスマホが奪われ、ミキが画面をマジマジと見てる。出来れば再生はしないで欲しい。
「……僕の妹にも似てます……」
「いもうと……」
確か、ミキの家族全員そっくりと言う奇跡の遺伝子を誇ってたよな?って事は
「僕にも似てるって事ですね……しのぶさん、僕の事、今も好きですか?」
「はい……」
「言葉にして言ってください」
「ミキが好きです」
「よろしい」
ミキはニッコリと笑って俺にスマホを返してくれた。
ただし、その笑顔がとても怖かった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「とは言え!お仕置きはしますからね!僕、すっごく!すっごーーーく!!傷ついちゃいましたから!」
ニッコニッコしながら嬉しそうに、俺の両手を後ろ手にしてタオルで縛るミキ。俺も謝罪の意を込めてされるがままになる。
「痛くないですか?」
「大丈夫」
お仕置きの筈なのに気を使う所がミキらしい。
後ろ手に縛られた状態で、ベッドに座らされる。ちなみに、上はシャツ1枚、下はパンツ1枚の格好だ。シャツのボタンは真ん中まで外され、少し身じろぎすれば乳首がチラチラ見える、なかなか羞恥心に煽られる。
これから、何をされるのか不安半分、期待半分でいると、ミキが自分のスマホを取り出して動画を回し始めた。
「ふふっ……しのぶさん、えっちな動画が欲しいなら作りましょ。僕、学生の頃バイトで動画編集もしてましたから、結構得意なんですよ」
「ぅわー……マジか……」
「ちょっとエッチなイメージ動画……みたいなコンセプトで行きますね」
そう言うミキは、とてもとても良い笑顔だった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
――名前は?――
「えっと……新井しのぶです」
――しのぶ君、て呼んでいい?――
「はい」
そんな始まりから、よくあるイメージ動画のような質問を次々にされ、適当に答えていると、じょじょに際どい質問にすすんだ。
――恋人はいるの?――
「います」
――いるのにエッチなビデオに出ちゃうんだ?――
「あ……えっと……」
ミキに質問されてるのに、言葉に詰まる。
――エッチするのは好き?――
「すっ……好きです」
――……しのぶ君は、誰とでもエッチしちゃうのかな?――
「しないです!好きな人としかしないです!」
――えー?でも今エッチな動画撮ってるよね?――
「それは……」
――気持ちと身体は別物かな?――
ミキとのやりとりなのに、別の誰かと話をしてる錯覚に陥ってる。きっと画面越しで、他人行儀の様に話しかけられてるせいだろう。だんだんと、俺も恋人が居るのにエッチな動画に出演してるのでは?と勘違いしそうになる。
――そろそろ、しのぶ君の感度を知りたいな――
ミキがそう言って、ツツツと開いたシャツの間に人差し指を入れ、俺の乳首の先をくすぐった。
「んんっ!!」
びくっと身体が跳ねる。
――ふふっ……可愛い反応だね――
ピンッピンッと指で弾かれる度にビクンビクンと反応してしまう。
――これは?――
そう言って乳輪をスルスルと縁取るようになぞられ、キュっとつねられる。
「あぁっ!!」
一番敏感な先端から外れたので、少し気を抜いた直後の刺激に声が抑えられなかった。
――乳首好きなんだ?――
質問されている間もムニムニと摘まれ刺激されているので、まともな会話も出来ず、コクコクと首を縦に振って肯定した。
――もしかして乳首だけでイケるのかな?――
乳輪を摘まれながら今度はカリカリカリ、と先端を爪で撫でるように刺激される。フルフルと首を横に振って否定する。開発はされてるがココだけではイケない。もどかしい感覚が下半身に繋がり、ペニスの先端から先走りが滲み出てる。
――あぁ、濡れちゃってるね。触りたい?――
ミキの指先が下着の上から形をなぞるようにソフトタッチで撫でてくる。
「お願い……触って……」
両手が縛られてるので自由がきかない。いつもだったらすぐにでも自分で自分の気持ちのいい場所を刺激し始めるのだが、そうもいかず、身体がもどかしいままだ。
しかもミキはスマホで撮影しながら俺の身体を弄っているから、中途半端な刺激しか貰えない。もっと、もっと触って欲しいのに。
顔を上げて、画面越しにミキの顔を見る。やつも頬が紅潮して、興奮してるのが手に取るように分かる。
「……しのぶさん……めっちゃいい表情してますよー……僕も興奮しちゃう……」
「なぁ……ミキ……後ろの取って……触りたい……俺、気持ちいーことしたい……」
素に戻ったミキにお願いするが、いい笑顔で「だーめ♡」と拒否され撮影が進んだ。
――しのぶ君の可愛いオチンチンが膨らんで、先っぽがパンツから見えちゃってるね、もっと良く見えるようにパンツ下げてあげようね――
片手で俺の下着をずり下ろすミキ。俺も早く触って欲しくて、脱がしやすいように腰を上げた。
――そんなに見せたいの?しのぶ君はエッチだなぁ――
ズルっとパンツが下げられると、俺のペニスがプルンと上を向いて飛び出した。先っぽからは透明な先走りがトロトロと流れている。刺激こそ少ないが、拘束されてるもどかしさやら、中途半端に身体を弄られるので、期待も込めて反応してしまう。
――もうピンと上向いてるね、かわいいよ。しのぶ君のオチンチン。撫でてあげようね――
そう言うと、ミキは先端を包み込むようにクルクルと撫で始めた。先走りも手伝ってヌルヌルとした刺激が腰に来る。
「あ……っ……ん……!」
もっと強い刺激が欲しくて、俺は膝立ちになりグッと腰を前に突き出した。
「なぁ……ミキ……ミキ……もっとぉ……」
――ミキ?君の恋人の名前かな?撮影で恋人の名前を呼ぶなんて無粋だねぇ――
あくまでもイメージ動画の撮影の体で進めるつもりらしい。まぁ、お仕置き……なんて言ってたし、この態度もその一環なのだろう。なんとなく、そのうち、なし崩しにミキがミキとして俺の事を抱いてくれると思っていたのが間違いだったみたいだ。そっちがその気なら、俺も全力で応えよう。
俺だってミキを悶えさせられる位には可愛い容姿してるからな。
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
すみません、続きます。
しのぶさんと呼ばれた俺、新井しのぶ27歳は、ただいま自分のベッドの上に正座をさせられている。3歳年下の職場の後輩で恋人でもある、神田ミキに。
ミキの手には俺のスマホ。その俺のスマホから、ちょっとエッチな……嘘。かなりエッチな女の子の動画が流れている。しかも音声有りだ。
鼻にかかる甘えた高い声とパンパンと肉と肉が打ち合う音。とても居た堪れない。
「……ミキ……さん……??」
恐る恐るミキの顔を覗けば、頬をぷっくり膨らませ、鼻に皺が寄ってる。
ちょっと可愛い……
なんて悠長な事を考えれば、
「今、僕の事可愛いって思ったでしょ?」
と、まぁエスパー並の言葉が返ってくる。よく分かったな。
「そんな事よりコレです!なんですか?この動画!しかもコレだけじゃないですよね?まだ何本かダウンロードしてますよね!?」
スマホを取り上げられてる以上、誤魔化しは出来ず、素直に肯定する。
「それ含めて4作品……かな?」
「7作品ですっ!VRが3作品ありました!!」
あ、VR忘れてたわ。てか把握してたなら言わせないで恥ずかしい。
一応言い訳をしたいのだが、今のミキの雰囲気では叶いそうもない。
ミキの怒りがおさまらないと難しそうだ。
どうにかしてなだめたい所だが、今は何を言っても火に油を注ぐようなモノだし、どうしたものかと顔は神妙にしつつ、今の状況の打開策を考えあぐねていたら、
「僕が居るのに……っ!!」
泣かれた。
「あ……ごめん……ミキごめん」
「やっぱり……女の子の方がいいですか?僕じゃ……ダメでしたか……?」
「いや、本当にごめん……」
この事に関しては、謝る事しか出来なかった。
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『花咲ちゆん』
通称『はなちゅん』は、最近見つけたセクシー女優だ。ダウンロードした7作品とも、はなちゅんの単体作品である。
で、はなちゅんの外見は、ショートカットで小柄スレンダーなので一見少年に見える。
作品の傾向も「男の子だと思ったら!?」系が多く、そしてこの手の女優さんにしては珍しく、Sっ気満載。
俺のお気に入りシチュは「男装のボクっこ、女性だとバレて男性に犯されると思ったら逆に犯してやりました」系。
実は、俺のスマホから聞こえてた鼻にかかる高い声は男性の声で、パンパンとぶつかり合う肉の音はペニバン着けたはなちゅんが男を掘ってる音なのだ。
はなちゅん、目元と鼻筋がミキに似てたんだよね……しかもSっ気満載な所も似てるからさ……
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「こういう子がタイプなんですか?しのぶさんは」
エグエグと泣きながら、はなちゅんがパンパンと男優を掘ってるシーンを俺に見せつけてくるミキ。いや本当に地獄だな、この状況。
「えっと……」
「やっぱり言わないでぐだざいいーーもっと泣いちゃうのでぇぇぇ……」
ミキは、正座をさせられてる俺の膝にまたがりギューギューと抱きついてきた。スマホから流れてくる映像と音声が居た堪れないので、ミキからスマホを取り上げ動画アプリを閉じる。
そもそも何でミキが俺のスマホをいじってるのかって話もあるが、そこは特に気にしてない。
「この件は本当にゴメン。ミキの気持ちを考えていなかった俺が悪いです。本当にゴメン。軽率だった。あと、言い訳するのであれば、この女優さんがミキにちょっと似てたので思わずダウンロードしてしまいました」
宥めるようにミキの背中を擦りながら謝罪と言い訳をする。
「僕に似てる……?」
スン、と鼻をすすりながら俺の顔を覗き込むミキ。泣き顔も可愛い。
「しのぶさん、僕のこと可愛いって思ったでしょ?」
そしてバレる。
せっかく顔と顔が近づいたので、チュッと軽くキスをする。
相変わらず天使の羽でも降りてきたのかってくらい軽くて柔らかい。
「誤魔化さないでくださいっ」
プクっと頬を膨らませるミキだが、少し機嫌が治ってきてる。俺はその瞬間を見逃さず、素早くスマホを操作し、件の動画パッケージを開き、ミキに見せた。このパッケージが一番似てると思う。
「『ボクっ娘ドS調教~自慢のペニス(偽)で堕としてアゲル♡~』………」
タイトル読まれると居た堪れないのだが、画像をスワイプさせ、女優の顔を拡大し、手のひらで口元を隠して見せた。
「こうすると、似てるんだよ。ミキに。体つきもスレンダーだし、小柄だし……まぁ何言っても言い訳でしか無いんだけどさ、ホラ……最近仕事が忙しくて休日出勤も続いて、なかなか休みの日も一緒に居られなかっただろ?だからすこーし魔が差したと言うか……ミキに似てるからドキドキしたと言うか……」
再びスマホが奪われ、ミキが画面をマジマジと見てる。出来れば再生はしないで欲しい。
「……僕の妹にも似てます……」
「いもうと……」
確か、ミキの家族全員そっくりと言う奇跡の遺伝子を誇ってたよな?って事は
「僕にも似てるって事ですね……しのぶさん、僕の事、今も好きですか?」
「はい……」
「言葉にして言ってください」
「ミキが好きです」
「よろしい」
ミキはニッコリと笑って俺にスマホを返してくれた。
ただし、その笑顔がとても怖かった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
「とは言え!お仕置きはしますからね!僕、すっごく!すっごーーーく!!傷ついちゃいましたから!」
ニッコニッコしながら嬉しそうに、俺の両手を後ろ手にしてタオルで縛るミキ。俺も謝罪の意を込めてされるがままになる。
「痛くないですか?」
「大丈夫」
お仕置きの筈なのに気を使う所がミキらしい。
後ろ手に縛られた状態で、ベッドに座らされる。ちなみに、上はシャツ1枚、下はパンツ1枚の格好だ。シャツのボタンは真ん中まで外され、少し身じろぎすれば乳首がチラチラ見える、なかなか羞恥心に煽られる。
これから、何をされるのか不安半分、期待半分でいると、ミキが自分のスマホを取り出して動画を回し始めた。
「ふふっ……しのぶさん、えっちな動画が欲しいなら作りましょ。僕、学生の頃バイトで動画編集もしてましたから、結構得意なんですよ」
「ぅわー……マジか……」
「ちょっとエッチなイメージ動画……みたいなコンセプトで行きますね」
そう言うミキは、とてもとても良い笑顔だった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
――名前は?――
「えっと……新井しのぶです」
――しのぶ君、て呼んでいい?――
「はい」
そんな始まりから、よくあるイメージ動画のような質問を次々にされ、適当に答えていると、じょじょに際どい質問にすすんだ。
――恋人はいるの?――
「います」
――いるのにエッチなビデオに出ちゃうんだ?――
「あ……えっと……」
ミキに質問されてるのに、言葉に詰まる。
――エッチするのは好き?――
「すっ……好きです」
――……しのぶ君は、誰とでもエッチしちゃうのかな?――
「しないです!好きな人としかしないです!」
――えー?でも今エッチな動画撮ってるよね?――
「それは……」
――気持ちと身体は別物かな?――
ミキとのやりとりなのに、別の誰かと話をしてる錯覚に陥ってる。きっと画面越しで、他人行儀の様に話しかけられてるせいだろう。だんだんと、俺も恋人が居るのにエッチな動画に出演してるのでは?と勘違いしそうになる。
――そろそろ、しのぶ君の感度を知りたいな――
ミキがそう言って、ツツツと開いたシャツの間に人差し指を入れ、俺の乳首の先をくすぐった。
「んんっ!!」
びくっと身体が跳ねる。
――ふふっ……可愛い反応だね――
ピンッピンッと指で弾かれる度にビクンビクンと反応してしまう。
――これは?――
そう言って乳輪をスルスルと縁取るようになぞられ、キュっとつねられる。
「あぁっ!!」
一番敏感な先端から外れたので、少し気を抜いた直後の刺激に声が抑えられなかった。
――乳首好きなんだ?――
質問されている間もムニムニと摘まれ刺激されているので、まともな会話も出来ず、コクコクと首を縦に振って肯定した。
――もしかして乳首だけでイケるのかな?――
乳輪を摘まれながら今度はカリカリカリ、と先端を爪で撫でるように刺激される。フルフルと首を横に振って否定する。開発はされてるがココだけではイケない。もどかしい感覚が下半身に繋がり、ペニスの先端から先走りが滲み出てる。
――あぁ、濡れちゃってるね。触りたい?――
ミキの指先が下着の上から形をなぞるようにソフトタッチで撫でてくる。
「お願い……触って……」
両手が縛られてるので自由がきかない。いつもだったらすぐにでも自分で自分の気持ちのいい場所を刺激し始めるのだが、そうもいかず、身体がもどかしいままだ。
しかもミキはスマホで撮影しながら俺の身体を弄っているから、中途半端な刺激しか貰えない。もっと、もっと触って欲しいのに。
顔を上げて、画面越しにミキの顔を見る。やつも頬が紅潮して、興奮してるのが手に取るように分かる。
「……しのぶさん……めっちゃいい表情してますよー……僕も興奮しちゃう……」
「なぁ……ミキ……後ろの取って……触りたい……俺、気持ちいーことしたい……」
素に戻ったミキにお願いするが、いい笑顔で「だーめ♡」と拒否され撮影が進んだ。
――しのぶ君の可愛いオチンチンが膨らんで、先っぽがパンツから見えちゃってるね、もっと良く見えるようにパンツ下げてあげようね――
片手で俺の下着をずり下ろすミキ。俺も早く触って欲しくて、脱がしやすいように腰を上げた。
――そんなに見せたいの?しのぶ君はエッチだなぁ――
ズルっとパンツが下げられると、俺のペニスがプルンと上を向いて飛び出した。先っぽからは透明な先走りがトロトロと流れている。刺激こそ少ないが、拘束されてるもどかしさやら、中途半端に身体を弄られるので、期待も込めて反応してしまう。
――もうピンと上向いてるね、かわいいよ。しのぶ君のオチンチン。撫でてあげようね――
そう言うと、ミキは先端を包み込むようにクルクルと撫で始めた。先走りも手伝ってヌルヌルとした刺激が腰に来る。
「あ……っ……ん……!」
もっと強い刺激が欲しくて、俺は膝立ちになりグッと腰を前に突き出した。
「なぁ……ミキ……ミキ……もっとぉ……」
――ミキ?君の恋人の名前かな?撮影で恋人の名前を呼ぶなんて無粋だねぇ――
あくまでもイメージ動画の撮影の体で進めるつもりらしい。まぁ、お仕置き……なんて言ってたし、この態度もその一環なのだろう。なんとなく、そのうち、なし崩しにミキがミキとして俺の事を抱いてくれると思っていたのが間違いだったみたいだ。そっちがその気なら、俺も全力で応えよう。
俺だってミキを悶えさせられる位には可愛い容姿してるからな。
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
すみません、続きます。
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