4 / 17
第4話 【呪い】持ちの最後
しおりを挟む
僕の予想通り、歓迎会の場所に着いてから会が終わってそれぞれの部屋に戻るまで大和達は一切絡んでこなかった。僕なんかからかって遊ぶよりも、自分達を敬い、まるで神のように崇めてくれる人々が居るのだからそれはそうだろう。
歓迎会が終わると、僕等は一人一人個室へと案内された。部屋は高級ホテルのスイートルーム並みの広さで、正直落ち着けなさそうだ。
「皆ちやほやされて気にしてなかったけど……僕達は日本に戻れるのかな?誰もそれについて言及しなかったし。とりあえず、明日の訓練の時に聞いてみよう」
歓迎会の最中、何度か尋ねようとしたのだが、あからさまに避けられていたせいで聞くことが出来なかった。その原因はなんとなく分かっている。
「多分だけど、この【呪い】対人好感度補正(極大減少)の効果だろうな。名前からして、僕の好感度がかなり低いって感じだろう。……そうだ!『鑑定』!」
僕は【呪い】に対して、神から頂いた『鑑定』スキルを発動させた。あらゆるモノを対象に、効果や能力を知ることが出来るのであれば、僕の【呪い】についても詳しく知ることが出来るはずだ。
その予想通り、僕の目の前に【呪い】について詳しく書かれた窓が出現した。
「……予想してたより酷くないか?これ」
----------------------------------------------------
【呪い】対人好感度補正(極大減少)
他の人間の自分に対する好感度が極端に悪く、極端に上がりにくい。変わりにレベルアップ時、ステータス上昇に大幅な補正がつく。創造神ファフニデルより送られた恩恵のため、何者にも消去は出来ない。
----------------------------------------------------
「この呪いがあったせいで、歓迎会の時に避けられてたのか。何というか……自分のコミュ症を【呪い】のせいに出来るって良いな。少し気が楽になった気がするぞ」
なんと言ったって、この世界で他の人に無視されるのは俺のせいでは無く、この【呪い】のせいなのだから。言い訳に出来る理由があるというのは、ここまで気持ちを楽にしてくれるものなのか。
「だからと言って他の人に迷惑はかけないようにしないと。いずれ日本に帰れるようになった時、僕だけ仲間はずれにされるのはごめんだからな」
僕は開いていた『鑑定』魔法を閉じて、眠りに着こうとベッドに横たわる。その時、扉の向こうからライデンの声が聞こえて来た。
「裕介様。お休みのところ申し訳ございません」
「あ、え、はい。な、何の用でしょうか?」
もう時刻は22時を回っているというのに、いったい何だろう?少し胸騒ぎがしたものの、折角訪ねて来てくれた人を無碍にするわけにもいかず、僕は扉を開いた。扉の前には、ライデンと二人の兵士が立って居た。
「夜遅くに申し訳ありません。私共の方で手違いがございまして、裕介様に渡すはずだった装備品を、別の装備と間違えてしまったようなのです」
「あ、そうだったんですか。ど、どうしたらいいですか?」
「大変申し訳ございませんが、これから装備の交換をさせて頂くことは可能でしょうか?明日から始まる訓練のためにも、本日中にお渡しできたらと思いまして」
「わ、分かりました。じゃあ、お願いします。」
僕がそう答えると、ライデンはにこりと微笑んだ。それから後についてくるように言われ、僕はライデンと兵士に挟まれる形で、廊下を歩き始める。この人達には【呪い】が効いていないのだろうか?こんなにも丁寧に接してくれるなんて、もしかしたら凄く良い人なのかもしれない。
「着きました。こちらの部屋の中に裕介様用の装備がございますので、どうぞお入りください」
「あ、ありがとうございます」
ライデンに言われるがまま、開かれた扉を通り抜け部屋の中へと入っていく。言われた通り装備を交換しようと思ったのだが、部屋の中には何一つも物は置かれていなかった。
「あ、あの、何もないんですが……」
不思議に思いライデンさんに尋ねようと思ったその時、扉が勢いよく閉まり、ガチャリと鍵のかかる音がした。
「え、え?あ、あの!ライデンさん!?ど、どうしたんですか!!ここを開けてください!」
「開けるわけがないでしょう?『精霊術士』と出た時は期待しましたが……まさか【呪い】持ちだとは。いくら勇者と言えど、災いをもたらすような存在を我が国に置いてはおけません!」
「わ、災い!?ぼ、僕の【呪い】はそんなモノじゃありません!ただ人に好かれにくいとか──」
「黙りなさい!!どんな【呪い】であろうと、貴方は穢れた存在なのですよ!!全く……貴方と会話する私の身にもなって頂きたい。あとで聖女様に頼んで、浄化して頂かなければ」
「そ、そんな……」
僕はライデンを説得することを諦め、何とか必死に扉をこじ開けようとする。しかし、非力な僕の力ではビクともしなかった。それどころか、部屋の床にうっすらと光の線が描かれ始める。その光は教室で見たような魔方陣をつくりあげた。
「とにかく、貴方も勇者として我々の元に呼ばれたのです。せめてもの務めとして、魔族領に災いをもたらしてください。そうすれば、我らの創造神ファフニデル様も貴方の穢れを浄化してくださることでしょう」
「ま、待ってください!僕はこの世界の事なんにも知らないんですよ!!僕に死ねって言うんですか!」
「そうですが?」
ライデンが吐き捨てる様にそう告げた後、魔方陣の光が急速に強まり始めた。その光が僕の視界を覆い、何も見えなくなってしまう。
そしてその光が消えた時、僕は木々に囲まれた森の中に立っていた。
歓迎会が終わると、僕等は一人一人個室へと案内された。部屋は高級ホテルのスイートルーム並みの広さで、正直落ち着けなさそうだ。
「皆ちやほやされて気にしてなかったけど……僕達は日本に戻れるのかな?誰もそれについて言及しなかったし。とりあえず、明日の訓練の時に聞いてみよう」
歓迎会の最中、何度か尋ねようとしたのだが、あからさまに避けられていたせいで聞くことが出来なかった。その原因はなんとなく分かっている。
「多分だけど、この【呪い】対人好感度補正(極大減少)の効果だろうな。名前からして、僕の好感度がかなり低いって感じだろう。……そうだ!『鑑定』!」
僕は【呪い】に対して、神から頂いた『鑑定』スキルを発動させた。あらゆるモノを対象に、効果や能力を知ることが出来るのであれば、僕の【呪い】についても詳しく知ることが出来るはずだ。
その予想通り、僕の目の前に【呪い】について詳しく書かれた窓が出現した。
「……予想してたより酷くないか?これ」
----------------------------------------------------
【呪い】対人好感度補正(極大減少)
他の人間の自分に対する好感度が極端に悪く、極端に上がりにくい。変わりにレベルアップ時、ステータス上昇に大幅な補正がつく。創造神ファフニデルより送られた恩恵のため、何者にも消去は出来ない。
----------------------------------------------------
「この呪いがあったせいで、歓迎会の時に避けられてたのか。何というか……自分のコミュ症を【呪い】のせいに出来るって良いな。少し気が楽になった気がするぞ」
なんと言ったって、この世界で他の人に無視されるのは俺のせいでは無く、この【呪い】のせいなのだから。言い訳に出来る理由があるというのは、ここまで気持ちを楽にしてくれるものなのか。
「だからと言って他の人に迷惑はかけないようにしないと。いずれ日本に帰れるようになった時、僕だけ仲間はずれにされるのはごめんだからな」
僕は開いていた『鑑定』魔法を閉じて、眠りに着こうとベッドに横たわる。その時、扉の向こうからライデンの声が聞こえて来た。
「裕介様。お休みのところ申し訳ございません」
「あ、え、はい。な、何の用でしょうか?」
もう時刻は22時を回っているというのに、いったい何だろう?少し胸騒ぎがしたものの、折角訪ねて来てくれた人を無碍にするわけにもいかず、僕は扉を開いた。扉の前には、ライデンと二人の兵士が立って居た。
「夜遅くに申し訳ありません。私共の方で手違いがございまして、裕介様に渡すはずだった装備品を、別の装備と間違えてしまったようなのです」
「あ、そうだったんですか。ど、どうしたらいいですか?」
「大変申し訳ございませんが、これから装備の交換をさせて頂くことは可能でしょうか?明日から始まる訓練のためにも、本日中にお渡しできたらと思いまして」
「わ、分かりました。じゃあ、お願いします。」
僕がそう答えると、ライデンはにこりと微笑んだ。それから後についてくるように言われ、僕はライデンと兵士に挟まれる形で、廊下を歩き始める。この人達には【呪い】が効いていないのだろうか?こんなにも丁寧に接してくれるなんて、もしかしたら凄く良い人なのかもしれない。
「着きました。こちらの部屋の中に裕介様用の装備がございますので、どうぞお入りください」
「あ、ありがとうございます」
ライデンに言われるがまま、開かれた扉を通り抜け部屋の中へと入っていく。言われた通り装備を交換しようと思ったのだが、部屋の中には何一つも物は置かれていなかった。
「あ、あの、何もないんですが……」
不思議に思いライデンさんに尋ねようと思ったその時、扉が勢いよく閉まり、ガチャリと鍵のかかる音がした。
「え、え?あ、あの!ライデンさん!?ど、どうしたんですか!!ここを開けてください!」
「開けるわけがないでしょう?『精霊術士』と出た時は期待しましたが……まさか【呪い】持ちだとは。いくら勇者と言えど、災いをもたらすような存在を我が国に置いてはおけません!」
「わ、災い!?ぼ、僕の【呪い】はそんなモノじゃありません!ただ人に好かれにくいとか──」
「黙りなさい!!どんな【呪い】であろうと、貴方は穢れた存在なのですよ!!全く……貴方と会話する私の身にもなって頂きたい。あとで聖女様に頼んで、浄化して頂かなければ」
「そ、そんな……」
僕はライデンを説得することを諦め、何とか必死に扉をこじ開けようとする。しかし、非力な僕の力ではビクともしなかった。それどころか、部屋の床にうっすらと光の線が描かれ始める。その光は教室で見たような魔方陣をつくりあげた。
「とにかく、貴方も勇者として我々の元に呼ばれたのです。せめてもの務めとして、魔族領に災いをもたらしてください。そうすれば、我らの創造神ファフニデル様も貴方の穢れを浄化してくださることでしょう」
「ま、待ってください!僕はこの世界の事なんにも知らないんですよ!!僕に死ねって言うんですか!」
「そうですが?」
ライデンが吐き捨てる様にそう告げた後、魔方陣の光が急速に強まり始めた。その光が僕の視界を覆い、何も見えなくなってしまう。
そしてその光が消えた時、僕は木々に囲まれた森の中に立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる