僕の心はバイブレーション

ムスタングス先生

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巻き込まれる学校生活

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すいません。僕はその言葉を言おうと言おうとずっと夜中中考えていた。
悪いのは僕なんだ。悪いのは。とにかく僕で僕以外は悪くない。他は悪くない。僕が、僕が悪いのだ。
ずっとそうやって自分を責め続けていたらなんだか自分は全くもって悪くなくて全てにおいて直樹が悪いように思えてくる。僕は一つも悪くないのだ。そう自分に言い聞かせまくる。まるでイヤホンで《僕は悪くない》と永遠とループ再生している感じで自分をどんどん自分で洗脳していく。
月や星を見ることもなく、両耳にイヤホンを付け落ちていく自分を永遠の時間自分が俯瞰して見ているような、、そして時間と共にその俯瞰した視界もグルグルと周る感じで僕はどんどんと狂っていく。
そして同時に相手への憎しみも増加していき。
僕は彼に謝る気が一切無くなってしまう。


朝になり彼への憎しみなどが下がり、少しだけ謝る気が出てきたりして表面上だけ謝る事にする。


「す!すいませんでしたーー!!」
僕は声を裏返しながら、ここ一年で1番の大きな声を出して謝った。
そして僕はゆっくりと直樹の顔色を見ながらそっと顔を上げていく。
すると鬼のような顔でただ僕の方を見つめていた直樹と目があって僕はササっと元の下を見てお辞儀している形へと体を瞬間的に戻す。
バレただろうか。
僕が一瞬お辞儀をやめようとした事バレただろうか。
何て考えながら、ただ少し汚れた床を見つめていた。すると埃が風で僕の視界内に入り僕の目の前の静止画が動画へと変わりなんだか面白くなってしまい僕はクスっと笑いそうになるのを必死に抑える。
そう。僕はこんな事を考えている時点から分かる通り、本心から謝れていない。
僕は多分こうして一生謝れないのだななんて思いながら今もこうして嘘を継続している。
僕がそんな風に笑いを堪えていると、なんだか笑い声が聞こえた気がした。
そして僕はもしかしたら直樹が笑っているのか?なんて思い直樹の方をチラリと先程の目が合うとかいう失敗を活かして、今回はなるべく顔を動かさずに視界だけ動かして相手を見る。
直樹は未だ鬼の形相で笑っている風ではない。強いて変わっている部分といえば、やけに汗をかいているな、という程度だ。
じゃぁ、この英語で書くならばHAHAといった感じのいかにもな、明るい笑い声は一体。
僕は下を向いてるからよく分から、、
「おい!ちょっとこい!」
と、直樹の声が突然したと思ったら僕のピシッと直角に折れ曲がって誠意を示していた腕が動かされた感覚がして、するとその動かされた腕と同じ方向に自分の体も動く感じがその後に来て、、
「な!なにするんだよ!!突然!」
僕はいつのまにか直樹に腕を掴まれて運ばれていた。
そしてそれと同時に顔が上がり、ようやくその笑い声の正体が分かった。
クラスメイト達が笑っていたのだ。しかも三、四人ではない。クラスメイトの過半数がだ。
どうして、笑われたのだ?
僕は決しておかしな事はしてないというのに。
「いいから!早く来い!」
と、僕は直樹に半強制的に教室内から連れ出された。
そして直樹は廊下に出るなりビシ!っと力強く教室のドアを閉める。
「教室内であんなに大きな声で突然謝るやつが何処にいる!!いや、ここに居たな、この馬鹿松井が!おかげで皆んなにメチャクチャ笑われたじゃねぇか!」
突然怒鳴ってくる。
「あ、いや、、ご、ごめん。」
僕はその圧力に押し任されて反射的に、謝る。
「あと、お前な!その謝り方と謝った後の態度やめた方が良いぞ。真面目に謝ってないように見えるから」
と、言われる僕なのだが、真面目に謝ってないのはまたまた正しい訳で。
「あぁ、ありがとう」
「俺だから許してやるんだぞ」
「あぁ、ありがとう。」
「俺じゃなかったら許して貰えないからな!」
「あぁ、ありがとうな」
「いやぁーー!俺優しすぎるだろ」
「あぁ、ありがとうです。」
「まぁ、今回のことは許してやるよ、って、さっき許してやると言ったかー!ハハハ!」
「あぁ、本当にありがとうな」
「ハハハハハハハハハ!!」
「あぁ、ありがとう」
「ハハハ!」
「ありがとう」
「って、お前、、」
「ありがとう」
「まぁ、良いか、お前はいつもそんなだしな」
「ありがとう」
「にしても、俺って!ハハハハハ!」
と、高笑いを上げる直樹。
「ありがとう。」
なんて言っている僕は反抗期。

「ハハハハハ」
「ありがとう」
「ハハ」
そんな直樹の笑い声が途中で止まったかと思ったら。
誰も開けないと思っていた教室のドアが突然開いた。
「HAHAHAHA何やってんだよお前ら」
ま!正人!?
「正人、、どうして」
僕は突然入ってきた、いや、出てきた正人に驚く。
「あまりにも二人が戻ってこないからだよ、皆んな笑いながら待ってるぞ?HAHA」
「そかそか」
下を向いてそう言う。なんだか教室内で言ったの失敗だったかも。
後で教室に入るの恥ずかしいし、、
僕がそんな事をグルグルと考えていると

「あ!!!直樹の思い人らしき人!!」

正人は大きな声で指さしてそう言う。

「へ??うそ!!」
僕がその方向を見ると確かに以前僕が疑った思い人かもしれないという人がそこに居た。

そして僕は直樹の方から異様なほどの熱気が伝わってきた気がして。
僕は恐る恐るそちらの方向を見ると。
「お前もかぁ!!!!!!!!!!!正人!!」
と言ってみるみるうちに鬼の形相へと変化していく。
僕はクルリと逆側を向く。目を合わせてはいけない。巻き添えを喰らう。
すると正人と目があって。
「ひ、ひ!!ご!ごめ、ごめん直樹!お!俺声に出すつもりは無く!!逃げるぞ!松井!」
と、汗を飛ばしながら走る姿勢に瞬間的に正人は変化させ僕の腕を掴んで、、
って!?デジャブ!?
僕は正人に腕を掴まれて廊下を全速力で走らされる。
「な!正人!僕は今回悪くない!悪くないのになぜ!!」
そう言って僕は、僕を持つ正人の手を振り解こうとするのだが
「おまえらーーーー!!」
という声が逃げる後から聞こえてきて僕は正人と仲良く腕を掴み合って逃げる。
僕は正人の方を見て笑顔で言う。
「正人さん、やべーわ!ハハハ」

そんな僕らは青春中(男の)







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みんなの感想(1件)

紅茶 螺鈿 (こうちゃ らでん)

口語と文語が混ざりあっていて、面白い文章構成ですね。参考にさせていただきます

解除

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