9 / 20
第9膳
今日のお寿司は回りません!東と西でこんなに違いがあるのです
しおりを挟む
「……はい。承知しました。ええ、それでは納品までお待ちください」
自信たっぷりに言い放ったものの、わたしは電話を切った瞬間、大きくため息をついてしまいました。
さて、困ったことになったぞ。
なにが困ったことになったかというと、わたしがお家で受けているライティングのお仕事のお題についてです。
大好きな歴史関係のトピックを中心に書いていますが、もちろんすべてが得意分野というわけではありません。
でも、わたしのようなフリーランスだと、「それはちょっと……」とためらっているとせっかくのチャンスを逃してしまいます。
それでたいがいは「できます」と即答するのですが……。
今回のお題は「お寿司の歴史」について。
しかも、江戸前と関西風の違いを踏まえつつ、"実食した感想"も織り交ぜよというオーダーです。
歴史や文化的なことは文献にあたったり、詳しい方に聞いたりして対応が可能です。
しかし、"実食"となると、うーん……。
ぴんきりとはいえ、回っていないお寿司の相場くらいは存じています(おとなですので)。
まともに体当たりすると、取材だけで赤字になること必至でしょう。
このときばかりは、自分の思慮の浅さにへこんでしまいました。
困った困ったと思っていると、通りがかった夫が、
「なにやらお困りのようですが……」
と、やさしく声をかけてくれました。
これでもなるべく顔に出さないように心がけているつもりなのですが、わたしは夫いわく、
「困ると"ミッフィー"みたいな顔になる」
そうです。
マンガにすると口のあたりがバッテンになっているのかもしれません。
ようするに、結局ヘンな困り顔をしているのでしょう。
かくかくしかじか、というわたしの情けない経緯を、夫はうんうんと頷きながら聞いてくれました。
そしてひと通り聞き終えると、おもむろにこう言ったのです。
「事情はよく分かりました。行こうじゃないですか、取材に!」
かくしてわたしは、お寿司屋さんのカウンターに、夫と並んで座ることになったのです。
えらいことになったと、内心気が気ではありません。
彼が連れてきてくれたのは、紛うことなき本格派の、回っていないお寿司のお店です。
こういうお店はもちろん自分で入ったことなんてありません。
「お寿司をごちそうしよう」と声をかけてくださるおじ様もいらっしゃいましたが、なんだか怖いのでそのつど大おじの三十三回忌を理由にお断りしてきました。
あわあわあわ、と落ち着かない気持ちですが、隣の夫はたいへんくつろいだ様子で熱いお茶などすすっています。
「いらっしゃいませ。"お昼のおまかせ"で承っております。それでは、ご順に握ってまいります」
髪を短く刈り込んだ若い職人さんが、丁寧にあいさつをしてくれます。
夫が「よろしくお願いします」と軽く会釈したのに合わせて、わたしも座ったままぺこりとおじぎをしました。
なんだろなんだろ!
慣れてるんだべか、こういうの!
前菜として出してくれた「海鮮のオクラ和え」を頂きながら、ふしぎな感慨にひたってしまいます。
寿司ネタの切れ端を上手に使った一品ですが、たくさんの種類の魚介を一時に味わえる、ぜいたくなお料理です。
お出汁もすごくいいのでしょう、奥行きのある三杯酢がとろっとしたオクラとからまり、魚介それぞれの魅力を引き出します。
もうお口の中がいろんな味でいっぱいで、すでにとっても幸せ。
「こちらでは江戸前と関西風の両方を頂けると聞いて、楽しみに来ました。そういうお店って、珍しいですよね?」
夫がナイスな質問をしてくれました。
まぬけなことにほとんど取材を忘れかけていて、彼がわざわざ東西両方のお寿司を食べられるお店に連れてきてくれたのも、その時気づいたくらいでした。
「はい。先代が両方の寿司を修行した人でして、自分もそれを受け継ぎました。邪道だっておっしゃる方もおられるんですけどね。でも、全国から食材が手に入るようになりましたから、それぞれの一番おいしい食べ方を考えると、東西折衷となりました」
へえぇ、そうなんだ!
関東と関西のお寿司の違いって、考えたこともありませんでした。
「握りでいえば、関西だと白身が多いですね。素材そのものの味を大事にします。ですのでたまり醤油か、あるいは塩で召し上がっていただきます。江戸前はヒカリモノを酢で締めたり貝を煮たり、昔ながらの"仕事"って呼ばれる加工が特徴です。煮詰めを塗って、あらかじめ味付けしてお出しするのも独特ですね」
なるほど……。
たしかに、関東と関西だととれるお魚も違うし、味付けの好みにも差があるのは自然なことです。
お寿司というひとつのジャンルに、食文化の多様性が見事に現れているのでした。
白身などのあっさりしたものから、というセオリーに合うよう、前半は関西風の握りを出してくれました。
職人さんは寿司酢のようなものを指に浸し、おにぎりを握るときのような形でぽんっ!と両手を打ち合せます。
シャリとネタを合わせて握る優雅な手付きは、まるで掌中に小鳥がいるかのようなやさしさでした。
初めて目の前で見る寿司職人の技前に、夫と一緒にほれぼれと見入ってしまいます。
「よろしければ、こちらは粗塩で」
「お好みですだちを絞っていただいても」
控えめなアドバイスに従っていただいたお寿司の、なんとまあ素材の味が引き立つこと!
ねっとりと甘いイカの身や、初めて食べるみずみずしいイサキなど、「ああ、お魚ってこんな味がするんだあ」という新鮮な驚きでいっぱいです。
また、なによりも口に入れた瞬間にほどけてしまうシャリにも感激しました。
よくこれでお寿司の形を保っていますね、と思うほどふわふわで、なんだかお米とお米の間にたくさん空気の層があるみたいな食感です。
「おいしい……!すごくおいしいです」
思わず漏れ出た言葉に、夫も職人さんも笑って応えてくれました。
「さあ、後半は江戸前になります」
今度は素材にひと手間加えた、パンチのあるお寿司の登場です。
ふっくりした煮穴子や、軽く酢〆にしたアジなど、わたしには珍しい食材のオンパレードです。
また、特に加工しないネタでも、甘辛いタレを塗って出してくれるのも面白く感じました。
これが「煮詰め」というものなんですね。
わたしは特に、生の赤貝に煮詰めを塗ったものがすごく気に入ってしまいました。
「あ……ご飯の色が、違う……?」
お恥ずかしいことに、食べるのに夢中でシャリの色が関西風と異なることになかなか気づきませんでした。
聞くと、このお店では江戸前のネタの味付けに負けないよう、赤酢のシャリを使うとのことでした。
うーん、繊細な気くばりに感じ入るばかりです。
「握りはこれで最後になります。東と西の横綱を、食べ比べてみてください」
そう言って一貫ずつ並べて出してくれたのは、有名なまぐろのヅケと、薄い膜のようなものをまとった長方形の鯖寿司でした。
「東はご存知かと思いますが、こちらは関西寿司の定番、"バッテラ"です。握りと申しましたが実は押し寿司でして、関西ではこういった"箱寿司"が伝統的なものになります」
透明な膜はおぼろ昆布を削った後の芯である、"白板昆布"というものだそうです。
前歯でかみ切ると、むちっとして甘酸っぱくて、〆た鯖との相性は抜群です。
もちろんまぐろのヅケもこっくりと旨みが凝縮されて、ほっぺたが落ちてしまいます。
お寿司の後に、海の香りも豊かなアオサの赤だしを吸うと、口中のお魚の脂がふわあーっ、と溶けていってしまいました。
おなかがぽんぽんで、ぽーっと幸せな気分ですが、夫は職人さんにおいしかったお礼を丁寧に述べて、すぱっとお店を出ました。
繁盛して他のお客さんがどんどん入ってきていることもありますが、長っちりしないのもひとつのマナーであることを初めて知りました。
「あーっ!おいしかったあ!いやはや貴重な体験させてもらいました。ありがとうございます」
お店から離れたところでそう叫んだのは、なんと夫の方でした。
わたしがお礼を言うべきなのに、びっくりしてそう伝えると、
「いいえ、いっぺんああいうお店に伊緒さんと行ってみたかったんです。でもほら、敷居が高いというか、なかなか入る勇気なくって……。でも、"取材"っていう大義名分のおかげで、堂々と楽しめました。なので、ありがとうございます。……って、記事書きの参考になりましたか……?」
そんな彼の言葉に、わたしは胸がいっぱいになってしまいました。
どうしていいか分からず、とりあえず"にくきゅう"の形にした手で、むにむにと彼のおなかを押しました。
晃くん、ありがとう。
こんどは、腕によりをかけて、わたしがごちそうつくるからね。
そう心の中でささやきます。
その後すごくおいしそうな記事が書けたのは、言うまでもありませんよね。
自信たっぷりに言い放ったものの、わたしは電話を切った瞬間、大きくため息をついてしまいました。
さて、困ったことになったぞ。
なにが困ったことになったかというと、わたしがお家で受けているライティングのお仕事のお題についてです。
大好きな歴史関係のトピックを中心に書いていますが、もちろんすべてが得意分野というわけではありません。
でも、わたしのようなフリーランスだと、「それはちょっと……」とためらっているとせっかくのチャンスを逃してしまいます。
それでたいがいは「できます」と即答するのですが……。
今回のお題は「お寿司の歴史」について。
しかも、江戸前と関西風の違いを踏まえつつ、"実食した感想"も織り交ぜよというオーダーです。
歴史や文化的なことは文献にあたったり、詳しい方に聞いたりして対応が可能です。
しかし、"実食"となると、うーん……。
ぴんきりとはいえ、回っていないお寿司の相場くらいは存じています(おとなですので)。
まともに体当たりすると、取材だけで赤字になること必至でしょう。
このときばかりは、自分の思慮の浅さにへこんでしまいました。
困った困ったと思っていると、通りがかった夫が、
「なにやらお困りのようですが……」
と、やさしく声をかけてくれました。
これでもなるべく顔に出さないように心がけているつもりなのですが、わたしは夫いわく、
「困ると"ミッフィー"みたいな顔になる」
そうです。
マンガにすると口のあたりがバッテンになっているのかもしれません。
ようするに、結局ヘンな困り顔をしているのでしょう。
かくかくしかじか、というわたしの情けない経緯を、夫はうんうんと頷きながら聞いてくれました。
そしてひと通り聞き終えると、おもむろにこう言ったのです。
「事情はよく分かりました。行こうじゃないですか、取材に!」
かくしてわたしは、お寿司屋さんのカウンターに、夫と並んで座ることになったのです。
えらいことになったと、内心気が気ではありません。
彼が連れてきてくれたのは、紛うことなき本格派の、回っていないお寿司のお店です。
こういうお店はもちろん自分で入ったことなんてありません。
「お寿司をごちそうしよう」と声をかけてくださるおじ様もいらっしゃいましたが、なんだか怖いのでそのつど大おじの三十三回忌を理由にお断りしてきました。
あわあわあわ、と落ち着かない気持ちですが、隣の夫はたいへんくつろいだ様子で熱いお茶などすすっています。
「いらっしゃいませ。"お昼のおまかせ"で承っております。それでは、ご順に握ってまいります」
髪を短く刈り込んだ若い職人さんが、丁寧にあいさつをしてくれます。
夫が「よろしくお願いします」と軽く会釈したのに合わせて、わたしも座ったままぺこりとおじぎをしました。
なんだろなんだろ!
慣れてるんだべか、こういうの!
前菜として出してくれた「海鮮のオクラ和え」を頂きながら、ふしぎな感慨にひたってしまいます。
寿司ネタの切れ端を上手に使った一品ですが、たくさんの種類の魚介を一時に味わえる、ぜいたくなお料理です。
お出汁もすごくいいのでしょう、奥行きのある三杯酢がとろっとしたオクラとからまり、魚介それぞれの魅力を引き出します。
もうお口の中がいろんな味でいっぱいで、すでにとっても幸せ。
「こちらでは江戸前と関西風の両方を頂けると聞いて、楽しみに来ました。そういうお店って、珍しいですよね?」
夫がナイスな質問をしてくれました。
まぬけなことにほとんど取材を忘れかけていて、彼がわざわざ東西両方のお寿司を食べられるお店に連れてきてくれたのも、その時気づいたくらいでした。
「はい。先代が両方の寿司を修行した人でして、自分もそれを受け継ぎました。邪道だっておっしゃる方もおられるんですけどね。でも、全国から食材が手に入るようになりましたから、それぞれの一番おいしい食べ方を考えると、東西折衷となりました」
へえぇ、そうなんだ!
関東と関西のお寿司の違いって、考えたこともありませんでした。
「握りでいえば、関西だと白身が多いですね。素材そのものの味を大事にします。ですのでたまり醤油か、あるいは塩で召し上がっていただきます。江戸前はヒカリモノを酢で締めたり貝を煮たり、昔ながらの"仕事"って呼ばれる加工が特徴です。煮詰めを塗って、あらかじめ味付けしてお出しするのも独特ですね」
なるほど……。
たしかに、関東と関西だととれるお魚も違うし、味付けの好みにも差があるのは自然なことです。
お寿司というひとつのジャンルに、食文化の多様性が見事に現れているのでした。
白身などのあっさりしたものから、というセオリーに合うよう、前半は関西風の握りを出してくれました。
職人さんは寿司酢のようなものを指に浸し、おにぎりを握るときのような形でぽんっ!と両手を打ち合せます。
シャリとネタを合わせて握る優雅な手付きは、まるで掌中に小鳥がいるかのようなやさしさでした。
初めて目の前で見る寿司職人の技前に、夫と一緒にほれぼれと見入ってしまいます。
「よろしければ、こちらは粗塩で」
「お好みですだちを絞っていただいても」
控えめなアドバイスに従っていただいたお寿司の、なんとまあ素材の味が引き立つこと!
ねっとりと甘いイカの身や、初めて食べるみずみずしいイサキなど、「ああ、お魚ってこんな味がするんだあ」という新鮮な驚きでいっぱいです。
また、なによりも口に入れた瞬間にほどけてしまうシャリにも感激しました。
よくこれでお寿司の形を保っていますね、と思うほどふわふわで、なんだかお米とお米の間にたくさん空気の層があるみたいな食感です。
「おいしい……!すごくおいしいです」
思わず漏れ出た言葉に、夫も職人さんも笑って応えてくれました。
「さあ、後半は江戸前になります」
今度は素材にひと手間加えた、パンチのあるお寿司の登場です。
ふっくりした煮穴子や、軽く酢〆にしたアジなど、わたしには珍しい食材のオンパレードです。
また、特に加工しないネタでも、甘辛いタレを塗って出してくれるのも面白く感じました。
これが「煮詰め」というものなんですね。
わたしは特に、生の赤貝に煮詰めを塗ったものがすごく気に入ってしまいました。
「あ……ご飯の色が、違う……?」
お恥ずかしいことに、食べるのに夢中でシャリの色が関西風と異なることになかなか気づきませんでした。
聞くと、このお店では江戸前のネタの味付けに負けないよう、赤酢のシャリを使うとのことでした。
うーん、繊細な気くばりに感じ入るばかりです。
「握りはこれで最後になります。東と西の横綱を、食べ比べてみてください」
そう言って一貫ずつ並べて出してくれたのは、有名なまぐろのヅケと、薄い膜のようなものをまとった長方形の鯖寿司でした。
「東はご存知かと思いますが、こちらは関西寿司の定番、"バッテラ"です。握りと申しましたが実は押し寿司でして、関西ではこういった"箱寿司"が伝統的なものになります」
透明な膜はおぼろ昆布を削った後の芯である、"白板昆布"というものだそうです。
前歯でかみ切ると、むちっとして甘酸っぱくて、〆た鯖との相性は抜群です。
もちろんまぐろのヅケもこっくりと旨みが凝縮されて、ほっぺたが落ちてしまいます。
お寿司の後に、海の香りも豊かなアオサの赤だしを吸うと、口中のお魚の脂がふわあーっ、と溶けていってしまいました。
おなかがぽんぽんで、ぽーっと幸せな気分ですが、夫は職人さんにおいしかったお礼を丁寧に述べて、すぱっとお店を出ました。
繁盛して他のお客さんがどんどん入ってきていることもありますが、長っちりしないのもひとつのマナーであることを初めて知りました。
「あーっ!おいしかったあ!いやはや貴重な体験させてもらいました。ありがとうございます」
お店から離れたところでそう叫んだのは、なんと夫の方でした。
わたしがお礼を言うべきなのに、びっくりしてそう伝えると、
「いいえ、いっぺんああいうお店に伊緒さんと行ってみたかったんです。でもほら、敷居が高いというか、なかなか入る勇気なくって……。でも、"取材"っていう大義名分のおかげで、堂々と楽しめました。なので、ありがとうございます。……って、記事書きの参考になりましたか……?」
そんな彼の言葉に、わたしは胸がいっぱいになってしまいました。
どうしていいか分からず、とりあえず"にくきゅう"の形にした手で、むにむにと彼のおなかを押しました。
晃くん、ありがとう。
こんどは、腕によりをかけて、わたしがごちそうつくるからね。
そう心の中でささやきます。
その後すごくおいしそうな記事が書けたのは、言うまでもありませんよね。
1
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
追放令嬢と【神の農地】スキル持ちの俺、辺境の痩せ地を世界一の穀倉地帯に変えたら、いつの間にか建国してました。
黒崎隼人
ファンタジー
日本の農学研究者だった俺は、過労死の末、剣と魔法の異世界へ転生した。貧しい農家の三男アキトとして目覚めた俺には、前世の知識と、触れた土地を瞬時に世界一肥沃にするチートスキル【神の農地】が与えられていた!
「この力があれば、家族を、この村を救える!」
俺が奇跡の作物を育て始めた矢先、村に一人の少女がやってくる。彼女は王太子に婚約破棄され、「悪役令嬢」の汚名を着せられて追放された公爵令嬢セレスティーナ。全てを失い、絶望の淵に立つ彼女だったが、その瞳にはまだ気高い光が宿っていた。
「俺が、この土地を生まれ変わらせてみせます。あなたと共に」
孤独な元・悪役令嬢と、最強スキルを持つ転生農民。
二人の出会いが、辺境の痩せた土地を黄金の穀倉地帯へと変え、やがて一つの国を産み落とす奇跡の物語。
優しくて壮大な、逆転建国ファンタジー、ここに開幕!
異世界でホワイトな飲食店経営を
視世陽木
ファンタジー
定食屋チェーン店で雇われ店長をしていた飯田譲治(イイダ ジョウジ)は、気がついたら真っ白な世界に立っていた。
彼の最後の記憶は、連勤に連勤を重ねてふらふらになりながら帰宅し、赤信号に気づかずに道路に飛び出し、トラックに轢かれて亡くなったというもの。
彼が置かれた状況を説明するためにスタンバイしていた女神様を思いっきり無視しながら、1人考察を進める譲治。
しまいには女神様を泣かせてしまい、十分な説明もないままに異世界に転移させられてしまった!
ブラック企業で酷使されながら、それでも料理が大好きでいつかは自分の店を開きたいと夢見ていた彼は、はたして異世界でどんな生活を送るのか!?
異世界物のテンプレと超ご都合主義を盛り沢山に、ちょいちょい社会風刺を入れながらお送りする異世界定食屋経営物語。はたしてジョージはホワイトな飲食店を経営できるのか!?
● 異世界テンプレと超ご都合主義で話が進むので、苦手な方や飽きてきた方には合わないかもしれません。
● かつて作者もブラック飲食店で店長をしていました。
● 基本的にはおふざけ多め、たまにシリアス。
● 残酷な描写や性的な描写はほとんどありませんが、後々死者は出ます。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる