24 / 50
第二十四話『森の魔女、再び。PART2』
しおりを挟む
私は、ヴァルセリアの前に腰を下ろし、炎のはぜる音を聞きながら、淡々と口を開いた。
「求められた対価……今回、三つほど成し遂げました。まず、女官長の嫉妬心を増幅させ、王女を刺殺させたこと。その後、彼女は自ら命を絶ちました」
ヴァルセリアの唇が弧を描く。その目には、愉悦の光が宿っていた。
「続けてお聞かせ」
「次に、王女の近衛を使って赤子をさらわせ、その家族が赤子を取り戻すために罪なき者を殺しました」
「美しい因果ね。血は血を呼び、罪は罪を生む」
私は、彼女の声音にわずかな熱を感じた。暖炉の炎が揺れ、銀髪の魔女の横顔を血色の光が染める。
「そして……ゴリアテを、こちら側の闇に引き入れました」
ヴァルセリアは、喉の奥で笑いを転がした。それは甘く、そして獰猛な響きを持っていた。
「ふふ……なかなか、魔女見習いにしては上出来だよ。罪なき者の死こそ、私の糧。カルマは何よりのごちそうだからね」
「……それで、対価としては?」
「瓶詰めの食材としては少し物足りないけれど……お前が復讐をすべて成し遂げた時、その時のカルマを担保にしてあげる」
その言葉に、私は静かに頷いた。胸の奥に、冷たい達成感と次の狩りへの渇きが同時に広がっていくのを感じながら。
ヴァルセリアは暖炉の炎を指先でなぞるように見つめ、その赤い光を瞳に映しながら、ゆっくりと口を開いた。
「……さて、セリーヌに一つ、予言を授けよう。お前が嫁ぎ先で目にするのは、血と花嫁衣裳だ」
「血と花嫁衣裳……?」私は眉をひそめ、その意味を測るように問い返した。
「そうだ。白は容易く赤に染まる。隣国の王宮には、笑顔で毒を盛る者と、影で剣を振るう者がいる。お前がその地に足を踏み入れた瞬間から、目に見えぬ鎖が静かに動き出すだろう」
炎がぱちりと弾け、赤い光がヴァルセリアの瞳に宿る。その視線は、私の魂の奥底まで射抜くように鋭い。
「だが、恐れる必要はない。むしろ利用しろ。血は契約の墨にもなれば、呪いの種にもなる。お前の復讐を肥やす糧にも変えられる」
私は唇を引き結び、呼吸を整えた。笑顔で毒を盛る者……影で剣を振るう者……幾人もの顔が脳裏をよぎり、冷たい糸が絡み合うように策略へと繋がっていく。
「つまり、それは私にとって好機だということですね」
ヴァルセリアはゆるやかに微笑んだが、その笑みに潜む冷たさは肌を刺すようだった。
「好機にもなれば、破滅にもなる。選ぶのはお前だ、セリーヌ。ただ一つ確かなのは──その国で流れる血は、すべてお前を試すためのものだ」
その時、傍らにいたニールが口を挟んだ。「……ご主人様、隣国の王宮ってのは噂だけでも裏が深いですよ。笑顔の仮面の下は牙だらけだって話です」
ヴァルセリアはちらりとニールに視線を向け、唇の端を上げる。「お前もよく嗅ぎ回る。だが、嗅ぎすぎると鼻を噛まれるぞ、使い魔」
ニールは肩をすくめ、「それも仕事のうちですから」と軽口を叩く。
暖炉の炎が揺らぎ、影が壁を這った。私はヴァルセリアとニールのやり取りを耳にしながら、その予言を胸に刻み、静かに笑んだ。頭の中では、すでに新たな策略が輪郭を帯び始めていた。
ヴァルセリアは、赤いワインをゆっくりと揺らし、その深紅の液面越しに私を見据えていた。炎の光が彼女の横顔を照らし、その笑みの奥に潜む冷たい影を際立たせる。
「お前が嫁ぐその婚姻──表向きは友好と安定の象徴だが、裏では数多の利害が絡み合っている。隣国の商会連合、軍部の派閥、そして王族同士の古く根深い確執だ」
耳に入った“確執”の響きに、胸の奥がわずかにざわめく。
「古い確執……?」
ヴァルセリアは唇の端を緩め、炎の揺らぎを背に続けた。
「第一王子は清廉を装っているが、血筋の真偽を巡る噂が今も燻っている。第三王子は表に姿を見せぬが、その背後には旧勢力の残党が潜んでいる。そして、病床の王妃──あの一族は表では献身を装いながら、裏で王位継承の順を変える機を窺っている」
ぱちり、と薪が弾け、影が不穏に揺れた。その音に胸の鼓動が一拍遅れて重なる。
「……なぜ、それほど詳しいのですか?」
私の問いに、ヴァルセリアはゆっくりと見つめ、愉しげに微笑む。
「知ることが、魔女の糧だからさ。情報は血より濃く、魂より深く人を縛る。真実を一つ握れば、相手は自ら鎖を締め、逃げられなくなる」
横で聞いていたニールが肩をすくめる。
「ヴァルセリア様は、人の心の奥を覗くのが得意なんですよ。しかも、聞かれもしないことまで拾ってくる」
「お前も同じだろう、ニール」
魔女が視線を向けると、ニールは小さく笑って口元を拭った。
「ええ、でも私の場合はご主人様のため。ヴァルセリア様は……ご自身の楽しみのため、でしょう?」
「楽しみと糧は、往々にして同じものだよ」
そのやり取りを聞きながら、私は胸の奥に熱と冷たさが同時に広がるのを感じた。ヴァルセリアの言葉は、炎より熱く、氷より冷たく、策略の形を頭の中に描かせていく。
馬車へ向かおうと足を踏み出した瞬間、背後からヴァルセリアの声が低く、鋭く響いた。
「……忘れるな。笑顔で毒を盛る者よりも、沈黙の影で剣を振るう者の方が、よほど始末に負えない」
その一言に足が止まり、私はゆっくりと振り返った。小屋の入り口に立つヴァルセリアは、黒い蔓と赤い花に囲まれ、まるで森そのものが人の形を取ったかのような存在感を放っていた。
「それは……隣国でのことを?」
問いかけても、彼女はすぐには答えず、炎のように揺れる瞳で私を見つめ、わずかに口角を上げるだけだった。その笑みは何かを告げているようで、同時に何も明かさない。
霧が濃くなり、彼女の輪郭が徐々にぼやけていく。紅い花弁が、風もないのにひとひら震えた。
胸の奥に、細く鋭い棘が刺さったような感覚が広がる。私は無言で踵を返し、足元の湿った土を踏みしめた。
「ご主人様、あれは……警告でしょうね」
隣を歩くニールが、軽く尾を揺らしながら囁く。彼の声はどこか愉快そうで、しかしその奥にわずかな緊張が滲んでいた。
「ええ……だからこそ、利用できるわ」
自分でも驚くほど冷ややかな声が、霧の中に溶けていく。背後からはもうヴァルセリアの気配は消え、ただ森の奥で赤い花がひとつ、静かに揺れていた。
霧が深まり、湿った冷気が頬を撫でる中、背後からヴァルセリアの声がゆっくりと、まるで耳の奥を撫でるように響く。
「……血は力を与える。でも、それを飲み続ける者の心は……」
そこで彼女は言葉を切った。まるで、続きを語ればその瞬間に呪いが降りかかるかのように。
私は反射的に振り返る。赤い瞳がじっと私を見据え、唇の端がわずかに持ち上がっていた。何も続けないその沈黙が、逆に胸の奥に不安を落とす。
喉がひりつく。問い返そうと唇を開きかけたが、声が出なかった。
隣で歩いていたニールが、肩越しにヴァルセリアを一瞥し、小さく息を吐く。
「ご主人様……あれは、聞かない方がいいですよ。ヴァルセリア様は、時々そうやって答えよりも厄介な予感を置いていくんです」
「……分かっている。でも、どうしても気になる」
「気になっても、知らぬが仏ってやつです。ほら、今は森を出ることだけを考えましょう」
霧はさらに濃くなり、ヴァルセリアの姿が輪郭ごと溶けるように消えていく。胸の奥に小さな棘が刺さったまま、私はニールと共に馬車へと歩を進めた。
馬車の車輪が湿った土をゆっくりと踏みしめ、霧の中を進んでいく。背後に残したヴァルセリアの言葉は、まだ耳の奥に淡く絡みついていた。
――血は力を与える。でも、それを飲み続ける者の心は……
私は唇の端をわずかに上げ、軽く肩をすくめる。気にも留めないふりをしながらも、その言葉の続きを知らぬままにしておくことへの小さなざらつきが、胸の奥でひっそりと疼いていた。
窓の外では、霧が低く漂い、木々の影がゆらめいては闇に溶けていく。王都へ続く街道は、白い靄に包まれて輪郭を失い、世界がぼやけた夢のようだった。
隣でニールが、わざとらしく咳払いを一つした。
「で、ご主人様――」
「何?」
「今度は誰を糧に? ……なんてね」
軽口に、私は横目で彼を見やる。
「ふふ……さあ、誰かしら」
わざと曖昧な笑みで答えると、ニールは肩をすくめ、唇に皮肉めいた笑みを浮かべた。
「その顔……もう心の中では決めてますね」
「決めつけるのは早いわ」
そう返しながらも、胸の奥では確かに、次の糧となるべき影の姿が浮かび始めていた。霧の向こう、まだ見ぬ標的がじっと私を待っている気がして、指先が微かに熱を帯びた。
馬車はそのまま、音もなく湿った道を進み、王都の方角へと吸い込まれていった。
「求められた対価……今回、三つほど成し遂げました。まず、女官長の嫉妬心を増幅させ、王女を刺殺させたこと。その後、彼女は自ら命を絶ちました」
ヴァルセリアの唇が弧を描く。その目には、愉悦の光が宿っていた。
「続けてお聞かせ」
「次に、王女の近衛を使って赤子をさらわせ、その家族が赤子を取り戻すために罪なき者を殺しました」
「美しい因果ね。血は血を呼び、罪は罪を生む」
私は、彼女の声音にわずかな熱を感じた。暖炉の炎が揺れ、銀髪の魔女の横顔を血色の光が染める。
「そして……ゴリアテを、こちら側の闇に引き入れました」
ヴァルセリアは、喉の奥で笑いを転がした。それは甘く、そして獰猛な響きを持っていた。
「ふふ……なかなか、魔女見習いにしては上出来だよ。罪なき者の死こそ、私の糧。カルマは何よりのごちそうだからね」
「……それで、対価としては?」
「瓶詰めの食材としては少し物足りないけれど……お前が復讐をすべて成し遂げた時、その時のカルマを担保にしてあげる」
その言葉に、私は静かに頷いた。胸の奥に、冷たい達成感と次の狩りへの渇きが同時に広がっていくのを感じながら。
ヴァルセリアは暖炉の炎を指先でなぞるように見つめ、その赤い光を瞳に映しながら、ゆっくりと口を開いた。
「……さて、セリーヌに一つ、予言を授けよう。お前が嫁ぎ先で目にするのは、血と花嫁衣裳だ」
「血と花嫁衣裳……?」私は眉をひそめ、その意味を測るように問い返した。
「そうだ。白は容易く赤に染まる。隣国の王宮には、笑顔で毒を盛る者と、影で剣を振るう者がいる。お前がその地に足を踏み入れた瞬間から、目に見えぬ鎖が静かに動き出すだろう」
炎がぱちりと弾け、赤い光がヴァルセリアの瞳に宿る。その視線は、私の魂の奥底まで射抜くように鋭い。
「だが、恐れる必要はない。むしろ利用しろ。血は契約の墨にもなれば、呪いの種にもなる。お前の復讐を肥やす糧にも変えられる」
私は唇を引き結び、呼吸を整えた。笑顔で毒を盛る者……影で剣を振るう者……幾人もの顔が脳裏をよぎり、冷たい糸が絡み合うように策略へと繋がっていく。
「つまり、それは私にとって好機だということですね」
ヴァルセリアはゆるやかに微笑んだが、その笑みに潜む冷たさは肌を刺すようだった。
「好機にもなれば、破滅にもなる。選ぶのはお前だ、セリーヌ。ただ一つ確かなのは──その国で流れる血は、すべてお前を試すためのものだ」
その時、傍らにいたニールが口を挟んだ。「……ご主人様、隣国の王宮ってのは噂だけでも裏が深いですよ。笑顔の仮面の下は牙だらけだって話です」
ヴァルセリアはちらりとニールに視線を向け、唇の端を上げる。「お前もよく嗅ぎ回る。だが、嗅ぎすぎると鼻を噛まれるぞ、使い魔」
ニールは肩をすくめ、「それも仕事のうちですから」と軽口を叩く。
暖炉の炎が揺らぎ、影が壁を這った。私はヴァルセリアとニールのやり取りを耳にしながら、その予言を胸に刻み、静かに笑んだ。頭の中では、すでに新たな策略が輪郭を帯び始めていた。
ヴァルセリアは、赤いワインをゆっくりと揺らし、その深紅の液面越しに私を見据えていた。炎の光が彼女の横顔を照らし、その笑みの奥に潜む冷たい影を際立たせる。
「お前が嫁ぐその婚姻──表向きは友好と安定の象徴だが、裏では数多の利害が絡み合っている。隣国の商会連合、軍部の派閥、そして王族同士の古く根深い確執だ」
耳に入った“確執”の響きに、胸の奥がわずかにざわめく。
「古い確執……?」
ヴァルセリアは唇の端を緩め、炎の揺らぎを背に続けた。
「第一王子は清廉を装っているが、血筋の真偽を巡る噂が今も燻っている。第三王子は表に姿を見せぬが、その背後には旧勢力の残党が潜んでいる。そして、病床の王妃──あの一族は表では献身を装いながら、裏で王位継承の順を変える機を窺っている」
ぱちり、と薪が弾け、影が不穏に揺れた。その音に胸の鼓動が一拍遅れて重なる。
「……なぜ、それほど詳しいのですか?」
私の問いに、ヴァルセリアはゆっくりと見つめ、愉しげに微笑む。
「知ることが、魔女の糧だからさ。情報は血より濃く、魂より深く人を縛る。真実を一つ握れば、相手は自ら鎖を締め、逃げられなくなる」
横で聞いていたニールが肩をすくめる。
「ヴァルセリア様は、人の心の奥を覗くのが得意なんですよ。しかも、聞かれもしないことまで拾ってくる」
「お前も同じだろう、ニール」
魔女が視線を向けると、ニールは小さく笑って口元を拭った。
「ええ、でも私の場合はご主人様のため。ヴァルセリア様は……ご自身の楽しみのため、でしょう?」
「楽しみと糧は、往々にして同じものだよ」
そのやり取りを聞きながら、私は胸の奥に熱と冷たさが同時に広がるのを感じた。ヴァルセリアの言葉は、炎より熱く、氷より冷たく、策略の形を頭の中に描かせていく。
馬車へ向かおうと足を踏み出した瞬間、背後からヴァルセリアの声が低く、鋭く響いた。
「……忘れるな。笑顔で毒を盛る者よりも、沈黙の影で剣を振るう者の方が、よほど始末に負えない」
その一言に足が止まり、私はゆっくりと振り返った。小屋の入り口に立つヴァルセリアは、黒い蔓と赤い花に囲まれ、まるで森そのものが人の形を取ったかのような存在感を放っていた。
「それは……隣国でのことを?」
問いかけても、彼女はすぐには答えず、炎のように揺れる瞳で私を見つめ、わずかに口角を上げるだけだった。その笑みは何かを告げているようで、同時に何も明かさない。
霧が濃くなり、彼女の輪郭が徐々にぼやけていく。紅い花弁が、風もないのにひとひら震えた。
胸の奥に、細く鋭い棘が刺さったような感覚が広がる。私は無言で踵を返し、足元の湿った土を踏みしめた。
「ご主人様、あれは……警告でしょうね」
隣を歩くニールが、軽く尾を揺らしながら囁く。彼の声はどこか愉快そうで、しかしその奥にわずかな緊張が滲んでいた。
「ええ……だからこそ、利用できるわ」
自分でも驚くほど冷ややかな声が、霧の中に溶けていく。背後からはもうヴァルセリアの気配は消え、ただ森の奥で赤い花がひとつ、静かに揺れていた。
霧が深まり、湿った冷気が頬を撫でる中、背後からヴァルセリアの声がゆっくりと、まるで耳の奥を撫でるように響く。
「……血は力を与える。でも、それを飲み続ける者の心は……」
そこで彼女は言葉を切った。まるで、続きを語ればその瞬間に呪いが降りかかるかのように。
私は反射的に振り返る。赤い瞳がじっと私を見据え、唇の端がわずかに持ち上がっていた。何も続けないその沈黙が、逆に胸の奥に不安を落とす。
喉がひりつく。問い返そうと唇を開きかけたが、声が出なかった。
隣で歩いていたニールが、肩越しにヴァルセリアを一瞥し、小さく息を吐く。
「ご主人様……あれは、聞かない方がいいですよ。ヴァルセリア様は、時々そうやって答えよりも厄介な予感を置いていくんです」
「……分かっている。でも、どうしても気になる」
「気になっても、知らぬが仏ってやつです。ほら、今は森を出ることだけを考えましょう」
霧はさらに濃くなり、ヴァルセリアの姿が輪郭ごと溶けるように消えていく。胸の奥に小さな棘が刺さったまま、私はニールと共に馬車へと歩を進めた。
馬車の車輪が湿った土をゆっくりと踏みしめ、霧の中を進んでいく。背後に残したヴァルセリアの言葉は、まだ耳の奥に淡く絡みついていた。
――血は力を与える。でも、それを飲み続ける者の心は……
私は唇の端をわずかに上げ、軽く肩をすくめる。気にも留めないふりをしながらも、その言葉の続きを知らぬままにしておくことへの小さなざらつきが、胸の奥でひっそりと疼いていた。
窓の外では、霧が低く漂い、木々の影がゆらめいては闇に溶けていく。王都へ続く街道は、白い靄に包まれて輪郭を失い、世界がぼやけた夢のようだった。
隣でニールが、わざとらしく咳払いを一つした。
「で、ご主人様――」
「何?」
「今度は誰を糧に? ……なんてね」
軽口に、私は横目で彼を見やる。
「ふふ……さあ、誰かしら」
わざと曖昧な笑みで答えると、ニールは肩をすくめ、唇に皮肉めいた笑みを浮かべた。
「その顔……もう心の中では決めてますね」
「決めつけるのは早いわ」
そう返しながらも、胸の奥では確かに、次の糧となるべき影の姿が浮かび始めていた。霧の向こう、まだ見ぬ標的がじっと私を待っている気がして、指先が微かに熱を帯びた。
馬車はそのまま、音もなく湿った道を進み、王都の方角へと吸い込まれていった。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる