エリート警察官僚はようやく見つけた運命の相手を甘やかしたくてたまらない!

波木真帆

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理性と欲望の狭間で※微

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お互いに裸のままベッドに戻ろうかとしばし悩んだが、それは要さんと一つになれた時に残しておこう。それに裸のままの要さんと触れ合っていたら我慢できる気がしない。自分の理性を留めておくためにも服を着せて寝室に戻った。

少しの間だけソファーに要さんを預けて急いでシーツを取り替える。

自分史上最速の時間でベッドメイキングを終わらせたが、この時間すらも要さんと離れて惜しく感じてしまうのは私たちの関係がすすんだからだろう。
愛しい要さんを綺麗なシーツの上に寝かせると、眠ったまま私の存在を探すようにシーツに手を滑らせる。それが可愛くてすぐに私も要さんの隣に身体を滑り込ませると、昨夜と同じように嬉しそうな表情をみせ私の胸に頭を乗せた。
まるでここが自分の場所とでも言わんばかりの自然な様子に愛おしさが込み上げる。
これが幸せというのだろう。

私の腕にすっぽりとおさまる要さんを抱きしめ、幸せを噛み締めながら私も眠りについた。

それからどれくらい経っただろう。
腕の中で要さんが身動ぐのを感じて私はすぐに目を覚ました。

「ん……」

要さんの寝起きの声が可愛い。
さて、覚醒して私に抱きしめられているとわかってどんな反応をしてくれるだろう?

寝たふりをしたまま、要さんの反応を待っていると

「わっ!」

小さな驚きの声が聞こえた。
だが、すぐに昨夜のことを思い出したのか、

「あ、そうだ……私……あのまま……」

とポツリと呟く。
要さんが後悔していないかそれが気になってこっそり薄目を開けると、ほんのりと頬を染めながら私の胸に顔を擦り寄せる要さんの姿が見えた。

「こんな、幸せ……いいのかな? ああ……冬貴さんが、私を好きだと言ってくれるなんて……夢みたい……」

「――っ!!」

今の言葉……要さんが言ってくれている?
信じられないくらい嬉しい言葉に私は寝たふりをしていたことも忘れて要さんをギュッと抱きしめてしまった。

「要さん……夢じゃないですよ。私は要さんが大好きです」

「ふ、冬貴さん! 起きてたんですか?」

「要さんが嬉しいことを言ってくれたので目が覚めました。要さん……私も幸せです」

「冬貴さん……んんっ!」

まだ頬を染めたまま嬉しそうに見上げてくれる要さんが可愛くて、気づいたら唇を重ねていた。
慣れない要さんに朝からフレンチキスなんてダメだと理性が止めようとするけれど、本能が言うことを聞かない。
あっという間に要さんの口内に滑り込んだ舌が要さんの甘い舌に絡みつき、甘い唾液をたっぷりと味わって唇を離した。

幸せのままに目を開けると、要さんが恍惚とした表情で私を見つめてくれるがその息は荒そうだ。

「すみません、苦しかったですか?」

「あ、ちが――っ、だいじょうぶです。あの、うれしかったので……もう一度、したいです……」

「――っ、要さん……っ」

もうなんでこんなに可愛いことばかり言ってくれるんだろう。
私は要さんを甘やかしたいのに、要さんの優しさに甘えてばかりな気がするな。

それでもしたいと言ってくれたのが嬉しくて、そのまま唇を重ねた。
我慢できずにまた舌を絡めたけれど、今度は要さんも快感を味わえるように優しく絡めあった。
そしてゆっくりと唇を離すと、要さんは嬉しそうに抱きついてくれた。

しばらく抱き合っていると、

「きゅるる」

と可愛い音が聞こえた。

その音に反応して要さんを見ると恥ずかしそうに私の胸に顔を埋める。
その仕草だけで可愛くてたまらない。

「お腹空きましたね。そろそろ朝食にしましょうか」

「すみません……」

「謝ることじゃないですよ。むしろ、お腹が空くようになったのはいいことです。要さん、今までは食事の時間も忘れて仕事をすることもあったでしょう?」

「はい。でも慣れてましたから……」

「空腹に慣れるのが良くないんですよ。お腹が鳴るのは身体が正常に戻ってきた証拠ですから、栄養のあるものをいっぱい作りますね。要さんはゆっくり身支度を整えて、リビングに来てください」

チュッと唇にキスをして、私はベッドを降りた。
キスの余韻に浸っていた要さんに気づかれないように、寝室を出た私はトイレに駆け込んだ。

痛いほど張り詰めたそれが朝立ちという生理現象でないことは自分が一番よくわかっている。
なんせ、一晩中愛しい人を抱いて眠った上に、朝から可愛い姿を目にしてフレンチキスを堪能したんだ。昂らないわけがない。

昨夜の昂りに匹敵するほど大きくなった自分のモノを、脳裏に焼き付けた要さんの可愛い姿を思い出しながら扱くとあっという間に欲望の蜜を弾けさせた。しかし、一度ではおさまる様子がない。結局朝から二度も欲望の蜜を吐き出して、ようやく落ち着いた。

まさか40歳を過ぎてこんな朝を迎える日が来るとは夢にも思っていなかったが、愛しい相手ともう何年も一緒に過ごしている成瀬たちはどうなんだろう?
今でもこんな調子なのだろうか? いつか聞ける機会があれば尋ねてみようとそんな興味を抱きながら、私は急いで朝食の準備にとりかかった。
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