都合のいい妹に婚約者を寝取られて婚約破棄されました~辺境に逃れたら再び恋の嵐?~

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その24

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こんな感じで、夜会はてんやわんやでした。私はもうこの場所にいたいとは思いませんでした。そこで、裏口から帰ることにしました。

「お待ち下さい。今夜はマリア様と私の祝賀会なのでございます。気分を悪くされたのはわかりますが、どうかこのままに続けてくださいませんか?」

そう言われても、私は帰る気でいました。

「あなたの命令を聞く必要はありません。私は帰ります……」

私はこのように言い残して、会場を去りました。

外ではマイマイが待機していました。

「夜会はもう終わったのですか?」

「いいえ、そんなことはないわよ。まだ続いている。でもね、私にとってはあまり居心地のいい場所じゃないから、抜け出してきちゃったの」

「そうなんですか?サルコイド様は?」

「彼はもう少し残るんじゃないかしら?私と一緒に帰っても仕方ないでしょうからね」

「でも、そんなことしたら、サルコイド様、浮気でもされて、側室が増えてしまうかもしれませんよ?ああ見えても、サルコイド様を狙う女性は多いと聞きますから」

「確かに地方長官とはいえど、この地域じゃ名誉なことなのでしょうからねえ……」

もっとも、私にはそのような名誉はいりませんでしたが。

「だから、早く帰りましょうよ」

「かしこまりました。それではお屋敷に帰ります!」

私はそのまま馬車に乗って、お屋敷に帰りました。私が帰ってから、その後、お屋敷で特に音はしませんでした。つまり、伯爵は一晩家に帰らなかったということになります。

ひょっとして、マイマイが言ってた通りの浮気でしょうか。仮にそうだとしても、私は何も気にすることなんてありませんでした。最初から形だけの夫婦なのです。ですから、不倫だろうがなんだろうが、どうでもよかったのです。
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