156 / 195
第四章 宇宙のゆりかご
3 人魚姫のものがたり
しおりを挟む
そう。なんだかもう、食べてしまいたいぐらいに可愛い。
放っておいても自然に湧いてくるこの気持ちばかりは、ユーリ自身もどうしようもなかった。
思わず小さな体を抱きよせて、桃色のつやつやした頬に頬ずりし、短くて金色の柔らかい髪をなでてやったら、フランはくすぐったそうに喉を鳴らして笑った。太陽みたいなにこにこの笑顔。本当に嬉しそうだ。
「ああ、地球、ワダツミ……うみ! いきもの! いいなあ。ぼくもいってみたいなー」
「そうだね。いつか、一緒に行けるといいね」
「うん!」
玻璃は間違いなく、こんなユーリの姿を見るのは相当微妙な気持ちだったことだろう。それなのに、基本的には温かな態度とまなざしでずっと二人を見守ってくれている。それどころか、むしろ積極的に二人の会話に加わって、フランの様々な疑問や興味にも答えてやっていた。
彼はユーリたちをとても微笑ましく見てくれているようだ。もっともこれは、ユーリの勝手で能天気な妄想に過ぎないかもしれないけれど。
今、少年の見た目は三、四歳ほどになっている。足取りもしっかりして、好きな所へどんどん駆けていってしまうので、子守りをするのはなかなか体力との勝負だった。
言葉はまだ拙いけれども、聡明な少年であることは明白だ。ユーリやアジュールの言うことやすることをなんでもすぐに吸収し、同じように真似をしたがる。
アジュールははじめのうちこそ心配して一緒にいたが、最近では監視を《サム》に任せてフランをユーリに預けたまま不在であることも多い。もしかしたら地球の艦隊がまた妙な動きをしているのかもしれなかったが、当然ながらそれらのことは一切教えてもらえなかった。
あの忌まわしい首輪とワイヤーから解放されたことで、ユーリはこの頃では小さなフランをつれて、船内のあちこちをぶらぶら歩くことも多くなっている。それでも玻璃と通信が届かない場所までは行かないけれど。
しかし、この宇宙船のどこがどう危険なのかは、ユーリもあまり詳しくない。そんな時は《サム》に安全確認を頼んだ。少しでも危ない場所に近づけば、《サム》がすかさず警告を発してくれる。
それは、フランに対してユーリが話す内容についてもそうだった。アジュールにとって都合の悪い内容については、《サム》が会話に割り込んできて中断させることが多い。日々すさまじい速さで成長していくフランが、時折妙な顔、不満げな顔をすることも多くなっていった。
とはいえ、飽くまでも囚人にすぎないユーリがあまり勝手なことはできない。それでユーリは少年に、アルネリオで聞いたり読んだりしたことのある古い昔話をしてあげることも多かった。
王子さまや王女さまや、魔法使いや小人がでてくる、ふるいふるい物語。「白雪姫」に「おやゆび姫」。「灰かぶり姫」に「眠り姫」。そして「赤ずきん」に「ラプンツェル」。昔ばなしや民話というものにはもともと非常に残酷な展開も多いものだ。それでユーリは、なるべく小さな子供むけに内容を略して話して聞かせた。
そんな中で少年は、「人魚姫」のお話に特に心を惹かれたようだった。
宇宙船内につくられた植物園のなかや《水槽》の前で玻璃と一緒に座り込んで話をしてやると、少年はいつもきらきらと目を輝かせた。
「もっと、もっと。もっとお話しして? ユーリパパ」
せがまれるまま、ユーリは何度でも同じ話を繰り返ししてやった。
ところでユーリは、この「人魚姫」のお話に、ほかの物語に対する以上の親近感を覚えている。それは間違いなく、あの玻璃との出会いを思い出してしまうからだろう。
ふとそんなことを洩らした時、フランはびっくりしたようだった。
「えっ? 玻璃どのは人魚姫なの?」
「いや、もちろん姫じゃないけどね。でも滄海の人たちは、海で暮らすために体を変えて、尾鰭をつけて泳ぎ回ることができるようになっているから。僕が海で溺れたとき、玻璃殿が助けてくださらなかったら、きっと今ここに生きてはいなかっただろうと思うよ」
話の流れでそのままユーリが玻璃と出会った顛末を話して聞かせると、フランはますます興奮したようだった。
「うわあ! 本当に『人魚姫』のお話みたいだね。でも玻璃どのは、ちゃんと言葉も話せるし、エライし、人魚姫みたいに人間のお姫様に負けたりしないし、飛行艇で空も飛べるし。めちゃくちゃかっこいいなー」
「うふふ。そうだね。それは僕もそう思う」
なんとなく《水槽》の玻璃を見返ったら、玻璃はややくすぐったそうな顔で微笑んでいた。珍しく照れておられるご様子である。
「でもぼく、人魚姫ってよくわかんないなー。どうして、王子様にちゃんと気持ちを伝えなかったのかな」
「それはほら、足の代わりに魔女に声をあげちゃって、お話しができなくなってたから──」
「でも、おかしいよ。だって、お手紙も書けなかったの? ぼくだったら絶対書くよ。もしかして、字が書けなかったのかなあ、人魚姫」
「ああ、そうなのかもしれないね」
「ううん……。もしそうだったら……かわいそうだね」
「うん。確かにそうだよね」
王子に気持ちを伝えることもままならず、人間の姫に王子の心を奪われて、最後は海の泡になって消える人魚姫。これは愛と悲劇の物語なのだ。
と、玻璃が突然話しかけてきた。
《俺もフランに同感だな》
「え?」
フランには玻璃の声は聞こえないので、適当に通訳をしてやりながら話を聞く。
《最終的には相手の幸せを願ってのことかも知れぬが、気持ちのひとつも伝えないまま、ただ諦めるという選択肢は俺にはない。やるべきことはやれるだけやって、それでダメなら潔く諦めもしようが》
「ああ、そうですね。玻璃殿はそうですよねー」
苦笑して返したら、玻璃はくふふ、と軽く笑った。
《まあ、そなたの王宮まで即刻出向いて『欲しいものは欲しい』『ユーリ殿を頂戴したい』と、どんどん押しすぎた感は否めぬが》
「玻璃どのったら……」
ユーリも思わず、くすくす笑った。
「いいのですよ。あれはわた……僕も、嬉しかったので。玻璃どのが求めてくださり、奪いにきてくださらなかったら、僕はあのまま父と兄たちのもとで働くだけで、自分の存在意義すら見失っていたことでしょう。自分の仕事に意義は見出していましたが、別に優秀でもなんでもなく、側近には迷惑がられていましたし。僕でなくてもできる仕事ばかりでしたから」
《……そうか》
「はい」
玻璃がゆるりと目を細めた。
ユーリもつられてにっこり笑った。
ユーリの膝の上に座り込んでいたフランが、不思議そうに二人を見比べた。
「……ねえ。ユーリパパと玻璃どのは、ケッコンしてるの?」
「え?」
突然、槍を突きこまれたような気になって少年を見下ろす。
「この間、ぼく《教育プログラム》で勉強したよ。好きな人は、あいしあって、ケッコンするんでしょ? 普通はひとりとひとりでするんだよね。それで、子供を生むんでしょ?」
「あ……うん。色々な事情があって生まない人たちもいるけど、まあそうかなあ」
「じゃあ、アジュールパパは? ユーリパパとケッコンしてないの?」
「あ。ええっと……」
「ケッコンしてないのに、ぼくが生まれたの? どうして? わかんないよ。どういうこと?」
「う……」
完全に答えに窮して、ユーリは思わず助けを求めるように玻璃を見た。玻璃も困った顔になって沈黙している。
と、《サム》の声が遮ってきた。
《フラン様。そのお話は、そこまでになさいますよう。アジュール様の許可のない話題ですので》
「ええっ。なんでだよう!」
少年が、ぷーっと頬を膨らませた。
放っておいても自然に湧いてくるこの気持ちばかりは、ユーリ自身もどうしようもなかった。
思わず小さな体を抱きよせて、桃色のつやつやした頬に頬ずりし、短くて金色の柔らかい髪をなでてやったら、フランはくすぐったそうに喉を鳴らして笑った。太陽みたいなにこにこの笑顔。本当に嬉しそうだ。
「ああ、地球、ワダツミ……うみ! いきもの! いいなあ。ぼくもいってみたいなー」
「そうだね。いつか、一緒に行けるといいね」
「うん!」
玻璃は間違いなく、こんなユーリの姿を見るのは相当微妙な気持ちだったことだろう。それなのに、基本的には温かな態度とまなざしでずっと二人を見守ってくれている。それどころか、むしろ積極的に二人の会話に加わって、フランの様々な疑問や興味にも答えてやっていた。
彼はユーリたちをとても微笑ましく見てくれているようだ。もっともこれは、ユーリの勝手で能天気な妄想に過ぎないかもしれないけれど。
今、少年の見た目は三、四歳ほどになっている。足取りもしっかりして、好きな所へどんどん駆けていってしまうので、子守りをするのはなかなか体力との勝負だった。
言葉はまだ拙いけれども、聡明な少年であることは明白だ。ユーリやアジュールの言うことやすることをなんでもすぐに吸収し、同じように真似をしたがる。
アジュールははじめのうちこそ心配して一緒にいたが、最近では監視を《サム》に任せてフランをユーリに預けたまま不在であることも多い。もしかしたら地球の艦隊がまた妙な動きをしているのかもしれなかったが、当然ながらそれらのことは一切教えてもらえなかった。
あの忌まわしい首輪とワイヤーから解放されたことで、ユーリはこの頃では小さなフランをつれて、船内のあちこちをぶらぶら歩くことも多くなっている。それでも玻璃と通信が届かない場所までは行かないけれど。
しかし、この宇宙船のどこがどう危険なのかは、ユーリもあまり詳しくない。そんな時は《サム》に安全確認を頼んだ。少しでも危ない場所に近づけば、《サム》がすかさず警告を発してくれる。
それは、フランに対してユーリが話す内容についてもそうだった。アジュールにとって都合の悪い内容については、《サム》が会話に割り込んできて中断させることが多い。日々すさまじい速さで成長していくフランが、時折妙な顔、不満げな顔をすることも多くなっていった。
とはいえ、飽くまでも囚人にすぎないユーリがあまり勝手なことはできない。それでユーリは少年に、アルネリオで聞いたり読んだりしたことのある古い昔話をしてあげることも多かった。
王子さまや王女さまや、魔法使いや小人がでてくる、ふるいふるい物語。「白雪姫」に「おやゆび姫」。「灰かぶり姫」に「眠り姫」。そして「赤ずきん」に「ラプンツェル」。昔ばなしや民話というものにはもともと非常に残酷な展開も多いものだ。それでユーリは、なるべく小さな子供むけに内容を略して話して聞かせた。
そんな中で少年は、「人魚姫」のお話に特に心を惹かれたようだった。
宇宙船内につくられた植物園のなかや《水槽》の前で玻璃と一緒に座り込んで話をしてやると、少年はいつもきらきらと目を輝かせた。
「もっと、もっと。もっとお話しして? ユーリパパ」
せがまれるまま、ユーリは何度でも同じ話を繰り返ししてやった。
ところでユーリは、この「人魚姫」のお話に、ほかの物語に対する以上の親近感を覚えている。それは間違いなく、あの玻璃との出会いを思い出してしまうからだろう。
ふとそんなことを洩らした時、フランはびっくりしたようだった。
「えっ? 玻璃どのは人魚姫なの?」
「いや、もちろん姫じゃないけどね。でも滄海の人たちは、海で暮らすために体を変えて、尾鰭をつけて泳ぎ回ることができるようになっているから。僕が海で溺れたとき、玻璃殿が助けてくださらなかったら、きっと今ここに生きてはいなかっただろうと思うよ」
話の流れでそのままユーリが玻璃と出会った顛末を話して聞かせると、フランはますます興奮したようだった。
「うわあ! 本当に『人魚姫』のお話みたいだね。でも玻璃どのは、ちゃんと言葉も話せるし、エライし、人魚姫みたいに人間のお姫様に負けたりしないし、飛行艇で空も飛べるし。めちゃくちゃかっこいいなー」
「うふふ。そうだね。それは僕もそう思う」
なんとなく《水槽》の玻璃を見返ったら、玻璃はややくすぐったそうな顔で微笑んでいた。珍しく照れておられるご様子である。
「でもぼく、人魚姫ってよくわかんないなー。どうして、王子様にちゃんと気持ちを伝えなかったのかな」
「それはほら、足の代わりに魔女に声をあげちゃって、お話しができなくなってたから──」
「でも、おかしいよ。だって、お手紙も書けなかったの? ぼくだったら絶対書くよ。もしかして、字が書けなかったのかなあ、人魚姫」
「ああ、そうなのかもしれないね」
「ううん……。もしそうだったら……かわいそうだね」
「うん。確かにそうだよね」
王子に気持ちを伝えることもままならず、人間の姫に王子の心を奪われて、最後は海の泡になって消える人魚姫。これは愛と悲劇の物語なのだ。
と、玻璃が突然話しかけてきた。
《俺もフランに同感だな》
「え?」
フランには玻璃の声は聞こえないので、適当に通訳をしてやりながら話を聞く。
《最終的には相手の幸せを願ってのことかも知れぬが、気持ちのひとつも伝えないまま、ただ諦めるという選択肢は俺にはない。やるべきことはやれるだけやって、それでダメなら潔く諦めもしようが》
「ああ、そうですね。玻璃殿はそうですよねー」
苦笑して返したら、玻璃はくふふ、と軽く笑った。
《まあ、そなたの王宮まで即刻出向いて『欲しいものは欲しい』『ユーリ殿を頂戴したい』と、どんどん押しすぎた感は否めぬが》
「玻璃どのったら……」
ユーリも思わず、くすくす笑った。
「いいのですよ。あれはわた……僕も、嬉しかったので。玻璃どのが求めてくださり、奪いにきてくださらなかったら、僕はあのまま父と兄たちのもとで働くだけで、自分の存在意義すら見失っていたことでしょう。自分の仕事に意義は見出していましたが、別に優秀でもなんでもなく、側近には迷惑がられていましたし。僕でなくてもできる仕事ばかりでしたから」
《……そうか》
「はい」
玻璃がゆるりと目を細めた。
ユーリもつられてにっこり笑った。
ユーリの膝の上に座り込んでいたフランが、不思議そうに二人を見比べた。
「……ねえ。ユーリパパと玻璃どのは、ケッコンしてるの?」
「え?」
突然、槍を突きこまれたような気になって少年を見下ろす。
「この間、ぼく《教育プログラム》で勉強したよ。好きな人は、あいしあって、ケッコンするんでしょ? 普通はひとりとひとりでするんだよね。それで、子供を生むんでしょ?」
「あ……うん。色々な事情があって生まない人たちもいるけど、まあそうかなあ」
「じゃあ、アジュールパパは? ユーリパパとケッコンしてないの?」
「あ。ええっと……」
「ケッコンしてないのに、ぼくが生まれたの? どうして? わかんないよ。どういうこと?」
「う……」
完全に答えに窮して、ユーリは思わず助けを求めるように玻璃を見た。玻璃も困った顔になって沈黙している。
と、《サム》の声が遮ってきた。
《フラン様。そのお話は、そこまでになさいますよう。アジュール様の許可のない話題ですので》
「ええっ。なんでだよう!」
少年が、ぷーっと頬を膨らませた。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
その首輪は、弟の牙でしか外せない。
ゆずまめ鯉
BL
養子ゆえに、王位継承権を持たないオメガで長男のレイン(24)は、国家騎士団として秘密裏に働き、ただ義弟たちを守るためだけに生きてきた。
第一継承権を持つアルファで次男のリオール(19)は、そんな兄に「ごく潰し」と陰口を叩く連中を許せなかった。自分を犠牲にしてまで守る価値はないと思っていた。なにかと怪我の多い国家騎士団を辞めさせたかった。
初めて訪れた発情期のとき。約束をすっぽかされたリオールが不審に思い、兄の部屋へ行くと、国家騎士団の同僚──グウェンソード(28)に押し倒されるところを目撃して激高する。
「今すぐ部屋から出ろ!」
独占欲をあらわにしたリオールは、グウェンソードを部屋から追い出し、兄であるレインを欲望のままに抱いた。
翌朝、差し出されたのは特注の首輪──外せるのはリオールのみ。
「俺以外に触らせるな」
そう囁かれたレインは、何年も首輪と弟の執着に縛られ続けてきた。
弟には婚約者がいるのに、こんな関係を続けてもいいのか。
本当にこのままでもいいのか。
ひたすら執着して独占したがる弟と、罪悪感に苛まれる兄。
その首輪は、いつか弟の牙で血に染まるのか──。
どうにかしてレインを落としたいリオールと、弟との関係に悩むレインのオメガバースです。
リオール・グランケット(19)×レイン・グランケット(24)
※この作品は2015年頃に本文を書き、2017年頃にオメガバースに改稿、さらに2026年に手直しした作品になります。読みにくいかもしれません。ご了承ください。
三人称ですが攻めだったり受けだったり視点がよくかわります。攻め視点多めです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる