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…気になるアイツ
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私は、動けなくなった。
「…あ……や……?」
前には血を吐いている明弥。
「…ごめん……勝手に…抜け出して……」
「そんなのどうだっていい!!」
「それより保健室に…早く!!」
「…あんまり騒がないで……気づかれたくないから……」
「あ…」
私も相当焦っていたらしい。
明弥の気持ちになれていなかった。
「ごめん、とりあえず保健室行こう」
「うん……」
*☼*―――――*☼*―――――
「失礼します!!治療を……!…あれ……」
中に先生の姿はなかった。
多分養護テントにいるんだ。
「とりあえずこっち来て!!」
私は人気がなさそうな裏庭に明弥を連れていく。
*☼*―――――*☼*―――――
「…ごめんね……膝枕…嫌でしょ……」
「そんなのどうだっていいから落ち着いて寝なよ」
「…ありがとう……」
そういって明弥は私の膝の上で瞼を閉じる。
血はさっき拭いてきたし多分大丈夫だと思う。
ちゃんと対処方したしね。
にしても、
不謹慎だけど……やっぱり明弥の顔綺麗だな……
「…なんでこんな……気になるんだろ…」
*☼*―――――*☼*―――――
「ありがとう、お陰で少しはよくなったよ」
しばらくして明弥は良くなった。
「別に……」
「本当にありがとう、そういえば僕に何の用があったの?」
「あ、ああ…リレーで1位になれたから…」
って今思ったらこんな幼稚なことで喜んでるよ私……。
「本当?!おめでとう!」
そう言うと明弥はいつもとは考えられないほど笑顔になった。
「僕、途中までだけど走ってる蓮美ちゃん見て本当に素敵だなぁって思ったんだよ」
「…あっそう……」
「ふふ、本当におめでとう」
そういって明弥は私の頭を撫でる。
「……っ」
おかしいな、
なんで……
なんでこんなに、
触られるのが嫌なんだろう……
明弥なのに。
「…あれ」
私今明弥なのにって言った?
どうしてそこまで明弥に肩入れしてるの?
「……カァァァァァ\\\」
なんか急に恥ずかしくなった。
「どうしたの?」
「別になんでもない!!」
「えー?そうー?」
そうやって意地悪してくる明弥。
「……ほんとだってば」
「素直じゃないなぁ」
そういってじゃれたあと、
ふと沈黙が訪れる。
「「あのさ……」」
「先言っていいよ」
「いや、蓮美ちゃんどうぞ」
「いや、私は……」
「多分、言いたいこと同じだと思うよ」
「…そう」
「明弥の病気って……何?」
「…あ……や……?」
前には血を吐いている明弥。
「…ごめん……勝手に…抜け出して……」
「そんなのどうだっていい!!」
「それより保健室に…早く!!」
「…あんまり騒がないで……気づかれたくないから……」
「あ…」
私も相当焦っていたらしい。
明弥の気持ちになれていなかった。
「ごめん、とりあえず保健室行こう」
「うん……」
*☼*―――――*☼*―――――
「失礼します!!治療を……!…あれ……」
中に先生の姿はなかった。
多分養護テントにいるんだ。
「とりあえずこっち来て!!」
私は人気がなさそうな裏庭に明弥を連れていく。
*☼*―――――*☼*―――――
「…ごめんね……膝枕…嫌でしょ……」
「そんなのどうだっていいから落ち着いて寝なよ」
「…ありがとう……」
そういって明弥は私の膝の上で瞼を閉じる。
血はさっき拭いてきたし多分大丈夫だと思う。
ちゃんと対処方したしね。
にしても、
不謹慎だけど……やっぱり明弥の顔綺麗だな……
「…なんでこんな……気になるんだろ…」
*☼*―――――*☼*―――――
「ありがとう、お陰で少しはよくなったよ」
しばらくして明弥は良くなった。
「別に……」
「本当にありがとう、そういえば僕に何の用があったの?」
「あ、ああ…リレーで1位になれたから…」
って今思ったらこんな幼稚なことで喜んでるよ私……。
「本当?!おめでとう!」
そう言うと明弥はいつもとは考えられないほど笑顔になった。
「僕、途中までだけど走ってる蓮美ちゃん見て本当に素敵だなぁって思ったんだよ」
「…あっそう……」
「ふふ、本当におめでとう」
そういって明弥は私の頭を撫でる。
「……っ」
おかしいな、
なんで……
なんでこんなに、
触られるのが嫌なんだろう……
明弥なのに。
「…あれ」
私今明弥なのにって言った?
どうしてそこまで明弥に肩入れしてるの?
「……カァァァァァ\\\」
なんか急に恥ずかしくなった。
「どうしたの?」
「別になんでもない!!」
「えー?そうー?」
そうやって意地悪してくる明弥。
「……ほんとだってば」
「素直じゃないなぁ」
そういってじゃれたあと、
ふと沈黙が訪れる。
「「あのさ……」」
「先言っていいよ」
「いや、蓮美ちゃんどうぞ」
「いや、私は……」
「多分、言いたいこと同じだと思うよ」
「…そう」
「明弥の病気って……何?」
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