Look at me.【誰か構ってよ】

ナニモン

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兄さん登場 -買い物-

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いつもと様子が違う立夏に戸惑いなんかやらかしたかなと心配してしまう。

立夏のことを考えて授業に集中できなかったが無事授業を全部受け帰る準備をする。取り敢えず立夏の教室に行き立夏を見つけると遠慮がちに声をかけて。

「よっ、迎えに来た…」

「は、早かったね」

立夏は少し苦笑い浮かべ自分も支度を済ませると立ち上がり。

「暇人だからな」

「じゃあ、行こうか」

「おうよ」

鞄を持つと教室を出て下駄箱に行くと靴を履き替えてると、イケメンが立夏の方へ近づこうとして。

「立夏、おかえり。迎えに来たぞ」

今にも抱き着きそうな感じでその人はやってきて。

「げっ…やっぱり来た。来なくていいって言ったのに…」

嫌そうな表情をした立夏とこの人をよく見ると、朝に話した立夏の兄さんな気がしてきた。

もしかして、兄さんが迎えに来るから立夏の様子がおかしかったのか。

「今日は休みなんだから、迎えに来るのは当然だろ」

「いや、当然じゃない。もう、子供じゃないんだから。先輩、ごめんね。やかましい兄貴で」

「迎えに来てくれるなんていい兄さんじゃん」

兄弟の会話を聞き素直な感想を述べて。

「ところで、立夏。彼は誰なんだ」

俺の存在に気付き立夏に問いかける兄さん。

「あぁ、1つ上の先輩。一緒に帰ろうって言ってたから、一緒に乗せてあげてよ」

「まぁ、可愛い弟の頼みだからいいが…」

品定めするように眺められてるような気がして緊張し。

「初めまして、片倉凪斗っていいます」

「いや、大丈夫。今日は遠慮しとくわ、兄さんと2人で帰りなよ」

立夏の兄さんに挨拶をしたあと兄弟同士の邪魔をしたら悪いと思って断る。

「俺は立夏の兄の律だ。遠慮するな。乗ってけよ。話しもしたいしな」

「兄さんもこう言ってるし、乗りなよ」

「え、いいんすか。ありがとうございます。よろしくお願いします」

意外にも友好的だったので驚いてしまったが乗せてもらうことにして。

「そう言えば、先輩の家ってどこ」

三人で車に乗り込むと立夏は俺に聞いてきて。

「俺ん家は学校から歩いて20分くらい。あ、隣町までで大丈夫なんで」

こたえると立夏の兄さんにそう伝える。

「それより、君に聞きたいんだけど。立夏とはどういう関係なんだ」

「ちょっと、兄さん。変な勘ぐりはやめてよね。先輩、答えなくていいからね」

どういう関係と言われてもな。そんなの決まってる。

「友達です」

普通にさらっと答え。

「じゃあ、立夏に触ったり抱き締めたりキスしたいとか、思わないって事だよな」

「ちょっと、なに変な質問してんだよ」

「立夏は黙ってろ。片倉君。どうなんだ」

「え、と…」

キスと聞いて昨日のキスが頭をよぎり上手く言葉が出てこない。

「正直に答えろ」

圧をかけながらミラー越しで見られてる気がして。

「わかりません。でも、俺たちは友達なのでそういう仲じゃないです」

正直な気持ちを真っ直ぐ前を見て兄さんに伝えることにして。

「は?お前ふざけんなよ。立夏はこんなに可愛いんだぞ。変な気起こさない方が可笑しいだろ」

「何に対して怒ってんだよ。てか、ちゃんと運転しろ」

「可愛いのはわかります。ですが、俺はこれからも立夏さんと仲良くしたいので立夏さんが嫌がることはしません」

真剣な表情で答え本気だということをわかってもらいたく強く言い放ち。

「ほぉ、ま、いい心がけだな。よし、合格だ。家寄って晩御飯でも食ってけよ」

「なんの基準の合格なんだよ…」

よくわからないけど友達だと認めてもらったということだよな…

「え、ご馳走になっていいんすか…お言葉に甘えます」

どうしよかと一瞬悩んだが折角誘ってくれたのに断るのもどうかと思い承諾することにして。

「よし、何が好きなんだ。買い物してから行こう」

「唐揚げが好きっす」

何が好きと聞かれたので唐揚げと答えると、今日の昼ご飯に食べた唐揚げ美味しかったなと思い出す。

「また、唐揚げ食べるのかよ」

「好きなものはいくらでも食べれる」

好きなものは昼夜続いても大丈夫なので。

「じゃあ、立夏は何食べたいんだ」

「うーん、鍋とか…」

「鍋、いいな」

鍋なんて食べる機会がないのではしゃいでしまい。

「じゃあ、鍋の材料買って行くか。スーパーに着いたから降りろ」

車が停まると降りてスーパーの中に入り。

「買い物カゴ持ちますね」

買い物カゴを持ち野菜コーナーから見て回る。

「あ、この白葉。葉の巻きがしっかりしているし芯の切り口が綺麗なので新鮮でいい感じ」

鍋には白菜が必須だよなと思い慣れた手つきで野菜を選び始め。

「入れていいよ。どうせ、払うのは兄さんだから…」

立夏は人参やネギをカゴにいれていき。

「おう、好きな物入れていいぞ」

「ありがとうございます」

立夏の兄さんにお礼を言い白菜をかごに入れてから椎茸やえのきなどのきのこ類とかも入れていき。立夏の兄さんはニコニコしながら立夏を見ており。

「豆腐も入れようよ」

「豆腐か。木綿と絹どっちにする」

「俺は絹しか食べない」

「立夏は昔から柔らかい物が好きだからなぁ」

「ちょっ、触んないでよ」

仲のいい兄弟を見ながら絹ごし豆腐をカゴに入れ。

「出汁はどうする。テーズ、塩、豚骨、トマト…いろいろあるぞ」

「うーん、塩か豚骨かな」

兄さんが出汁味をどうするかいうと立夏が俺に聞いてきて。

「どれも悩むな。んー、塩がいいかも」

あっさりなの食べてみたく塩がいいと言い出す。

「じゃあ、塩な」

「次は肉だな」

そう言うと兄さんは塩ベースの出汁をカゴに入れると肉コーナーにみんなで向かい。

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