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28.「あの日」
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「あの日」
めぐみの前には暗闇が広がっていた。手足を動かす事も、声を出すことも出来ない。しかし苦しくは無い。
逢魔が刻と同じ――誰かの記憶を見ているのだと、すぐに理解できた。
恐らく、これからみるのは野崎里美の記憶だろう、それはきっと、辛く悲しいものだ。めぐみ自身にも、大切な家族にも大きな傷を作るだろう。しかし、すでに覚悟は出来ていた。
――暗闇の中、クネクネと曲がる山道を一台の車が走っている。周囲に他の車の気配は既にない。もう随分と遅い時間なのだろう。
その助手席に座る女が口を開いた。
「島岡課長、今日も随分と遅くなってしまいましたね。でも、お陰でこうして一緒にいられるのだから、残業も悪い事ばかりじゃあないですね」
そういうと女は隣でハンドルを握る島岡幸一の顔を見た。
「まあ、最近忙しいから仕方ないさ」
幸一はそう言うと運転席の窓を少し開けた。山特有の、木や土の匂いがする。
「あー、いい匂い。私、自然の匂いって好きなんですよね。でも、島岡課長って本当にあそこ、好きですよね」
「まあ、な。あそこだったら人目につかんし、私たちのような関係だったら尚更な」
「しかたないですね」
そう言うと女は窓の外に視線を移した。ダムへと続く道は一定の間隔で立つ街灯以外に明かりは無い。明るい時間なら山の緑や小さな川が見え、ドライブとしても楽しめるのだが、今はその全てを夜の闇が#覆____#い隠している。
「すまんな、野崎。同じ場所ばかりで」
「謝らないで下さい。それに私は島岡課長と一緒なら何処でも」
「おいおい、今は二人だ。その島岡課長ってのは言わない約束だろう」
「ふふ、ごめんなさい。わざとです」
さとみは少し意地悪そうに笑い、その顔を見て幸一もつられて笑った。はたから見ると少し歳の離れた恋人同士に見えるだろう。
野崎里美は目が大きく、可愛らしい顔をしていた。歳は二十台後半といったところだろう。
さとみはオフの時間ですと言い、後ろで括っていた長い髪を下ろした。
降ろした髪を搔き分ける左手の薬指には銀色の指輪が光っていた。里美は左手を目の前にゆっくりとかざし、指輪を見つめている。まるで隣でハンドルを握る幸一に見せ付けるかのように。
「会社ではつけるなよ――」
「当たり前ですよ。流石にバレてしまいますからね。まだ早いですよね。それに、この指輪大きいんですもん。サイズを修正してもらわないと落ちてしまいます」
そういうと、里美は指輪を外しては抜いて、如何に大きいかをアピールしていた。
「スマンな、君がそんなに華奢だとは」
「あ! どういう意味です、もっと太ってると思ってたんですか!」
むくれる里美をみて幸一は余計な事を言った、と焦った表情をしていたが、里美はそんな幸一をみて幸せそうな顔をしていた。
他愛も無い会話をしていると、車は第一駐車場を通り過ぎ、暫くすると狭い県道へと入っていく。対向するにも苦労する道だが、幸一とっては慣れた道なのだろう、さほどスピードを落とさずに走っていると第二駐車場が見えてくる。他に車がいない事を確認すると車を止めた。
駐車場に車を止めると、里美は窓を開けた。
「八月とはいえ、流石に夜の山は涼しいですね」
「ああ、そうだな。しかし、あの街灯はまだ故障しているんだな。今日はまだ月明かりで明るいが、新月の時は大変だな」
幸一がそういうと、里美は鞄の中をあさり、小型の懐中電灯を取り出した。
「この前に来た時から壊れてましたからね、持ってきました」
そういうと、里美はその懐中電灯を幸一に手渡した。
「準備がいいな。さすが優秀な部下は違うな」
「それは会社の中で言ってくださいよ」
はいはいと、生返事をしながら幸一は懐中電灯で周囲を照らした。静かで、だれもいない。
「相変わらず、今日も誰もいませんね。貸切ですよ」
「ああ――そうだな」
そういうと、二人は柵の近くのベンチに並んで腰を掛けた。
暫くは里美の会社の愚痴を黙って聞いているだけだ。本当に他愛も無い会話で穏やかに時間が過ぎていく。
会話が途切れると里美は幸一の手を握り寄りかかった。幸一も優しく手を握り返し、里美にキスをした。
里美がもう一度とせがむが、幸一応じず手を離し柵の方へゆっくり歩き出した。
「どうしたんですか――」
里美がその背中を追いかけ問いかけると、幸一は振り向かずに答えた。
「妻にバレた――」
幸一の背中はかすかに震えていた。
「そうですか――」
里美は驚いたようだが、それでもあまり動じた様子も無い。
「いつかはって、覚悟はしていました。それで、奥様は何て」
「今まで――島岡家の養子になって実家からも勘当されて、婿養子だからってずっと肩身の狭い思いを、辛い思いをさせて申し訳なかった、って」
幸一は一つずつ、言葉を絞り出した。
「今更、ですよね。ずっと、幸一さんは苦しんでいたのに、気付かなかったなんて。今頃になって謝るなんて、虫のいい話ですよね」
里美ははき捨てるように言った。
「そうだ、婿養子だからと言って、いつも私は軽んじられていた。会社の事も、家の事も、娘の事も、全て決めるのは妻と、義両親だ――」
「そうですよ。だから私がいます、そんな家族なんかいりませんよ。私が、幸一さんの――
里美は幸一の背中に手を回そうとすると、幸一は振り返り、優しく手を払った。その行為の意味する事は一つだった。
「すまない――野崎。別れてくれ」
里美の表情にはみるみる驚きと、悲しみの表情に染まっていく。
「どうして、ですか――」
「妻には、全て話した。勿論君のことも、別れて君と一緒になろうと思っているとも。しかし、やはり――捨てられない。妻も、娘も、大切なんだ」
里美は震えながら言葉を絞り出す。
「また、つらい毎日に、戻るんですか。家族なのに、隅っこに追いやられて、さびしい思いをするんですか」
「妻の、両親にも話した。義父さんも、すまなかった、って。これから、もしやり直すなら――会社を継がせると……それが、私に対する償いだと」
そういうと、幸一も口をつぐんでしまう。
暫くの沈黙の後、里美が口を開いた。
「もう、全部決めてきたんですね」
「すまない――」
幸一はその場に座り、額を地面に擦り付けた
「君には本当にすまない事をしたと思っている。しかし、分かってくれ。私には家族と、そして会社が」
「嫌です――」
夜の闇に里美の声が響いた。
「じゃあ、嘘だったんですか。私の事を、愛してるって、私だけが、自分の事を分かってくれるって、私と家族になろうって、嘘つき! 酷い、酷い、酷い」
まるで、泣き叫ぶような、張り裂けんばかりの胸の痛みを抑える事が出来ない。
「絶対に、嫌です。別れない、別れない! だって、もう、ここには、あなたの――」
その里美の言葉に幸一は驚き、顔を上げた。
「まさか――子供が」
「昨日病院に言ってきました、もう二ヵ月です。分かりましたか、もうここには新しい家族がいるんです。その家族を捨てるんですか」
「そうか――
そう言うと、幸一は静かにうなだれた。その姿を見て、里美の目から自然と涙が零れ落ちた。
「幸一さん、二人でこの町を出ましょう。この子と三人で、貧乏でもいいわ。松山幸一に戻って――私が、この子が家族になるから」
幸一はその言葉を聞き、静かに立ち上がった。そして、涙を流す里美を抱きしめた。
「すまない――やはり、私は……その道を選べない」
明確な、拒絶の意思だった。
「酷い――です」
里美はそう言うと、幸一の頬を勢い良く平手で打った。何度も打った。暫くして甲高い音が止むと、そこに残ったのはダムの放水音と、力なくすすり泣く音だけだった。
めぐみの前には暗闇が広がっていた。手足を動かす事も、声を出すことも出来ない。しかし苦しくは無い。
逢魔が刻と同じ――誰かの記憶を見ているのだと、すぐに理解できた。
恐らく、これからみるのは野崎里美の記憶だろう、それはきっと、辛く悲しいものだ。めぐみ自身にも、大切な家族にも大きな傷を作るだろう。しかし、すでに覚悟は出来ていた。
――暗闇の中、クネクネと曲がる山道を一台の車が走っている。周囲に他の車の気配は既にない。もう随分と遅い時間なのだろう。
その助手席に座る女が口を開いた。
「島岡課長、今日も随分と遅くなってしまいましたね。でも、お陰でこうして一緒にいられるのだから、残業も悪い事ばかりじゃあないですね」
そういうと女は隣でハンドルを握る島岡幸一の顔を見た。
「まあ、最近忙しいから仕方ないさ」
幸一はそう言うと運転席の窓を少し開けた。山特有の、木や土の匂いがする。
「あー、いい匂い。私、自然の匂いって好きなんですよね。でも、島岡課長って本当にあそこ、好きですよね」
「まあ、な。あそこだったら人目につかんし、私たちのような関係だったら尚更な」
「しかたないですね」
そう言うと女は窓の外に視線を移した。ダムへと続く道は一定の間隔で立つ街灯以外に明かりは無い。明るい時間なら山の緑や小さな川が見え、ドライブとしても楽しめるのだが、今はその全てを夜の闇が#覆____#い隠している。
「すまんな、野崎。同じ場所ばかりで」
「謝らないで下さい。それに私は島岡課長と一緒なら何処でも」
「おいおい、今は二人だ。その島岡課長ってのは言わない約束だろう」
「ふふ、ごめんなさい。わざとです」
さとみは少し意地悪そうに笑い、その顔を見て幸一もつられて笑った。はたから見ると少し歳の離れた恋人同士に見えるだろう。
野崎里美は目が大きく、可愛らしい顔をしていた。歳は二十台後半といったところだろう。
さとみはオフの時間ですと言い、後ろで括っていた長い髪を下ろした。
降ろした髪を搔き分ける左手の薬指には銀色の指輪が光っていた。里美は左手を目の前にゆっくりとかざし、指輪を見つめている。まるで隣でハンドルを握る幸一に見せ付けるかのように。
「会社ではつけるなよ――」
「当たり前ですよ。流石にバレてしまいますからね。まだ早いですよね。それに、この指輪大きいんですもん。サイズを修正してもらわないと落ちてしまいます」
そういうと、里美は指輪を外しては抜いて、如何に大きいかをアピールしていた。
「スマンな、君がそんなに華奢だとは」
「あ! どういう意味です、もっと太ってると思ってたんですか!」
むくれる里美をみて幸一は余計な事を言った、と焦った表情をしていたが、里美はそんな幸一をみて幸せそうな顔をしていた。
他愛も無い会話をしていると、車は第一駐車場を通り過ぎ、暫くすると狭い県道へと入っていく。対向するにも苦労する道だが、幸一とっては慣れた道なのだろう、さほどスピードを落とさずに走っていると第二駐車場が見えてくる。他に車がいない事を確認すると車を止めた。
駐車場に車を止めると、里美は窓を開けた。
「八月とはいえ、流石に夜の山は涼しいですね」
「ああ、そうだな。しかし、あの街灯はまだ故障しているんだな。今日はまだ月明かりで明るいが、新月の時は大変だな」
幸一がそういうと、里美は鞄の中をあさり、小型の懐中電灯を取り出した。
「この前に来た時から壊れてましたからね、持ってきました」
そういうと、里美はその懐中電灯を幸一に手渡した。
「準備がいいな。さすが優秀な部下は違うな」
「それは会社の中で言ってくださいよ」
はいはいと、生返事をしながら幸一は懐中電灯で周囲を照らした。静かで、だれもいない。
「相変わらず、今日も誰もいませんね。貸切ですよ」
「ああ――そうだな」
そういうと、二人は柵の近くのベンチに並んで腰を掛けた。
暫くは里美の会社の愚痴を黙って聞いているだけだ。本当に他愛も無い会話で穏やかに時間が過ぎていく。
会話が途切れると里美は幸一の手を握り寄りかかった。幸一も優しく手を握り返し、里美にキスをした。
里美がもう一度とせがむが、幸一応じず手を離し柵の方へゆっくり歩き出した。
「どうしたんですか――」
里美がその背中を追いかけ問いかけると、幸一は振り向かずに答えた。
「妻にバレた――」
幸一の背中はかすかに震えていた。
「そうですか――」
里美は驚いたようだが、それでもあまり動じた様子も無い。
「いつかはって、覚悟はしていました。それで、奥様は何て」
「今まで――島岡家の養子になって実家からも勘当されて、婿養子だからってずっと肩身の狭い思いを、辛い思いをさせて申し訳なかった、って」
幸一は一つずつ、言葉を絞り出した。
「今更、ですよね。ずっと、幸一さんは苦しんでいたのに、気付かなかったなんて。今頃になって謝るなんて、虫のいい話ですよね」
里美ははき捨てるように言った。
「そうだ、婿養子だからと言って、いつも私は軽んじられていた。会社の事も、家の事も、娘の事も、全て決めるのは妻と、義両親だ――」
「そうですよ。だから私がいます、そんな家族なんかいりませんよ。私が、幸一さんの――
里美は幸一の背中に手を回そうとすると、幸一は振り返り、優しく手を払った。その行為の意味する事は一つだった。
「すまない――野崎。別れてくれ」
里美の表情にはみるみる驚きと、悲しみの表情に染まっていく。
「どうして、ですか――」
「妻には、全て話した。勿論君のことも、別れて君と一緒になろうと思っているとも。しかし、やはり――捨てられない。妻も、娘も、大切なんだ」
里美は震えながら言葉を絞り出す。
「また、つらい毎日に、戻るんですか。家族なのに、隅っこに追いやられて、さびしい思いをするんですか」
「妻の、両親にも話した。義父さんも、すまなかった、って。これから、もしやり直すなら――会社を継がせると……それが、私に対する償いだと」
そういうと、幸一も口をつぐんでしまう。
暫くの沈黙の後、里美が口を開いた。
「もう、全部決めてきたんですね」
「すまない――」
幸一はその場に座り、額を地面に擦り付けた
「君には本当にすまない事をしたと思っている。しかし、分かってくれ。私には家族と、そして会社が」
「嫌です――」
夜の闇に里美の声が響いた。
「じゃあ、嘘だったんですか。私の事を、愛してるって、私だけが、自分の事を分かってくれるって、私と家族になろうって、嘘つき! 酷い、酷い、酷い」
まるで、泣き叫ぶような、張り裂けんばかりの胸の痛みを抑える事が出来ない。
「絶対に、嫌です。別れない、別れない! だって、もう、ここには、あなたの――」
その里美の言葉に幸一は驚き、顔を上げた。
「まさか――子供が」
「昨日病院に言ってきました、もう二ヵ月です。分かりましたか、もうここには新しい家族がいるんです。その家族を捨てるんですか」
「そうか――
そう言うと、幸一は静かにうなだれた。その姿を見て、里美の目から自然と涙が零れ落ちた。
「幸一さん、二人でこの町を出ましょう。この子と三人で、貧乏でもいいわ。松山幸一に戻って――私が、この子が家族になるから」
幸一はその言葉を聞き、静かに立ち上がった。そして、涙を流す里美を抱きしめた。
「すまない――やはり、私は……その道を選べない」
明確な、拒絶の意思だった。
「酷い――です」
里美はそう言うと、幸一の頬を勢い良く平手で打った。何度も打った。暫くして甲高い音が止むと、そこに残ったのはダムの放水音と、力なくすすり泣く音だけだった。
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