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日本旅行編
楽しい夜のはじまり
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「明日は七海さんと翔太さんも一緒に初詣に行けるんですか?」
「ええ。もちろん。そのつもり。私も弓弦くんたちに負けないような可愛い晴れ着を着るから楽しみにしてて。今日の振袖も気に入っているけど、とっておきの振袖を残してあるの」
ああ、そうか。七海さんはまだ結婚してないから振袖っていうのが着られるんだ。
僕たちの着物もすごく豪華に見えたけど振袖はもっとすごいんだろうな。なんだかすっごく楽しみ!
「わぁ、楽しみにしてますね!!」
初詣といえば、いつもは母さんと二人っきりで近くの神社に行っていた。
おみくじを引いていつも母さんは大吉だったな。いくつか出店も出てたけど一度も買ったことはなかった。
それでもそれはそれで楽しかった。賑やかな初詣は人生初だけど、それはそれで楽しそうだな。
「さぁ、おやつにしましょうか。久嗣さん、手伝ってくれる?」
「ああ。もちろんだよ。秋芳たちも来い。凌也たちは姫たちをテラスに案内しろ」
理央くんのお母さんとお父さんの声かけで一気に人が動き出す。
「弓弦くん。一緒に行こう!」
「うん。ありがとう」
理央くんに声をかけられて、テラスに向かう。寒いのかなと思ったけど、僕たちの家のコンサバトリーみたいに温度管理がされているみたいで心地良い。
可愛いテーブルとソファーに案内されて、僕は理央くんと並んで座った。
エヴァンさんはもう一つのソファーにセルジュさんとジョルジュさんと一緒に座ってる。
もしかしたら明日の初詣について話をしているのかもしれない。
僕たちが動くと今は少し騒ぎになるからって言ってたもんね。でも怖くはない。
僕は正式にエヴァンさんの伴侶になったし、この指輪もあるから。
そっと左手の指輪に視線を落とすと、
「その指輪。弓弦くんにとっても似合ってる」
と理央くんが褒めてくれた。
「ありがとう。理央くんの指輪もすっごくよく似合ってるよ」
理央くんの綺麗な指に嵌まった金色の指輪は、観月さんが理央くんのために作った大切なもの。
この指輪を見るたびにあの結婚式のことを思い出す。幸せな思い出だ。
「さぁ、ケーキを食べましょう」
目の前にイチゴとメロンが乗ったケーキが置かれる。イチゴだけでもすごいのにメロンまで一緒なんてすごく豪華だな。
そして一緒に空のカップが置かれて、パピーが一つ一つ注いでくれる。
「んー、とっても良い香り! やっぱりジュールさんは素晴らしいわ」
「本当! この紅茶と一緒にケーキが食べられるなんて幸せだわ」
「この淹れ方を絶対にマスターするわ!」
「頑張って! 清佳さんがマスターしてくれたらお茶の時間が楽しみになるわ!」
お母さんたちはパピーの紅茶を前にすごく嬉しそう! フランス語でもパピーに話しかけているから、パピーも嬉しそうだな。やっぱり一緒に日本に来てもらってよかった。
楽しいお茶の時間を過ごし、あっという間にそれぞれの家に帰る時間となった。
僕とエヴァンさんはここに泊まらせてもらうからみんなを見送るだけだ。
「シューゴの家にお泊まりなんて楽しみだよ!」
「僕もです!」
「ねぇ、家に着いたら演奏しよう」
「わぁー、良いんですか?」
「もちろん!」
秀吾さんはミシェルさんの大ファンだからすごく嬉しそう!
周防さんもジョルジュさんが泊まるってことでなんだかウキウキしているのがわかる。
佳都さんところはみんなでパピーを囲んで楽しそうに話をしているし、どこのお家も楽しい夜になりそうだな。
「空良、すぐに戻ってくるからな」
「はーい、いってらっしゃい!」
元気いっぱいの空良くんに見送られて、悠木さんは少し寂しそうにしながら観月さんに
「空良を頼む」
と声をかけ、お父さんたちと出て行った。
「ねぇ、弓弦くん。空良くん。僕の部屋に行こう!」
「わぁ、いいの?」
「もちろん! ねぇ、凌也さん」
「ああ。行っておいで」
理央くんが観月さんに声をかけると喜んで賛成してくれた。
「エヴァンさん。行ってくるね」
エヴァンさんに手をふって理央くんの部屋に向かうと、そこは可愛い世界が広がっていた。
天井からレースがかかった大きなベッドに、可愛い家具。
そして大きなクマのぬいぐるみまである。
「可愛いー!!」
「ママが可愛いものが好きで揃えてくれたんだ」
「理央くんによく似合ってるよ」
「ありがとう。ねぇ、こっちに座ろう」
部屋に置いてある大きなソファーに座るのかと思ったら、その前にあるふわふわのラグに案内される。
「あ、これ気持ちいい」
「でしょう? 弓弦くんのお部屋にあるのと似てるよね?」
「そうそう! この感触いいよね」
「僕も初めてこの部屋に入った時に座らせてもらって感動したってお母さんに言ったら、僕の部屋にも色違いのを入れてくれたんだ」
空良くんが嬉しそうに教えてくれる。そうか、お母さんたちもお友達だからこういうのができるんだ。いいな、家族ぐるみのお付き合いって楽しそう!
「ええ。もちろん。そのつもり。私も弓弦くんたちに負けないような可愛い晴れ着を着るから楽しみにしてて。今日の振袖も気に入っているけど、とっておきの振袖を残してあるの」
ああ、そうか。七海さんはまだ結婚してないから振袖っていうのが着られるんだ。
僕たちの着物もすごく豪華に見えたけど振袖はもっとすごいんだろうな。なんだかすっごく楽しみ!
「わぁ、楽しみにしてますね!!」
初詣といえば、いつもは母さんと二人っきりで近くの神社に行っていた。
おみくじを引いていつも母さんは大吉だったな。いくつか出店も出てたけど一度も買ったことはなかった。
それでもそれはそれで楽しかった。賑やかな初詣は人生初だけど、それはそれで楽しそうだな。
「さぁ、おやつにしましょうか。久嗣さん、手伝ってくれる?」
「ああ。もちろんだよ。秋芳たちも来い。凌也たちは姫たちをテラスに案内しろ」
理央くんのお母さんとお父さんの声かけで一気に人が動き出す。
「弓弦くん。一緒に行こう!」
「うん。ありがとう」
理央くんに声をかけられて、テラスに向かう。寒いのかなと思ったけど、僕たちの家のコンサバトリーみたいに温度管理がされているみたいで心地良い。
可愛いテーブルとソファーに案内されて、僕は理央くんと並んで座った。
エヴァンさんはもう一つのソファーにセルジュさんとジョルジュさんと一緒に座ってる。
もしかしたら明日の初詣について話をしているのかもしれない。
僕たちが動くと今は少し騒ぎになるからって言ってたもんね。でも怖くはない。
僕は正式にエヴァンさんの伴侶になったし、この指輪もあるから。
そっと左手の指輪に視線を落とすと、
「その指輪。弓弦くんにとっても似合ってる」
と理央くんが褒めてくれた。
「ありがとう。理央くんの指輪もすっごくよく似合ってるよ」
理央くんの綺麗な指に嵌まった金色の指輪は、観月さんが理央くんのために作った大切なもの。
この指輪を見るたびにあの結婚式のことを思い出す。幸せな思い出だ。
「さぁ、ケーキを食べましょう」
目の前にイチゴとメロンが乗ったケーキが置かれる。イチゴだけでもすごいのにメロンまで一緒なんてすごく豪華だな。
そして一緒に空のカップが置かれて、パピーが一つ一つ注いでくれる。
「んー、とっても良い香り! やっぱりジュールさんは素晴らしいわ」
「本当! この紅茶と一緒にケーキが食べられるなんて幸せだわ」
「この淹れ方を絶対にマスターするわ!」
「頑張って! 清佳さんがマスターしてくれたらお茶の時間が楽しみになるわ!」
お母さんたちはパピーの紅茶を前にすごく嬉しそう! フランス語でもパピーに話しかけているから、パピーも嬉しそうだな。やっぱり一緒に日本に来てもらってよかった。
楽しいお茶の時間を過ごし、あっという間にそれぞれの家に帰る時間となった。
僕とエヴァンさんはここに泊まらせてもらうからみんなを見送るだけだ。
「シューゴの家にお泊まりなんて楽しみだよ!」
「僕もです!」
「ねぇ、家に着いたら演奏しよう」
「わぁー、良いんですか?」
「もちろん!」
秀吾さんはミシェルさんの大ファンだからすごく嬉しそう!
周防さんもジョルジュさんが泊まるってことでなんだかウキウキしているのがわかる。
佳都さんところはみんなでパピーを囲んで楽しそうに話をしているし、どこのお家も楽しい夜になりそうだな。
「空良、すぐに戻ってくるからな」
「はーい、いってらっしゃい!」
元気いっぱいの空良くんに見送られて、悠木さんは少し寂しそうにしながら観月さんに
「空良を頼む」
と声をかけ、お父さんたちと出て行った。
「ねぇ、弓弦くん。空良くん。僕の部屋に行こう!」
「わぁ、いいの?」
「もちろん! ねぇ、凌也さん」
「ああ。行っておいで」
理央くんが観月さんに声をかけると喜んで賛成してくれた。
「エヴァンさん。行ってくるね」
エヴァンさんに手をふって理央くんの部屋に向かうと、そこは可愛い世界が広がっていた。
天井からレースがかかった大きなベッドに、可愛い家具。
そして大きなクマのぬいぐるみまである。
「可愛いー!!」
「ママが可愛いものが好きで揃えてくれたんだ」
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「ありがとう。ねぇ、こっちに座ろう」
部屋に置いてある大きなソファーに座るのかと思ったら、その前にあるふわふわのラグに案内される。
「あ、これ気持ちいい」
「でしょう? 弓弦くんのお部屋にあるのと似てるよね?」
「そうそう! この感触いいよね」
「僕も初めてこの部屋に入った時に座らせてもらって感動したってお母さんに言ったら、僕の部屋にも色違いのを入れてくれたんだ」
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