53 / 61
~元聖女の皇子と元黒竜の訳あり令嬢はまずは無難な婚約を目指すことにしました~
皇子の療養休暇 ⑨茶話会 パート2
しおりを挟む
アマリアーナは、周辺で待機している自らの護衛兵にいつも通りに挨拶を交わすと、『温室』に一歩、踏み入った。香しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、内心の葛藤をなんとか静める。
辺境伯が彼女への結婚の贈り物として作らせたこの温室。
正直言って、これほどのものが欲しかったわけではないが、彼女の『夫』が彼女の希望をもとに作ってくれた最大の贈り物だ。
実のところ、アマリアーナはこの場所がたいそう気に入っていた。
たとえ、それが、妻への愛情ではなく、皇都に留め置くことへの贖罪の気持ちの表れだとしても。
それにしても、どうして、わざわざ・・・
『新規の護衛』を通じて、しばらくこちらに来れないという伝言をよこした『夫』に、再び当惑と怒りが湧いてくる。
いけない。とりあえず『夫』の思惑については考えるのをやめなくては。
階段の前で立ち止まり、蒼い仮面をつけ、さっと前髪をかきあげる。
すかさず専任侍女のメニエラが進み出て、移動で少し乱れた女主人の衣服を完璧に整える。
階段横に控えていたメイド長が深々と頭を下げた。
「それでは、先生方、ご準備はよろしいですか?」
緊張した面持ちで背後に従う今回のゲスト講師たちに声をかけると、傍らのメニエラが顔をしかめたのが目に入った。
今回来てもらったのは、魔道具の専門家と孤児院の実質的な運営にかかわっている修道女だ。どちらも平民であり、貴族の令嬢ではない。
口にこそ出さないが、彼女は、女主人が平民に対して『貴族的な態度』で接していないと考えているのだ。皇都で高位貴族に長年仕えてきた、自身も由緒ある男爵家の出である彼女は、残念なことに、明らかな特権階級意識を持っている。
それさえなければ、非常に有能な侍女なのだが。
「若い女性ばかりの勉強会ですわ。難しくお考えになる必要はありません。ここでのお話が公になることもありません。私たちは問題の根源を理解し、少しでもよい解決法を探したいのです。そのために、それぞれの問題に対して誰よりもご存じであられるお二人をお招きしたのです。どうぞ、忌憚のないご意見をお聞かせください」
「もったいないお言葉。誠心誠意、務めさせていただきます」
「私も。孤児たちの現状を伝える場を設けていただき、重ね重ね感謝します」
二人のやる気に満ちた表情に、アマリアーナは満足げにほほ笑みかけた。それから、メイド長に改めて確認する。
「皆さま、おそろいかしら?」
「予定されたお客様は全てお席にいらっしゃいます」
「そう」
と言うことは、噂の『ブーマから見舞いに来られた令嬢』にもようやく直に会えるわけだ。
アマリアーナは本日の茶話会のもう一つの『目的』に思いを馳せる。
本当に「縁は異なもの」とはよく言ったものだ。
いったい誰が想像しただろう?あの、煮ても焼いても食えない感情欠乏症の弟が、他国の令嬢に一目ぼれするなんて。
結婚したいから廃嫡してほしいと申し出るなどと?
あの弟を速攻で落としたとは、どのような美女なのか、実に興味深い。
どんな女性か、見極めてやろうじゃないの。
そんな気持ちをおくびにも出さずに、アマリアーナは、付き人達を伴ってあくまで優雅に階段を上った。
* * * * *
ざわめいていた場が、一瞬で静まった。
にこやかに笑みを浮かべて一同に挨拶すると、アマリアーナはゆっくりとした足取りで令嬢たちのテーブルの傍らを、ゲスト講師たちを引き連れて所定の位置、一段ほど高くなった演台に向かう。
途中、右端のテーブルにいる賓客、ブーマから来た令嬢に、さりげなく視線を向けて。
肩を覆う豊かな金髪。微かにカールした前髪はふんわりと額にかかり、サイドは緩く後ろでまとめて髪留めで止められているようだ。仮面でその双眸は見ることができないが、仮面の下、顔半分を見る限り、かなり均整がとれた顔立ちだ。薄く紅が引かれた口元は妖艶でさえある。耳には大きめの花弁の形の銀色のイヤリングが揺れ、首には淡いピンクのリボンが付いた大きめのチョーカー。やや濃ゆめのピンク系のデイドレスは今流行りの身体にぴったりとしたものではなく、ふんわりとした形のようだ。
あれって、かなり個性的な装いではないかしら?それともブーマの流行りかしら?
アマリアーナは心の中で小首を傾げた。
まあ、似合っているけど。
緊張しているのか、白い手袋をはめた右手で淡いピンクの羽扇を握ったまま、微動だもせず、ただこちらを見つめているようだ。
このように不躾に品定めする際は、視線を隠してくれる『仮面』は非常に便利だ。
相手の視線や表情も同様に『仮面』で隠されてしまうという欠点もあるけど。
「ご令嬢方、仮面茶話会にようこそいらっしゃいました。この会は女性のみの無礼講となっております。どうか皆様の嘘偽りのないご意見をお聞かせくださいませ。大いに学び、大いに語り合い、ともに、有意義なひと時を楽しみましょう」
アマリアーナは出席者一同に笑顔で開会を宣言する。それから、司会が坐する非礼を詫びてから、イスに座ると背筋を伸ばした。
「早速、前回からの懸念事項である不用になった魔道具の再利用についてのお話を再開したいと思います。こちらが青の塔で魔道具修復の任についておられるメインロージェ様です」
* * * * *
「・・・パーラス孤児院の慰問は来週末に、年長生の短期受け入れ職業訓練は、来月初めからに決まりました。ご協力をお願いします。今回予定していた議題は、これですべて終了になります。それでは、皆さま、ごゆるりとご歓談を」
アマリアーナの閉会の辞と同時に、大テーブルの中央が開き、そこから新たな軽食類を持ったメイドたちが現れる。素早くすみやかに、軽食の皿が取り換えられるのを見届けてから、アマリアーナは、いつものように、ゲスト講師たちのテーブルにお茶と軽い食べ物の準備をさせる。彼女自身のテーブルについては、すでにメニエラが指示済みだ。
アマリアーナ達にとっては、実は、これからが一番忙しい時間帯になる。
この後は誰もが自由に個人的に会話をしに来ることできるようになっているので。ご令嬢たちが、重ならないようにお互いに頃合いを見計らって、続々と話に来るのが常なのだ。
お茶を味わう暇もなく、まず一人目の令嬢がやってきた。
アマリアーナは嫌な顔一つせずに立ち上がって挨拶をし、相手をする。そのご令嬢が満足して去ると、すぐに次のご令嬢が。大体10分おきくらいに、入れ替わり立ち代わりやってくる令嬢たち。
ほとんどの場合、二言、三言、挨拶をし、たわいない世間話をするだけで帰っていくが、中には、深刻な悩みを~まあ、ほとんどは若い令嬢らしい恋の悩みで、さほど深刻でもないのだが~聞き、最善と思われるアドバイスをしたり、相談するにふさわしい専門家を紹介したりすることもある。
そのたわいない世間話や悩み、打ち明け話を聞くことで、招待客の家の事情や普通の社交界ではわからない情報を収集する。それこそが、辺境伯夫人の茶話会の大きな目的の一つだ。もちろん、若い女性たちの目を慈善事業や奉仕活動に向けさせるというのも大切なことではあるが。
「この度はお招きいただき、ありがとうございます」
「こちらこそ、急な誘いに応じていただけてうれしいわ。ビーシャス公爵令嬢」
最後になってやってきた、今回の茶話会の狙いともいうべき令嬢に、アマリアーナはにこやかに挨拶した。
辺境伯が彼女への結婚の贈り物として作らせたこの温室。
正直言って、これほどのものが欲しかったわけではないが、彼女の『夫』が彼女の希望をもとに作ってくれた最大の贈り物だ。
実のところ、アマリアーナはこの場所がたいそう気に入っていた。
たとえ、それが、妻への愛情ではなく、皇都に留め置くことへの贖罪の気持ちの表れだとしても。
それにしても、どうして、わざわざ・・・
『新規の護衛』を通じて、しばらくこちらに来れないという伝言をよこした『夫』に、再び当惑と怒りが湧いてくる。
いけない。とりあえず『夫』の思惑については考えるのをやめなくては。
階段の前で立ち止まり、蒼い仮面をつけ、さっと前髪をかきあげる。
すかさず専任侍女のメニエラが進み出て、移動で少し乱れた女主人の衣服を完璧に整える。
階段横に控えていたメイド長が深々と頭を下げた。
「それでは、先生方、ご準備はよろしいですか?」
緊張した面持ちで背後に従う今回のゲスト講師たちに声をかけると、傍らのメニエラが顔をしかめたのが目に入った。
今回来てもらったのは、魔道具の専門家と孤児院の実質的な運営にかかわっている修道女だ。どちらも平民であり、貴族の令嬢ではない。
口にこそ出さないが、彼女は、女主人が平民に対して『貴族的な態度』で接していないと考えているのだ。皇都で高位貴族に長年仕えてきた、自身も由緒ある男爵家の出である彼女は、残念なことに、明らかな特権階級意識を持っている。
それさえなければ、非常に有能な侍女なのだが。
「若い女性ばかりの勉強会ですわ。難しくお考えになる必要はありません。ここでのお話が公になることもありません。私たちは問題の根源を理解し、少しでもよい解決法を探したいのです。そのために、それぞれの問題に対して誰よりもご存じであられるお二人をお招きしたのです。どうぞ、忌憚のないご意見をお聞かせください」
「もったいないお言葉。誠心誠意、務めさせていただきます」
「私も。孤児たちの現状を伝える場を設けていただき、重ね重ね感謝します」
二人のやる気に満ちた表情に、アマリアーナは満足げにほほ笑みかけた。それから、メイド長に改めて確認する。
「皆さま、おそろいかしら?」
「予定されたお客様は全てお席にいらっしゃいます」
「そう」
と言うことは、噂の『ブーマから見舞いに来られた令嬢』にもようやく直に会えるわけだ。
アマリアーナは本日の茶話会のもう一つの『目的』に思いを馳せる。
本当に「縁は異なもの」とはよく言ったものだ。
いったい誰が想像しただろう?あの、煮ても焼いても食えない感情欠乏症の弟が、他国の令嬢に一目ぼれするなんて。
結婚したいから廃嫡してほしいと申し出るなどと?
あの弟を速攻で落としたとは、どのような美女なのか、実に興味深い。
どんな女性か、見極めてやろうじゃないの。
そんな気持ちをおくびにも出さずに、アマリアーナは、付き人達を伴ってあくまで優雅に階段を上った。
* * * * *
ざわめいていた場が、一瞬で静まった。
にこやかに笑みを浮かべて一同に挨拶すると、アマリアーナはゆっくりとした足取りで令嬢たちのテーブルの傍らを、ゲスト講師たちを引き連れて所定の位置、一段ほど高くなった演台に向かう。
途中、右端のテーブルにいる賓客、ブーマから来た令嬢に、さりげなく視線を向けて。
肩を覆う豊かな金髪。微かにカールした前髪はふんわりと額にかかり、サイドは緩く後ろでまとめて髪留めで止められているようだ。仮面でその双眸は見ることができないが、仮面の下、顔半分を見る限り、かなり均整がとれた顔立ちだ。薄く紅が引かれた口元は妖艶でさえある。耳には大きめの花弁の形の銀色のイヤリングが揺れ、首には淡いピンクのリボンが付いた大きめのチョーカー。やや濃ゆめのピンク系のデイドレスは今流行りの身体にぴったりとしたものではなく、ふんわりとした形のようだ。
あれって、かなり個性的な装いではないかしら?それともブーマの流行りかしら?
アマリアーナは心の中で小首を傾げた。
まあ、似合っているけど。
緊張しているのか、白い手袋をはめた右手で淡いピンクの羽扇を握ったまま、微動だもせず、ただこちらを見つめているようだ。
このように不躾に品定めする際は、視線を隠してくれる『仮面』は非常に便利だ。
相手の視線や表情も同様に『仮面』で隠されてしまうという欠点もあるけど。
「ご令嬢方、仮面茶話会にようこそいらっしゃいました。この会は女性のみの無礼講となっております。どうか皆様の嘘偽りのないご意見をお聞かせくださいませ。大いに学び、大いに語り合い、ともに、有意義なひと時を楽しみましょう」
アマリアーナは出席者一同に笑顔で開会を宣言する。それから、司会が坐する非礼を詫びてから、イスに座ると背筋を伸ばした。
「早速、前回からの懸念事項である不用になった魔道具の再利用についてのお話を再開したいと思います。こちらが青の塔で魔道具修復の任についておられるメインロージェ様です」
* * * * *
「・・・パーラス孤児院の慰問は来週末に、年長生の短期受け入れ職業訓練は、来月初めからに決まりました。ご協力をお願いします。今回予定していた議題は、これですべて終了になります。それでは、皆さま、ごゆるりとご歓談を」
アマリアーナの閉会の辞と同時に、大テーブルの中央が開き、そこから新たな軽食類を持ったメイドたちが現れる。素早くすみやかに、軽食の皿が取り換えられるのを見届けてから、アマリアーナは、いつものように、ゲスト講師たちのテーブルにお茶と軽い食べ物の準備をさせる。彼女自身のテーブルについては、すでにメニエラが指示済みだ。
アマリアーナ達にとっては、実は、これからが一番忙しい時間帯になる。
この後は誰もが自由に個人的に会話をしに来ることできるようになっているので。ご令嬢たちが、重ならないようにお互いに頃合いを見計らって、続々と話に来るのが常なのだ。
お茶を味わう暇もなく、まず一人目の令嬢がやってきた。
アマリアーナは嫌な顔一つせずに立ち上がって挨拶をし、相手をする。そのご令嬢が満足して去ると、すぐに次のご令嬢が。大体10分おきくらいに、入れ替わり立ち代わりやってくる令嬢たち。
ほとんどの場合、二言、三言、挨拶をし、たわいない世間話をするだけで帰っていくが、中には、深刻な悩みを~まあ、ほとんどは若い令嬢らしい恋の悩みで、さほど深刻でもないのだが~聞き、最善と思われるアドバイスをしたり、相談するにふさわしい専門家を紹介したりすることもある。
そのたわいない世間話や悩み、打ち明け話を聞くことで、招待客の家の事情や普通の社交界ではわからない情報を収集する。それこそが、辺境伯夫人の茶話会の大きな目的の一つだ。もちろん、若い女性たちの目を慈善事業や奉仕活動に向けさせるというのも大切なことではあるが。
「この度はお招きいただき、ありがとうございます」
「こちらこそ、急な誘いに応じていただけてうれしいわ。ビーシャス公爵令嬢」
最後になってやってきた、今回の茶話会の狙いともいうべき令嬢に、アマリアーナはにこやかに挨拶した。
0
あなたにおすすめの小説
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !
恋せよ恋
ファンタジー
富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。
もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、
本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。
――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。
その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、
不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。
十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。
美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、
いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。
これは、
見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、
無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 エール📣いいね❤️励みになります!
🔶表紙はAI生成画像です🤖
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる