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第1章 土地神ってなんですか
第13話 顔じゃない中身なんだ
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移住者の皆さんに向けて、恒例の実演会を行った後、俺は急いでルノー村に転移した。『戦乙女』の人達がゴブリン討伐をするところを、遠目でも良いから見たいと思ってしまったからだ。
だが俺がルノー村に転移した時、エイリスさん達は村の中心で話し合っていた。何やら神妙な面持ちをしている。何がどうなっているのか気にった俺は、彼女達を案内してきたマルクスに声をかけた。
「どうしたんだ?」
「ナオキ様!それが、ゲインから話を聞いた冒険者の方の様子が変というか……」
マルクスはそう言って困った顔を浮かべる。どうやら、何かトラブルがあったようだ。ここは村の管理者として直接話を聞いておいた方が良いだろう。
俺はマルクスにねぎらいの言葉をかけて話し合いをしていたエイリスさん達の元へと向かった。
「一体どうしたんですか?」
「ああ、先程の。今依頼主から話を聞いたのですが、少し厄介なことになりまして……」
エイリスさんはそう言って顔をしかめながら湖の方角へ顔を向ける。仲間の方達も、眉間にシワを寄せながら深くため息を零していた。
「厄介な事ですか?一体何でしょう?」
「それがですね……もしかしたらゴブリンが『コミュニティ』を築いている可能性があるのです」
『コミュニティ』?直訳すると共同体という意味だが、ゴブリンが群れを成しているという事か?それなら事前に依頼内容でゴブリンの数を伝えておいたはずだが。
俺が頭に疑問符を浮かべていると、エイリスさんの横に立っていた茶髪の女性が俺の疑問に答えてくれた。
「『コミュニティ』とは、ゴブリンが他の魔物と手を組み、群れを成している状況のことです。話を聞いた限りでは、最低でもウルフを従えると思われます」
「ウルフを従えてるってことは、ゴブリンの上位種……少なくともボブゴブリンは居るでしょう」
そう言って首を横に振るエイリスさん。ゴブリンの上位種に多種族の魔物ガイルだなんて……これは完全にこちら側の落ち度だ。
「テスト範囲は10P~20Pだ!」って言ってたくせにテスト直前になって「悪い!30Pまで追加な!」って言われたら、誰だって文句の一つも言いたくなる。それも命に係わる問題なんだから。
「もしかして、依頼をこなせないってことになっちゃいますか?」
ここで頷かれたとしても俺はそれを咎めることは出来ない。村の水源確保のためにエイリスさん達の命を懸ける必要は無いのだから。だがエイリスさん達は首を縦には振らなかった。
「やろうと思えば出来るのですが。下手をすれば誰かが死ぬ可能性があります。ゴブリン相手だと思って、回復薬はそんなに持ってきませんでしたから」
そう言うエイリスさんの手には緑色の液体が入った小瓶が二つ握られていた。回復薬と言うと、ゲームでいうHPを回復するような薬の事だろうか?一体どれほどの効果があるんだ?
「その回復薬って言うのはどの程度の傷を治せるんです?」
「刺し傷や切り傷程度であれば治せます。ですがボブゴブリンのものともなると……」
エイリスさんの隣に立っていた優しそうなお姉さんがそう言って険しい顔を浮かべる。想像していたモノとは少し効果が違ったが、それでも凄い代物だ。もしも日本で存在していたら、品切れ続出だっただろう。
しかし、ボブゴブリンとやらと戦うにはその効果でも心もとないみたいだ。何かいい方法は無いものか。重傷を即座に治し、彼女達の傷を癒す何か──
「あ!」
重苦し雰囲気に包まれる中、俺はあのスキルの事を思い出して声を上げた。彼女達の視線が一瞬にして俺に集まる。なんだか変な人を見るような目で見られている気もするが、この話を聞けば彼女達の視線も穏やかなものに変わるはずだ。
「良い方法があります!俺も一緒に湖に連れて行ってください!そうすれば回復薬なんて必要ありません!」
自信満々に胸に手を当てながら語る俺に対し、冷ややかな視線を送るエイリスさん達。どうやら完全に頭のおかしな人間だと思われているようだ。
だがしかし、この村の責任者である俺を無視するわけにもいかず、エイリスさん達は乾いた笑みを浮かべながら、話を合わせてくれた。
「えっと……どう意味です?もしかして、貴方が囮になるという事ですか?」
「ち、違いますよ!!実は俺、『治療』っていうスキルが使えるんです!俺の周囲10m以内に居る人達の怪我や病気を治すスキルで、大抵のものは一瞬で治せるんです!」
俺が考えた策は至ってシンプル。俺を囲むようにしてエイリスさん達が陣形を組む。彼女達が戦闘中少しでも傷を負ったら、即座に『治療』スキルを発動する。そうすれば、回復薬の心配もなく、常に全快の状態で戦えるはずだ。
俺の持つ『治療』のスキルは、土地に関係のないスキルだからか、何処の場所にいても使える。初めてルノー村で使った時、村はまだ俺の管理する土地では無かった。だが関係無しに使えたのだから、今回もきっと問題ないだろう。
名案を思い付いたと思った俺をよそに、『戦乙女』は俺から少し距離を取ってコソコソと話し合いを始めてしまった。益々、変な人だと思われてしまっているような気がする。
「ルーシーはどう思う?」
「どう考えてもきなくせぇな!あんな、なよなよしてる男がそんなすげぇスキル使えるとは思えねー!」
「フレイも嘘だと思います!治療系のスキルは教会関係の人間でないと使えないはずです!それも、複数を対象にした治療スキルなんて、司教クラスじゃないと使えないですよ!」
「そうよね……でも本当なら、安全にボブゴブリンを倒せるわ」
彼女達は内緒話をしているつもりなのだろうが、内容がだだ洩れである。というか、なよなよしてる男って酷くないか?これでも畑仕事して、自給自足の生活をしてるんだぞ!
反論したい気持ちをグッと抑え、彼女達の会話を眺めていると、優しそうなお姉さんが何かを思いついたのか、嬉しそうに口を開いた。
「一度見せて貰うのはどうでしょうか!?私達と一緒にこの村に来た方々にスキルを使って貰えば、この目で効果のほどを確認出来ますし!」
「なるほど!流石ミリアね!そうしましょう!」
ようやく話がまとまったのか、四人が俺の元へと戻ってきた。
エイリスさんが代表して会話の内容を俺に告げる。先程までの内緒話など、初めから存在しなかったかのように、笑顔で話すエイリスさん。
仮面を被ったような彼女達の様子を見て、大好きな祖父の言葉が脳裏に浮かび上がる。
『女性は顔じゃない。中身だ』
今ならその言葉の真意が分かる気がした。
だが俺がルノー村に転移した時、エイリスさん達は村の中心で話し合っていた。何やら神妙な面持ちをしている。何がどうなっているのか気にった俺は、彼女達を案内してきたマルクスに声をかけた。
「どうしたんだ?」
「ナオキ様!それが、ゲインから話を聞いた冒険者の方の様子が変というか……」
マルクスはそう言って困った顔を浮かべる。どうやら、何かトラブルがあったようだ。ここは村の管理者として直接話を聞いておいた方が良いだろう。
俺はマルクスにねぎらいの言葉をかけて話し合いをしていたエイリスさん達の元へと向かった。
「一体どうしたんですか?」
「ああ、先程の。今依頼主から話を聞いたのですが、少し厄介なことになりまして……」
エイリスさんはそう言って顔をしかめながら湖の方角へ顔を向ける。仲間の方達も、眉間にシワを寄せながら深くため息を零していた。
「厄介な事ですか?一体何でしょう?」
「それがですね……もしかしたらゴブリンが『コミュニティ』を築いている可能性があるのです」
『コミュニティ』?直訳すると共同体という意味だが、ゴブリンが群れを成しているという事か?それなら事前に依頼内容でゴブリンの数を伝えておいたはずだが。
俺が頭に疑問符を浮かべていると、エイリスさんの横に立っていた茶髪の女性が俺の疑問に答えてくれた。
「『コミュニティ』とは、ゴブリンが他の魔物と手を組み、群れを成している状況のことです。話を聞いた限りでは、最低でもウルフを従えると思われます」
「ウルフを従えてるってことは、ゴブリンの上位種……少なくともボブゴブリンは居るでしょう」
そう言って首を横に振るエイリスさん。ゴブリンの上位種に多種族の魔物ガイルだなんて……これは完全にこちら側の落ち度だ。
「テスト範囲は10P~20Pだ!」って言ってたくせにテスト直前になって「悪い!30Pまで追加な!」って言われたら、誰だって文句の一つも言いたくなる。それも命に係わる問題なんだから。
「もしかして、依頼をこなせないってことになっちゃいますか?」
ここで頷かれたとしても俺はそれを咎めることは出来ない。村の水源確保のためにエイリスさん達の命を懸ける必要は無いのだから。だがエイリスさん達は首を縦には振らなかった。
「やろうと思えば出来るのですが。下手をすれば誰かが死ぬ可能性があります。ゴブリン相手だと思って、回復薬はそんなに持ってきませんでしたから」
そう言うエイリスさんの手には緑色の液体が入った小瓶が二つ握られていた。回復薬と言うと、ゲームでいうHPを回復するような薬の事だろうか?一体どれほどの効果があるんだ?
「その回復薬って言うのはどの程度の傷を治せるんです?」
「刺し傷や切り傷程度であれば治せます。ですがボブゴブリンのものともなると……」
エイリスさんの隣に立っていた優しそうなお姉さんがそう言って険しい顔を浮かべる。想像していたモノとは少し効果が違ったが、それでも凄い代物だ。もしも日本で存在していたら、品切れ続出だっただろう。
しかし、ボブゴブリンとやらと戦うにはその効果でも心もとないみたいだ。何かいい方法は無いものか。重傷を即座に治し、彼女達の傷を癒す何か──
「あ!」
重苦し雰囲気に包まれる中、俺はあのスキルの事を思い出して声を上げた。彼女達の視線が一瞬にして俺に集まる。なんだか変な人を見るような目で見られている気もするが、この話を聞けば彼女達の視線も穏やかなものに変わるはずだ。
「良い方法があります!俺も一緒に湖に連れて行ってください!そうすれば回復薬なんて必要ありません!」
自信満々に胸に手を当てながら語る俺に対し、冷ややかな視線を送るエイリスさん達。どうやら完全に頭のおかしな人間だと思われているようだ。
だがしかし、この村の責任者である俺を無視するわけにもいかず、エイリスさん達は乾いた笑みを浮かべながら、話を合わせてくれた。
「えっと……どう意味です?もしかして、貴方が囮になるという事ですか?」
「ち、違いますよ!!実は俺、『治療』っていうスキルが使えるんです!俺の周囲10m以内に居る人達の怪我や病気を治すスキルで、大抵のものは一瞬で治せるんです!」
俺が考えた策は至ってシンプル。俺を囲むようにしてエイリスさん達が陣形を組む。彼女達が戦闘中少しでも傷を負ったら、即座に『治療』スキルを発動する。そうすれば、回復薬の心配もなく、常に全快の状態で戦えるはずだ。
俺の持つ『治療』のスキルは、土地に関係のないスキルだからか、何処の場所にいても使える。初めてルノー村で使った時、村はまだ俺の管理する土地では無かった。だが関係無しに使えたのだから、今回もきっと問題ないだろう。
名案を思い付いたと思った俺をよそに、『戦乙女』は俺から少し距離を取ってコソコソと話し合いを始めてしまった。益々、変な人だと思われてしまっているような気がする。
「ルーシーはどう思う?」
「どう考えてもきなくせぇな!あんな、なよなよしてる男がそんなすげぇスキル使えるとは思えねー!」
「フレイも嘘だと思います!治療系のスキルは教会関係の人間でないと使えないはずです!それも、複数を対象にした治療スキルなんて、司教クラスじゃないと使えないですよ!」
「そうよね……でも本当なら、安全にボブゴブリンを倒せるわ」
彼女達は内緒話をしているつもりなのだろうが、内容がだだ洩れである。というか、なよなよしてる男って酷くないか?これでも畑仕事して、自給自足の生活をしてるんだぞ!
反論したい気持ちをグッと抑え、彼女達の会話を眺めていると、優しそうなお姉さんが何かを思いついたのか、嬉しそうに口を開いた。
「一度見せて貰うのはどうでしょうか!?私達と一緒にこの村に来た方々にスキルを使って貰えば、この目で効果のほどを確認出来ますし!」
「なるほど!流石ミリアね!そうしましょう!」
ようやく話がまとまったのか、四人が俺の元へと戻ってきた。
エイリスさんが代表して会話の内容を俺に告げる。先程までの内緒話など、初めから存在しなかったかのように、笑顔で話すエイリスさん。
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