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楽しいお風呂
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<side直純>
楽しい食事も終わり、とうとう楽しみにしていたお風呂の時間。
前の家では嫌でたまらなかったお風呂の時間も、今ではすっかり楽しい時間に変わった。
毎日変わる色付きのお湯からはいい香りがしているし、湯船の中では可愛い黄色のアヒルちゃんと身体がほかほかになるまで遊ぶことができる。
本当に楽しい時間だ。
実はこの旅行にもこっそりアヒルちゃんを連れてきている。
あやちゃんにも内緒で持ってきたから怒られるかもしれないけど……。
もし、誰とも一緒に入れなかったらアヒルちゃんと遊ぼうかなって思ってた。
でも昇さんと一緒に入れるのなら、アヒルちゃんはお休みしていてもらおうかな。
着替えをバッグから出しながらどうしようか悩んだけど、夜は休んでてもらうことにした。
着替えを持って脱衣所に行き、洋服を脱ぐ。
僕が脱衣所にいた時に服を着た母さんがいたことはよくあったけれど、一緒に裸になることも一緒に入ることもなかったからなんだか新鮮だ。
昇さんに声をかけると、さっと僕の後ろに回って僕を洗い場に連れて行ってくれる。
きっと僕に一番に洗い場を見せてくれるためだ。昇さんって優しいな。
鏡の前に置かれた小さな椅子に座ると、昇さんが隣に座った。
こういうのが初めてでワクワクしてしまう。
教えてもらったシャンプーを手に取って洗おうとして、あやちゃんから昨日言われたことを思い出した。
――シャンプーをモコモコの泡にして頭につけたらあわあわの羊さんみたいになるんだよ。昔、お父さんと一緒に入った時はいつもそれやって笑ってたんだよ。
あやちゃんが、おじいちゃんとのお風呂の思い出を教えてくれたんだ。
それ聞いて一人でお風呂の鏡に映しても楽しそうと思ったけど、今日なら昇さんが見て笑ってもらえるかも。
そう思うとやらずにはいられなくなって、いっぱいあわあわにして頭につけた。
ちらっと昇さんに目を向けると、目を瞑って頭を洗っているのが見える。
もしかして髪を洗うのが苦手なのかな? 目に水が入るのが怖いとか?
昇さんの可愛い一面を見たような気がして楽しくなる。僕のあわあわの頭見て、怖くなくなったらいいな。
それにしても昇さんの腕……僕の腕とは全然違う気がする。
脇腹も骨が浮き出てる僕とはちがってなんだかかっこいい。
ギュッと抱きしめてもらっている時から、僕の身体とは違うなって思ってたけど、こうやって裸を見るとその違いがよくわかる。
昇さんって、かっこいい……。こんな人が僕の恋人なんだよね? わぁー、なんだかドキドキするな。
かっこいい昇さんを見ながら頭を泡立てていると、想像以上にあわあわになって楽しい。
これなら笑ってもらえるかな。
昇さんの名前を呼ぶと、昇さんがこっちを向いて目を開けた。
「あわあわになっちゃいました!」
楽しくなって欲しくて笑顔で声をかけると、昇さんが大笑いしてくれた。
やった! 大成功だ!
あやちゃんに教えてもらったって話すと、昇さんも
「俺も! 俺も!」
と同じようにあわ泡の頭にしてくれた。ふふっ。昇さんも怖くなくなったかな?
昇さんと一緒に入れてよかった。
「じゃあ、洗い流そうか」
さっとシャワーで自分のモコモコ泡を洗い流した昇さんが、椅子に座る僕の後ろにさっと膝立ちになってシャワーで泡を洗い流してくれる。
髪を乾かしてくれる時もすごく気持ちがいいけど、洗い流してもらうのも気持ちがいい。
そのまま眠ってしまいそうだ。
「さぁ、泡が流れたよ。次は身体洗おうか」
「あの、僕が昇さんの背中を洗ってもいいですか?」
「えっ? ど、どうして?」
「昇さんの身体、かっこいいなって。だから、大きな背中洗ってみたいんですけど……だめ、ですか?」
「くっ――! い、いいよ。直くんに洗ってもらえるなら嬉しいよ。じゃあ、俺も直くんの背中を洗うね」
「わぁー! それ楽しそう!!」
お互いに背中を洗い合うなんて、今までになかったことだ。
僕は早速ボディーソープの泡を手に取って、昇さんの背中につけた。
ビクッと昇さんの身体が震えてびっくりする。
「冷たかったですか?」
「あ、いや。大丈夫」
「よかった。じゃあ続けますね」
両方の手で昇さんの背中を洗うのはなんだかとっても楽しい。
「直くん、どう?」
「はい。すっごく楽しいです。昇さんって、すっごくおっきぃですね」
「――っ!! そ、それって……」
「んっ? だって、こんなに背中おっきぃですよ」
「あ、ああ。そうだね」
僕が背中を洗っている間に、昇さんは他の場所を手際よく洗っているのを背中越しに感じる。
そうか、そうすればいいんだ。じゃあ、僕も昇さんに背中を洗ってもらっている時にそうしよう。
「くっ――!! な、直くん。も、もういいかな。ありがとう、すっごくよかったよ」
いつの間にか脇腹の辺りまで洗っていたら、昇さんに止められた。
楽しかったから洗う時間が終わって寂しいけど、喜んでもらえてよかったな。
楽しい食事も終わり、とうとう楽しみにしていたお風呂の時間。
前の家では嫌でたまらなかったお風呂の時間も、今ではすっかり楽しい時間に変わった。
毎日変わる色付きのお湯からはいい香りがしているし、湯船の中では可愛い黄色のアヒルちゃんと身体がほかほかになるまで遊ぶことができる。
本当に楽しい時間だ。
実はこの旅行にもこっそりアヒルちゃんを連れてきている。
あやちゃんにも内緒で持ってきたから怒られるかもしれないけど……。
もし、誰とも一緒に入れなかったらアヒルちゃんと遊ぼうかなって思ってた。
でも昇さんと一緒に入れるのなら、アヒルちゃんはお休みしていてもらおうかな。
着替えをバッグから出しながらどうしようか悩んだけど、夜は休んでてもらうことにした。
着替えを持って脱衣所に行き、洋服を脱ぐ。
僕が脱衣所にいた時に服を着た母さんがいたことはよくあったけれど、一緒に裸になることも一緒に入ることもなかったからなんだか新鮮だ。
昇さんに声をかけると、さっと僕の後ろに回って僕を洗い場に連れて行ってくれる。
きっと僕に一番に洗い場を見せてくれるためだ。昇さんって優しいな。
鏡の前に置かれた小さな椅子に座ると、昇さんが隣に座った。
こういうのが初めてでワクワクしてしまう。
教えてもらったシャンプーを手に取って洗おうとして、あやちゃんから昨日言われたことを思い出した。
――シャンプーをモコモコの泡にして頭につけたらあわあわの羊さんみたいになるんだよ。昔、お父さんと一緒に入った時はいつもそれやって笑ってたんだよ。
あやちゃんが、おじいちゃんとのお風呂の思い出を教えてくれたんだ。
それ聞いて一人でお風呂の鏡に映しても楽しそうと思ったけど、今日なら昇さんが見て笑ってもらえるかも。
そう思うとやらずにはいられなくなって、いっぱいあわあわにして頭につけた。
ちらっと昇さんに目を向けると、目を瞑って頭を洗っているのが見える。
もしかして髪を洗うのが苦手なのかな? 目に水が入るのが怖いとか?
昇さんの可愛い一面を見たような気がして楽しくなる。僕のあわあわの頭見て、怖くなくなったらいいな。
それにしても昇さんの腕……僕の腕とは全然違う気がする。
脇腹も骨が浮き出てる僕とはちがってなんだかかっこいい。
ギュッと抱きしめてもらっている時から、僕の身体とは違うなって思ってたけど、こうやって裸を見るとその違いがよくわかる。
昇さんって、かっこいい……。こんな人が僕の恋人なんだよね? わぁー、なんだかドキドキするな。
かっこいい昇さんを見ながら頭を泡立てていると、想像以上にあわあわになって楽しい。
これなら笑ってもらえるかな。
昇さんの名前を呼ぶと、昇さんがこっちを向いて目を開けた。
「あわあわになっちゃいました!」
楽しくなって欲しくて笑顔で声をかけると、昇さんが大笑いしてくれた。
やった! 大成功だ!
あやちゃんに教えてもらったって話すと、昇さんも
「俺も! 俺も!」
と同じようにあわ泡の頭にしてくれた。ふふっ。昇さんも怖くなくなったかな?
昇さんと一緒に入れてよかった。
「じゃあ、洗い流そうか」
さっとシャワーで自分のモコモコ泡を洗い流した昇さんが、椅子に座る僕の後ろにさっと膝立ちになってシャワーで泡を洗い流してくれる。
髪を乾かしてくれる時もすごく気持ちがいいけど、洗い流してもらうのも気持ちがいい。
そのまま眠ってしまいそうだ。
「さぁ、泡が流れたよ。次は身体洗おうか」
「あの、僕が昇さんの背中を洗ってもいいですか?」
「えっ? ど、どうして?」
「昇さんの身体、かっこいいなって。だから、大きな背中洗ってみたいんですけど……だめ、ですか?」
「くっ――! い、いいよ。直くんに洗ってもらえるなら嬉しいよ。じゃあ、俺も直くんの背中を洗うね」
「わぁー! それ楽しそう!!」
お互いに背中を洗い合うなんて、今までになかったことだ。
僕は早速ボディーソープの泡を手に取って、昇さんの背中につけた。
ビクッと昇さんの身体が震えてびっくりする。
「冷たかったですか?」
「あ、いや。大丈夫」
「よかった。じゃあ続けますね」
両方の手で昇さんの背中を洗うのはなんだかとっても楽しい。
「直くん、どう?」
「はい。すっごく楽しいです。昇さんって、すっごくおっきぃですね」
「――っ!! そ、それって……」
「んっ? だって、こんなに背中おっきぃですよ」
「あ、ああ。そうだね」
僕が背中を洗っている間に、昇さんは他の場所を手際よく洗っているのを背中越しに感じる。
そうか、そうすればいいんだ。じゃあ、僕も昇さんに背中を洗ってもらっている時にそうしよう。
「くっ――!! な、直くん。も、もういいかな。ありがとう、すっごくよかったよ」
いつの間にか脇腹の辺りまで洗っていたら、昇さんに止められた。
楽しかったから洗う時間が終わって寂しいけど、喜んでもらえてよかったな。
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