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第二章
珍しいジョブ
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第二章 前編
「━━━━━━オルター・エゴ です」
そう娘は呟いた。オルター・エゴ?確かそんな言葉あったなぁ
意味はそう別人格だったか?なるほど、的を得ている。
「あの?初めて聞くジョブなんですがぁ・」
「そりゃそうですよ‥あまりいいジョブではありませんから、それとお客様の固有スキルで2点ほど聞きたいこともありますし。」
『固有スキル?あぁそんなのもあるのかこの世界、私の固有スキル?神格と共にバレないように全部置いてきたはずなのだがなぁ‥まあいい確認してみるか』
私は慣れた手つきでステータスを確認するそこにあったのは
【領域外の侵略者】
【崇拝されていた者】
【貴方の狂信者】
の3つだ。上二つは理解出来る。一つ目はこの異世界に侵入したことにより追加されたユニークスキル、もう一つは私も腐っていても神なので崇拝はされていたからだ、だが、最後のスキルは‥?まさか、そんなことありえない‥
「あ、あのぉ‥スキルの方なんですけど質問してもいいですか?」
考え込んでいた私に娘が話しかける。‥そうだったいたなこの娘。最後のスキルが気になりすぎて存在を忘れていた。
「えぇ大丈夫です。それで質問とは?」
「あ、あのですね!まず一つ目の【領域外の侵略者】なんですけどこれ、ものすっっごくレアでして本当に少数の冒険者しかもっていないんですけど、こちらはどこで?」
「‥さあ?覚えていません‥キャトルミューティレーションされたんでしょうかね?」
そう答えると娘は「キャト?え?」と困惑している。そんな娘を放って置いて、次の質問を聞く
「それで?二つ目のスキルは?」
「あ、えとえと【崇拝されてた者】ですね!これはまあ大司教様とかが持っている。比較的に頑張れば取れるスキルなんですが‥聖職者様ですか?」
「いえ?どっちかと言うと、主に汚れ仕事をするので穢れまくっています。」
それを聞くと「そうですかぁ‥なら問題ないのかなぁ」と呟く‥私が聞きたいのは、その二つじゃない‥
「あの、【貴方の狂信者】とはなんですか?」
私がそう聞くと娘はまるで恐ろしい物をみるかのような目で私をみる。私は娘の心情など、察することもなく問い詰める。問い詰める、問い詰める、といつめる、トイツメル
「い、【意味のないスキル】です!!!」と娘は大声で叫んだ。
意味のないスキル?そうか意味がないのか‥そうか‥ないのか‥
「あ、あの‥」娘が私に話を切り出す。足が産まれたての子鹿のようだ。それで私は察する、『あぁ‥圧をかけたんだなぁ』と申し訳ない事をした。
「すみません‥怖がらせてしまって」私らしくもない‥こんなことで心を乱すとは自分もまだまだ、【生まれて間もない赤子だからかな?】
「い、いえ大丈夫です。このスキルは簡単に説明しますと、貴方様のことが狂ってしまうほど好きだった方と長い間いたとゆう証です。なので、なんの効果もないスキルなんですよ」
そう娘は淡々と答える。"狂ってしまうほど愛されていた'かそうだな、あの子は確かに私に常に縋り付いていたな。
「この二つだけではオルター・エゴにはならないのですか?」
私が娘に聞くと真剣な顔をしながら
「はい、なりません。先程説明した通りなんですがこの二つの固有スキルは誰でも"頑張れば"取れるんです。この二つが条件なら多分誰かしら一人はオルター・エゴになっています。」
ふむ?ではなにか別の理由があると?固有スキルはこの3つのみ、他にスキルは持っていなし、魔法も覚えていないなら‥
「最後の質問です。失礼ながら、貴方は過去に少なからず3人以上の【人生を狂わせて】いませんか?しかもかなり【最悪な方法】で」
あ~ぁ、そういうこと?これ、あれかぁ"罠"だったのかぁ
そっかぁ、いや~‥ ━━━━━━━━━━━笑わせてくれる
※※※※※※※※※※※※
私はサラサラと【ジョブ申請書】に署名をしていく。それを娘は青い顔をして受け取る。私は過去最高の笑みを浮かべながら
「ありがとうございます。これで働けますよね?」と娘に質問する
「ひっ、あ、そうですね!あの‥はい‥」
とどんどん声が小さくなっていく。別に怒っているわけではないのにそんな反応をされると寂しくなる。しかし、やっと行動を始めたのか【管理者】共は‥無能すぎないか?そもあの【転生者】をこの世界に入れた段階で気づくとばかり思っていたのが、期待はずれだったのか?それとも作戦か‥まあとにもかくにもいまは、冒険者として生活しよう。
「では、こちらの用紙を持ってあの金髪の女性の所にお願いします。自分のジョブと、ステータスカードを見せれは手続きして下さると思います。」
私は娘の説明を聞いたあと頭を軽く下げる。それを見た娘を「起きおつけて」と言って頭を下げる。あ、そういえば
「お名前はなんておっしゃるのですか?」
と聞いた私を見て以外そうな顔をしたあと
「モニカ・グランツェです!」と元気よく返事した。
少し歩いた所に受付場所があった。そこにはモニカが言っていた金髪の女性がいた。
「お、お待ちしていたました!!私の名前はエレナ・グランツェです!」
「グランツェ‥?あー姉妹だったんですね?」
「えへへ・・そうなんです」と照れながら話すエレナと言う名前の女性。モニカとはだいぶ印象が変わっているため、名前を聞かないと判別出来ない。姉妹でもここまで似ていないのは逆に珍しい。
「えっと!モニカから聞いています。再度確認致しますね?冒険者登録を行うには必ず【ジョブ】を記載しなければならなくなります。そのためお客様の【オルター・エゴ】は様々な冒険者の方が確認出来るようになります。‥本当によろしいのですね?」
「‥えぇ、お願いします」
私の返答を聞いたエレナは本当に驚いた顔をして受付をした。心を読む能力は置いてきたが、エレナの顔から何を思っているのかは容易に想像出来る。【私が止めないと】とね
「あ、あのお客様‥た、大変言いにくのですが!!お客様は容姿が大変いいのでモデルなどはどうでしょうか?冒険者は危険ですし運が悪ければ死んでしまいます。だから‥「結構です。手続きを進めて下さい。」
いい加減しつこい、私が決めたことだ無関係なお前たちには関係ないだろう?人間の情とゆうものがここまでしつこいとは、改めて面倒くさくて、面白い生き物だと再認識する。
「手続きが完了いたしました。あとはお客様のお名前をお教え下さい。」
エレナは手で最後に書く資料の場所に指をさす。名前か‥【アル】はもう使ったからから別の名前にしたい‥そうだなぁ、名乗るのに気を使わなくて冒険者をしている間だけ使う名前‥一つだけあった忘れもしない、忘れてもならない【私だけの狂信者】の名前がその名前を使わせてもらおうかな
「ではお名前を再度かく「結構です。手続きは終わったのでしょ?だったら仕事を探しにいきます、ではこれで」
そういって「あ、ちょっとまって!」と言った彼女から契約書を貰い足早に立ち去る。‥書いたのはいいがやっぱり少し小っ恥ずかしい‥だがこれでいい。これであの【管理者】共に私が何をしにこの異世界にきたのか━━━━━━━━気づかせることが出来る。
「━━━━━━オルター・エゴ です」
そう娘は呟いた。オルター・エゴ?確かそんな言葉あったなぁ
意味はそう別人格だったか?なるほど、的を得ている。
「あの?初めて聞くジョブなんですがぁ・」
「そりゃそうですよ‥あまりいいジョブではありませんから、それとお客様の固有スキルで2点ほど聞きたいこともありますし。」
『固有スキル?あぁそんなのもあるのかこの世界、私の固有スキル?神格と共にバレないように全部置いてきたはずなのだがなぁ‥まあいい確認してみるか』
私は慣れた手つきでステータスを確認するそこにあったのは
【領域外の侵略者】
【崇拝されていた者】
【貴方の狂信者】
の3つだ。上二つは理解出来る。一つ目はこの異世界に侵入したことにより追加されたユニークスキル、もう一つは私も腐っていても神なので崇拝はされていたからだ、だが、最後のスキルは‥?まさか、そんなことありえない‥
「あ、あのぉ‥スキルの方なんですけど質問してもいいですか?」
考え込んでいた私に娘が話しかける。‥そうだったいたなこの娘。最後のスキルが気になりすぎて存在を忘れていた。
「えぇ大丈夫です。それで質問とは?」
「あ、あのですね!まず一つ目の【領域外の侵略者】なんですけどこれ、ものすっっごくレアでして本当に少数の冒険者しかもっていないんですけど、こちらはどこで?」
「‥さあ?覚えていません‥キャトルミューティレーションされたんでしょうかね?」
そう答えると娘は「キャト?え?」と困惑している。そんな娘を放って置いて、次の質問を聞く
「それで?二つ目のスキルは?」
「あ、えとえと【崇拝されてた者】ですね!これはまあ大司教様とかが持っている。比較的に頑張れば取れるスキルなんですが‥聖職者様ですか?」
「いえ?どっちかと言うと、主に汚れ仕事をするので穢れまくっています。」
それを聞くと「そうですかぁ‥なら問題ないのかなぁ」と呟く‥私が聞きたいのは、その二つじゃない‥
「あの、【貴方の狂信者】とはなんですか?」
私がそう聞くと娘はまるで恐ろしい物をみるかのような目で私をみる。私は娘の心情など、察することもなく問い詰める。問い詰める、問い詰める、といつめる、トイツメル
「い、【意味のないスキル】です!!!」と娘は大声で叫んだ。
意味のないスキル?そうか意味がないのか‥そうか‥ないのか‥
「あ、あの‥」娘が私に話を切り出す。足が産まれたての子鹿のようだ。それで私は察する、『あぁ‥圧をかけたんだなぁ』と申し訳ない事をした。
「すみません‥怖がらせてしまって」私らしくもない‥こんなことで心を乱すとは自分もまだまだ、【生まれて間もない赤子だからかな?】
「い、いえ大丈夫です。このスキルは簡単に説明しますと、貴方様のことが狂ってしまうほど好きだった方と長い間いたとゆう証です。なので、なんの効果もないスキルなんですよ」
そう娘は淡々と答える。"狂ってしまうほど愛されていた'かそうだな、あの子は確かに私に常に縋り付いていたな。
「この二つだけではオルター・エゴにはならないのですか?」
私が娘に聞くと真剣な顔をしながら
「はい、なりません。先程説明した通りなんですがこの二つの固有スキルは誰でも"頑張れば"取れるんです。この二つが条件なら多分誰かしら一人はオルター・エゴになっています。」
ふむ?ではなにか別の理由があると?固有スキルはこの3つのみ、他にスキルは持っていなし、魔法も覚えていないなら‥
「最後の質問です。失礼ながら、貴方は過去に少なからず3人以上の【人生を狂わせて】いませんか?しかもかなり【最悪な方法】で」
あ~ぁ、そういうこと?これ、あれかぁ"罠"だったのかぁ
そっかぁ、いや~‥ ━━━━━━━━━━━笑わせてくれる
※※※※※※※※※※※※
私はサラサラと【ジョブ申請書】に署名をしていく。それを娘は青い顔をして受け取る。私は過去最高の笑みを浮かべながら
「ありがとうございます。これで働けますよね?」と娘に質問する
「ひっ、あ、そうですね!あの‥はい‥」
とどんどん声が小さくなっていく。別に怒っているわけではないのにそんな反応をされると寂しくなる。しかし、やっと行動を始めたのか【管理者】共は‥無能すぎないか?そもあの【転生者】をこの世界に入れた段階で気づくとばかり思っていたのが、期待はずれだったのか?それとも作戦か‥まあとにもかくにもいまは、冒険者として生活しよう。
「では、こちらの用紙を持ってあの金髪の女性の所にお願いします。自分のジョブと、ステータスカードを見せれは手続きして下さると思います。」
私は娘の説明を聞いたあと頭を軽く下げる。それを見た娘を「起きおつけて」と言って頭を下げる。あ、そういえば
「お名前はなんておっしゃるのですか?」
と聞いた私を見て以外そうな顔をしたあと
「モニカ・グランツェです!」と元気よく返事した。
少し歩いた所に受付場所があった。そこにはモニカが言っていた金髪の女性がいた。
「お、お待ちしていたました!!私の名前はエレナ・グランツェです!」
「グランツェ‥?あー姉妹だったんですね?」
「えへへ・・そうなんです」と照れながら話すエレナと言う名前の女性。モニカとはだいぶ印象が変わっているため、名前を聞かないと判別出来ない。姉妹でもここまで似ていないのは逆に珍しい。
「えっと!モニカから聞いています。再度確認致しますね?冒険者登録を行うには必ず【ジョブ】を記載しなければならなくなります。そのためお客様の【オルター・エゴ】は様々な冒険者の方が確認出来るようになります。‥本当によろしいのですね?」
「‥えぇ、お願いします」
私の返答を聞いたエレナは本当に驚いた顔をして受付をした。心を読む能力は置いてきたが、エレナの顔から何を思っているのかは容易に想像出来る。【私が止めないと】とね
「あ、あのお客様‥た、大変言いにくのですが!!お客様は容姿が大変いいのでモデルなどはどうでしょうか?冒険者は危険ですし運が悪ければ死んでしまいます。だから‥「結構です。手続きを進めて下さい。」
いい加減しつこい、私が決めたことだ無関係なお前たちには関係ないだろう?人間の情とゆうものがここまでしつこいとは、改めて面倒くさくて、面白い生き物だと再認識する。
「手続きが完了いたしました。あとはお客様のお名前をお教え下さい。」
エレナは手で最後に書く資料の場所に指をさす。名前か‥【アル】はもう使ったからから別の名前にしたい‥そうだなぁ、名乗るのに気を使わなくて冒険者をしている間だけ使う名前‥一つだけあった忘れもしない、忘れてもならない【私だけの狂信者】の名前がその名前を使わせてもらおうかな
「ではお名前を再度かく「結構です。手続きは終わったのでしょ?だったら仕事を探しにいきます、ではこれで」
そういって「あ、ちょっとまって!」と言った彼女から契約書を貰い足早に立ち去る。‥書いたのはいいがやっぱり少し小っ恥ずかしい‥だがこれでいい。これであの【管理者】共に私が何をしにこの異世界にきたのか━━━━━━━━気づかせることが出来る。
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