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1976
40 逃避行
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秋のリーグ戦はあと一歩というところで優勝を逃しました。わたしたち三年生のチャンスはあと一回。来年春の雪辱を固く誓い、冬季の練習に励みました。
そんな中、久しぶりにヤマダさんに会いました。彼女のアパートには何度か連絡していたのですが、彼女も入省一年目で研修で忙しくなかなかヒマが取れなかったのだとのこと。
彼女は以前と変わらず渋谷に住んでいたので表参道のカフェで待ち合わせしました。
「年が明けたらまたアメリカに行くの。半年か、一年ぐらい行きっぱなし。ま、覚悟はしてたけどね・・・」
キャリア組の彼女は、一般の新卒とは違い、一年半から二年ほどの研修を経て配属が決まるのだそうです。その間はひたすら勉強。その時々で行われるテストで配属先が左右されるので気が抜けないのだとこぼしていました。何のことはない、入省試験がまだ続いていたのです。恐ろしくしつこい人事制度でした。
「ま、学閥あり男女差別ありの中では、健闘してるんじゃないのォ」
クールな彼女はあいかわらずクールにそう言ってのけ、わたしの中のカッコイイ大人の女のイメージを更新してくれました。
一通り彼女の話を聞いたあと、わたしも留年を回避できそうなこととバレー部の近況を話し、彼女にお褒めと励ましのお言葉をいただいた後には、やっぱりマスターの話になりました。
「彼、元気?」
彼女は瞳を妖しく輝かせていました。
「たぶん、元気だと思います」
「ペースは週2ぐらい?」
「ちょ、ヤマダさん!」
アタフタして周りを見回すわたしを面白がって、
「なによ。大事なことよ。特に彼との関係ではね。だって、それだけの関係なんだから。そうでしょ?」
そう言い放ちました。
「彼以外とも、してる? 余計なお世話かもしれないけど、ちゃんと後釜を見つけておいた方がいいよ。わたしなんか急場しのぎで見繕ったけど、ロクなのいなかった・・・。タクヤがなまじ優秀だっただけにね、どうしても比べちゃうの・・・」
灰皿で揉み消したセブンスターのフィルターに赤い口紅がついていました。
ヤマダさんの話で気が楽になり、ヤンベ先生の話を織り交ぜながら、マスターの出身校の話になりました。ちょうどいい機会だとヤマダさんに訊いてみました。
「タクヤね、駒場の大学出てるの。知らないかな、六十年アンポって。彼同級生たちと一緒に国会議事堂まで行ってかなりアブないことしてたらしいの。そこから先は結局教えてくれなかったんだけどね・・・。たしか、一人死んだのよね、あの時。彼と同じ大学の女子学生が・・・。機動隊にやられたとかデモ隊の下敷きになったとか、いろいろ言われてるけどね。日本中も大騒ぎになったらしいけど、きっと彼にとっても大きな事件だったのよ。それが今も後引いてるのね。それで何も言わないんだと思う。他人から聞いた話だと、彼も牢屋、入れられちゃったみたいだしね」
「・・・そうだったんだ」
「タクヤがどっかヘンなのは、たぶんそういう理由でしょ。でも、潔いと思わない? そういうのやってて卒業したら役所に行ったり大企業行ったりする人よりよっぽどいいよ。世間と一線隔して、筋通して生きてるんだから・・・」
「なんだよ。オレの顔に何かついてんのか」
ヤマダさんと別れてから閉店間際の店に行きました。レッド・ツェッペリンさんはいなくて、二三の常連さんとボックス席にお客さんがいましたが、みんなぽつぽつと帰って行って、いつものようにわたしだけが残っていました。
「きょう、ヤマダさんと会ったよ」
「・・・そうか。・・・元気そうだったか」
レジに残ったお金を数えながらマスターがそういうのを聞きました。お店のBGMは民放のFM番組を流していて、その年に出た歌謡曲を流してました。
あの人から言われたのよ。午前五時に駅で待てと・・・
その曲を聴いているうちに何故か話したくなり、夜も遅い時間でしたが、カウンターのピンク電話に取りつき、ヤマギシ君の下宿の番号を回しました。
「夜分すみません。ハヤカワといいますが、ヤマギシ君はいますか?」
「あー。ヤマギシさんねえ・・・」
マスターの部屋のベッドの中で、彼の膝の中に入って太鼓腹を座椅子代わりにしてTVのニュースを見ていました。成田空港の反対運動の映像が流れていました。ヘルメットと角材を持った人たちが滑走路の予定地になる場所に高い鉄塔を立ててそこから石を投げたり、取り囲んだ機動隊から催涙弾が撃ち込まれたり放水されたりしていて、火炎瓶を投げたりして抵抗していました。
「バカな奴らだ・・・」
「・・・どうして?」
「あんなことをしても、国家に敵うわけがない。空港開港は閣議決定された国策だ。あれしきのことでひっくり返るなら、国がひっくり返っちまうわ」
マスターが喫っているタバコはフィルターがありません。彼がそれをいつも美味しそうに喫うのを見せられていたので、ちょっとイタズラもしたくなるというものです。彼の唇から抜いて一口喫いました。あまりのキツさに、咽ました。
ふふ。と彼は笑いました。
「まあ、こういう大騒ぎはもう、これで最後になるんだろうな」
「マスターも、その昔、やってたんでしょ」
それきり彼は黙ってしまいました。あまり返事なないので振り向こうとすると彼の腕がわたしの股間と乳首に伸びてきて、まださっきのセックスの余韻の残るそこをイタズラしてきました。
「・・・ああん」
「・・・くっそ。クミコのやつ。ロクなこと吹き込まねえな」
もっとイジって欲しくて、脚を広げました。
「もう一回してくれるの?」
後ろを振り向き、唇を突き出しました。そこにまた喫いかけのタバコが挿されました。
「さっき電話してたヤマギシってな、友達か」
「・・・うふ。気になるの?」
今度は気を付けてあまり一気に吸い込まないようにしました。たちまち心臓がドキドキして身体中の血管が膨れ上がるような感覚がありました。
「やっぱ、わたしには無理・・・」
短くなった吸殻をヘッドレストに置いた灰皿で消しました。
「高校の同級生。アフリカ行ったりヨーロッパ行ったりして子供たちの写真撮ってるの。写真集出したんだよ。すっごいいい写真なの。こんど見せてあげる。急に話したくなってさ、電話したんだけど、引っ越したって・・・」
「お前に連絡もなく、か・・・。お前、ソイツの物の数にも入ってなかったんだな、かわいそうにな・・・」
「わたしの男かと思ったんでしょ。安心した? わたしと別れなくて済んでよかったね」
彼は答えの代わりにおまめさんをグリグリこね回しました。
「ああ、あんああっ」
「ちょっと期待したんだけどな。これでやっとお前のお守りもお終いだなと思ってさ」
「また、すぐそうい、あああん・・・。あんまハゲしくイジっちゃ、やあんんん・・・」
マスターのに手を伸ばすといつになくカチカチでした。
「なにこれ。もしかして、わたしの話で昂奮しちゃったの? 嫉妬してるの?」
「フラれたお前を憐れんでたら、あまりにも可哀そうになってな。慰めてやろうと思ったんだ。優しいだろ、オレってさ・・・」
下宿のおばあさんに教えられた転居先のアパートも訪ねてみましたが、ヤマギシ君は留守でした。まだ電話は引いていないみたいでした。彼から貰った写真集の出版社に問い合わせてみると、今彼はベトナムへ行っているということでした。戦争が終わり、戦後の子供たちを撮る目的で行っていて、年明けには帰って来ると教えてくれました。
「・・・えーと、名前もう一度教えてくれるかな」
「あ、ハヤカワです。高校の、同級生です」
「アイツから連絡があったら伝えておくよ」
「ありがとうございました」
編集部の人に寮の電話番号を伝えようか迷いましたが、思い直してやめました。
冬休みに入り、しばらくして例年通り部活の納めの宴会があり、年明けまで休みになりました。
母に約束していましたし、長兄からチケットももらっていたので、久しぶりに帰省の準備をしていました。お土産を忘れないように、高校時代の友達の名前とこっちでお世話になった人や友達の名前を手帳から書きだしていると食堂の電話が鳴りました。いつも通り一年生の誰かが出るだろうと無視していると、
「ハヤカワ先輩。電話」
いつも札をお願いしているチカが電話を取り次いでくれました。
「先輩の実家だと思うんだけど、違うかな」
「実家?」
そんな中、久しぶりにヤマダさんに会いました。彼女のアパートには何度か連絡していたのですが、彼女も入省一年目で研修で忙しくなかなかヒマが取れなかったのだとのこと。
彼女は以前と変わらず渋谷に住んでいたので表参道のカフェで待ち合わせしました。
「年が明けたらまたアメリカに行くの。半年か、一年ぐらい行きっぱなし。ま、覚悟はしてたけどね・・・」
キャリア組の彼女は、一般の新卒とは違い、一年半から二年ほどの研修を経て配属が決まるのだそうです。その間はひたすら勉強。その時々で行われるテストで配属先が左右されるので気が抜けないのだとこぼしていました。何のことはない、入省試験がまだ続いていたのです。恐ろしくしつこい人事制度でした。
「ま、学閥あり男女差別ありの中では、健闘してるんじゃないのォ」
クールな彼女はあいかわらずクールにそう言ってのけ、わたしの中のカッコイイ大人の女のイメージを更新してくれました。
一通り彼女の話を聞いたあと、わたしも留年を回避できそうなこととバレー部の近況を話し、彼女にお褒めと励ましのお言葉をいただいた後には、やっぱりマスターの話になりました。
「彼、元気?」
彼女は瞳を妖しく輝かせていました。
「たぶん、元気だと思います」
「ペースは週2ぐらい?」
「ちょ、ヤマダさん!」
アタフタして周りを見回すわたしを面白がって、
「なによ。大事なことよ。特に彼との関係ではね。だって、それだけの関係なんだから。そうでしょ?」
そう言い放ちました。
「彼以外とも、してる? 余計なお世話かもしれないけど、ちゃんと後釜を見つけておいた方がいいよ。わたしなんか急場しのぎで見繕ったけど、ロクなのいなかった・・・。タクヤがなまじ優秀だっただけにね、どうしても比べちゃうの・・・」
灰皿で揉み消したセブンスターのフィルターに赤い口紅がついていました。
ヤマダさんの話で気が楽になり、ヤンベ先生の話を織り交ぜながら、マスターの出身校の話になりました。ちょうどいい機会だとヤマダさんに訊いてみました。
「タクヤね、駒場の大学出てるの。知らないかな、六十年アンポって。彼同級生たちと一緒に国会議事堂まで行ってかなりアブないことしてたらしいの。そこから先は結局教えてくれなかったんだけどね・・・。たしか、一人死んだのよね、あの時。彼と同じ大学の女子学生が・・・。機動隊にやられたとかデモ隊の下敷きになったとか、いろいろ言われてるけどね。日本中も大騒ぎになったらしいけど、きっと彼にとっても大きな事件だったのよ。それが今も後引いてるのね。それで何も言わないんだと思う。他人から聞いた話だと、彼も牢屋、入れられちゃったみたいだしね」
「・・・そうだったんだ」
「タクヤがどっかヘンなのは、たぶんそういう理由でしょ。でも、潔いと思わない? そういうのやってて卒業したら役所に行ったり大企業行ったりする人よりよっぽどいいよ。世間と一線隔して、筋通して生きてるんだから・・・」
「なんだよ。オレの顔に何かついてんのか」
ヤマダさんと別れてから閉店間際の店に行きました。レッド・ツェッペリンさんはいなくて、二三の常連さんとボックス席にお客さんがいましたが、みんなぽつぽつと帰って行って、いつものようにわたしだけが残っていました。
「きょう、ヤマダさんと会ったよ」
「・・・そうか。・・・元気そうだったか」
レジに残ったお金を数えながらマスターがそういうのを聞きました。お店のBGMは民放のFM番組を流していて、その年に出た歌謡曲を流してました。
あの人から言われたのよ。午前五時に駅で待てと・・・
その曲を聴いているうちに何故か話したくなり、夜も遅い時間でしたが、カウンターのピンク電話に取りつき、ヤマギシ君の下宿の番号を回しました。
「夜分すみません。ハヤカワといいますが、ヤマギシ君はいますか?」
「あー。ヤマギシさんねえ・・・」
マスターの部屋のベッドの中で、彼の膝の中に入って太鼓腹を座椅子代わりにしてTVのニュースを見ていました。成田空港の反対運動の映像が流れていました。ヘルメットと角材を持った人たちが滑走路の予定地になる場所に高い鉄塔を立ててそこから石を投げたり、取り囲んだ機動隊から催涙弾が撃ち込まれたり放水されたりしていて、火炎瓶を投げたりして抵抗していました。
「バカな奴らだ・・・」
「・・・どうして?」
「あんなことをしても、国家に敵うわけがない。空港開港は閣議決定された国策だ。あれしきのことでひっくり返るなら、国がひっくり返っちまうわ」
マスターが喫っているタバコはフィルターがありません。彼がそれをいつも美味しそうに喫うのを見せられていたので、ちょっとイタズラもしたくなるというものです。彼の唇から抜いて一口喫いました。あまりのキツさに、咽ました。
ふふ。と彼は笑いました。
「まあ、こういう大騒ぎはもう、これで最後になるんだろうな」
「マスターも、その昔、やってたんでしょ」
それきり彼は黙ってしまいました。あまり返事なないので振り向こうとすると彼の腕がわたしの股間と乳首に伸びてきて、まださっきのセックスの余韻の残るそこをイタズラしてきました。
「・・・ああん」
「・・・くっそ。クミコのやつ。ロクなこと吹き込まねえな」
もっとイジって欲しくて、脚を広げました。
「もう一回してくれるの?」
後ろを振り向き、唇を突き出しました。そこにまた喫いかけのタバコが挿されました。
「さっき電話してたヤマギシってな、友達か」
「・・・うふ。気になるの?」
今度は気を付けてあまり一気に吸い込まないようにしました。たちまち心臓がドキドキして身体中の血管が膨れ上がるような感覚がありました。
「やっぱ、わたしには無理・・・」
短くなった吸殻をヘッドレストに置いた灰皿で消しました。
「高校の同級生。アフリカ行ったりヨーロッパ行ったりして子供たちの写真撮ってるの。写真集出したんだよ。すっごいいい写真なの。こんど見せてあげる。急に話したくなってさ、電話したんだけど、引っ越したって・・・」
「お前に連絡もなく、か・・・。お前、ソイツの物の数にも入ってなかったんだな、かわいそうにな・・・」
「わたしの男かと思ったんでしょ。安心した? わたしと別れなくて済んでよかったね」
彼は答えの代わりにおまめさんをグリグリこね回しました。
「ああ、あんああっ」
「ちょっと期待したんだけどな。これでやっとお前のお守りもお終いだなと思ってさ」
「また、すぐそうい、あああん・・・。あんまハゲしくイジっちゃ、やあんんん・・・」
マスターのに手を伸ばすといつになくカチカチでした。
「なにこれ。もしかして、わたしの話で昂奮しちゃったの? 嫉妬してるの?」
「フラれたお前を憐れんでたら、あまりにも可哀そうになってな。慰めてやろうと思ったんだ。優しいだろ、オレってさ・・・」
下宿のおばあさんに教えられた転居先のアパートも訪ねてみましたが、ヤマギシ君は留守でした。まだ電話は引いていないみたいでした。彼から貰った写真集の出版社に問い合わせてみると、今彼はベトナムへ行っているということでした。戦争が終わり、戦後の子供たちを撮る目的で行っていて、年明けには帰って来ると教えてくれました。
「・・・えーと、名前もう一度教えてくれるかな」
「あ、ハヤカワです。高校の、同級生です」
「アイツから連絡があったら伝えておくよ」
「ありがとうございました」
編集部の人に寮の電話番号を伝えようか迷いましたが、思い直してやめました。
冬休みに入り、しばらくして例年通り部活の納めの宴会があり、年明けまで休みになりました。
母に約束していましたし、長兄からチケットももらっていたので、久しぶりに帰省の準備をしていました。お土産を忘れないように、高校時代の友達の名前とこっちでお世話になった人や友達の名前を手帳から書きだしていると食堂の電話が鳴りました。いつも通り一年生の誰かが出るだろうと無視していると、
「ハヤカワ先輩。電話」
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