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甘く優しい呼び声
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平日の昼時間を過ぎたオフィス街にある飲食店はどこもこの時間は空いている。
アルの店『シュパース』も例に洩れず、外から見える店内は静けさを見せていた。
あと数時間も経てば、また夜からの客でごったがえすのだから、アルとゆっくり話すには今ぐらいの時間でちょうどよかったのかもしれない。
理玖は晴に言われてからシュパースに着くまでの道すがら、ずっと考えこんでいる様子だった。
きっとアルにどうやって話を切り出そうか悩んでいるのだろう。
恋人としての立場で言わせて貰えば、俺がアルの立場ならそんな大事なことを相談してもらえなかったのは悲しく思うだろうし、それにCMに出て世間の知るところになるのも心配で仕方がない。
なんせ理玖のことをあれだけ溺愛しているのだ。
あれほどの素晴らしい一軒家を手放して、セキュリティ万全のマンションに引っ越しを決めたのも理玖の安心と安全を求めるがゆえだ。
自分がいない時間の理玖の安全を求めてうちのマンションを選んだというのに、CMに出ることで理玖に危険が及ぶことがあるかもしれない。
また、一方的に理玖に恋心を持つ輩も現れ、何かしでかさないとも限らない。
いずれにしてもアルには心配事が尽きないのはまず間違い無いだろう。
とはいえ、理玖がCMに出演することはきちんとした契約が交わされたことだからアルがいくら反対したとしても今更反故にすることはできない。
したいと言われても俺も立場上困るが、それはアルもわかってくれるだろう。
とにかく理玖がどういうふうにアルに話をするかが重要になってくる。
理玖は緊張した面持ちでシュパースの扉を開けた。
カランカランと軽やかなドアベルの音が響くと、奥から駆け寄ってくる足音が聞こえた。
「Hi! いらっしゃいませ」
昼の忙しい時間が終わり、どうやらスタッフたちは休憩に入っているようで、奥からやってきたのはオーナーであるアルだった。
「リク! それにハルとユキまで。どうした? 昼食を食べにきてくれたのかい?」
「ああ。まだ食べられるかな?」
とりあえず、食事をといえばアルは嬉しそうに奥の個室へと案内してくれた。
「適当に作って持ってくるから待っていてくれ」
アルはそういうとすぐに部屋を出て厨房へと向かったようだった、
「理玖、考えはまとまったかい?」
「はい。俺、正直に話します。自分がちゃんと考えて決めたことだから、アルには気持ちを知っててもらいたいし」
「そうか、そうだな。ちゃんと話せばきっとアルもわかってくれるよ」
「だといいんですけど……」
そう言って俯く理玖はやはり少し緊張しているようだった。
悪いことをしたわけではない。
そう、自分のやりたいと思ったことを決めただけ。
ただ、それが全国放送のCMだったのが少し厄介だっただけだ。
アルは理玖から話を聞いてどんな反応をするだろうか……。
なんだか俺までドキドキしてきたな。
とりあえず話よりも先に腹ごなしということで俺たちはアルが用意してくれた料理を食べ始めた。
理玖はこれから話すことに緊張して最初は箸が進んでいないようだったが、それでもやはり理玖の大好きなアルの店の料理だ。
食べ進めるうちにいつもの食欲が出てきたようだ。
晴も久しぶりのシュパースの料理を美味しそうに食べている。
うん。やっぱりここの料理は最高だな。
食事を終えた頃には店はアイドルタイムになっていて、アルもちょうど休憩時間になっていた。
これなら時間を気にせずゆっくり話せそうだなと思っていると、アルが徐に口を開いた。
「それでリクは私になんの話があるんだ?」
「えっ? な、なんで?」
アルから出てきた言葉に俺も晴も驚いたが、何よりも理玖が驚いているようだ。
「ふふっ。私が何もわからないとでも思ったのかい? ここにきた時のリクの顔を見ただけで何か悩みがあるようだとすぐにわかったよ。言い出しにくいとすれば私のことだろう?」
「アル……」
「大丈夫だ。私はリクの話に怒ったりはしないよ。言いにくいことがあっても正直に話してくれた方が嬉しいのだが」
「うん。ごめん。ちゃんと話すよ」
ここは二人っきりにさせた方がいいのかもしれないな。
俺たちも一緒だとどうしても理玖の方だけに肩を持ってしまうからな。
「アル、理玖。俺たち、外に出ているよ。二人でゆっくり話すといい」
「ユキ……ありがとう。ハルもリクのためにここまでついてきてくれたんだろう? ありがとう」
「オーナー、僕は何も。でも……いや、なんでもないです。理玖、オーナーに素直にね」
「ああ。ありがとう」
晴はきっと理玖のために何か援護になるようなことを言ってやろうとしたんだろうが、自分が言うべきじゃないと思ったんだろうな。
そうやって相手のことを考えられる晴が俺は好きなんだ。
俺たちはふたりを部屋に残し、外に出た。
「あれ? 晴くん?」
「あっ、鷹斗さん。今日出勤だったんですね」
「ああ。今日はディナータイムだけだったんだけど、ちょっと倉庫の整理をしときたくてオーナーに頼んで少し早めのシフトに変えてもらったんだ」
「ふふっ、相変わらずここの仕事好きなんですね」
「ああ。ここ以外で働く気にはならないな。晴くんが急に辞めたから忙しかったけど、最近はようやく新しく入ってきた子も慣れてくれてだいぶ楽になったしね」
そうだ。
晴はあの事件でここを急に辞めることになったんだよな。
本当は続けたかっただろうに。
もう事件は解決したけれど、うちの仕事手伝ってもらってるから流石にここの仕事までは無理だろうし。
ここの仕事を気に入っていた晴にはかわいそうなことをしたな。
「鷹斗さんがいたらこの店は安泰ですよね。オーナーも鷹斗さんのことすごく頼りにしてましたから」
「ふふっ。そうか? なら、嬉しいんだけど」
優しげな表情を見せる彼はサービス業に向いてるな。
声も穏やかだしくつろぎを求めてくる客には彼の柔らかな表情は落ち着くだろう。
アルの店の店員が晴や理玖も含めて良い子が揃っているのはやはりアルの人徳なのだろうな。
「ここの仕事が大好きなのに、今度の週末は店を休ませることになって悪かったな」
「いいえ、友達は週末休みの仕事やってる子が多いんで、久しぶりに一緒に遊べるって喜ばれてるんですよ。オーナーが早めに休みの日を教えてくれてたんで助かりました。急な休みになるのが一番困るんで」
いつもなら仕事のはずの週末が休みになって申し訳なかったなと思っていたが、確かにそうだ。
こういう機会でもないとアルの店のような人気店で週末がまるまる休みになることなどないだろうからな。
前もって俺たちの旅行計画を立てていたのが功を奏したようだ。
「良かったよ。本当はアルが休みやすい平日にしようと思ってたんだが、どうしても週末にしか休みが取れなくて君たちのことが気になってたんだ」
「ふふっ。優しいですね、早瀬さん。でもほんと気にしないで大丈夫ですよ。俺も久しぶりに友達と旅行に行けるんですごく楽しみにしてるんですよ」
「そうか。君も旅行に行くのか。この時期はどこも過ごしやすいから楽しんでくるといい」
「ユキ、ハル。待たせてしまって悪かったな」
鷹斗くんと話していると、後ろから突然アルの声が聞こえた。
「もう話し終わったのか?」
「ああ。ちょっと一緒に話を聞いて欲しいんだが……」
「わかった。じゃあ、鷹斗くんまたね」
「はい。オーナー、俺と直樹とで開店準備できるんでゆっくりしてていいですよ」
「ああ、ありがとう。タカト、ナオにもよろしく言っておいてくれ」
アルは安心したように俺たちと一緒にさっきまでいた個室まで戻った。
こういう時信頼できるスタッフがいると助かるよな。
カチャリと扉を開け中に入ると、理玖が少し俯いているように見えた。
やはり言い争いにでもなったんだろうか?
「……理玖? 大丈夫?」
晴もやっぱり心配だったようですぐに理玖の隣に駆け寄っていたが、理玖はフルフルと頭を横に振るばかりで言葉が出ない様子だった。
隣に立っていたアルに目を向けると、アルはゆっくりと理玖の元へと向かった。
「リク」
その蕩けるように甘く優しい呼び声で『ああ、なんだ。うまくいったんだな』とわかった。
まぁ考えれてみればそうか。
この上なく溺愛している理玖を泣かせるようなことをアルがするわけがないんだ。
「ユキもハルも心配かけて悪かったな。だが、こうやってすぐにリクを連れてきてくれたおかげでちゃんと二人で話し合えて解決もできたよ。本当に二人がいてくれて助かったよ。ありがとう」
にこやかなアルの表情に本当にお互いが納得いくように話ができたんだと思うと理玖を連れてくることができてよかった。
晴が昼食の誘いを断ってくれたおかげで二人の仲がこじれずに済んだな。
「二人で解決できたなら良かったよ。テオドールさんの思いつきで理玖をCMにって話がこんなにもとんとん拍子で進むとは思わなくて……アルへの確認が後回しになってしまって申し訳ないと思ってたんだ」
「正直なところを言えば、リクがCMに出るのは心配だし、リスクは少しでも減らしたいところだが、リク自身がやりたいことを制限させる気はないんだ。リクに何か危険が及ぶようなら私が守ってみせるよ」
そうはっきりと言い切るアルが素直に格好良いと思った。
さすがだな。
俺ももう少しアルみたいに大人にならないとな。
アルの店『シュパース』も例に洩れず、外から見える店内は静けさを見せていた。
あと数時間も経てば、また夜からの客でごったがえすのだから、アルとゆっくり話すには今ぐらいの時間でちょうどよかったのかもしれない。
理玖は晴に言われてからシュパースに着くまでの道すがら、ずっと考えこんでいる様子だった。
きっとアルにどうやって話を切り出そうか悩んでいるのだろう。
恋人としての立場で言わせて貰えば、俺がアルの立場ならそんな大事なことを相談してもらえなかったのは悲しく思うだろうし、それにCMに出て世間の知るところになるのも心配で仕方がない。
なんせ理玖のことをあれだけ溺愛しているのだ。
あれほどの素晴らしい一軒家を手放して、セキュリティ万全のマンションに引っ越しを決めたのも理玖の安心と安全を求めるがゆえだ。
自分がいない時間の理玖の安全を求めてうちのマンションを選んだというのに、CMに出ることで理玖に危険が及ぶことがあるかもしれない。
また、一方的に理玖に恋心を持つ輩も現れ、何かしでかさないとも限らない。
いずれにしてもアルには心配事が尽きないのはまず間違い無いだろう。
とはいえ、理玖がCMに出演することはきちんとした契約が交わされたことだからアルがいくら反対したとしても今更反故にすることはできない。
したいと言われても俺も立場上困るが、それはアルもわかってくれるだろう。
とにかく理玖がどういうふうにアルに話をするかが重要になってくる。
理玖は緊張した面持ちでシュパースの扉を開けた。
カランカランと軽やかなドアベルの音が響くと、奥から駆け寄ってくる足音が聞こえた。
「Hi! いらっしゃいませ」
昼の忙しい時間が終わり、どうやらスタッフたちは休憩に入っているようで、奥からやってきたのはオーナーであるアルだった。
「リク! それにハルとユキまで。どうした? 昼食を食べにきてくれたのかい?」
「ああ。まだ食べられるかな?」
とりあえず、食事をといえばアルは嬉しそうに奥の個室へと案内してくれた。
「適当に作って持ってくるから待っていてくれ」
アルはそういうとすぐに部屋を出て厨房へと向かったようだった、
「理玖、考えはまとまったかい?」
「はい。俺、正直に話します。自分がちゃんと考えて決めたことだから、アルには気持ちを知っててもらいたいし」
「そうか、そうだな。ちゃんと話せばきっとアルもわかってくれるよ」
「だといいんですけど……」
そう言って俯く理玖はやはり少し緊張しているようだった。
悪いことをしたわけではない。
そう、自分のやりたいと思ったことを決めただけ。
ただ、それが全国放送のCMだったのが少し厄介だっただけだ。
アルは理玖から話を聞いてどんな反応をするだろうか……。
なんだか俺までドキドキしてきたな。
とりあえず話よりも先に腹ごなしということで俺たちはアルが用意してくれた料理を食べ始めた。
理玖はこれから話すことに緊張して最初は箸が進んでいないようだったが、それでもやはり理玖の大好きなアルの店の料理だ。
食べ進めるうちにいつもの食欲が出てきたようだ。
晴も久しぶりのシュパースの料理を美味しそうに食べている。
うん。やっぱりここの料理は最高だな。
食事を終えた頃には店はアイドルタイムになっていて、アルもちょうど休憩時間になっていた。
これなら時間を気にせずゆっくり話せそうだなと思っていると、アルが徐に口を開いた。
「それでリクは私になんの話があるんだ?」
「えっ? な、なんで?」
アルから出てきた言葉に俺も晴も驚いたが、何よりも理玖が驚いているようだ。
「ふふっ。私が何もわからないとでも思ったのかい? ここにきた時のリクの顔を見ただけで何か悩みがあるようだとすぐにわかったよ。言い出しにくいとすれば私のことだろう?」
「アル……」
「大丈夫だ。私はリクの話に怒ったりはしないよ。言いにくいことがあっても正直に話してくれた方が嬉しいのだが」
「うん。ごめん。ちゃんと話すよ」
ここは二人っきりにさせた方がいいのかもしれないな。
俺たちも一緒だとどうしても理玖の方だけに肩を持ってしまうからな。
「アル、理玖。俺たち、外に出ているよ。二人でゆっくり話すといい」
「ユキ……ありがとう。ハルもリクのためにここまでついてきてくれたんだろう? ありがとう」
「オーナー、僕は何も。でも……いや、なんでもないです。理玖、オーナーに素直にね」
「ああ。ありがとう」
晴はきっと理玖のために何か援護になるようなことを言ってやろうとしたんだろうが、自分が言うべきじゃないと思ったんだろうな。
そうやって相手のことを考えられる晴が俺は好きなんだ。
俺たちはふたりを部屋に残し、外に出た。
「あれ? 晴くん?」
「あっ、鷹斗さん。今日出勤だったんですね」
「ああ。今日はディナータイムだけだったんだけど、ちょっと倉庫の整理をしときたくてオーナーに頼んで少し早めのシフトに変えてもらったんだ」
「ふふっ、相変わらずここの仕事好きなんですね」
「ああ。ここ以外で働く気にはならないな。晴くんが急に辞めたから忙しかったけど、最近はようやく新しく入ってきた子も慣れてくれてだいぶ楽になったしね」
そうだ。
晴はあの事件でここを急に辞めることになったんだよな。
本当は続けたかっただろうに。
もう事件は解決したけれど、うちの仕事手伝ってもらってるから流石にここの仕事までは無理だろうし。
ここの仕事を気に入っていた晴にはかわいそうなことをしたな。
「鷹斗さんがいたらこの店は安泰ですよね。オーナーも鷹斗さんのことすごく頼りにしてましたから」
「ふふっ。そうか? なら、嬉しいんだけど」
優しげな表情を見せる彼はサービス業に向いてるな。
声も穏やかだしくつろぎを求めてくる客には彼の柔らかな表情は落ち着くだろう。
アルの店の店員が晴や理玖も含めて良い子が揃っているのはやはりアルの人徳なのだろうな。
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「わかった。じゃあ、鷹斗くんまたね」
「はい。オーナー、俺と直樹とで開店準備できるんでゆっくりしてていいですよ」
「ああ、ありがとう。タカト、ナオにもよろしく言っておいてくれ」
アルは安心したように俺たちと一緒にさっきまでいた個室まで戻った。
こういう時信頼できるスタッフがいると助かるよな。
カチャリと扉を開け中に入ると、理玖が少し俯いているように見えた。
やはり言い争いにでもなったんだろうか?
「……理玖? 大丈夫?」
晴もやっぱり心配だったようですぐに理玖の隣に駆け寄っていたが、理玖はフルフルと頭を横に振るばかりで言葉が出ない様子だった。
隣に立っていたアルに目を向けると、アルはゆっくりと理玖の元へと向かった。
「リク」
その蕩けるように甘く優しい呼び声で『ああ、なんだ。うまくいったんだな』とわかった。
まぁ考えれてみればそうか。
この上なく溺愛している理玖を泣かせるようなことをアルがするわけがないんだ。
「ユキもハルも心配かけて悪かったな。だが、こうやってすぐにリクを連れてきてくれたおかげでちゃんと二人で話し合えて解決もできたよ。本当に二人がいてくれて助かったよ。ありがとう」
にこやかなアルの表情に本当にお互いが納得いくように話ができたんだと思うと理玖を連れてくることができてよかった。
晴が昼食の誘いを断ってくれたおかげで二人の仲がこじれずに済んだな。
「二人で解決できたなら良かったよ。テオドールさんの思いつきで理玖をCMにって話がこんなにもとんとん拍子で進むとは思わなくて……アルへの確認が後回しになってしまって申し訳ないと思ってたんだ」
「正直なところを言えば、リクがCMに出るのは心配だし、リスクは少しでも減らしたいところだが、リク自身がやりたいことを制限させる気はないんだ。リクに何か危険が及ぶようなら私が守ってみせるよ」
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さすがだな。
俺ももう少しアルみたいに大人にならないとな。
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