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368.邪神教の拠点は引っ越し中(こんなに近くにあったなんて)✔
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眼下には背中に荷物を積んだフラトゥスが十匹近くおり、飛び立とうとしているところだった。
飛行中は姿勢制御に全ての魔法を発動させているため、ウインドスラッシュを射出することはできないんだ。ひとりで無力化するにはフラトゥスの数が多いな。
〈チビ、ベビ、火山の海側に来て! フラトゥスが沢山いるから殺さずに無力化するのを手伝ってよ!〉
〈アルママ、直ぐに行くダォ!〉〈ベビもママを助けるノ!〉
チビとベビに念話が届いた。あの感じからするとそのまま飛び出してくるんじゃないかな。
〈アルフレッド様、ベスも参ります!〉〈オレ様達も手伝ってやろう!〉
ベスとレックスまで来ると念話が届いた。後ろには十五メートル近いチビとベビの飛んでくる姿が見える。
下にいるフラトゥスがチビ達の気配に気が付いたのだろう怯えだした。邪神教の信者が手綱を必死に取ろうとしているが命令に従おうとしない。
フラトゥスが次々に飛び上がり、中には手綱にぶら下がったままの信者もいる。
流石にあれでは飛行しにくそうだな、と思ったとたんに振り落とされて信者が落下していった。死にはすまいが無事では済まないだろうな。
チビとベビが牧羊犬のように連携してフラトゥスの群れを抑え込んでくれる。チビとベビの風の刃が飛び交っており、包囲から抜け出すことはできないだろう。
数匹が急降下すると地面すれすれで反転しばらけるように飛ぶ。飛び去ろうとした予測線上にチビとベビの風の刃が降り注いだ。
フラトゥスの体に切り傷が増えていき、ついに翼が破れると錐もみ状態で落下していった。 そこまで高くないから生きてはいるだろうがあれでは飛べそうにない。翼を後で治療してやれば飛べるようになるかな? 下に追い込んで落とせば死なせないで済みそうだな。追い込もうとしたが残ったフラトゥスは素直に地上に降り立つと小刻みに怯えており、身を寄せ合うように集まった。
チビとベビの圧が半端ない。普段のふたりからは想像できない、いつも間にか立派な龍に育っていたようだ。
ベスやレックスたちが到着し、身を寄せ合うフラトゥスを取り囲むように集まった。フラトゥスの震えがブルブルと大きくなっている。龍二匹でもガクブルなのに神獣と魔狼王にまで囲まれればビビるのも分かる。
位置の分かる魔道具がうるさいので停止させ、一匹ずつ確認すると全てのフラトゥスの首に傷があった。隷属の魔道具を埋め込まれているのだろう、酷いことをするものだ。
フラトゥスの見張りをお願いすると麻酔薬を取りに帰って来た。
フラトゥスを麻酔で眠らせ、隷属の魔道具を摘出する。この前のフラトゥスも判別できたが、隷属の魔道具は埋め込まれていなかったよ。
集団行動していたのかもしれないな、これなら飼いならすこともできそうだ。
考えが漏れていたのかチビとベビが変な目で見てくる。飼わないから安心してよ。
チビとベビに伝わったのか、ニコッと微笑んだ気がした。
邪神教の入り口は中から固く閉ざされている。籠城するつもりなのだろうか?
土製の扉なんて意味ないんだけどな。土魔法を発動させると砂粒をイメージする、頑丈な扉は蝶番の辺りが崩れ、地面の上に絶妙なバランスを保ちながら立っている。レックスが風を吹きかけるとグラッと傾き向こう側に倒れ大きな音を立てた。
巻き込まれた信者がいなければいいんだけど。
突然、足元に魔石が飛んで来ると転がった。一瞬見入って反応が遅れてしまった。
爆発が起こる。慌てて結界の魔道具を発動させたがちょっと間に合わなかったよ。あちこちから爆発音が聞こえながら、体に大きな衝撃を受けて吹き飛ばされた。痛い!
一瞬、意識が飛びそうになったが自分の体の中に癒しの魔法を循環させる。次第に意識が覚醒し、体のあちこちに鈍痛がやって来た。
俺の爆裂弾ならハリネズミになっているところだ。完全に油断してしまった。
まだ麻酔の利いているフラトゥスに被害が出ていそうだな。
結界を張ったため、跳ね返されて向こう側でいくつも爆発が起こる。何度も同じ手にやられるわけないだろ。土埃で辺りの視界が遮られている。ビューと風が起こり土埃が流されると視界が復活した。誰かが風魔法で吹き飛ばしてくれたみたいだ。
結界の向こう側は風が届かないため、砂埃が立ち込めており視界が利かないままだ。
狭い場所で爆発したが大丈夫だろうか? 結界で塞いだから爆風の逃げ場所がなかったのではないだろうか。爆発は収まり魔石爆弾は飛んで来ない。注意しながら結界を解除する。
風が流れ出し、砂埃が晴れていく。通路には多くの信者が倒れて呻き声をあげていた。
迂闊に近づけないんだよな、こいつら直ぐに自爆するからな。……迷宮の中と違い土魔法が発動できそうだ。
全員の体を土魔法により拘束した。これなら身動きできないから自爆もできないだろう。
注意深く中に入って行く、チビとベビ、ベスが人化して同行してくれている。爆発に巻き込まれたのは俺だけだったよ、情けない。
通路には木箱が積まれており、引っ越しの最中だったのではないだろうか。マシュー商会襲撃事件で全員が拘束されたため危険だと判断し、新たな場所に移るつもりだったんじゃないかな。
さらに奥に進んで行くと山をくり貫いていくつもの部屋が作られていた。しかし、どの部屋も、もぬけの殻になっておりゴミが散らかっている。
小さな抵抗は何度かあったが、武器類も箱詰めされていたのか抵抗は長くは続かなかった。
魔石爆弾が切れたようで大きな爆発音がした後は完全に沈黙している。あまりにも静かになったので近づいてみたら、信者は倒れており息をしていなかった。
部屋の中は埃と煙が立ち込めており、爆発で傷んだ木箱がポツンと置かれていた。何が入っているんだ? 中から魔力を感じる。注意しながら箱を壊していくと更に箱が現れた。
箱に結界が張られているのか? 結界の解除パスワードが分からないので、強引に魔力を吸い取って無力化した。
結界は魔力を失いふっと消えた。箱を確かめながら壊す。
邪神教に神聖力?
もしかして……剣があった! 出てきたのは神聖力に包まれた剣だった。だが、弱弱しく聖剣エクスカリバーにはとても見えない。
チビが駆け寄り掴もうとしたが握れないようで文句を言っている。「次はベビなノ!」そう言い名が持とうとしたがやっぱり握ることができなかった。
ふたりがベスに期待の眼差しを向けている。
「次は私の番ですか? 仕方ないですね、これがエクスカリバーなら私では持てませんよ!」
人化しているベスが嫌そうに剣の柄を握る。何度も持とうとするもちゃんと掴むことができない。
「ほらね! アルフレッド様の番ですよ!」
三人から熱い眼差しを感じる。
「持てるかな?」
柄まで含めると一メートル程の剣が箱の中に入っており、柄には布が撒かれていた。直接持てないなら布を巻けば持てるだろうと考えていそうだな。
握ることはできたが、とても持ち上がらない。なんでこんなに重いんだ?
これってどんな金属が使われているんだろう? 刃の腹を指で触ってみた。すると体の中から力を吸われ始める。指が離れない、呪われた剣とかじゃないのか? 弱弱しかった剣が力を取り戻したように神聖力を感じる。
剣に布を外して柄を掴めと言われた気がした。巻かれた布を外して柄を握るとさっきとは違い、手に吸い付くようにフィットする。あなたが新しい勇者ですかと言われているようだ。
重たかったのが嘘のように軽々と持ち上がった! 逆に軽すぎて、ぎっくり腰になるかと思ったわ!
これならいつまででも触れそうなほど軽い。こんなに軽くてモノが切れるのだろうか? 入っていた箱に剣の刃を当て自重だけで押し下げてみる。すると羊羹でも切るかのようにヌメーッと沈み込み切断された。
ビームソードで鉄板を切ればこんな感じなんじゃないかな。今度は力を少し入れてみる、すると薄紙を切るかの如く切断された。
恐ろしい切れ味だ、迂闊に刀身を触るのは止めた方がいいな。きっとこれが聖剣エクスカリバーで間違いないのだろう。
あとは千年以上も前の勇者の棺を探し出し、エクスカリバーを突き立てるだけの簡単なお仕事だ。
千年も生きれるはずないからミイラだと決めつけているんだけど、箱を全部壊してみたが見つけることはできなかった。残されている荷物が少ない気がするので、運び出した後なのかもしれない。
ハイルーン領とグラン帝国の上空を飛行していないとなれば、向かう先は海上になる。そこからどっちに向かって飛んだかが問題ではあるが、メダリオン王国やグラン帝国ではないだろう。
徹底的に拠点をつぶしたから、この大陸から逃げ出すことに決めたんじゃないかな。
断層のある壁に向かい何か見落としている気がしている……何が引っかかっているんだろうか?
飛行中は姿勢制御に全ての魔法を発動させているため、ウインドスラッシュを射出することはできないんだ。ひとりで無力化するにはフラトゥスの数が多いな。
〈チビ、ベビ、火山の海側に来て! フラトゥスが沢山いるから殺さずに無力化するのを手伝ってよ!〉
〈アルママ、直ぐに行くダォ!〉〈ベビもママを助けるノ!〉
チビとベビに念話が届いた。あの感じからするとそのまま飛び出してくるんじゃないかな。
〈アルフレッド様、ベスも参ります!〉〈オレ様達も手伝ってやろう!〉
ベスとレックスまで来ると念話が届いた。後ろには十五メートル近いチビとベビの飛んでくる姿が見える。
下にいるフラトゥスがチビ達の気配に気が付いたのだろう怯えだした。邪神教の信者が手綱を必死に取ろうとしているが命令に従おうとしない。
フラトゥスが次々に飛び上がり、中には手綱にぶら下がったままの信者もいる。
流石にあれでは飛行しにくそうだな、と思ったとたんに振り落とされて信者が落下していった。死にはすまいが無事では済まないだろうな。
チビとベビが牧羊犬のように連携してフラトゥスの群れを抑え込んでくれる。チビとベビの風の刃が飛び交っており、包囲から抜け出すことはできないだろう。
数匹が急降下すると地面すれすれで反転しばらけるように飛ぶ。飛び去ろうとした予測線上にチビとベビの風の刃が降り注いだ。
フラトゥスの体に切り傷が増えていき、ついに翼が破れると錐もみ状態で落下していった。 そこまで高くないから生きてはいるだろうがあれでは飛べそうにない。翼を後で治療してやれば飛べるようになるかな? 下に追い込んで落とせば死なせないで済みそうだな。追い込もうとしたが残ったフラトゥスは素直に地上に降り立つと小刻みに怯えており、身を寄せ合うように集まった。
チビとベビの圧が半端ない。普段のふたりからは想像できない、いつも間にか立派な龍に育っていたようだ。
ベスやレックスたちが到着し、身を寄せ合うフラトゥスを取り囲むように集まった。フラトゥスの震えがブルブルと大きくなっている。龍二匹でもガクブルなのに神獣と魔狼王にまで囲まれればビビるのも分かる。
位置の分かる魔道具がうるさいので停止させ、一匹ずつ確認すると全てのフラトゥスの首に傷があった。隷属の魔道具を埋め込まれているのだろう、酷いことをするものだ。
フラトゥスの見張りをお願いすると麻酔薬を取りに帰って来た。
フラトゥスを麻酔で眠らせ、隷属の魔道具を摘出する。この前のフラトゥスも判別できたが、隷属の魔道具は埋め込まれていなかったよ。
集団行動していたのかもしれないな、これなら飼いならすこともできそうだ。
考えが漏れていたのかチビとベビが変な目で見てくる。飼わないから安心してよ。
チビとベビに伝わったのか、ニコッと微笑んだ気がした。
邪神教の入り口は中から固く閉ざされている。籠城するつもりなのだろうか?
土製の扉なんて意味ないんだけどな。土魔法を発動させると砂粒をイメージする、頑丈な扉は蝶番の辺りが崩れ、地面の上に絶妙なバランスを保ちながら立っている。レックスが風を吹きかけるとグラッと傾き向こう側に倒れ大きな音を立てた。
巻き込まれた信者がいなければいいんだけど。
突然、足元に魔石が飛んで来ると転がった。一瞬見入って反応が遅れてしまった。
爆発が起こる。慌てて結界の魔道具を発動させたがちょっと間に合わなかったよ。あちこちから爆発音が聞こえながら、体に大きな衝撃を受けて吹き飛ばされた。痛い!
一瞬、意識が飛びそうになったが自分の体の中に癒しの魔法を循環させる。次第に意識が覚醒し、体のあちこちに鈍痛がやって来た。
俺の爆裂弾ならハリネズミになっているところだ。完全に油断してしまった。
まだ麻酔の利いているフラトゥスに被害が出ていそうだな。
結界を張ったため、跳ね返されて向こう側でいくつも爆発が起こる。何度も同じ手にやられるわけないだろ。土埃で辺りの視界が遮られている。ビューと風が起こり土埃が流されると視界が復活した。誰かが風魔法で吹き飛ばしてくれたみたいだ。
結界の向こう側は風が届かないため、砂埃が立ち込めており視界が利かないままだ。
狭い場所で爆発したが大丈夫だろうか? 結界で塞いだから爆風の逃げ場所がなかったのではないだろうか。爆発は収まり魔石爆弾は飛んで来ない。注意しながら結界を解除する。
風が流れ出し、砂埃が晴れていく。通路には多くの信者が倒れて呻き声をあげていた。
迂闊に近づけないんだよな、こいつら直ぐに自爆するからな。……迷宮の中と違い土魔法が発動できそうだ。
全員の体を土魔法により拘束した。これなら身動きできないから自爆もできないだろう。
注意深く中に入って行く、チビとベビ、ベスが人化して同行してくれている。爆発に巻き込まれたのは俺だけだったよ、情けない。
通路には木箱が積まれており、引っ越しの最中だったのではないだろうか。マシュー商会襲撃事件で全員が拘束されたため危険だと判断し、新たな場所に移るつもりだったんじゃないかな。
さらに奥に進んで行くと山をくり貫いていくつもの部屋が作られていた。しかし、どの部屋も、もぬけの殻になっておりゴミが散らかっている。
小さな抵抗は何度かあったが、武器類も箱詰めされていたのか抵抗は長くは続かなかった。
魔石爆弾が切れたようで大きな爆発音がした後は完全に沈黙している。あまりにも静かになったので近づいてみたら、信者は倒れており息をしていなかった。
部屋の中は埃と煙が立ち込めており、爆発で傷んだ木箱がポツンと置かれていた。何が入っているんだ? 中から魔力を感じる。注意しながら箱を壊していくと更に箱が現れた。
箱に結界が張られているのか? 結界の解除パスワードが分からないので、強引に魔力を吸い取って無力化した。
結界は魔力を失いふっと消えた。箱を確かめながら壊す。
邪神教に神聖力?
もしかして……剣があった! 出てきたのは神聖力に包まれた剣だった。だが、弱弱しく聖剣エクスカリバーにはとても見えない。
チビが駆け寄り掴もうとしたが握れないようで文句を言っている。「次はベビなノ!」そう言い名が持とうとしたがやっぱり握ることができなかった。
ふたりがベスに期待の眼差しを向けている。
「次は私の番ですか? 仕方ないですね、これがエクスカリバーなら私では持てませんよ!」
人化しているベスが嫌そうに剣の柄を握る。何度も持とうとするもちゃんと掴むことができない。
「ほらね! アルフレッド様の番ですよ!」
三人から熱い眼差しを感じる。
「持てるかな?」
柄まで含めると一メートル程の剣が箱の中に入っており、柄には布が撒かれていた。直接持てないなら布を巻けば持てるだろうと考えていそうだな。
握ることはできたが、とても持ち上がらない。なんでこんなに重いんだ?
これってどんな金属が使われているんだろう? 刃の腹を指で触ってみた。すると体の中から力を吸われ始める。指が離れない、呪われた剣とかじゃないのか? 弱弱しかった剣が力を取り戻したように神聖力を感じる。
剣に布を外して柄を掴めと言われた気がした。巻かれた布を外して柄を握るとさっきとは違い、手に吸い付くようにフィットする。あなたが新しい勇者ですかと言われているようだ。
重たかったのが嘘のように軽々と持ち上がった! 逆に軽すぎて、ぎっくり腰になるかと思ったわ!
これならいつまででも触れそうなほど軽い。こんなに軽くてモノが切れるのだろうか? 入っていた箱に剣の刃を当て自重だけで押し下げてみる。すると羊羹でも切るかのようにヌメーッと沈み込み切断された。
ビームソードで鉄板を切ればこんな感じなんじゃないかな。今度は力を少し入れてみる、すると薄紙を切るかの如く切断された。
恐ろしい切れ味だ、迂闊に刀身を触るのは止めた方がいいな。きっとこれが聖剣エクスカリバーで間違いないのだろう。
あとは千年以上も前の勇者の棺を探し出し、エクスカリバーを突き立てるだけの簡単なお仕事だ。
千年も生きれるはずないからミイラだと決めつけているんだけど、箱を全部壊してみたが見つけることはできなかった。残されている荷物が少ない気がするので、運び出した後なのかもしれない。
ハイルーン領とグラン帝国の上空を飛行していないとなれば、向かう先は海上になる。そこからどっちに向かって飛んだかが問題ではあるが、メダリオン王国やグラン帝国ではないだろう。
徹底的に拠点をつぶしたから、この大陸から逃げ出すことに決めたんじゃないかな。
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