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窓を開けたら異世界だった

3話

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無事に帰宅した俺たちはとりあえず今日から異世界対策にいろんな道具をホームセンターなどで買うことを決めた

と、その前に今日は普通に学校に行かないと。

俺の父さんと母さんは基本的に家にはいない

父さんは国家線戦二等大佐という職で常に国家線戦部隊の寮で暮らしているためなかなか家に帰るのは月に一月に2度と、休暇期間のみだ。

母さんはデザイナーで今は海外に行っている帰ってくるのは正月くらいだ。

可愛い妹なんてものがいるわけでもなく俺はシュタと2人で生活している状態だ。

シュタは基本睡眠などは必要がないらしいが、寝ることは嫌いではないらしく睡眠はしっかり取っている。

俺とシュタはパンをトースターで焼いてハムと目玉焼きを乗せて塩胡椒を振るという簡単な料理で食事を済ませ、少しテレビを見るなどして暇を潰した。

「よし、もうそろそろだな。一応、行って来まーす」

ドアを開けるとそこには予想どうり俺の腐れ縁の親友が2人いて

「ふぁーおはよう、翔。いやぁー全くなんで朝から学校なんぞ行かねぇーといけないんだ?」

あくびをしながら挨拶をして来たコイツは黒宮 たきだ見た目と言動は少しチャラっぽいがやる事はやる真面目なやつだ。

「それはあんたが就職じゃなくて進学を選んだからでしょ・・・まったく。ともかく!翔、早く行くわよ、私日直なんだから!」

それに呆れつつ答えるこの少女は

藍染 結衣 

彼女はいわゆるヒロインのようなものだ、スタイルが良く運動神経も良く顔も良い。

学年1!なのかは分からないがクラスの中では一番可愛いと思う。

そうそう、因みに腐れ縁の俺たちはいままでずっと同じクラスだったもはや来年も同じクラスであることが当たり前と言えるまである。

「よし、じゃあ体力勝負だ!この暑い中走って1番に学校に着いた奴が勝ち!買った奴は負けた奴から一本ずつジュースを徴収できる!」

俺が提案すると瀧と結衣は

「へっ、なかなか強気だな翔、この勝負勝つのは俺だ!ジュース2本ゲットだぜ!」

「へぇー、いいんじゃない?その代わり本気出すわよ?私。」

ふむ、2人とも乗り気のようだコイツらは無駄に運動神経がいいが俺だって運動神経は良い方だと自負している。

提案した奴が負けるわけにはいかん!

「いくぜ?よーい、どん!!」

その瞬間一斉に地面を蹴り出す、普通の学校よりも体力が遥かに最峰学園でその中でもさらに運動ができるやつらが走ってるんだ、周りの一般市民が見たらオリンピックと間違えるんじゃないか?

ーーーーー

「はぁ、はぁ、はぁ・・・ちくしょうお前、あと少しだったのに・・・」

紙一重で勝てなかった瀧は悔しそうに言う

「はぁ、はぁ・・・・・・あんた、何でそんなに早いの?・・・あんた体育で手を抜いてるでしょ!」

結衣は恨めしそうに、だがかなり疲れているようだ

「はぁ・・・はぁ・・・あ?ジュースかかったら本気出すだろ!」

ふぅ、なんとか勝てたな・・・俺だって父さんからこっぴどくやられてんだよ!

「ちゃんと奢れよ?」

ーーーーーーーー


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