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その7
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「あなたのような人にうってつけの場所があります」
母親はイングリットにそう言った。
「人里離れた田舎で、もう人の気配は全くありません。あなたはきっと、もう人と関わりたくはないのでしょう? 」
イングリットは頷いた。人と関わることほど、煩わしい事はないと思った。
「あそこは動物たちの楽園になっています。ただ、人の住める家が何軒かあります。私がかつて暮らしていた家が、そして、友人の家が数軒残っているはずです」
動物の楽園と聞くと、何か少し怖さを感じた。しかしながら、お母様が勧めてくれるのだから、何も問題はないと思った。
「みんな、あなたの好きな小動物たちだから、きっと心を通わすことができるでしょうよ」
イングリットは早く辺境へ行きたいと思った。母親に地図を描いてもらい、すぐさま旅の準備に取りかかった。
「あなた一人で大丈夫なの? 」
母親は最後までイングリットのことを心配していた。
「お母様、私はおそらく第二の人生の方がよっぽど楽しいのかもしれません。精一杯生きてきます! 」
イングリットは一通りの準備を終えて、旅路を急いだ。
「初めからこうすればよかったのかもしれない……」
遠のいていくイングリットを、母親はしばらく見守っていた。
母親はイングリットにそう言った。
「人里離れた田舎で、もう人の気配は全くありません。あなたはきっと、もう人と関わりたくはないのでしょう? 」
イングリットは頷いた。人と関わることほど、煩わしい事はないと思った。
「あそこは動物たちの楽園になっています。ただ、人の住める家が何軒かあります。私がかつて暮らしていた家が、そして、友人の家が数軒残っているはずです」
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