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1章 再び動き始めた運命の歯車
7.チョピの目的
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「ただいま」
「おかえり。 太くん、いらっしゃい」
「お邪魔します」
リビングに行くとパパはいつも通りキッチンで夕食を作っていて、私が帰って来たと分かれば手を止め笑顔で迎えてくれる。
特に普段と変わらなく見えるもほんの少しだけ疲れているように見えるのは、今朝の件があったから仕事そっちのけで筋トレをしていたのだろう。
忍以上の強敵が来たとしても、私を護れるように。
そんなパパにチョピを見せても大丈夫かな?
余計な心配……隠した方がパパにしてみれば余計な負担になるんだよね?
「チュピ~」
「え、ちょっとまだ早いよ」
「え?」
さすがにいきなりチョピを見せるのは気が引けるから、まずは経緯を話し様子を見てからどうするかを決めようと思ったのに、鞄の中に入れていたチョピが飛び出しパパの頭上に飛び移る。
えらくご機嫌で尻尾をパパの身体に巻き付けた。
当たり前のようにパパは驚き戸惑う。
「やっぱり救世主はおっさん……なのか?」
「でしょう? 私はパパの娘だから懐かれただけだよ」
「は、救世主? 二人はこいつのことを知っているのか?」
私の予想が当たり英雄じゃないことにホッとしつつ、太と話し合いそう結論づける。
その間パパはチョピを手に取り、私達に詳細を問う。
「その子はチョピって言うトゥーランの精霊なんだって。トゥーランを平和に導ける者に出会えた時孵化しその者に懐くらしいよ。私に懐いて家まで着いてきちゃったんだけど、やっぱり救世主はパパだったんだね」
「聖霊チョピ。伝説上の生き物だと言う話は聞いたことがあるが、……実在したんだな」
黒崎のことはあえて言わずに簡単に説明をすると、パパには心当たりがあるようでチョピを見つめながら呟く。
伝説の生き物?
「その話詳しく聞きたい」
「龍ノ介の方が詳しいはずだから、連絡してすぐに来てもらおう」
「来てもらうって師匠はまだ勤務中なんじゃ……」
時計の針は、五時半を指している。
勤務外とも言えなくもないけれども、龍くんが夕食を食べに来るのはどんなに早くても七時過ぎ。だからまだ仕事中なんだろう。
「一刻も争う事態だ。あいつだって知らせて欲しいはずだから、そこは問題ないだろう」
私が余計な好奇心を働かせたせいで龍くんに被害が及び電話するパパを、 太は圧倒されながらも正論を言って止めようとするも無駄だった。
こうなるとパパをもう誰にも止められない。
「龍ノ介、仕事中悪いんだが、チョピが現れたからすぐに来て欲しい」
一応申し訳なく頼む台詞ではあるけれど、口調は怪訝しく断れない状況を作っている。
チョピだけで話は通じたようで、それ以上何も話はせず電話は切った。
「じゃぁ私着替えてくるね」
「チュピン」
「え、チョピも来るの? パパと一緒じゃなくて良いの?」
「チュピ、チュピ」
と言って私はリビングを出ようとすると、チョピはパパの手を離れ私の元に戻ってくる。
意外な行動に念のため確認しても、元気よく頷き私へダイビング。
「ほら、こうすると私とおそろい。ブラッシングもしようね」
「チュピ、チュピ」
部屋着に着替えた私はさっきから鏡の前で自分の姿をジーと見ているチョピの右の耳元に、私とおそろいの星形のヘアピンを付けた後軽くブラッシング。
ピアノ線より細くキラキラで柔らかいからなのか、絡むことなくすーとブラシが通っていく。
気持ちいいのかチョピはうっとりして幸せそうに寝てしまう。
そんなチョピを見ているとやっぱり可愛くてずーと私の傍にいて欲しいけど、チョピの使命はトゥーランの救世主を見つけ連れて行くこと。
現時点ではパパ。そして多分龍くんなんだよね?
でもパパと龍くんは救世主にならないだろうから、そしたらやっぱり別の人を探しに行くのかな?
探すだけなら協力できるから、もう少し一緒にいられたら良いな。
「陽だけど、開けてくれるかな?」
「うん、いいよ」
ドアの向こうから陽の声が聞こえいつもなら開けて入ってくるのになと思いながら、ドアを開けるとお客様なのにティーカップとティーポットをおぼんに乗せて持ってきてくれていた。だから両手が塞がっていて、ドアを開けられなかった。
すぐにトレーを受け取りテーブルに置く。
「ありがとう 陽。本当ならば私の仕事なのに」
「ついでだから気にしないで。そんなことよりどうだったの?」
興味津々とばかりに、放課後デートの詳細を聞いてくる。
「最初は最悪だと思っていたけれど、それは太なりの優しさだったからすごく嬉しかった。それに太、私は笑顔が一番似合うって言ってくれたんだ」
「それはごちそうさまでした。また太が肝心なところでやらかすんじゃないかって、少し心配してたのよね」
話しているうちに自然と顔の緩みが崩壊してにやつき幸せな心地でいると、陽は微笑みそう言ってホッと肩を落とす。
ごちそうさまはちょっと照れるな。
「陽、話は変わるけど、チョピのことは聞いた?」
「え、あうん。 太にメールをもらった。星ちゃんに懐いているトゥーランの伝説の精霊なんでしょ? この子がそうなの?」
「うん。私よりパパに懐いていると思うよ」
太のことをもっと聞いて欲しい気持ちはあるけれど、今はチョピのことが先決なので話を切り出し、寝ているチョピをそっと抱き上げ陽に見せた。
やっぱり太に聞かされていたようで初めて見る生き物でも驚くことなく、チョピの頭をゆっくりなぜる。
ただ太の説明は未だに勘違いしているから、そこは私が訂正。
だからなんで私が救世主になるの?
「確かにおじさんはトゥーランの英雄だからね。そしたら龍ノ介さんも?」
「多分。でも二人は二度とトゥーランに行かないと思うんだ。だから私が代わりに救世主を」
「チュピ?」
すぐに誤解は解けこれからを話していると、チョピは目を覚まし辺りを見回し耳と鼻をピクピクさせたる。
それは可愛い姿ではあったけれど、ちょっと様子がおかしい?
そして
「チュチュ、チュピチュビチュー!!」
チョピは呪文を唱えるように大きく鳴き、ジャンプで宙を一回転して私の頭上に着地した。
電気がパッと消える。
「おかえり。 太くん、いらっしゃい」
「お邪魔します」
リビングに行くとパパはいつも通りキッチンで夕食を作っていて、私が帰って来たと分かれば手を止め笑顔で迎えてくれる。
特に普段と変わらなく見えるもほんの少しだけ疲れているように見えるのは、今朝の件があったから仕事そっちのけで筋トレをしていたのだろう。
忍以上の強敵が来たとしても、私を護れるように。
そんなパパにチョピを見せても大丈夫かな?
余計な心配……隠した方がパパにしてみれば余計な負担になるんだよね?
「チュピ~」
「え、ちょっとまだ早いよ」
「え?」
さすがにいきなりチョピを見せるのは気が引けるから、まずは経緯を話し様子を見てからどうするかを決めようと思ったのに、鞄の中に入れていたチョピが飛び出しパパの頭上に飛び移る。
えらくご機嫌で尻尾をパパの身体に巻き付けた。
当たり前のようにパパは驚き戸惑う。
「やっぱり救世主はおっさん……なのか?」
「でしょう? 私はパパの娘だから懐かれただけだよ」
「は、救世主? 二人はこいつのことを知っているのか?」
私の予想が当たり英雄じゃないことにホッとしつつ、太と話し合いそう結論づける。
その間パパはチョピを手に取り、私達に詳細を問う。
「その子はチョピって言うトゥーランの精霊なんだって。トゥーランを平和に導ける者に出会えた時孵化しその者に懐くらしいよ。私に懐いて家まで着いてきちゃったんだけど、やっぱり救世主はパパだったんだね」
「聖霊チョピ。伝説上の生き物だと言う話は聞いたことがあるが、……実在したんだな」
黒崎のことはあえて言わずに簡単に説明をすると、パパには心当たりがあるようでチョピを見つめながら呟く。
伝説の生き物?
「その話詳しく聞きたい」
「龍ノ介の方が詳しいはずだから、連絡してすぐに来てもらおう」
「来てもらうって師匠はまだ勤務中なんじゃ……」
時計の針は、五時半を指している。
勤務外とも言えなくもないけれども、龍くんが夕食を食べに来るのはどんなに早くても七時過ぎ。だからまだ仕事中なんだろう。
「一刻も争う事態だ。あいつだって知らせて欲しいはずだから、そこは問題ないだろう」
私が余計な好奇心を働かせたせいで龍くんに被害が及び電話するパパを、 太は圧倒されながらも正論を言って止めようとするも無駄だった。
こうなるとパパをもう誰にも止められない。
「龍ノ介、仕事中悪いんだが、チョピが現れたからすぐに来て欲しい」
一応申し訳なく頼む台詞ではあるけれど、口調は怪訝しく断れない状況を作っている。
チョピだけで話は通じたようで、それ以上何も話はせず電話は切った。
「じゃぁ私着替えてくるね」
「チュピン」
「え、チョピも来るの? パパと一緒じゃなくて良いの?」
「チュピ、チュピ」
と言って私はリビングを出ようとすると、チョピはパパの手を離れ私の元に戻ってくる。
意外な行動に念のため確認しても、元気よく頷き私へダイビング。
「ほら、こうすると私とおそろい。ブラッシングもしようね」
「チュピ、チュピ」
部屋着に着替えた私はさっきから鏡の前で自分の姿をジーと見ているチョピの右の耳元に、私とおそろいの星形のヘアピンを付けた後軽くブラッシング。
ピアノ線より細くキラキラで柔らかいからなのか、絡むことなくすーとブラシが通っていく。
気持ちいいのかチョピはうっとりして幸せそうに寝てしまう。
そんなチョピを見ているとやっぱり可愛くてずーと私の傍にいて欲しいけど、チョピの使命はトゥーランの救世主を見つけ連れて行くこと。
現時点ではパパ。そして多分龍くんなんだよね?
でもパパと龍くんは救世主にならないだろうから、そしたらやっぱり別の人を探しに行くのかな?
探すだけなら協力できるから、もう少し一緒にいられたら良いな。
「陽だけど、開けてくれるかな?」
「うん、いいよ」
ドアの向こうから陽の声が聞こえいつもなら開けて入ってくるのになと思いながら、ドアを開けるとお客様なのにティーカップとティーポットをおぼんに乗せて持ってきてくれていた。だから両手が塞がっていて、ドアを開けられなかった。
すぐにトレーを受け取りテーブルに置く。
「ありがとう 陽。本当ならば私の仕事なのに」
「ついでだから気にしないで。そんなことよりどうだったの?」
興味津々とばかりに、放課後デートの詳細を聞いてくる。
「最初は最悪だと思っていたけれど、それは太なりの優しさだったからすごく嬉しかった。それに太、私は笑顔が一番似合うって言ってくれたんだ」
「それはごちそうさまでした。また太が肝心なところでやらかすんじゃないかって、少し心配してたのよね」
話しているうちに自然と顔の緩みが崩壊してにやつき幸せな心地でいると、陽は微笑みそう言ってホッと肩を落とす。
ごちそうさまはちょっと照れるな。
「陽、話は変わるけど、チョピのことは聞いた?」
「え、あうん。 太にメールをもらった。星ちゃんに懐いているトゥーランの伝説の精霊なんでしょ? この子がそうなの?」
「うん。私よりパパに懐いていると思うよ」
太のことをもっと聞いて欲しい気持ちはあるけれど、今はチョピのことが先決なので話を切り出し、寝ているチョピをそっと抱き上げ陽に見せた。
やっぱり太に聞かされていたようで初めて見る生き物でも驚くことなく、チョピの頭をゆっくりなぜる。
ただ太の説明は未だに勘違いしているから、そこは私が訂正。
だからなんで私が救世主になるの?
「確かにおじさんはトゥーランの英雄だからね。そしたら龍ノ介さんも?」
「多分。でも二人は二度とトゥーランに行かないと思うんだ。だから私が代わりに救世主を」
「チュピ?」
すぐに誤解は解けこれからを話していると、チョピは目を覚まし辺りを見回し耳と鼻をピクピクさせたる。
それは可愛い姿ではあったけれど、ちょっと様子がおかしい?
そして
「チュチュ、チュピチュビチュー!!」
チョピは呪文を唱えるように大きく鳴き、ジャンプで宙を一回転して私の頭上に着地した。
電気がパッと消える。
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