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おけいこのはじまり
14 プレイルームと、拘束と、スレイヴの先輩カエデさん
しおりを挟む店の裏庭に抜けると高いレッドロビンの生垣がある。その一角が切れていて、そこを抜けると隣の敷地に出る。昔の瓦屋根で美しく整備されたナマコ壁の土蔵が建っていた。
玉砂利を踏んで入り口に回ると厚い扉の代りに美しいステンドグラスの嵌った黒の格子戸がある。その意匠が白黒のナマコ壁によく似合う。そこにサキさんがカギを挿す。格子戸が横に滑り、開く。
石段を上がって中に入る。センサーで灯りが点く。ビリヤード台がひとつ。背の高い椅子が数客ある。壁は外側同様、黒を基調とした意匠で統一されている。
「洒落てるだろう」
サキさんは言いながら奥へ足を進める。奥の片隅に黒く塗装された手摺があり、階下へ続く階段が切られている。サキさんはそこを降りてゆく。カエデさんが続き、スミレも後を追う。普通より階段が長く感じる。つまりそれだけ今から入る地下の部屋の天井が高いということだ。途中でカエデさんが閊える。階段の底にドアがあり、サキさんが開錠しているからだ。
その分厚いドアが向こう側に開く。灯りが点く。先にその中を見たカエデさんが、まあ、と声を上げて、もどかしくなる。早く中を見たい。彼女を追って、中に入る。
暗いモノトーンで統一された、がらんとした四角い部屋。
黒いシーツがかけられた、キングサイズのベッドがまず目に入る。
正面と両サイドの天井に近いところに明かり取り用の小さな窓が切ってある。左右のそれにも、いくつかの鉄製の輪や、手摺棒が取り付けられていた。高い天井は断熱材が剥き出しになっていて、その下を縦横に鉄のパイプが何本か交差していた。パイプを辿って壁際には、フックがついた滑車がいくつかぶら下がっている。
壁の一面には大型のディスプレイが据えられている。ここは正しく「それ」のための設備を備えた部屋なのだというのが、そういう趣味にあまり知識のないスミレにもわかる。
部屋に入るとサキさんに下着を脱ぐように言われた。ストッキングを脱ぐのに手間取っていると、
「今後、それは禁止する。どうしても穿きたければガーターベルトで留めるヤツにしろ」と言われた。
「代わりにこれを穿け」
手渡されたのは紐がこんがらがったようなものだった。なんとか解くと、あやとりの毛糸みたいな模様になった。それを広げて眺めていると、
「カエデ。教えてやってくれ」
ウンザリしたような顔でサキさんは言った。
なに?その態度。いささかカチンときていると、パソコンの準備をしていたカエデさんがフフッと笑い、スミレの手からあやとりの糸を受け取った。
「レイコちゃん。ショーツ、脱いでくれる?」
ちゃん付で呼ばれいささか鼻についたが気を取り直してショーツのゴムに手をかけた。すると何故か急に恥ずかしさを覚えた。
「片足上げて」
促されるまま片足を上げ、カエデさんが輪っかにした紐の中に片足を入れる。かわりばんこにもう片方も。
そのまま、すすすっと紐の輪が上げられて、何故かピッタリ、下半身にフィットする。
「ドレスの裾、ちょっと摘まんでてくれる?」
可愛い声。いつの間にか密着している彼女の、ほのかな愛らしいコロンの香り。同性にエッチな下着らしきものを穿かせてもらっていることになぜか昂奮してしまい、何も考えずに言われた通りにしてしまう。彼女の温かい指先が下腹部に降り、あれよという間に茂みの下のクリトリスを捉えている。
「あっ・・・」
「もうこんなに、大きくしちゃってるのね」
同性に言われ、カーッと顔が火照る。
それはもう皮から飛び出して自分を主張していた。
「できた」
カエデさんは、妖し気に笑う。
「立ち上げたぞ」
カエデさんに怪しげな衣装を着けられている間に、目の前にムービーカメラが据えられていた。モニターにはカメラのレンズが捉えた何もない空間が映し出されている。
見学だけで終わるなんて思っていない。むしろ、その後を、密かに期待をしていたけれど・・・。
黒く塗られた木組みに深紅のレザーが張られた背の高い椅子が据えられる。
「座れ。裾を持ったままだ」
裸の尻に皮革の冷たさが心地いい。裾がさらに引っ張り上げられ、例の「紐のような下着」が露になる。下半身に纏わるそれを、自分の目でじっくりと見る。それはもう下着ではない。黒い紐で股間を縛り付ける淫具だ。座ったせいで紐が食い込む。たまらなく淫らな気持ちになる。
「手を後ろにまわせ」
「え?」
「お前を拘束するんだよ。縛るんだ」
拘束、縛り、と聞いて途端に実家のワキガ臭い家政婦のことを想い出してしまった。
「縛られるのは、ヤです」
「は?」
サキさんは素で呆気に取られていた。
「縛ったりとか拘束とか痛いのとか閉じ込められたりは、絶対、イヤです!」
「・・・なんだ、それ」
サキさんは言った。
「いまさらかよ。ブログ見せたろう? それじゃ、SMじゃない。調教にならんじゃないか。そんなの、スレイヴじゃないだろう!」
サキさんがマジでプッツン来てるのを、初めて見た。でも、スミレだって負けてはいない。
「イヤなものは、イヤなのっ!」
まいったな・・・。
サキさんはそんな顔をしてしばし、頭を抱えた。
マスターにたてつき、駄々をこねるスレイヴなんてあるのだろうかと思う。でも、イヤなものは、イヤなのだ。
カエデさんもこころなしか、シラけているみたいだ。
でも、わたしのせいじゃない!
ない!
ない・・・。
意地を張っているうちに、カエデさんは早くも帰り支度を始めていた。
「今日は、日が悪いみたいね。また改めましょう」
「ごめんな、カエデ。せっかく来てくれたのに、悪かった」
「ううん、いいのよ。初めてじゃムリないと思うわ」
「優しいな、カエデは・・・」
サキさんがカエデさんの頬にそっと触れ、甘い口づけを交わしているのを見てしまった。
「ホンネを言えば、いつもキミを最後まで愛しきってしまいたくなる。でも、そうすると、キミと彼が不幸になってしまう気がするんだ」
「・・・サキさん」
「ん?」
「・・・ありがとう」
なんか、ラブラブ・・・。
そのラブシーンの一部始終を、スミレは黙って指を咥えて見ているしかなかった。もう何も言えない。あまりにもヤキモチが昂じすぎて、心がささくれ立って、気が狂ってしまいそうなのを、必死に耐えている。
サキさんは、言った。
「じゃあ、カエデを送ってくるから」
「わたしなら、いいのに。一人で帰れるもん」
「いいって。送ると言ったら、送るよ。・・・レイコ」
ドアを開けながら、サキさんはこう付け加えた。
「腹が減ったならレストランでなんか食ってろ。帰っても構わんぞ。好きにしろ」
そう言って、サッサと階段を昇って行ってしまった。
冷た・・・。
わがまま言ったから怒っているのだろう。
カエデさんは去り際にこんなことを言ってくれた。
「レイコちゃん。今日のことは気にしないで。でも、あなたはきっと彼にとって最高のスレイヴになると思うわ。彼は、これはと思ったコにしか、こういうことはしないもの。・・・それじゃあね」
カエデさんは、優しい微笑を残し、パンプスの靴音をさせながら出て行った。
ドアが、締まった。
途端に後悔が押し寄せた。
イヤなものは、イヤ!
それは変わらない。
だが、申し訳ないような、やるせないような。そんな憤懣やるかたない思いが、残った。
自分がぶち壊したプレイの場所で独り待っているのもバカバカしい。
レストランのウェイティングバーに戻った。
もちろん、帰ってしまおうかとも思った。
彼とカエデさんの並々ならない関係の深さを知ってしまった後ではなおさらだった。でも、一目会わなければ、会って恨み言を言わなければ気が済まなかったし、抱いても貰わずには帰れなかった。
あの革紐パンツを穿いたままだった。なぜか脱いだパンツとストッキングが見当たらなかったのだ。違和感と革紐が素肌に食い込む妖しい感覚が交互にやって来るのをガマンしながらジンフィズをチビチビやっていると酔いと共に淫らな気持ちになって来るのを拒めなかった。
一時間足らずでサキさんが帰って来た。
「なんだ、いたのか。もうとっくに帰っちゃったかと思ってた。・・・なんだよ、その顔」
散々待たされている間に、恨みと淫らさとが入り混じったような顔になっていたのかもしれない。
さっきの土蔵の地下に連れ戻された。
三度目の、セックス。
「縛るのと痛いのヌキのヤツをやってやる」
と、サキさんは言った。
スミレは素直に服を脱いで全裸になった。
もう彼はスミレのどこを責めてどうすれば悦ぶのか、完全に熟知していた。そしてまた新たなツボを見つけ、掘り起こし、開発した。
「これ使うのはいいか? 自分で掴まるなら、いいだろ? その代わり、いいというまで絶対手離すな。返事は?」
「・・・はい」
怒っていたのに、何故かサキさんのその言葉でスイッチが入ってしまう。
滑車が引かれて来て、ぶら下がっているその冷たい鉄のフックに両手をかけた。じゃららら、じゃららら。鎖の輪が引かれ、掴まった両腕が徐々に上がるにつれ、昂奮が高まる。乳首が、立つ。
「お前、後ろからされるの、好きだろ?」
乳房が揉みしだかれ、脇に舌が這う。もう、濡れてる・・・。
「ん? 好きなんだろ?」
乳首がピン、と弾かれる。
「あっ!・・・い、・・・」
「返事しろよ」
「・・・す、好き、・・・」
「後ろから、犯してください。ちゃんと、言え」
「う、しろから、犯して・・・下さい、う、あうっ・・・」
ぐぬるん。
いきなり。新たなツボに、当たる。そこを、集中的に、突かれる。
「・・・ああ、そこっ、そこダメ、ダメだってば、やだ、出るゥ・・・ああ、・・・」
ぴゅーっ。
愛液よりも薄いのが飛び出し、跳ねて、太腿を伝う。指で、クリトリスも責められる。
「ああいいっ!・・・ダメダメ。ダメになるゥ・・・ああ、とろけちゃうゥ・・・とけるよォ・・・ダメぇ・・・っく、ふ、ううっ!・・・」
早くも絶頂する。もちろん、奥の奥まで散々に突かれる。滑車が下ろされ、尻を突き出すようにされる。するともっと奥まで、来る。なぜか手はフックを掴んだまま離さない。
なに、この、すごいの・・・。
すでに味わっているはずなのに、内臓全体にずんずん、来る。そして、・・・いく。
真っ白から覚めると膝がガクガクしているのを知る。それでもまだ、何故かフックに掴まっている。
「放していいぞ」
その言葉でようやくフックから手を放す。
そうか。
スミレはようやく気付いた。
これは拘束だ。縛りだ、と。
サキさんは言葉でスミレを縛ったのだ。拘束とか縛りとかにくっついていたイヤな記憶が絶頂で上塗りされ、快感に変わっていた。
ベッドに連れて行かれ、サキさんの顔を見ながら、また突かれる。何度も、何度も、何度も。そして、奥を、さらに、奥を。
最初のうちはキスが出来た。彼を、サキさんを求めた。舌を絡ませ、唇を吸った。そのうち、できなくなった。突かれるたびに声を上げ、おとがいを、背中を仰け反らせ、痙攣し、何度も絶頂した。ぐったりして、もうこれ以上無理というところまでヤラれた。ヤラれまくられた。
「もうダメぇ、・・・これ以上されると、死ねるゥ・・・」
やっと、悪魔が落ち着く。しかし、まだスミレの中にいる。ぐみゅぐみゅ。彼のが奥をころがしていて、たまらない。
「見せたかったのにな、お前に。彼女が、カエデが鞭や愛撫だけでエクスタシーするとこ」
サキさんは、スミレの中にまだ全然へこたれてないモノを挿入れたまま、そう言った。
「あ、ダメェ、入れたまま言わないでェ、響くゥ、感じまくりすぎてビンカンなっちゃってるんだからぁ・・・」
フフン、と笑い、彼はなおもスミレの奥の奥を突く。
そして・・・。
何度目かの放電で全身が、脳髄が漂白され、真っ白な闇に包まれた。
どのくらい気を失っていたのか。
気が付くと、サキさんに後ろから抱かれながら身体じゅうを愛撫されていた。
幸せ・・・。
満たされ感が、ハンパない・・・。
「起きたな」
彼はスミレの耳たぶを甘噛みしながら囁いてきた。
「わたし、寝てた?」
「四、五分くらいかな」
「・・・スゴかった」
そして素直に彼のキスを受けた。
「これでわかったろ? 僕は今、言葉でお前を縛った。お前は言葉で僕に拘束された。
どうだ。こんな風にガシッと掴まれると、安心しないか? するだろ? ん?」
サキさんは後ろから回した手でスミレの両腕を包み込むように掴んだ。言われてみれば満たされ感に加えて安心感も、ハンパない。
「拘束とか縛りってなそういうもんなんだよ」
彼の片手が胸を乳首を包み転がし、スミレの身体を撫でながら下に降りていって股間の繁みの奥に指を迎える。散々にイカされて爛れ切っているだろうそこが再び潤ってくる。包皮の下のそこがムクムクと尖ってくるのがわかる。そこも剥かれ、転がされた。
「はあ~んっ・・・」
「カエデを送って行った帰り道でお前のことを考えてた」
「・・・」
「お前は雁字搦めから逃れたくて、縛られるのがイヤで逃げ出した。それでそこから逃れたくて僕についてきた。そうだろ?」
「・・・はい」
「身に沁み込んだ恐怖とか嫌悪ってのはなかなかに消えないもんだ。僕にはそれはよくわかる。
でもな、僕の拘束とか縛りってのはお前の自由を奪うためのもんじゃない。むしろ、逆だぞ。お前を開放するためのもんなんだ。お前を開放して、包み込むためのもんなんだ。
それを教えたかったんだ。カエデとのプレイを見れば、お前もそれを理解したと思う」
と、彼はスミレの耳に囁いた。
「あのな。
カエデはセックスなしで、ムチだけで何度も絶頂するほどのベテランなんだ。彼女をそこまでに調教したのは、実は僕じゃない。彼女の、旦那さんだ。
だが今、彼女は旦那さんとプレイできなくなってしまったんだ。彼女が結婚して間もなくだよ。旦那さんな、事故に遭ったんだ」
「・・・」
「彼女の旦那さん、車いすの生活になってな。性的に不能になってしまったんだ」
そうだったのか。それで、サキさんと・・・。
「彼女、いくつぐらいに見える?」
「二十歳ぐらい?」
「童顔だから若く見えるが、ニ十五だ。結婚したのが、まだ二十歳の時。
そんな若くて性感を極限にまで高められ、鞭だけで何度もエクスタシーを迎えることが出来るくらいにまで調教されたのになあ・・・。
若いだけに欲求はある。それなのに欲求不満の身体を持て余しながら、健気にも旦那さんを介護していたんだが、とうとう、堪え切れなくなってパートナーを探し始めたんだ、旦那さんがな。
自分が手塩にかけて育てただけに、満足させてやれない新妻を不憫に思ったんだろうね。
僕は彼女の旦那さんに直接会ったことはない。ネットと電話でね。妻をお願いします。悦ばせてやってくださいってね。そう言われた。
プレイのあと、彼女、旦那さんの前で裸になって鞭の跡とかを見せるんだそうだ。それから、裸で添い寝して、髪を撫でられ、ムチの後を撫でられて静かに絶頂するんだそうだ。そして旦那さんの胸の中で安心して眠るんだってさ」
深い。深すぎる。
散々ヤキモチを妬かされたあとの、絶頂に注ぐ絶頂。そして、確かな抱擁。
スミレはますますサキさんへの依存を深めていた。
「僕はね、女の苦痛に耐える顔が大好きなんだ。苦痛や絶望に打ちひしがれて、涙する顔がね。
僕がこんなプレイをしているのも、そのためなんだ。
そういう普通じゃない自分を発見してくれたのが、カエデと、旦那さんなんだ。だから、あの夫婦には恩義がある。だから、あの夫婦のために出来ることはしてやりたいし、あの夫婦の間を壊すようなことは、したくないんだ。
ま、プレイについてはおいおい徐々に慣らしていこう。ハラ、減ってないか。メシでも食うか」
自分はまだイッてもいないのに、スミレの腹具合の心配までしてくれる。嬉し過ぎて、涙が出てきた。
「顔、見せてくれ」
涙顔を見られるのは恥ずかしかったが、頬を挟まれてはどうしようもなかった。
「お前の涙を見るのは、これで二度目だな。一度目は、山の中の駐車場だった・・・」
「・・・悔しいよォ。なんか、悔しい。悔しくて、嬉しい・・・」
止めようと思っても、止められなかった。涙腺崩壊だ。それほどに、彼をサキさんを、愛してしまっていた。
好きすぎる。彼の、サキさんの言うこと、望むことなら何でも聞いてあげたくなった。絶対に彼を、失いたくない。
スミレの心は完全に彼の奴隷になっていた。
「ごめんなさい、サキさん。我がまま言っちゃって・・・」
こんな風に素直に詫びることができたのは、初めてかもしれない。
「あ、言うの忘れてたけどな、ここがお前のプレイルームだからな」
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