【R18】初恋を持ったままでいるために妹の悪口を無視していたら、妹と間違われて結婚する羽目になりました。

紅月詞葉

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寝言 1

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 ぐっとくちびるを噛み締めたテオドールは、次の瞬間には不慣れな後処理を始める。マーガレットの身体を涙で濡れた瞳で清め、そして、薄い寝巻きを着せる。
 真っ白な寝巻きに肌、あどけない表情に、出会った時から変わらない美しいマーガレット色の髪。正直に言って色々きてしまって苦しいが、そんなものは関係ない。

「ん、」

 一瞬だしたマーガレットの艶っぽい声にドキッとしながらも、テオドールは次に、自分の身体を清め始める。シャワーを浴びたいところだが、マーガレットの寝顔を見たい衝動の方が優ってしまい、結局は身体を拭くだけにとどめた。そして、自分の中心にある反り立ったものを見て、ため息を落とす。

「………女を知ったばっかのガキかよ………………」
(あぁー、まあ、実質のところ、女を知ったばっかのガキか………………)

 そんな感想を抱きながら、自分の愚息を無視したテオドールは、次の瞬間息を呑んだ。

「………ておーる、………ごめん、なさい。………ておーる。ちゃんと、まもれなくて、………ごめんなさい。………………だい、すき………………」

 ぽろっと一筋の涙をこぼしたマーガレットは、泣きながら夢の中で贖罪していた。

(あぁー、マーガレットは、は、僕の愛しているマギーのままだった。僕のことを、忘れてなんていなかった)

 マーガレットにつられて本格的に泣き始めたテオドールは、眠っているマーガレットに抱きついて、そのまま眠ってしまった。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

読んでいただきありがとうございます(*´꒳`*)

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