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初恋 葵side
これって普通のこと?※
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彼の言っていた通り、僕の部屋ほどありそうな浴室には大きな浴槽があり可愛らしいピンクのお湯が溜められている。
花の香りで充満した浴室ですぅーっと深呼吸すると、甘くて心地よい香りが鼻腔をくすぐる。
そんな僕の様子を見てクスッと笑いながら、
「髪を洗ってあげよう」
と断る暇もなく、洗い場に置かれた椅子に座らせられた。
顔に水がかからないように濡らされた髪に良い香りのシャンプーが泡立てられていく。
ふわぁ……気持ちいい。
時々行く美容師さんより上手だな。
「佐原さん、髪洗うの上手ですね。すごく気持ちいいです」
うっとりしながらそういうと、彼は
「ありがとう。葵くん、名字じゃなくて名前で呼んでくれたらもっと嬉しいんだけどな」
と後ろから耳元に顔を近づけてそんなことを言ってくる。
髪を洗われながら耳に佐原さんの吐息がかかって身体がゾクゾクしてしまう。
「ほら、言ってみて」
「きょ……恭一郎、さん……」
「うん。やっぱりそっちがいいな。洗い足りてないところはない?」
恭一郎さんの指の力加減がすごく気持ちよくてもっと洗って欲しかったけれど、彼に洗ってもらっていると何故か変なところが熱を持ってきて身体がむずむずしてきちゃった。
「だ、大丈夫です」
そういうと、シャワーで優しく泡を流され、そのままの流れで身体まで洗ってもらうことになってしまった。
恭一郎さんの手にたっぷりとつけられた泡で腕、背中、腰と撫でられるように洗われていく。
彼の大きな手が僕の身体を滑っていくたびにビクビクと何ともいえない快感が襲ってくる。
「葵くん、ちょっと立ってもらえるかな」
僕はあまりの気持ちよさに何も考えることもできず、言われるがままに立つと恭一郎さんの手が僕のお尻を優しく撫でていく。
なにっ? なんか、変な感じがする……。
「さぁ、前も洗おう」
えっ? と思った時には、くるっと身体を回されてもう恭一郎さんと向かい合わせになっていて、座っている恭一郎さんの目の前にピョコンと勃ち上がった僕の小さなモノを晒してしまっていた。
小学生の時から可愛すぎる顔をしていた僕はクラスメートから一緒には着替えられないと言われ、先生に別の場所を用意してもらっていた。
だから、人前に裸を晒したのは今日が初めてだ。
びっくりして『ひゃ……あっ』と声を上げたけれど、恭一郎さんは何も気にする素振りもなく淡々と僕のモノを洗ってくれている。
もしかして、これって普通のこと?
なんだ、恥ずかしがることなんてないのかな?
そっか。もしかしたら恭一郎さんはそれを教えてくれるために、一緒にお風呂に入ろうなんて言ってくれたのかも……。
恭一郎さんは僕のを洗いながら、笑顔で見つめてくる。
こういう時って正直に自分の気持ちとかいったほうがいいのかな?
「あ、あの……きもちいぃ、です……」
「ふふっ。良かった」
あっ、恭一郎さん嬉しそうだ。
やっぱりこれが正しいんだ。
でも、これ以上洗われたらダメかも……。
「あっ……きょ、きょういちろう、さん……もう、いいです」
「んっ? いいよ、出しちゃって」
「そ、そんな……」
蕩けるような笑顔で僕のモノに刺激を与えてくる。
だけど、恭一郎さんの手に出すなんてそんなことできない。
「んっ、んんっ……」
「我慢しなくていいよ」
恭一郎さんの手が気持ちよすぎて、もうダメかも……。
「ああっ……んっ」
結局恭一郎さんにイかされてしまった。
ビュクビュクといつもより多い気がする。
気持ちよさと量って比例するのかな。
「ふふっ。イッてくれて嬉しいよ。多かったね、気持ちよかった?」
「は、はい。僕、人にやってもらったの初めてです」
「そっか。嬉しいな」
蕩けるような笑顔で見つめてくる。
これって、僕もやったほうがいいのかな?
教えてくれることを復習するのって大事だよね?
「あ、あの……」
「んっ? どうした?」
「ぼ、僕も洗います」
「ふふっ。嬉しい申し出だけど、それは次の機会にしとこうかな」
「えっ? 次?」
「もしかして今日だけのつもりだった?」
「いえ、そ、そんなんじゃ……」
「可愛いな、葵くん」
可愛いなんて今まで何百回も言われてその度に嫌な気分になってたのに……なぜだろう、恭一郎さんに言われたらすごく嬉しい。不思議だな。
「ほら、湯冷めしちゃうといけないから湯船に入って」
そう促され、僕は花の香り漂うピンクの湯船に入った。
熱すぎないお湯がじわじわと僕を温めていく。
その間に恭一郎さんはさっと全身を洗い流し、あっという間に湯船に入ってきた。
2人で入るには十分すぎるほど広い湯船なのに、恭一郎さんは僕に後ろからピッタリとくっついて抱きしめてくれる。
一緒に入る時ってこれが普通?
でも、確かに恭一郎さんみたいな逞しい胸板に背中を抱かれたら気持ち良いのかも。
後ろから回された手が僕のお腹や腰を撫で回してくるのも結構気持ちが良い。
「葵くん、抱き心地良いなぁ」
「そ、そうですか? 僕も抱きしめられてるの、気持ち良いです……」
「ふふっ。そんなに煽らないで」
煽る??
意味がわからなくて後ろを振り返って見つめたけれど、恭一郎さんはただ僕を見つめて微笑むだけだった。
「そろそろあがろう」
さっと湯船から出され、テキパキとした動きで今まで使ったこともないようなフッワフワの手触りの大きなバスタオルに包まれた。
その感触に感動している間に、恭一郎さんはバスローブを羽織っていた。
うわっ、手足なっがっ!
バスローブがこんなに似合う人っているんだ。
それに綺麗な腹筋。
シックスパックに割れている。
僕なんて筋肉がつかない体質なのか、どんなに運動しても柔らかいのに……。
格好良い人って身体まで格好良いんだ。
なんかずるい。羨ましすぎるっ!
あまりの格好良さに僕はポーッと見惚れてしまっていた。
「ふふっ。葵くんのはこっちね」
フッワフワなバスタオルの変わりに差し出されたのは、バスローブ。
えっ? これって……?
もしかしてお揃い?
なんて思っている間に羽織らされ、僕はヒョイっと抱きかかえられ寝室へと運ばれた。
花の香りで充満した浴室ですぅーっと深呼吸すると、甘くて心地よい香りが鼻腔をくすぐる。
そんな僕の様子を見てクスッと笑いながら、
「髪を洗ってあげよう」
と断る暇もなく、洗い場に置かれた椅子に座らせられた。
顔に水がかからないように濡らされた髪に良い香りのシャンプーが泡立てられていく。
ふわぁ……気持ちいい。
時々行く美容師さんより上手だな。
「佐原さん、髪洗うの上手ですね。すごく気持ちいいです」
うっとりしながらそういうと、彼は
「ありがとう。葵くん、名字じゃなくて名前で呼んでくれたらもっと嬉しいんだけどな」
と後ろから耳元に顔を近づけてそんなことを言ってくる。
髪を洗われながら耳に佐原さんの吐息がかかって身体がゾクゾクしてしまう。
「ほら、言ってみて」
「きょ……恭一郎、さん……」
「うん。やっぱりそっちがいいな。洗い足りてないところはない?」
恭一郎さんの指の力加減がすごく気持ちよくてもっと洗って欲しかったけれど、彼に洗ってもらっていると何故か変なところが熱を持ってきて身体がむずむずしてきちゃった。
「だ、大丈夫です」
そういうと、シャワーで優しく泡を流され、そのままの流れで身体まで洗ってもらうことになってしまった。
恭一郎さんの手にたっぷりとつけられた泡で腕、背中、腰と撫でられるように洗われていく。
彼の大きな手が僕の身体を滑っていくたびにビクビクと何ともいえない快感が襲ってくる。
「葵くん、ちょっと立ってもらえるかな」
僕はあまりの気持ちよさに何も考えることもできず、言われるがままに立つと恭一郎さんの手が僕のお尻を優しく撫でていく。
なにっ? なんか、変な感じがする……。
「さぁ、前も洗おう」
えっ? と思った時には、くるっと身体を回されてもう恭一郎さんと向かい合わせになっていて、座っている恭一郎さんの目の前にピョコンと勃ち上がった僕の小さなモノを晒してしまっていた。
小学生の時から可愛すぎる顔をしていた僕はクラスメートから一緒には着替えられないと言われ、先生に別の場所を用意してもらっていた。
だから、人前に裸を晒したのは今日が初めてだ。
びっくりして『ひゃ……あっ』と声を上げたけれど、恭一郎さんは何も気にする素振りもなく淡々と僕のモノを洗ってくれている。
もしかして、これって普通のこと?
なんだ、恥ずかしがることなんてないのかな?
そっか。もしかしたら恭一郎さんはそれを教えてくれるために、一緒にお風呂に入ろうなんて言ってくれたのかも……。
恭一郎さんは僕のを洗いながら、笑顔で見つめてくる。
こういう時って正直に自分の気持ちとかいったほうがいいのかな?
「あ、あの……きもちいぃ、です……」
「ふふっ。良かった」
あっ、恭一郎さん嬉しそうだ。
やっぱりこれが正しいんだ。
でも、これ以上洗われたらダメかも……。
「あっ……きょ、きょういちろう、さん……もう、いいです」
「んっ? いいよ、出しちゃって」
「そ、そんな……」
蕩けるような笑顔で僕のモノに刺激を与えてくる。
だけど、恭一郎さんの手に出すなんてそんなことできない。
「んっ、んんっ……」
「我慢しなくていいよ」
恭一郎さんの手が気持ちよすぎて、もうダメかも……。
「ああっ……んっ」
結局恭一郎さんにイかされてしまった。
ビュクビュクといつもより多い気がする。
気持ちよさと量って比例するのかな。
「ふふっ。イッてくれて嬉しいよ。多かったね、気持ちよかった?」
「は、はい。僕、人にやってもらったの初めてです」
「そっか。嬉しいな」
蕩けるような笑顔で見つめてくる。
これって、僕もやったほうがいいのかな?
教えてくれることを復習するのって大事だよね?
「あ、あの……」
「んっ? どうした?」
「ぼ、僕も洗います」
「ふふっ。嬉しい申し出だけど、それは次の機会にしとこうかな」
「えっ? 次?」
「もしかして今日だけのつもりだった?」
「いえ、そ、そんなんじゃ……」
「可愛いな、葵くん」
可愛いなんて今まで何百回も言われてその度に嫌な気分になってたのに……なぜだろう、恭一郎さんに言われたらすごく嬉しい。不思議だな。
「ほら、湯冷めしちゃうといけないから湯船に入って」
そう促され、僕は花の香り漂うピンクの湯船に入った。
熱すぎないお湯がじわじわと僕を温めていく。
その間に恭一郎さんはさっと全身を洗い流し、あっという間に湯船に入ってきた。
2人で入るには十分すぎるほど広い湯船なのに、恭一郎さんは僕に後ろからピッタリとくっついて抱きしめてくれる。
一緒に入る時ってこれが普通?
でも、確かに恭一郎さんみたいな逞しい胸板に背中を抱かれたら気持ち良いのかも。
後ろから回された手が僕のお腹や腰を撫で回してくるのも結構気持ちが良い。
「葵くん、抱き心地良いなぁ」
「そ、そうですか? 僕も抱きしめられてるの、気持ち良いです……」
「ふふっ。そんなに煽らないで」
煽る??
意味がわからなくて後ろを振り返って見つめたけれど、恭一郎さんはただ僕を見つめて微笑むだけだった。
「そろそろあがろう」
さっと湯船から出され、テキパキとした動きで今まで使ったこともないようなフッワフワの手触りの大きなバスタオルに包まれた。
その感触に感動している間に、恭一郎さんはバスローブを羽織っていた。
うわっ、手足なっがっ!
バスローブがこんなに似合う人っているんだ。
それに綺麗な腹筋。
シックスパックに割れている。
僕なんて筋肉がつかない体質なのか、どんなに運動しても柔らかいのに……。
格好良い人って身体まで格好良いんだ。
なんかずるい。羨ましすぎるっ!
あまりの格好良さに僕はポーッと見惚れてしまっていた。
「ふふっ。葵くんのはこっちね」
フッワフワなバスタオルの変わりに差し出されたのは、バスローブ。
えっ? これって……?
もしかしてお揃い?
なんて思っている間に羽織らされ、僕はヒョイっと抱きかかえられ寝室へと運ばれた。
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