18 / 20
その18
しおりを挟む
しかし、その弾はマリアに貫通しても、マリアを殺すことはできなかった。
「随分といい腕前でございますこと」
死なないマリアを見て怖気づいた王子は、
「わああああああああああああっ!!!!!!」
と声を上げた。
「お黙りなさい。さもないと、あなたの大切な妹様の死が早まりますわよ?」
「これは……これは夢に違いない。そうだ、夢でなくちゃ、可笑しいじゃないか?そうだよな?お前はマリアではないな?ひょっとすると……神様ですか?このへんてこな夢から、どうか私たち善良な民を御救いくださいますように!!!」
王子はマリアの前に膝まづいた。
「お顔を上げなさい。王子。私はマリアなのです」
「いいえ、あなたこそは神様なのでございます。どうかお戯れは御無用に願いたく存じ上げ奉ります」
マリアはすっかり困り果てた。
「随分といい腕前でございますこと」
死なないマリアを見て怖気づいた王子は、
「わああああああああああああっ!!!!!!」
と声を上げた。
「お黙りなさい。さもないと、あなたの大切な妹様の死が早まりますわよ?」
「これは……これは夢に違いない。そうだ、夢でなくちゃ、可笑しいじゃないか?そうだよな?お前はマリアではないな?ひょっとすると……神様ですか?このへんてこな夢から、どうか私たち善良な民を御救いくださいますように!!!」
王子はマリアの前に膝まづいた。
「お顔を上げなさい。王子。私はマリアなのです」
「いいえ、あなたこそは神様なのでございます。どうかお戯れは御無用に願いたく存じ上げ奉ります」
マリアはすっかり困り果てた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
28
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる