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第4話 違和感と動き

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神奈川県 
神奈川警察本部
本部長
鶴宮叡山(つるみやえいざん)
彼が誰かに電話をしている。
鶴宮「あ、もしもし。お久しぶりです。鬼塚さん」
鬼塚「ああ、久しぶりだな。元気にしてたか?叡山!」
「はい、元気にしてました。今どちらに?」
「ああ~俺は辞めてから、暇でよ~何か面白い事無いかな~と思ってよ。東京のキャバに居るぜ!」
「そ、そうですか。たった今
ジョーカーさんから連絡が有りました。」
「ジョーカーから?なんの連絡だ?」
「それが、どうやら東京の方で20年前の事件を探っている人物が居るとの事です。気を付けてくださいとお伝え下さいとの事です。」
「へぇー、20年前の事件ね!あれは傑作でしょ!まぁ気をつけるわ!ありがとな」
「はい、では。」


東京警察本部では、
警視長の登坂大吾から
3人の警察官が呼ばれた。
登坂「すまないな、ここに呼ばせて。」
男性1「いえ、全然構いません。お話とは?」
彼は、東京警察本部の公安部の警部
大崎陣(おおさきじん)

男性2「おい、大崎言い方をもうちょっと」
登坂「構わない。」
男性2の彼も同じく東京警察本部の公安部の警部
高峰哲治(たかみねてつじ)

もう1人、東京警察署本部の特別殺犯課の課長
警視の大下豊久が呼ばれてた。

登坂「3人には【ある】事件の黒幕を探って欲しい。それに、大下警視のエース警部の安西凪君の事も掴めるからね。」
大下「と言うと、20年前のあの事件ですか!」
「ああ、そうだ。【ある】組織が関わってるとの事か分かった。」
高峰「ある組織とは?」
登坂「名は【トップス】と言う組織だ。知ってるかな?」
大崎「トップス?知らないです。」
大下「トップスって言うのは、トランプのジョーカー、キング、クイーン、ジャックの事を名乗っている組織だ。かなりの犯罪スキルを持っていると聞いている。」
「そうだ、大下警視の言う通りだ。かなりの凶悪犯だ。心して探って欲しい。リーダーは大下警視、
君に頼むよ。署の中の人達にも内緒にやって欲しい。2人もそうだ、いいかね?」
3人「はい!」
登坂「では、解散。」

大崎と高峰は部屋を出た。

登坂と大下だけが部屋に今居る。
大下「もう1つ、お話があるとお聞きしました。」
登坂「ああ、そうだ。君の署の国上が居ると思うが最近どうかな?」
「どうかな?と言いますと?」
「ちゃんと仕事をしているのかと言う意味だよ。ちょっと他の所から耳をしてね。」
「はい、しています。今は、殺人犯の寺岡楓を備考しています。」
「寺岡ね、彼の本名知っているかな?」
「本名ですか?いえ。知りません。」
「彼の本名は、君の署に2年前から居なくなった。安西凪の弟だ。」
「え?」
「本名は安西楓だ。」
「どうして?それを私に?」
「どうやら、国上は、寺岡を備考を装い。接触して、何かをしているとの話だ。多分だがね。
安西凪の捜索と20年前の事件を探っているんだと思うよ。これは重罪だからね、警察官として殺人犯と手を組むという事は
でも、今は上まで話は言っていない、もし彼が犯人を捕まられたら、警部に昇格しようと思っている。聞いてないフリをして話してやってくれ。」
「わ、分かりました。ありがとうございます。失礼しました。」
大下も部屋を去って署に戻った。

署に戻った。
大下(もし、国上が寺岡と手を組んでるとしたら、確かに重罪だが。捕まえれたら、かなりデカイな。さて、トップスの事を探すしかないな。)


4月16日
朝の8時半
江川宅で

江川「や、やめてなんで?私を?」
ジャック「それはね、ある人達があの事件を探っているからだよ!ボスの命令なんだ~いずれ彼ら達を探すとの事でね、1人ずつ証拠を消すんだよ~じゃあね~」

パーン
彼女は死んだ。
ジャックはキングに連絡をする。
ジャック「あ、もしもしキング?彼女を殺ったからボスに伝えといてくれない?ああ、ホントにやったさ!気持ち良かったな~あとは2人だよね?分かってるって、あそうそう
もうすぐ、海外からクイーンが帰ってくるって聞いてる?それもボスによろ、じゃあ
あと2人を探すからね~」
ジャックは江川宅を後にした。

署では、国上が自分と同じ被害者の住所など色々と探していた。
署の皆が入ってきた。
大下「お、今日も早いな!国上おはよう」
国上「おはようございます。大下課長。」
柴田「おはよう。」
「おはようございます。柴田副課長。」
豊坂と栗林も、出勤をしてきた。
栗林「皆さん、おはようございます。」
国上「お、おはよう。」

豊坂は少し、何を感じていた。

国上は休憩中もパソコンで被害者の住所を探していた。
18時 署の中の人は国上だけになった。
そして、1人の宅の住所にたどり着いた。
「良し、まずは彼女からだ!」
江川真理(えがわまり)
豊坂「ふーん、江川真理ね!なんで
そんな住所を調べてるわけ?」
国上「うん?え?うわあああ~と、豊坂!帰ってたんじゃないのか?」
「忘れ物を取りに来たの!何か?見られてまずいわけ?」
「いや、そんな事は」
「でも、見た所その江川って人って、確か20年前の事件の被害者よね?なんで今更それをあんたが?課長に言ってるの?てか寺岡はどうした?」
「あ~それは……」
「まぁいいわ、少し付き合いなさい」
「え?」
「え?じゃない」
「はい。」

そして、2人はある店に入った。
スイーツ店だった。
「いらっしゃいませ~
あれ?豊ちゃ~ん来てくれたの?ありがとう~」
豊坂「あ~みっちゃん~久しぶり元気?」
「今日は?」
「あ~お腹すいたし、ちょっとコイツをね。奢らそうとしてもらうのこれから?」
「え?聞いてないけど。」
「うんうん?お、まさか!新ちゃんではないか~」
「うん?あ、美咲か!」
「やだ~久しぶり元気?いつぶりかな?」
「え?知り合いなの?」
「うん。小学校からの」
2人「幼なじみ」
「え~嘘まじ~」
「もうすぐ終わるから待ってね!」
「ああ」
「うん」

彼女の名は上杉美咲(うえすぎみさき)
国上とは小学校からの幼なじみだ。

上杉「ありがとうね、買っていただきありがとうございます笑」
国上「まぁ大した事ないし、豊坂が帰ってうるさいからな。」
豊坂「ちょっと私の性?」
国上「すみません。」
「そう言えば、2人はどこで知り合ったの?」
上杉「あ、それはね。」

国上と豊坂は、何かを感じた。
国上「ちょっと待って、誰だ!」
後ろを振り向き、豊坂にこう言った。
「豊坂、美咲を頼む。」
「分かった。」
2人は逃げた。
国上「もう、誰もいない、そろそろ出てきたらどうだ?」
そこに立っていたのは…………
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