275 / 353
二七六話
しおりを挟む……そこは白い、ただただ白い空間だった。
ああ、これは夢か……と、不思議と自然にそう感じた。
夢を夢だと認識出来る夢を何といったか? そんなことをぼんやりと考える。
それにしても随分と不思議な夢だなぁ……
ただただ白いばかりのこの世界。
夢とは記憶の整理だとかなんとか……そんな話を聞いたことがあるが、こうも真っ白では記憶の整理もクソもなかろうに。
……で? これ、いつまで続くん?
暫く、ぼぉー、としてみたが、何か変わるわけでもなし……
楽しい夢、不思議な夢、怖い夢……
今まで色々な夢を見て来たと思うが、なんというか……ここまでつまらない夢も初めての様な気がする。
「?」
これならいっそ、エッチィ夢の方がよかったなぁ……なんて思い始めた時、ふと背後から何かの気配を感じた。
何かと思い振り返ると……
「ぬおっ!」
そこに一人、知らない顔の年若い男性が立っていた。歳は俺と同じか、やや上といった感じだろうか?
知らない顔だが……何処かで見たような気がしないでもない。
はて? 何処だったか?
「…………」
男性は何も言わず、ただただ俺をじっと見ているだけだった。
「…………」
俺から声を掛けることもなく、無言で見つめ合う男二人。
それから少しして、男性の口がもごもごと動いたような気がした。声は聞こえない。
何か言ったか? そう聞こうとした時には、男は小さく頭を下げすーっと白い世界に溶けて消えてしまった……
はて? 一体あれは何だったのか?
と、そんなことを思っていると、遠くで誰かが俺のことを呼んでいる声が聞こえて来た。
聞き覚えのある声だ。これはミラちゃんだな。
と、いうことは起こしに来てくれたのだろう。
それに気づくと、俺の意識は俺の意思とは関係なしに、白い世界から急かすように追い出されたのだった。
♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢
「どうしたんですか、お兄さん? さっきからずっと難しい顔して?」
「ん~、なんかすっげー変な夢を見た気がしてさ……」
ミラちゃんに起こされたあと、着替えて食堂に来た俺は、イースさんが用意してくれた朝食をモグモグと咀嚼していた。
今、食堂で呑気にメシを食っているのは俺ともう一人いるだけで、他の子達は既にお仕事を始めていた。
「へぇ~、どんな夢だったんですか?」
「それがぜんっぜんっ、思い出せないんだよ……」
「思い出せないの、何で“変な夢だった”ってのは分かるのよ?」
と、そんなツッコミを入れるたのは、そのもう一人。俺の隣で同じく朝食を啄んでいたセレスだった。
「それな。この……何て言うのかな? 喉の奥にタンがこびりついて全然出で来ない的な違和感?」
「ちょっ……食事時に汚い喩えはやめてよ……」
仕方ないだろ? まんまそんな感じなんだから……
しかし、なんかモヤるなぁ……
普段は夢の内容なんてまったく気にしない性質なんたが、今日に限っては異様な程気になって仕方ないのだ。
なんでだろ? なんた凄く大事な夢だったような? そうでもないような?
ああっ! モヤるぅっ!
そんなもやもやを抱えての朝食となったが、その後、セレスが作ってくれた西棟の改築案に目を通したり、実際に施工したりしているうちにすっかり夢のことなど頭からすっぽりと抜け落ちてしまったのだった……
♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢
朝食後。
セレスの提案で、研究員用に別途風呂を造った方がいい、ということになり、新しい浴場の設置をすることになった。
理由としては、まず、大前提として研究員達は必ず汚れる、という点だ。
彼らの仕事内容が生物の解体研究だからな。これはやむなしだろう。
で、仕事終わりにそのまま中央棟にある風呂まで歩いて行ったらどうなるか? ということだ。
これは、西棟に絨毯を敷かなくした理由と同じである。
とはいえ、体をある程度綺麗にしてから屋敷に入るにしても、水場となる小川は屋敷からはそこそこ離れた場所にあり、都度通うには不便であった。
なら、近場にもう一つ井戸を設置して、そこで洗ってもらおうかとも思ったが、そもそも研究がいつまで続くか分からないということが問題になった。
というのも、今は暖かいからまだいいが、もし、冬まで続いたらどうすんだ? ということである。
この辺りの冬はかなり冷えると聞く。それこそ、凍る程冷たい水で体を洗えと?
流石にそれは可哀想だろ……
ということで、だったらと、仕事場である解体場に直接風呂を設置するのが一番確実かつ堅実ではないか、という結論に至ったわけだ。
ただ、建屋の内部に風呂を入れると、色々とデッドスペースが生まれてしまうので、建屋の外に後付けで設置することに。
外から見ると、一ヶ所だけ、ボコっと突き出た形になっているが、正面からは見えない背面に作るので、まっ、かまへんやろ。
そんなこんなで、午前のお仕事はこれにて終了となった。
♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢ ♢♢♢
「ふむ。やることがなくなった……」
なんやかんやで作業を終えた昼食後。
一通り仕事を終えてしまった俺は、自室のベッドの上ででぼけーっと、寝転がりながら呆けていた。
メイドさん達が来てからというもの、雑務的なものはすべて彼女達が片付けてくれていたので、昨日までの忙しさは何だったのか? という勢いで、すっかり手持無沙汰となってしまっていたのだ。
勿論、そんなメイドさん達は俺に代わってまだまだ絶賛仕事中である。
一応、何か用があれば声を掛けてくれとは言ってはあるが、今のところ、とくにこれといったことはないらしい。
もし、次に俺に声がかかるとすれば、それは西棟にベッドなどの家具を搬入する時だろう、とはマレアからの話しだ。
つまり、それまでは実質の自由時間、ということになる。
しかしなぁ……
ラルグスさんとの約束もあるので、マキナバハムートの修理には手を付けられないし、そもそも、一応だが、俺はここの現場責任者という立場なので、勝手にフラフラとどこかに行くのもアレだ。
もし、何か急な問題が起きた時、俺いませんでした、というのは問題だろ?
それに、俺に急な頼み事が出来るかかも知れないしな。
となると、案外、やれることがなかったりするのだ。
なら、折角手に入れた自室だ。ここでこのままのんびり昼寝でも決め込むか? と、思った矢先。
「あっ、そういえば、総入れ歯……」
ふと、擱座した馬車のことを思い出した。
先日、侍女隊が屋敷に来るときに壊れてしまった馬車のことだ。
ちなみに、総入れ歯はなんの関係もない。ただ、言ってみただけである。なんとなく語感が似てね? そういえば、と、総入れ歯。
灯台下暗し、と、大正デモクラシー、くらいは似ていると思うんだが? どうだろ?
……なんてどうでもいいか。
で、何の話しだったっけ? ああ、そうだ。馬車の話しだ。
大して広くもない道に、壊れた馬車を放置しておくのも邪魔なので、俺が回収し、今は亜空間倉庫に保管されていた。
この馬車についてはそのうち手が空いたら俺が修理する、という話しになっていたことを思い出したのだ。
馬車の修理いつやるの? 今でしょ!? っは、ちと……いや、かなり古いか?
なんてバカな考えを振り払うように勢いをつけてベッドから跳ね上がると、扉に「工房に居ます。御用の際はそちらまで」と張り紙を張り自室を後にした。
で、工房に到着。
扉に掛かった本人認証のロックを解除して中へと入る。
「取り敢えずは馬車を出さないとな……」
ということで、ほいっ、と適当な場所に馬車を取り出す。
と、今まで何も無かった空間に、突如として後輪がなくなった馬車……というか見た目はまんま荷車なんだが……が姿を現した。
サイズはそこそこ大きく、無理をすれば大人二〇人くらいが乗れそうな大型の物だ。
これに、侍女隊は荷物と共に乗ってここまで来た、ということだ。
ちなみに、現状見当たらない後輪は、荷台の中である。
メイドさん達の話しだと、石か何かを踏んで跳ねた時に、車軸がポッキリ逝ってしまったらしい。
一応、以前、回収する際に確認した限りでは、確かにその通りとなっていた。
車軸は木製で、継無しの長い一本物。かなりの太さもある、立派なものだ。
ただし、経年劣化で全体的に傷んでおり、決して良い状態とはいえなかった。
構造は、馬車の下部に直接車軸が取り付けられているタイプで、これが折れたとなれば、予備を持っていない限り現地での補修は不可能だろう。
が、この程度なら簡単に修理が可能だ。そう、俺ならね。
というわけで、近くに置いてあった重機も斯くやという巨大な人の手を模した機械椀、アイテム名・ギガンティックアームを使い、馬車を持ち上げ作業をし易いように状況を整える。
っと、その前に荷台に置いてある車輪と車軸を退かしてからだな。
というわけで、まずは荷台をカラにするため、ギガンティックアームを使い、車輪と車軸を荷台から器用に摘まみ取り出す。
自慢ではないが、これ結構難しいんだぜ?
ギガンティックアームの指は非常に太くごつい。それと対比すると、車輪や車軸は小さいうえに細い。
これを例えるなら、テーブルの上の髪の毛一本を摘まみ取るような感じに近いだろう。
だが、そこは慣れ。俺はいとも簡単にその作業を終えると、次に馬車自体を持ち上げ、その下部へと体を滑り込ませる。
ちなみに、このギガンティックアームだが、操作はいつもながらの傀儡操作で行っている。
傀儡操作は、生物性を持った形状でなければ機能しない、という縛りがあるので、本当なら腕一本しかないギガンティックアームを操作することは不可能である。
が、実は、ここからでは見えない部分に、小さな体部分が内蔵されており、一応、全体をみれば人形の体は保っているのだ。
小さな体に、不釣り合いなほど巨大な右腕を持つ人形。
これがギガンティックアームの正体なのである。
てか、これで、人型、と認識する辺り、傀儡操作の判定基準がマジで謎なんだよなぁ……
取り敢えず、頭と体と手と足があれば人型として認識される、というふうに理解している。
ちなみに、各部の数は規定通りある必要性はまったくない。
昔、実験で頭を八個とか付けた人形や、腕が十本、上半身人間で下半身ヘビとか、そういう人形も作ったことがあったが、ちゃんと機能したからな。
こうした実験を経て、今の黒騎士が作られたり、ケンタウロスフォームが出来たりしていったわけだ。正に技術に歴史あり、というやつだな。
まっ、そんな話はともかくとして、結果、動けばよかろうもんなのである。
で、馬車の下に潜り込んでみれば、なるほど。
改めてじっくり観察してみれば、車軸だけなく全体的に傷みが激しいことが見て取れた。
しかも、所々に修繕した痕跡が見えることから、随分と長い間、修理しながら大切に使って来たのだろうことが窺い知れる。
確か、マレアの話しだと、侍女騎士隊は国王の直属のはずなので、資金はそれなりに出ているはずなのだが……
にも関わらず、新調したりせずに、こうして修理しながらくたびれるまで長く使っているのを見ると、物作りに携わる身としては中々に好感が持てた。
まぁ、実は資金がカツカツで騙し騙し使っている、という可能性の無きにしも非ずではあるが……
と、そんな彼女達の懐事情の話しはさておいて。
取り敢えず、馬車のより詳細を調べるために、スキル【品質確認】と【構造解析】を発動。
ちなみに、【品質確認】は全体の状態、特に残りの耐久値などを調べるのに役に立つスキルだ。
ぶっちゃけ、これがないとアイテムの耐久値を可視化することが出来ないので、うっかり武器の手入れを怠ったりすると、戦闘中に突然ポッキリ逝ったりして、大惨事になったりすることがままある。
で、【構造解析】は構造体の何処にどれだけの負担が掛かっているか可視化するスキルだ。
まともな物理演算が働く『アンリミ』において、適当な設計で物を作ると、一部に負担が集中し、耐久値をマッハで削って瞬間で大破してしまうことになる。
なので、このスキルを使い負担を分散し、過剰な負担の集中を避けるのだ。
この二つのスキルは俺を始めとした製造職にとって、ほぼ必須のスキルである。
で、解析した結果……こりゃ、中々に酷い有様であった。
全体の耐久値は既に20パーセントを切っており、何時バラバラになってもおかしくない状態となっていた。
そんな中、特に酷いのが残っていた前輪の車軸だ。
解析した結果、前輪の車軸にも相当な負担が掛かっていたようである。
まぁ、見るからに酷い状態だったしな。なんというか、辛うじて耐えているといった感じで、こっちもこっちで、何時折れてもおかしくない様な状態だった。
これは、折れた車軸だけ直せばいいって話じゃなさそうだな。
というわけで、だ。
中途半端に修繕しても仕方ないので、この際、いっそまるっとオーバーホールしてしまうことにしよう。
ついでに、色々と手も加えて大改造だっ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる