同化進化型のナノボット「クリア」

クライン・トレイン

文字の大きさ
26 / 50
影の街編

26話 半狂乱の妖刀所持者

しおりを挟む
住民は破壊されていく状態をただ黙って見ていた

エクスラ
「影に支配されて、心まで失ったのかこいつらは」


「そうだよ!こいつらはこの町から一切抜け出せないと悟った時
諦めを覚えたんだ!私達と同じようにね!」

エクスラに女が襲い掛かってくる
目の前に無数の手足が出現する

住民
「おい!やめろ!」
「そいつは俺の手足だ…!やめてくれ…!」

女はそれを一目だけ見ては笑いながら斬りまくる

住民
「ぎゃあああああああ!」
「俺の手足が…!」

住民は無数の手足を綺麗に切り落とされたので四肢切断状態となる
住民は怯えた

エクスラ
「妖刀に感化されて狂ったのかよ」

エクスラは聴覚特化で
妖刀のわずかな音に過敏に反応して
握力特化で両手で白羽取りする

握力特化でも、かなり厳しい程に強力な振るい力があり
震えながら白羽取り状態を維持する


「妖刀が私に道を教えてくれた…!
奴隷だったあの頃なんかより、今の方がずっと楽しいよ…!
狂いながらも、奴隷の頃じゃ味わえなかった強さを噛みしめて生きれるんだから…さ!」

妖刀がエクスラから経験値を徐々に習得していく


「もうすぐ経験値がレベルアップ手前までいくよ
そうなった時、あんたの強さは私より劣る事になる

私の地力の力が弱かろうと、妖刀兵器さえあれば何とかなるのよ」

女の攻撃力が40だとすると
妖刀兵器を装備すると攻撃力は120など跳ね上がる

これはエクスラの特化能力よりも強力な状態へとなる合図である



エクスラ
(徐々に白羽取りしている両手から妖刀が全面へ外れそうだ
このままじゃ俺の身体は真っ二つだぞ)

エクスラはイチかバチかで
握力最大特化で妖刀を粉々にしようとする
妖刀は、ヒビが入る

女は驚いたが、直ぐに笑って見せた



「この妖刀兵器の凄い所はね、適正レベルに近い程強さが高まるの
そして、今ヒビを入れた状態は一番適正レベルに近い事を意味する」

もうすぐレベル26になる手前だ
つまりは、妖刀がエクスラを倒せると見込んでいる事だ

エクスラの特化能力ですら歯が立たない力強さと
嘆きの力はレシアの力が弱まっているから出せないので回避する事にした

エクスラは走ってとりあえず回避運動しながら辺りを見渡す
家が全て壊されていた
逃げ回っていたかいもあって、女の妖刀兵器によって切り刻まれて
住民は手足を失った人間も数知れず



そんな時
エクスラの前では無数の手足が出現した

エクスラ
「こんな時に限って目の前に出て来るなよ…!避けれねぇじゃねぇか…!」
(後ろでは半狂乱で笑いながら女が擦り寄ってきてる…
それに俺は回避運動して逃げ回っていたが、本当に本当に何もねぇよ
まるで隔離されているみたいだ

隔離されているから、ここには何も無い
よって俺がただただ殺されるルートだという事になる…!)

エクスラは瞬間にそう思考してから目の前の無数の手足が出現している影のフィールドを見る

エクスラ
「賭けてみようか…!いざ、影のフィールドへ乱入だ!」

非物理干渉されるか心配であった
何故なら、影のフィールドからは無数の手足という住民と繋がっている領域だからだ
そこに何があるか分からなかったが、何よりも今の状況ではどうする事も出来ないので影のフィールドへ突入した
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

拾われ子のスイ

蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】 記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。 幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。 老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。 ――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。 スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。 出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。 清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。 これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。 ※週2回(木・日)更新。 ※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。 ※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載) ※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)

緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。 夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。 壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。 異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。 異世界叙情ファンタジー、開幕── ※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。 挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

貞操逆転世界に転生してイチャイチャする話

やまいし
ファンタジー
貞操逆転世界に転生した男が自分の欲望のままに生きる話。

処理中です...