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解雇
「できた……!」
数日をかけて、ついにサラは試作品を完成させた。
しばらくはそれを眺めたあと、サラは勢いよく所長室の扉を開いた。
「ジャスト!」
「きゃっ!?」
「見てください、新しいエンジンの試作です。従来のものよりこれで3%は効率があげられるはずです。変更点はここと、」
「サラ!」
「え?」
回路図から顔を上げると、所長室の椅子に座ったジャスト、の上に女性の姿があった。
「あ、ローズさんいたんですね。すみません」
サラは頬が熱くなった。
若い頃より落ち着いた、なんて思っていたらこれだ。先客の存在に気づかないほど夢中になっていたなんて、恥ずかしい。
ローズは一年前に入所した女性魔道具師だ。同じ女性の所員ということもあり、サラはローズのきびきびした仕事ぶりにひそかに憧れている。
もっともローズはおしゃれな美人なので、実際には近づきづらい。
サラは服も化粧も最低限なので、そういう意味でも憧れだ。魔道具に夢中になるとすぐ一日が終わってしまうのに、いったいいつ自分に手をかけているのだろう。
「回路図、ここに置いておくので、あとで確認お願いします」
「……その必要はない」
「いえ、あとで大丈夫ですよ。じっくり見てもらいたいですし」
「必要はない!」
「え?」
顔を真赤にしたジャストが叫び、ただごとでない様子にサラは驚いた。
たとえ寝不足で議論したって、彼がこんな声をあげることはなかった。思わず後退りする。
「3%だと? 常識的に考えてくれ。たったそれだけのために現行の生産法を変えられるはずがないだろう!」
「そ……それは……でも、少しずつでも変えていかないと」
「変える必要などない!」
「えっ……」
「あるはずがない。今、魔導エンジンはこの研究所の利益の多くを叩き出している。権利を使わせてくれという商会がいくらでもあるんだ。ここで変更などしてみろ、販売の機会は失われ、その変更が評価されるかもわからない。君は責任を取れるのか!」
「で……でも、より良いものになるなら……」
「それが金になるのか?」
「……」
サラは口ごもった。そんなことはわからない。
だがわからないからこそ、より良いものをつくるしかない。サラもジャストも魔道具制作者であり、商売人ではないはずだった。
「い、今は3%ですけど、もっと効率がよくなるはずで……そうしたら遠くの国にだって魔導車でいけちゃうんです! 魔導車に住むような生活だって」
「いい加減にしてくれ!」
「っ……!」
ジャストはバンと音をたてて机を叩いた。
その音に自分で驚いたような顔をして、それから、ごまかすようにバン、バン、と何度も叩いた。
「もううんざりだ。君の夢物語は金にならない、現実にもならない。……はあ、君の、魔導エンジンの開発への尽力は疑いようがない。だがそれだけだ。今、この研究所に必要なのは君の気まぐれな案ではない」
「気まぐれ……」
「他の研究員からも苦情が出ている。理解不能な設計図を書かれても仕事の邪魔になるだけだと」
「……ちゃ、ちゃんと作ってみればわかります。ちゃんと動きます!」
「金にならないと言ってるんだ! 何度も言わせるな!」
「でも、ちゃんと……」
サラは自分の回路図の素晴らしさを主張しようとして、うまく言葉が出なかった。
おかしなことだった。ジャスト相手になら、いくらでも語れるはずだった。二人で夜通し議論したのだ。
でも今のジャストは怖かった。
何を言っても穏やかに受け入れてくれた彼ではない気がした。孤児であるサラをひたすらに否定した大人たちと同じ顔をしている。
どうして。
サラにとってジャストは唯一信用できる人だった。情熱ひとつで飛び込んだサラの身元を引き受け、世話をしてくれた。家族のような人だったのだ。
「何も言えなくて黙っちゃうなんて、ほんとお子様なのね」
「え……」
ジャストの膝の上から立ち上がって、ローズが言った。
いつも美しいその微笑みは、今はサラを見下すものだ。
「自分は悪くないと思ってるの? ジャストはあれだけあなたに良くしてあげたのにね。最後のチャンスももらったでしょ?」
「チャンス……」
「婚約を解消するって言われて、何も思わなかったの? あなたはもう、ジャストの相棒でいる価値がなくなったってことよ。ちゃんとそこに気づいて、部下としてやり直さなきゃいけなかったわね」
「……」
「理解してる? 甘やかされた婚約者って立場は終わったの。サラ先輩、あなたはただの雇われ人なんだから、上司の指示通り、利益になるものを作らなきゃいけなかったのよ」
「……」
サラはぼんやりとローズの口を見ていた。
聞いているのにわからない。頭に入ってこない。
(ただの雇われ人……?)
婚約を解消したときに、そうなったのだろうか。そんなの聞いていない。ジャストはそんなこと言わなかった。
けれどジャストを見ても、ローズの言葉を否定しない。疲れたように顔を伏せて、サラと目を合わせることもない。
「仕事なの。……遊びじゃないのよ」
「あっ」
どん、と突き飛ばされるように、サラは所長室から押し出された。
「もう最後のチャンスも終わりよ。さっさと荷物をまとめて出ていってちょうだい。あなたより優秀な後輩が、入所するのを待ってるんだから」
「そん、な……ジャスト……」
震える声で呼んでも、ジャストは何も言わない。
重そうに顔をあげてサラを見る、その目には失望が宿っているようだった。
「所長、それで良いですよね?」
「ああ。……もういい」
その言葉も、諦めを煮詰めたような響きだった。
そして扉が閉まった。
サラはしばらく呆然としていたが、扉を再び開けることはできなかった。ローズが甘い声でジャストを慰めているのが聞こえた。ジャストの声は聞こえない。
他の所員に困ったように見られて、ようやくのろのろとその場を離れた。
自分に与えられたブースに戻る。
多くの試作品を生み出してきた、サラにとって楽しい職場だ。それが今は、沈黙して、ただのガラクタと冷たい机と椅子、紙とペンでしかなかった。
(私……捨てられたんだ)
もういい。
もういらない、と言われたのだ。
(そっか、もう……)
いらないのだ。
もう一度話をするなんて考えられなかった。だって、それで拒絶されたら、サラは自分がどうなるのかわからない。
(一人に戻っただけ)
心を凍りつかせて痛みを止めながら、サラは荷物をまとめた。もういい。もう、サラもここからいなくなりたい。そのほうが苦しくないだろう。
荷物といっても大したものがあるわけではない。研究所に置いていた私物など、回路図を書くための筆記用具、定規、そのくらいのものだ。あとは何度も読み込んだ魔道具設計についての書物。
(……どれも、ジャストが買ってくれた)
サラはぎゅっと目を閉じ、それから諦めて、鞄と上着だけを持って研究所をあとにした。
誰も声をかけてこない。
それがここにいた成果なのだと苦笑するしかない。
(魔道具をつくっていられればそれでよかった)
どうして悲しいのだろう。
(……もうつくれないから)
きっとそうだ。
魔道具制作には莫大な金がかかる。個人が趣味でできるようなことではなく、研究所を追い出されてしまえば終わりだ。ローズの言ったとおり、金にならない自分を他の研究所が雇ってくれるはずもない。
それはずいぶん昔、あちこちの研究所を訪ねたからわかっている。話を聞いてくれたのはジャストだけだった。
数日をかけて、ついにサラは試作品を完成させた。
しばらくはそれを眺めたあと、サラは勢いよく所長室の扉を開いた。
「ジャスト!」
「きゃっ!?」
「見てください、新しいエンジンの試作です。従来のものよりこれで3%は効率があげられるはずです。変更点はここと、」
「サラ!」
「え?」
回路図から顔を上げると、所長室の椅子に座ったジャスト、の上に女性の姿があった。
「あ、ローズさんいたんですね。すみません」
サラは頬が熱くなった。
若い頃より落ち着いた、なんて思っていたらこれだ。先客の存在に気づかないほど夢中になっていたなんて、恥ずかしい。
ローズは一年前に入所した女性魔道具師だ。同じ女性の所員ということもあり、サラはローズのきびきびした仕事ぶりにひそかに憧れている。
もっともローズはおしゃれな美人なので、実際には近づきづらい。
サラは服も化粧も最低限なので、そういう意味でも憧れだ。魔道具に夢中になるとすぐ一日が終わってしまうのに、いったいいつ自分に手をかけているのだろう。
「回路図、ここに置いておくので、あとで確認お願いします」
「……その必要はない」
「いえ、あとで大丈夫ですよ。じっくり見てもらいたいですし」
「必要はない!」
「え?」
顔を真赤にしたジャストが叫び、ただごとでない様子にサラは驚いた。
たとえ寝不足で議論したって、彼がこんな声をあげることはなかった。思わず後退りする。
「3%だと? 常識的に考えてくれ。たったそれだけのために現行の生産法を変えられるはずがないだろう!」
「そ……それは……でも、少しずつでも変えていかないと」
「変える必要などない!」
「えっ……」
「あるはずがない。今、魔導エンジンはこの研究所の利益の多くを叩き出している。権利を使わせてくれという商会がいくらでもあるんだ。ここで変更などしてみろ、販売の機会は失われ、その変更が評価されるかもわからない。君は責任を取れるのか!」
「で……でも、より良いものになるなら……」
「それが金になるのか?」
「……」
サラは口ごもった。そんなことはわからない。
だがわからないからこそ、より良いものをつくるしかない。サラもジャストも魔道具制作者であり、商売人ではないはずだった。
「い、今は3%ですけど、もっと効率がよくなるはずで……そうしたら遠くの国にだって魔導車でいけちゃうんです! 魔導車に住むような生活だって」
「いい加減にしてくれ!」
「っ……!」
ジャストはバンと音をたてて机を叩いた。
その音に自分で驚いたような顔をして、それから、ごまかすようにバン、バン、と何度も叩いた。
「もううんざりだ。君の夢物語は金にならない、現実にもならない。……はあ、君の、魔導エンジンの開発への尽力は疑いようがない。だがそれだけだ。今、この研究所に必要なのは君の気まぐれな案ではない」
「気まぐれ……」
「他の研究員からも苦情が出ている。理解不能な設計図を書かれても仕事の邪魔になるだけだと」
「……ちゃ、ちゃんと作ってみればわかります。ちゃんと動きます!」
「金にならないと言ってるんだ! 何度も言わせるな!」
「でも、ちゃんと……」
サラは自分の回路図の素晴らしさを主張しようとして、うまく言葉が出なかった。
おかしなことだった。ジャスト相手になら、いくらでも語れるはずだった。二人で夜通し議論したのだ。
でも今のジャストは怖かった。
何を言っても穏やかに受け入れてくれた彼ではない気がした。孤児であるサラをひたすらに否定した大人たちと同じ顔をしている。
どうして。
サラにとってジャストは唯一信用できる人だった。情熱ひとつで飛び込んだサラの身元を引き受け、世話をしてくれた。家族のような人だったのだ。
「何も言えなくて黙っちゃうなんて、ほんとお子様なのね」
「え……」
ジャストの膝の上から立ち上がって、ローズが言った。
いつも美しいその微笑みは、今はサラを見下すものだ。
「自分は悪くないと思ってるの? ジャストはあれだけあなたに良くしてあげたのにね。最後のチャンスももらったでしょ?」
「チャンス……」
「婚約を解消するって言われて、何も思わなかったの? あなたはもう、ジャストの相棒でいる価値がなくなったってことよ。ちゃんとそこに気づいて、部下としてやり直さなきゃいけなかったわね」
「……」
「理解してる? 甘やかされた婚約者って立場は終わったの。サラ先輩、あなたはただの雇われ人なんだから、上司の指示通り、利益になるものを作らなきゃいけなかったのよ」
「……」
サラはぼんやりとローズの口を見ていた。
聞いているのにわからない。頭に入ってこない。
(ただの雇われ人……?)
婚約を解消したときに、そうなったのだろうか。そんなの聞いていない。ジャストはそんなこと言わなかった。
けれどジャストを見ても、ローズの言葉を否定しない。疲れたように顔を伏せて、サラと目を合わせることもない。
「仕事なの。……遊びじゃないのよ」
「あっ」
どん、と突き飛ばされるように、サラは所長室から押し出された。
「もう最後のチャンスも終わりよ。さっさと荷物をまとめて出ていってちょうだい。あなたより優秀な後輩が、入所するのを待ってるんだから」
「そん、な……ジャスト……」
震える声で呼んでも、ジャストは何も言わない。
重そうに顔をあげてサラを見る、その目には失望が宿っているようだった。
「所長、それで良いですよね?」
「ああ。……もういい」
その言葉も、諦めを煮詰めたような響きだった。
そして扉が閉まった。
サラはしばらく呆然としていたが、扉を再び開けることはできなかった。ローズが甘い声でジャストを慰めているのが聞こえた。ジャストの声は聞こえない。
他の所員に困ったように見られて、ようやくのろのろとその場を離れた。
自分に与えられたブースに戻る。
多くの試作品を生み出してきた、サラにとって楽しい職場だ。それが今は、沈黙して、ただのガラクタと冷たい机と椅子、紙とペンでしかなかった。
(私……捨てられたんだ)
もういい。
もういらない、と言われたのだ。
(そっか、もう……)
いらないのだ。
もう一度話をするなんて考えられなかった。だって、それで拒絶されたら、サラは自分がどうなるのかわからない。
(一人に戻っただけ)
心を凍りつかせて痛みを止めながら、サラは荷物をまとめた。もういい。もう、サラもここからいなくなりたい。そのほうが苦しくないだろう。
荷物といっても大したものがあるわけではない。研究所に置いていた私物など、回路図を書くための筆記用具、定規、そのくらいのものだ。あとは何度も読み込んだ魔道具設計についての書物。
(……どれも、ジャストが買ってくれた)
サラはぎゅっと目を閉じ、それから諦めて、鞄と上着だけを持って研究所をあとにした。
誰も声をかけてこない。
それがここにいた成果なのだと苦笑するしかない。
(魔道具をつくっていられればそれでよかった)
どうして悲しいのだろう。
(……もうつくれないから)
きっとそうだ。
魔道具制作には莫大な金がかかる。個人が趣味でできるようなことではなく、研究所を追い出されてしまえば終わりだ。ローズの言ったとおり、金にならない自分を他の研究所が雇ってくれるはずもない。
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