妹に婚約者を奪われたので、田舎暮らしを始めます

その20

「おいおい……来ちまったか…………」

2人の面倒はしばらくの間、ストークスが見ていた。見かけによらず、子育てに関しては意外と手慣れていて、マリーよりも容易に、2人の心をつなぎとめることができたのだった。

「誰か来たの？？？？？？？」

イートンがストークスに尋ねた。

「ああ、どうやら迎えが来たようだな……。君たちともこれでお別れだ…………」

そう言って、ストークスは子供を残して外に出た。向こうの方から、マリーが勢いよく走って来るのが見えた。そして、その後ろには、当然のことながら、ソフィアの姿があった……。

「ううん？？？？？？？あれはひょっとしたら…………伝家の宝刀か？？？？？？？？」

ソフィアが携えていた刀が、ストークスの知るところの、刀であったことに、いまさら気が付いた。

「何で……ソフィアが持っているんだ？？？？？？？？」

ストークスは突然に大声で叫んだ！！！！！！！

そして……。