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閑話

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「ああ、我が愛しき聖女クロル……私はどうして君のことを愛してしまうのか?」


「あなたみたいな人間はもはや気持ち悪いわよ……」

「何か言ったかい?」

「あなたはろくでもない人間ね。大丈夫なの?いや、大丈夫じゃないか。どうしてこんな人間に愛されてしまうのかしら……?」

「それは君があまりにも魅力的だからさ!」

かっこつけるツァイスと、そんな彼を嫌う聖女クロルの意地の張り合い……これはこれで、後々大変なことになっていく。
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