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評判の肉屋

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A「ここのが評判の肉屋か。今日は新築祝いだし、奮発するか……」

B「あ!お前は!」

A「え?え?え?僕ですか?」

B「いやぁ~懐かしい顔だな」

A「すみませんどこかでお会いしましたか?」

B「えぇ…覚えてないんですか?昨日ネットカフェであなたの隣に居た私ですよ!」

A「知らねぇよ!つか、怖えよ。なんで当たり前の様に隣の奴覗いてんだ。何のための仕切りなんだよ」 

B「あ、人違いでした」

A「んなこたぁどうでもいいからさ、なんか良い肉ないか?おススメの奴とかさ?」

B「そいつぁいい!丁度今さっき入った生きがいいのあるよ!」

A「気持ち悪いわ!魚屋じゃねんだから、もっとさ、新鮮とか代わりの言葉があるだろ?」

B「ピチピチのお肉ありますよ!」

A「生々しい!生々しいよ、弾力とかハリとか求めてないから。豚カツ食べる時『きめ細かい!』とか言わねーから」

A「あーもう、いいからさ、オススメの奴教えて、調理法と一緒に」

B「おスルメですか?」

A「魚屋か!いいか…お!」

B「お!」

A「す!」

B「す!」

B「ず!」

A「ず!」

A&B「め!」

A「!??!?!」

B「ああ、タンのことですね」

A「いやなんでだよ」

B「舌切り雀的な感じから、連想させて注文する変わったお方かと……」

A「どんだけタン頼むのに回りくどいことしてんだよ!」

A「あぁ、もうそれでいいからさ、どうやって調理するかだけでいいから教えてくんない?」

B「焼いとけばだいたい食えますよ」

A「雑過ぎんだろ!」

B「これお付けしときますので……」

A「え…サービス?ってこれ虫眼鏡じゃねーかッ!」

A「やったけどさ、小学生の時に。理科で黒い紙とか焼くやつだからこれ」

B「結構レア好きの方にオススメなんですよ。これ」

A「レアっつーかウルトラレアになるだろ」

B「流石お目が高いですねお客様!実はコレ、僕の手作り虫眼鏡でして世界で1つだけなんですよ」

A「そっちのレアかよ、肉の焼き加減かと思ったよ」

B「あーミディアム派でしたか。失礼いたしました」

B「じゃあ墨汁もお付けしときますので」

A「墨汁!?墨汁ってあれか?書道で使う墨のことか?」

B「ええ、そうです黒いし多分よく焼けると思います多分」

A「いや思いますって、それ俺で実験してんじゃねーかよ」

A「なんだここ、全然…いい店って感じじゃないぞ」

A「なんだもしかして店間違えたのか?ちょっと看板を………」

A「“評判”って店の名前だったのかよ!!!」
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