【改訂版】Two Moons~砂に咲く花~

るなかふぇ

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第二部 エスペローサ編 人物紹介

人物紹介 エスペローサ編

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                [人物紹介]

※ネタバレが多々あります。本編をお読みになる際の参考程度になさってください。

 [エスペローサ編]

 ◆ ナリウス(ナリウス=デュラム=ド=エスペローサ十四世)
 エスペローサの現国王。26歳。冷たく怜悧な性格で、非常な美貌を持つ。権謀術数に長け、他人を信用しない。実の妹であるアイリスにだけは心を開き、優しい笑顔を見せる。アイリスの不治の病を治させるため、シュウをトロイヤードから拉致させた。やがてシュウに惹かれるようになり、レドから奪うことを決意する。

 ◆ アイリス
 ナリウスの妹姫。14歳。優しく優雅な美少女。一方で、芯の強い一面を持つ。不治の病に冒され、瀕死のところをシュウの手の力によって救われる。
 以降はシュウに非常な恩と好意を感じ、何かとシュウの助けになる。

 ◆ フローラ
 ナリウスとアイリスの実母で、先王の妃。もとはエスペローサに隣接する小国、ヨークブルク王朝の皇女。十二年前のある事件により、非業の死を遂げた。享年31歳。その死の真相は、いまだ謎に包まれている。

 ◆ ゾーグ
 エスペローサ王宮の宮宰(きゅうさい)。文官・武官を束ねる、王宮内最高位の官僚。55歳。
 宮廷内での権力を縦(ほしいまま)にし、己の権益に固執する。自己中心的で傍若無人な性格。サリヨル以外の宮中伯たちからは疎まれている。

 ◆ サリヨル
 エスペローサ王宮の宮中伯。68歳。冷たく、残忍で、人の情を理解しない。王宮内で起こった十二年前の「血の粛清」事件に関わっている。ゾーグとは仲がいいが、あくまでも利用しあう関係。

 ◆ クリス
 エスペローサ王宮に仕える下級士官で、シュウの監視兵。27歳。誠実で聡明な性格。任務をこなすうちに、次第にシュウに敬愛の情を抱くようになる。フローラ王妃には、少年兵時代に淡い想いを抱いた過去があり、十二年前の事件について、ある疑問を抱いている。

 ◆ ホッパー
 エスペローサ王宮の下級士官。クリスと共にシュウの監視兵となる。23歳。おおらかなお調子者で、明るく裏表のない性格。クリス同様、シュウに好意を抱くようになる。

 ◆ ボダン
 エスペローサ王宮、「禁錮の間」の牢番。60歳。残忍で酷薄な性格。淫蕩の質があり、男の囚人にも手を出す。シュウを気に入る。

 ◆ オットー
 エスペローサ王宮の下級士官で、警備兵。30歳。シュウの手の力に気付き、足の萎えた幼い息子の治療を望む。

 ◆ ディライト将軍
 エスペローサ王宮に仕える武官。43歳。シュウを拉致するための陽動作戦を行い、二十万の兵を動かしてエスカルド山脈を越えた。

 ◆ モリス
 アイリス付きの家庭教師。40歳。少し太めの女性教師で、人柄は温厚。アイリスの紹介で、シュウに綴り方と文章読解の授業を行う。

 ◆ ドネル
 エスペローサ王宮内の医務施設「医務の間」にて、医療班長として働く医師。38歳。長身で強面だが、責任感が強く、内面は温かい性格。
 
 ※ シュウやレド、ノイン等、他の人物については、トロイヤード編の人物紹介をご参照ください。
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