最弱で最強な人形使いの異世界譚

大樹寺(だいじゅうじ) ひばごん

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二七五話

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「ふぁっ!?」

 何でオベリスク? オベリスク何で?

「? どうしたのよ? 急に変な声出して……?」

 突然上げた俺の奇声に、何事かとミラちゃんとイースさんが振り返り、セレスが冷ややか目でそう冷静に聞いて来た。

「あぁ……いや、何でもない。気にしないでくれたまへ」

 と、一応誤魔化すが、セレスの訝し気な視線が消えることはなかった。
 しかし、こんな所になんでまたいきなりオベリスクが……?

 ちなみに、オベリスクとは古代エジプト時代に神殿などに建てられた尖塔型の記念碑のことである。
 とはいえ、ここでいうオベリスクとは別物だがな。
 
 では、俺がいうオベリスクとはどういうものなのか? それは、勿論『アンリミ』でのオベリスクについてである。
 『アンリミ』におけるオベリスクとは、大規模PvPであるクラン戦にて、一定範囲の自軍に有利になる効果、もしくは敵軍に不利になる効果を付与するバフ、デバフモニュメントであった。

 戦闘能力のみが評価されがちなクラン戦において、生産職も積極的に戦闘に参加できるシステムを、という名目で取り入れられたのが、このオベリスクシステムである。
 オベリスクは非常に強力な効果を持つものが多く、クラン戦では自軍のオベリスクを如何に早く、そして効率的に建て、どれだけ敵軍のオベリスクの建設の妨害、及び、破壊が出来るかが、勝利への重要な要素となっていた。

 つまり、オベリスクを相手より沢山建てればつおい、ということだ。
 とはいえ、クラン戦では参加人数が制限されているため、オベリスクを立てる建築系生産職と、実際に戦闘を行う戦闘職のバランスをどう配分するか、そこが極めて重要な戦術となっていた。

 例えば、脳筋ヨロシク、全員戦闘職の開幕全軍突撃スタイルで、相手がオベリスクを立てる前に早期決着を狙うか、はたまた、戦闘職は必要最小限の少数精鋭として、残りをガテン系で固めて、超高速でオベリスクを乱立させるか。
 それともオーソドックスに均等にして建設、戦闘の両方をトントンにこなせるようにするか。
 など、その戦術は多岐にわたる。

 中には、超イロモノ編成もあり、全員ガテン系で、デバフ系オベリスクを立てまくって相手に碌に行動をさせない、なんて異色なクランもあったな。
 消費スタミナ激増、行動速度激減、スタミナ回復量激減、とか極悪三種盛フィールドにうっかり足を踏み入れたら、スタミナが瞬間でゼロになり、並以上のプレーヤーでも抜け出すのが困難になってしまうのだ。

 で、あとは煮るなり焼くなり、動けなくなった敵を一人ずつ全員でフクロにしていくのである。なんとおぞましい限りだ……

 と、そんな感じでそこにクランの特色が出たり、駆け引きがあったりするわけだな。

 なんて話はさておいて……

 そもそも、オベリスクは通常フィールドや、マイガーデンには設置出来ず、クラン戦専用のフィールドにしか設置出来ない専用オブジェクトなのだが……
 とはいっても、井戸を始め、本来、マイガーデンにしか設置出来ないはずのオブジェクトが置けている時点でそれは今更か。
 
 てか、別にオベリスクを建てているいるつもりなんて無かったんだがなぁ……
 普通は、井戸や風呂など同様、効果を持ったオベリスクをコマンド指定して建設するのだが、一体、どんなフラグが立ったら手作り仏壇モドキがオベリスク化するのやら……謎である。

 とかなんとかいったところで、オベリスク化してしまったのなら、もうそれは受け入れるしかあるまい。
 俺がどう思おうと、現実が変わるわけではないのだから。

 ならばと、起きたことは受け入れつつ、取り敢えず効果だけでも確かめておくことにした。
 ないとは思うが、もし、ここで生活する人達に害になる効果だった場合は、悪いとは思うが即刻破壊しないと危険が危ないからな。
 と思い、早速仏壇モドキへとアクセスすると、オブジェクト名に【オベリスク・ジーノの祭壇】と出た。
 名前は……まぁ、想定の範囲内か……さて、肝心の効果だが……

「ぶっ!」

 そのあまりにふざけた効果に、つい吹き出ししまった……

「ちょっ! 何よっ急にっ!」
「あっ、いや、すまん。ちょっとな……」

 そんな俺に、再びセレスの冷ややかな視線が飛んでくる。
 そんな視線をしれっと受け流し、咳払い一つ気持ちを改める。

 しかし、【幸運値プラス50パーセント】って……ありえんだろ?
 
 【オベリスク・ジーノの祭壇】の効果の詳細は、範囲内の【所属・スグミ】に該当する対象の幸運値をプラス50パーセントする、という代物であった。

 【所属・スグミ】というのがいまいち誰が該当するのかは分からないが、少なくともミラちゃんとイースさんは含まれているのは間違いないだろう。
 なにせ、雇用関係にあるわけだからな。

 といわけで、一応、確認の為にオプション画面から色々と調べてみたら……あったよ。

 いつのまにやら俺名義、【アラダカ スグミ】でクランが設立されており、そこの所属にミラちゃんとイースさんの名前が載っていた。
 ホント、何時の間に出来たんだこれ?

 てか、セレスの名前はないんだな? 一応ではあるが、彼女も雇用しているはずなんだが? 何か違いがあるのか? 分からん……

 次いで、オベリスクの効果範囲を確認すると、どうやらこの屋敷内とその僅かな周辺、といった感じだった。
 つまり、この屋敷の内部、もしくはその付近にいた場合、ミラちゃんとイースさんの幸運値がプラス50パーセントされる、という効果の様だ。
 
 で、問題なのがこの幸運値がプラス50パーセントされる、という点だ。
 幸運値というのは、いってしまえば運の良し悪しを数値化したようなものである。
 単純に高いと運が良く、低いと悪い。

 『アンリミ』ではこの幸運値が、基本的にあらゆる行動に影響を与えるとされており、例えば攻撃の命中回避、威力の増減、罠の発動の有無から解除の成否、敵を倒した時のアイテムドロップなど、むしろ影響しないことの方が少ないと考えられていた。
 ただし、幸運値はプレーヤー自身がステータス画面で確認することが出来ない数値であり、所謂、マスクステータスと呼ばれるものだった。
 また、その値は固定ではなく、ログインしたり何か行動を起こす度にその都度数値が変化する仕様になっている……と、いうのがユーザー間での認識であった。

 認識、とあるように、これらの情報は運営が正式に発表したものではなく、あくまで有志による推測だ。
 とはいえ、長期にわたる様々な検証、実験などによって行き着いた結果であるため、それなりに確度が高い情報とされていた。

 なので、ゲーム内でガチャを引いて、お目当ての物が中々出ない時などに、何度もログインを繰り返す、通称・幸運値調整なる儀式を行うユーザーも少なからず存在していた。
 実際、この行為に効果があるのかないのかはよく分からんが……

 で、だ。

 この幸運値だが、実際にどうプレーヤーに作用しているかというと、成否判定の際に成功の下限値に幸運値分が加算されているのではないか? というのが、もっとも有力な説とされていた。

 ニュアンス的には、本当は失敗だけど、運が良かったから成功になったよ、的な感じだろう。
 つまり、あくまでちょっとしたラッキー程度のものでしかないのだ。本来なら、な。

 事実、『アンリミ』にはこの幸運値に影響を与えるアイテムやスキルがあるが、それだって0.1パーセント単位、よくて1パーセント単位での微増が通常であった。
 
 それが、だ。
 もし、この仮説が正しいとしたら、ミラちゃんとイースさんは、この屋敷に居る限りにおいて、すべての成否判定の底地が50パーセントあることになるのだ。
 つまり、何をするにしても大体二回に一回は成功する、ということになる。
 それも、技術云々関係なしに運だけで、だ。
 
 これが如何におかしいのか、それをもの凄く大雑把に例えるなら、宝くじを一枚買って、それが一等である成否判定をした場合、二回に一回くらいの頻度で当たる、ということである。
 ……な? おかしいだろ?

 正確にはもっと複雑な計算がされるとは思うが、『アンリミ』ではこんな感じの認識なのだ。

 ちなみに、『アンリミ』では幸運値を5パーセント増加させるアイテムが最上位レアリティである神話級ミソロジークラスに存在するのだが、50ってあーた……

 いくら範囲と対象が限定されているオベリスクの効果とはいえ……ジーノさんや? あんた神を超えたんか?

 ただ……ただなぁ……

 惜しむらくは、この効果の対象が【所属・スグミ】という点だろうか。
 つまり、俺に属している人には効果があるが、俺自身には何の効果もない、ということだった。

 俺が作ったからこういう制限が入ったのか、それともオベリスクとなってジーノさんの意思的なサムシングが何かしらの影響を与えているのか、はたまたそれ以外の要因か……

 まぁ、文字通り神ががっている効果だけに、恩恵を受けられないのは残念ではあるが、肝心のミラちゃんとイースさんにちゃんと効果があるなら十分だと思うことにしよう。
 元々なかったものと思えば惜しくもない。

「なによ? さっきから変な声上げたり、難しい顔したり、かと思ったら何か勝手に満足そうにしてるし?」

 なんて考え事をしていたら、隣に立っていたセレスにそんなことを言われた。

「いやなに……中々に満足のいく物が作れてよかったな、と思ってな」
「……そう?」
 
 俺の返答に納得出来なかったのか、セレスの表情は怪しんだままではあったが、言葉の上では一応は納得してくれたらしい。
 
「ミラちゃん、イースさん」

 そんなセレスを他所に、俺は二人に声を掛けた。

「あっ、はい。何でしょうかスグミ様?」
「何? お兄さん?」
「……これからは何か良いことがあるといいな」
「あっ……はい。何から何まで、本当にありがとうございます……」

 そう言って、イースさんが深々と頭を下げ、それに倣ってミラちゃんも続いて頭を下げたのだった。

 ♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢

 その後は、ミラちゃんとイースさんの荷物の片付けも済ませ、他で働いている侍女達の手伝いを行うことに。
 ミラちゃんとイースさんは東棟の掃除に、俺とセレスは昨日計画した水回りの改装工事のため、厨房周りに手を加えることにした。
 
 屋敷で寝泊まり出来るようになったことで、作業時間も格段に増加。
 お陰でこの日一日で、厨房の水周りと東棟の整備が完了した。
 
 工事前は、見るからに中世の厨房、みたいな感じだったが、今ではすっかりシステムキッチンのそれである。 

 東棟に至っては、絨毯も敷き終わり、今までベルへモス解体場に置かれていたベッドも各部屋へと搬送も完了したことで、今晩から使えるまでになっていた。
 細かなレイアウト調整はまだまだだが、普段使いする分には十分だろう。

 大まかな作業が終了した時点で、今日の作業は終わりとして、その後はメイドさんが作ってくれた夕食を平らげ、風呂に入って就寝である。

 ちなみに、現状、この屋敷に男は俺一人であるため、風呂は貸し切り状態で非常に広々と使うことが出来たのは良かったな。
 なにより、隣の女湯から聞こえるキャッキャッウフフな声に、誰の目を憚ることもなく妄想を捗らせることが出来るのはヨシっ!
 俺のエクスカリバーがエクスカリバーしているところなど、人に見せられるものではない。

 で、何気に、この屋敷この部屋で過ごす初めての夜である。
 ここまで来るのに長かったなぁ……と、感慨深く思いながら、俺は眠りにつくのだった。おやすみなさい。すや~。
 
 
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