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第一章 始まり
11、
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更新が遅くなりすみません。
これから更新が一週間に1、2話くらいになると思います。
m(_ _)m
──────────────────
あれからゴブリン討伐に向かった。
ゴブリンの数が依頼に書いてあった数より多く、僕たちは苦戦していた。
「ねえ、アルゴブリンの数おかしくない?」
「たしかに、おかしいな。ギルドで教えてもらったのは通常5、6匹でしか群れないはずだが、」
それでも、僕とアルは何とかゴブリンを討伐することができた。
僕は、何度か危険な目にあいながら、アルに助けてもらっていた。
いくら、神様から強力な能力を貰っても、それらをうまく使いこなせなければ意味がないことを実感した戦いだった。
ゴブリンの討伐証明のため右耳をとり、ギルドへと持って帰ることにした。
「アル、帰ったらこの世界の常識を教えて」
アルは神様からあらかじめ教えてもらっていたらしく、僕よりもこの世界に詳しかった。
「わかった。それじゃ、急いで戻るか。」
──────────────────
「依頼終わりました。鑑定お願いできますか?」
受付で、討伐証明をみせ、鑑定をしてもらった。
「お疲れ様でした。それにしても、ずいぶんと倒しましたね。」
「あぁ、そのことで少々報告があるのですがよろしいですか?」
「報告ですか?……今、用紙を持ってくるので少しお待ちください。」
そう言って受付の人は奥の方にあった、棚から何かの紙を持ってきていた。
「お待たせしました。報告お願いします。」
アルが報告しているのを聞きながら受付の人はメモをとっていたがしだいに顔が真っ青になっていった。
「あの、大丈夫ですか?」
「え、あぁ、大丈夫よ。ただこのことは少し急いだ方がいいかもしれないわね、報告ありがとう。」
しばらく街を出るのはひかえたほうがいいわよ。そう言って受付の人は奥の方へと進んでいた。
やっぱり、ゴブリンの数がおかしかったんだ。
でも、どうしてそこまで真っ青な顔をしているんだろう。
アルに聞けばわかるかな?
そう思ってアルの方を見ると、こっちを向いて僕を……いや、僕の後ろを睨んでいた。
そうだ、アルが僕を睨むはずがない。
それに、僕の後ろで〝ヒッ〟という声が聞こえたんだきっと、アルが睨むほどのことをしたんだろう。
睨んでいるのは僕じゃないのは分かっていた。
でも、睨まれていたのが僕でなくても怖くて、アルの服の裾を握っていた。
僕が服を握っていたことに気づいたアルが僕を抱きしめて、頭を撫でてくれた。
そのことが嬉しく、それと同時に自分にたいして嫌悪感が生まれた。
アルは僕のことを睨んでないのに、勘違いをして、気を使わせてしまった、と。
僕が落ち着くまでずっと抱きしめて、頭をなでてくれた。
やっぱり、あんしんするなぁ。
その温もりに次第にねむくなり、アルの腕の中で眠りに落ちた。
これから更新が一週間に1、2話くらいになると思います。
m(_ _)m
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あれからゴブリン討伐に向かった。
ゴブリンの数が依頼に書いてあった数より多く、僕たちは苦戦していた。
「ねえ、アルゴブリンの数おかしくない?」
「たしかに、おかしいな。ギルドで教えてもらったのは通常5、6匹でしか群れないはずだが、」
それでも、僕とアルは何とかゴブリンを討伐することができた。
僕は、何度か危険な目にあいながら、アルに助けてもらっていた。
いくら、神様から強力な能力を貰っても、それらをうまく使いこなせなければ意味がないことを実感した戦いだった。
ゴブリンの討伐証明のため右耳をとり、ギルドへと持って帰ることにした。
「アル、帰ったらこの世界の常識を教えて」
アルは神様からあらかじめ教えてもらっていたらしく、僕よりもこの世界に詳しかった。
「わかった。それじゃ、急いで戻るか。」
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「依頼終わりました。鑑定お願いできますか?」
受付で、討伐証明をみせ、鑑定をしてもらった。
「お疲れ様でした。それにしても、ずいぶんと倒しましたね。」
「あぁ、そのことで少々報告があるのですがよろしいですか?」
「報告ですか?……今、用紙を持ってくるので少しお待ちください。」
そう言って受付の人は奥の方にあった、棚から何かの紙を持ってきていた。
「お待たせしました。報告お願いします。」
アルが報告しているのを聞きながら受付の人はメモをとっていたがしだいに顔が真っ青になっていった。
「あの、大丈夫ですか?」
「え、あぁ、大丈夫よ。ただこのことは少し急いだ方がいいかもしれないわね、報告ありがとう。」
しばらく街を出るのはひかえたほうがいいわよ。そう言って受付の人は奥の方へと進んでいた。
やっぱり、ゴブリンの数がおかしかったんだ。
でも、どうしてそこまで真っ青な顔をしているんだろう。
アルに聞けばわかるかな?
そう思ってアルの方を見ると、こっちを向いて僕を……いや、僕の後ろを睨んでいた。
そうだ、アルが僕を睨むはずがない。
それに、僕の後ろで〝ヒッ〟という声が聞こえたんだきっと、アルが睨むほどのことをしたんだろう。
睨んでいるのは僕じゃないのは分かっていた。
でも、睨まれていたのが僕でなくても怖くて、アルの服の裾を握っていた。
僕が服を握っていたことに気づいたアルが僕を抱きしめて、頭を撫でてくれた。
そのことが嬉しく、それと同時に自分にたいして嫌悪感が生まれた。
アルは僕のことを睨んでないのに、勘違いをして、気を使わせてしまった、と。
僕が落ち着くまでずっと抱きしめて、頭をなでてくれた。
やっぱり、あんしんするなぁ。
その温もりに次第にねむくなり、アルの腕の中で眠りに落ちた。
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