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ヤクザの女(2)
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・・・でも、会えてよかった。
「篠宮さん、送ってくよ」
「うん、ありがとう」
── そして、しっかり玄関まで送ってくれた瀧川くん。
「じゃあおやすみ」
「送ってくれてありがとう、おやすみ」
チュッと触れるだけのキスを落として去ろうとする瀧川くんの袖を思わず掴んでしまった。
「どうしたの?」
「ご、ごめん」
こんなつもりなかったのに体が勝手に動いちゃった。
「寂しい?」
「……うん、ちょっとだけ」
「はあーもう可愛すぎだよ、篠宮さん」
優しく私を抱き寄せて、頭をポンポン撫でてくれる瀧川くん。
「ごめん、今君を抱くと離れられなくなっちゃうから……全てが終わったら壊れるほど抱くけどいいかな? 致死量の愛を君に注ぐよ、たっぷりとね。愛してるよ、篠宮さん」
耳元でそう囁く瀧川くんに全身がぞくぞくして、触られてもないのにじわっと蜜が溢れ出てきた。顔がボンッ! と赤くなって体が火照ってアツい。私の体はいつからこんなえっちになってしまったのか──。きっと、いや、絶対に瀧川くんのせいだ。
「ハハッ。顔真っ赤だね、本当に可愛いなぁ」
「もうっ! 瀧川くんのえっち!」
「なにそれ、可愛すぎでしょ。やめて? しんどいから」
私は瀧川くんの胸ぐらを掴んで、グッと引き寄せながら背伸びをしてチュッと唇を奪うと、予想外だったのかピクリとも動かず固まっている瀧川くん。
「いってらっしゃい、気をつけてね」
「……手加減しないから覚悟しておいてね、篠宮さん。じゃ」
悪戯な笑みを浮かべてニヤッとしながら手を振り、上機嫌で去っていった瀧川くん。
「ははは……お風呂入って寝よ」
── 瀧川くんと思わぬ遭遇をしてから数日後
ピコンッと通知音が鳴ってスマホを確認してみると、久遠さんからのメッセージだった。母親同士が仲良くなったから一応連絡先を交換したけど、一度も連絡を取り合ったことはなかったのに。
〖重要な話がある。今すぐ位置情報の場所に1人で来い〗
重要な話……? お母さん達のことかな。
〖わかりました〗
送られてきた位置情報を頼りにその周辺まで来てみたけど、本当にこの辺であってるのかな……なんか人気が無いし、空気が独特っていうかちょっと怖いかも。
「おい篠宮、こっち来い」
「ちょっ、久遠さん!?」
背後から現れた久遠さんが私の腕を引っ張って、どんどん路地裏へ連れていかれる。嫌な予感しかしないけど、久遠さん自体からは嫌な雰囲気みたいなものは全く感じ取れない。
「あっ、あの! 待ってください久遠さん!」
「単刀直入に言うぞ、お前は俺の組に狙われている。逃走用の車を用意した、今すぐ逃げろ。なるべく遠くにだ」
「ね、狙われてるって……私、何もしてっ」
「お前、なんで瀧川の女なんだよ……クソが」
もしかして、瀧川くんの組と揉めてるの……? トラブルって、久遠さんの組とってこと? そんな、そんなことってある? どうして、なんで久遠さんと──。
「く、久遠……さん……」
私を見ている久遠さんの瞳が憎しみと色んな感情が混ざっていて、グラグラと揺れていた。
「俺の親父……組長を殺したのは瀧川組の奴だ。母さんから愛する人を奪ったのは、間違えなく瀧川組なんだよ」
「……そ、そんな……」
「うちの連中はお前を狙ってる、もちろん殺すつもりで……だ。正直俺もお前を瀧川の目の前で殺してやりたい。だが……お前を殺したくはない」
「おいおい、何をコソコソやってるかと思ったら瀧川の女かぁ? それ」
久遠さんと私がバッと振り向くと、そこにいたのは久遠さんに似た人だった。
「兄貴」
久遠さんに似てるけどこの人たぶん、容赦なく私を殺す人だ。
「へぇ~。悪くないな、いい女じゃねえか」
私に銃を向けて、ジリジリ迫ってくる久遠さんのお兄さん。
「兄貴、待ってくれ。この女は母さんが気に入ってる」
「ああ、なんか言ってたなぁ。優しい子がなんちゃら~って」
「銃を下ろせ」
「あ? 誰に向かって口利いてんだ、俺は久遠組の“組長”だぞ?」
「いいから下ろせっつってんだよ」
久遠さんがお兄さんに銃を向けて、事態は悪化していく。どうすれば全てが丸く収まる……? 瀧川くんの女になるって、ちゃんと覚悟は決めてた。怖いけど、ものすごく怖いけど、でも……最後まで諦めない。
「あの、まずは話し合いしませんか? 全く状況が掴めないんですけど。殺されるにしたって何も知らないまま意味も分からず死ぬなんて……貴方達のこと呪いますよ、孫の代まで」
「……おいおいマジかお前!! ククッ、おもしれぇな!! 瀧川の女にしとくにゃ勿体ねえわ!! よし、分かった……俺の女になれ。そうすりゃ生かしてやるよ」
私だって中途半端な覚悟で瀧川くんを愛してるわけじゃない。瀧川くんを裏切るようなことをするくらいなら死んだほうがマシ。お母さんのことは心配だけど、ちゃんとお母さんに多額のお金が入るように、めちゃくちゃいい生命保険入ってるんだからナメんじゃないわよ。ていうか、瀧川くんの女ナメんな!!
「ごめんなさいね、貴方の女になるくらいなら死んだほうがマシだわ」
ただ真っ直ぐ、揺らぐことのない瞳で前を見据えた。
「ほう……いいね、ますます気に入った。本当はビビってんだろ? なあ、命乞いしろよ……じゃないとマジで殺すよ?」
「おい、兄貴っ……」
私に向けられていた銃口が久遠さんに向けられた瞬間、パンッ!! と銃声が聞こえて崩れ落ちた久遠さん。
「ぐぁあっ!!」
「……く、く……久遠さん……久遠さん!!」
「大丈夫だって~、脚撃っただけだっつーの。で? どーすんの、お前」
「最っ低……実の弟を撃つなんて、あんたそれでもっ!?」
パンッ!! と銃声が響いて、私の頬を微かに掠めていった銃弾。
「そろそろ答え、聞かせてもらおうか」
「……何度だって言ってやるわよ。私は“瀧川司”の女なの。私が愛しているのはあの人だけ。あんたみたいな男のっ」
「ああ、そうかよ。いい女だったのに残念~。んじゃ、お望み通り……“死ね”」
「篠宮!!!!」
久遠さんの叫び声が聞こえる。でも、これでいいの。
── 瀧川くん、愛してる。これからもずっと、あなたを見守ってるから。どうか、幸せになってね。
目を瞑った瞬間、フワッと瀧川くんの香りに包まれて銃声がパパパンッ! と3発鳴った後、耳を塞ぎたくなるような呻き声が路地裏に響いた。
瀧川くんが放った銃弾は、久遠さんのお兄さんの両肩を貫いている。もう銃を撃たせないよう的確に肩を狙ったであろう瀧川くんは本当に凄い人なんだと思う。
あれ、私が聞いた銃声は3発……残りは?
「篠宮さんごめん、遅くなった。怪我はない?」
「……う、うん、大丈夫」
「ごめんね、こんなことに巻き込んで。……そこに転がってる組長さん。言っときますけど久遠組をやったのはうちじゃない、随分と甘い調べでこんなことをしてただで済むと思うなよ。当然、覚悟はできていますよね?」
私を抱きしめながら淡々とそう話をしている瀧川くんの異変にようやく気づいた──。
「……た、瀧川……くん……ち、血がっ……」
「ああ、うん。大丈夫だよ? 致命傷は避けたから。ごめんね? 篠宮さん血苦手なのに」
「ご……ごめんなさい……私のせいで、こんなっ……」
「なんで篠宮さんが謝るの? 君は何も悪くない。ありがとう、無事でいてくれて」
残りの銃声は瀧川くんの腹部に命中していた。
私を庇ってせいで瀧川くんが──。
「「「若っ!!」」」
「そこに転がってる奴らを連れてってください。あと、篠宮さんを家まで送り届けてください」
「「「御意!!」」」
「っ!? 篠宮さん頰がっ!」
「ちょっと掠めた程度だよ、全然平気」
「ごめん、ごめんね篠宮さん……君を傷つけて……また連絡する」
いや、嫌だ、一緒にいたい、一緒にいさせてよ。
「瀧川くん……っ、本当に大丈夫なの……? ねえ、私も一緒にっ」
「ダメだよ、俺は大丈夫だから。さ、行って」
遠くからパトカーのサイレンが聞こえてくる。
「篠宮さんを安全なところへ早く連れていけ」
「ぎょっ、御意!!」
私がここにいても何もできないし意味もない。足手まといにしかならないのなら、いないほうがいいに決まってる。
血が滲むほど下唇を噛み締めて、この場を後にした──。
「篠宮さん、送ってくよ」
「うん、ありがとう」
── そして、しっかり玄関まで送ってくれた瀧川くん。
「じゃあおやすみ」
「送ってくれてありがとう、おやすみ」
チュッと触れるだけのキスを落として去ろうとする瀧川くんの袖を思わず掴んでしまった。
「どうしたの?」
「ご、ごめん」
こんなつもりなかったのに体が勝手に動いちゃった。
「寂しい?」
「……うん、ちょっとだけ」
「はあーもう可愛すぎだよ、篠宮さん」
優しく私を抱き寄せて、頭をポンポン撫でてくれる瀧川くん。
「ごめん、今君を抱くと離れられなくなっちゃうから……全てが終わったら壊れるほど抱くけどいいかな? 致死量の愛を君に注ぐよ、たっぷりとね。愛してるよ、篠宮さん」
耳元でそう囁く瀧川くんに全身がぞくぞくして、触られてもないのにじわっと蜜が溢れ出てきた。顔がボンッ! と赤くなって体が火照ってアツい。私の体はいつからこんなえっちになってしまったのか──。きっと、いや、絶対に瀧川くんのせいだ。
「ハハッ。顔真っ赤だね、本当に可愛いなぁ」
「もうっ! 瀧川くんのえっち!」
「なにそれ、可愛すぎでしょ。やめて? しんどいから」
私は瀧川くんの胸ぐらを掴んで、グッと引き寄せながら背伸びをしてチュッと唇を奪うと、予想外だったのかピクリとも動かず固まっている瀧川くん。
「いってらっしゃい、気をつけてね」
「……手加減しないから覚悟しておいてね、篠宮さん。じゃ」
悪戯な笑みを浮かべてニヤッとしながら手を振り、上機嫌で去っていった瀧川くん。
「ははは……お風呂入って寝よ」
── 瀧川くんと思わぬ遭遇をしてから数日後
ピコンッと通知音が鳴ってスマホを確認してみると、久遠さんからのメッセージだった。母親同士が仲良くなったから一応連絡先を交換したけど、一度も連絡を取り合ったことはなかったのに。
〖重要な話がある。今すぐ位置情報の場所に1人で来い〗
重要な話……? お母さん達のことかな。
〖わかりました〗
送られてきた位置情報を頼りにその周辺まで来てみたけど、本当にこの辺であってるのかな……なんか人気が無いし、空気が独特っていうかちょっと怖いかも。
「おい篠宮、こっち来い」
「ちょっ、久遠さん!?」
背後から現れた久遠さんが私の腕を引っ張って、どんどん路地裏へ連れていかれる。嫌な予感しかしないけど、久遠さん自体からは嫌な雰囲気みたいなものは全く感じ取れない。
「あっ、あの! 待ってください久遠さん!」
「単刀直入に言うぞ、お前は俺の組に狙われている。逃走用の車を用意した、今すぐ逃げろ。なるべく遠くにだ」
「ね、狙われてるって……私、何もしてっ」
「お前、なんで瀧川の女なんだよ……クソが」
もしかして、瀧川くんの組と揉めてるの……? トラブルって、久遠さんの組とってこと? そんな、そんなことってある? どうして、なんで久遠さんと──。
「く、久遠……さん……」
私を見ている久遠さんの瞳が憎しみと色んな感情が混ざっていて、グラグラと揺れていた。
「俺の親父……組長を殺したのは瀧川組の奴だ。母さんから愛する人を奪ったのは、間違えなく瀧川組なんだよ」
「……そ、そんな……」
「うちの連中はお前を狙ってる、もちろん殺すつもりで……だ。正直俺もお前を瀧川の目の前で殺してやりたい。だが……お前を殺したくはない」
「おいおい、何をコソコソやってるかと思ったら瀧川の女かぁ? それ」
久遠さんと私がバッと振り向くと、そこにいたのは久遠さんに似た人だった。
「兄貴」
久遠さんに似てるけどこの人たぶん、容赦なく私を殺す人だ。
「へぇ~。悪くないな、いい女じゃねえか」
私に銃を向けて、ジリジリ迫ってくる久遠さんのお兄さん。
「兄貴、待ってくれ。この女は母さんが気に入ってる」
「ああ、なんか言ってたなぁ。優しい子がなんちゃら~って」
「銃を下ろせ」
「あ? 誰に向かって口利いてんだ、俺は久遠組の“組長”だぞ?」
「いいから下ろせっつってんだよ」
久遠さんがお兄さんに銃を向けて、事態は悪化していく。どうすれば全てが丸く収まる……? 瀧川くんの女になるって、ちゃんと覚悟は決めてた。怖いけど、ものすごく怖いけど、でも……最後まで諦めない。
「あの、まずは話し合いしませんか? 全く状況が掴めないんですけど。殺されるにしたって何も知らないまま意味も分からず死ぬなんて……貴方達のこと呪いますよ、孫の代まで」
「……おいおいマジかお前!! ククッ、おもしれぇな!! 瀧川の女にしとくにゃ勿体ねえわ!! よし、分かった……俺の女になれ。そうすりゃ生かしてやるよ」
私だって中途半端な覚悟で瀧川くんを愛してるわけじゃない。瀧川くんを裏切るようなことをするくらいなら死んだほうがマシ。お母さんのことは心配だけど、ちゃんとお母さんに多額のお金が入るように、めちゃくちゃいい生命保険入ってるんだからナメんじゃないわよ。ていうか、瀧川くんの女ナメんな!!
「ごめんなさいね、貴方の女になるくらいなら死んだほうがマシだわ」
ただ真っ直ぐ、揺らぐことのない瞳で前を見据えた。
「ほう……いいね、ますます気に入った。本当はビビってんだろ? なあ、命乞いしろよ……じゃないとマジで殺すよ?」
「おい、兄貴っ……」
私に向けられていた銃口が久遠さんに向けられた瞬間、パンッ!! と銃声が聞こえて崩れ落ちた久遠さん。
「ぐぁあっ!!」
「……く、く……久遠さん……久遠さん!!」
「大丈夫だって~、脚撃っただけだっつーの。で? どーすんの、お前」
「最っ低……実の弟を撃つなんて、あんたそれでもっ!?」
パンッ!! と銃声が響いて、私の頬を微かに掠めていった銃弾。
「そろそろ答え、聞かせてもらおうか」
「……何度だって言ってやるわよ。私は“瀧川司”の女なの。私が愛しているのはあの人だけ。あんたみたいな男のっ」
「ああ、そうかよ。いい女だったのに残念~。んじゃ、お望み通り……“死ね”」
「篠宮!!!!」
久遠さんの叫び声が聞こえる。でも、これでいいの。
── 瀧川くん、愛してる。これからもずっと、あなたを見守ってるから。どうか、幸せになってね。
目を瞑った瞬間、フワッと瀧川くんの香りに包まれて銃声がパパパンッ! と3発鳴った後、耳を塞ぎたくなるような呻き声が路地裏に響いた。
瀧川くんが放った銃弾は、久遠さんのお兄さんの両肩を貫いている。もう銃を撃たせないよう的確に肩を狙ったであろう瀧川くんは本当に凄い人なんだと思う。
あれ、私が聞いた銃声は3発……残りは?
「篠宮さんごめん、遅くなった。怪我はない?」
「……う、うん、大丈夫」
「ごめんね、こんなことに巻き込んで。……そこに転がってる組長さん。言っときますけど久遠組をやったのはうちじゃない、随分と甘い調べでこんなことをしてただで済むと思うなよ。当然、覚悟はできていますよね?」
私を抱きしめながら淡々とそう話をしている瀧川くんの異変にようやく気づいた──。
「……た、瀧川……くん……ち、血がっ……」
「ああ、うん。大丈夫だよ? 致命傷は避けたから。ごめんね? 篠宮さん血苦手なのに」
「ご……ごめんなさい……私のせいで、こんなっ……」
「なんで篠宮さんが謝るの? 君は何も悪くない。ありがとう、無事でいてくれて」
残りの銃声は瀧川くんの腹部に命中していた。
私を庇ってせいで瀧川くんが──。
「「「若っ!!」」」
「そこに転がってる奴らを連れてってください。あと、篠宮さんを家まで送り届けてください」
「「「御意!!」」」
「っ!? 篠宮さん頰がっ!」
「ちょっと掠めた程度だよ、全然平気」
「ごめん、ごめんね篠宮さん……君を傷つけて……また連絡する」
いや、嫌だ、一緒にいたい、一緒にいさせてよ。
「瀧川くん……っ、本当に大丈夫なの……? ねえ、私も一緒にっ」
「ダメだよ、俺は大丈夫だから。さ、行って」
遠くからパトカーのサイレンが聞こえてくる。
「篠宮さんを安全なところへ早く連れていけ」
「ぎょっ、御意!!」
私がここにいても何もできないし意味もない。足手まといにしかならないのなら、いないほうがいいに決まってる。
血が滲むほど下唇を噛み締めて、この場を後にした──。
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