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372. 女神様とふたりきり(半神)✔
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俺の目の前には精霊力で造られた結界が張られている。発動させたのはこの俺だ。
試しに発動させてみたら精霊の結界が張れてしまったんだ。勿論、結界の魔道具は発動させていないよ。
自分で言うのもおかしいが、人間を止めそうなんだが大丈夫だろうか? アルテミシア様に説明する俺の姿が想像できないんだ……人間を止めていないと思いたい。
ベス達神獣の使う、風の刃も発動できるようになったんだが……俺って神獣になったんだろうか? 人間だから神人になるのか? 神人は変だな、癒しの魔法が使えるから聖人が正しいな。
空を見上げるとルナとルーナのふたつの月が並んで見えた。重なる日だったっけな? 違う気もするが目の前にはふたつの月が間違いなく並んで見えている。
自力で精霊結界が張れるなら、試しにルナに行ってみるか!
以前ならベスの背中に乗せてもらう必要があったが、行き方は何度か経験したお陰で頭の中にある。何事も経験しておくと役に立つものだな。宇宙空間で結界が解除されると悲惨なことになるんだが、今のところ強度も酸素の量も問題なさそうだ。
おっと、食材を持参していない、このまま行くと女神様が拗ねてしまいそうだな。一度帰って購入してから出直すか。
〈食材なら準備してありますからそのまま来てください!〉
俺は念話したつもりはなかったんだが、女神様に考えが伝わったのだろう、念話が届いた。食材はどうやって準備したんだろうか?
〈ベスに人化してもらい、マシュー商会で購入し運んでもらいました〉
まただ、相手は女神様だからな、隠し事はできそうにない、完全に考えが読まれている。
〈そうですね、アル様の考えていることは全部わかりますよ!〉
やっぱり!
〈女神様、俺の体なんですが大丈夫ですかね? 人間止めたりしませんよね?〉
〈……病気はしなくなるでしょうね〉
一瞬間があったな。それに問の答えではないんだけどな。
〈早く来て美味しい料理を作って食べさせてください! 楽しみですね!〉
話を逸らされた、答えてはくれない、神は嘘をつけないからか? もしかして、本当に人間止めそうなんだろうか。凄く不安なんだが大丈夫ですよね?
〈……プリンが食べたいなー〉
なんて棒読みな念話だろう……女神様は演技でも嘘は言えないんですね。
〈……ハンバーグもいいなー〉
下手過ぎてかわいそうになってきた。これ以上聞くのは止めた方がよさそうだな。
〈そうしてもらえると助かります! 遅れてしまいましたが、聖剣エクスカリバーを手に入れてよかったですね、安心しました!〉
いつものかわいらしい女神様の念話に戻っている。俺の考えは筒抜けになっていたよ。
月ルナに到着、結界に俺の張った精霊の結界が吸い込まれるようにして通過した。
女神様が手を振りながら出迎えてくれる。見回しても周りには神獣すらいない、女神様だけのようだ。やっぱり女神様ってボッチなんですね。
〈グサ!〉
「女神様、今、グサって言いました!」
「私の思考が漏れていましたか!?」
やっぱり、グサって女神様の思考だったんだな。珍しく動揺している。不謹慎ではあるが動揺する女神様がかわいい、何だこの生き物は!
〈か、かわいい?〉
女神様が動揺しており、頬がほんのり染まったように見えた。また女神様の思考が漏れてくる。いけない、俺の考えが伝わるんだった。
食材の保管場所に案内してもらう。賢者の小屋の横に業務用の冷凍冷蔵庫のようなものが見える。女神様の本気度が伺えるな。女神様をチラ見しようとしたら、目を逸らされてしまった。
冷蔵室には魚に肉に卵……野菜室や冷凍庫まである。女神様ってフルーツがお好きなんですね。どこから取り寄せたんだ? マシュー商会だけじゃないよね、この種類の多さは?
また目を逸らされた。牛乳に砂糖に小麦粉にブランデーまであるじゃないか! あれ? このラベルってハイルーン印じゃないか! まだ世の中に販売されていないはずなんだかおかしいな?
また目を逸らされた。出所はマシューさんしか考えられない。販売していないはずだからもしかしてお供え物……だとすればフルーツは各国にある神聖教会のお供え物だったりして、いくらなんでもそれはないか!
〈ギク!〉
「女神様、今、ギクって言いました!」
「えっ! また私の思考が漏れていましたか!?」〈気を引き締めなければ〉
女神様ダダ洩れポンコツ過ぎです。
「このフルーツって……忽然とお供え物が消えたと各国の神聖教会で大騒ぎになっているんじゃないですかね……マシューさんもブランデーが消えて驚いていそうだな」
〈ギクギク!〉
女神様が壊れたロボットのように俺の視線から逃れようと首を振る。
「これ以上追及しませんよ!」
「た、助かります! どうしましょう……」
女神様がしょんぼりとしてしまった。
元気になってもらわなければ!
いつものようにハンバーグとステーキを作り、調味料セットを渡した。あとはプリンとふわふわパンケーキが好きでしたよね。
フルーツがいっぱいあるのでフルーツケーキも作ろう。フルーツのカットも考えただけでスライスされてしまった。俺、人間止めたかもしれない……
冷蔵庫があるのでデザートを冷やすのも簡単だな。
「この冷凍冷蔵庫売ってもらえないですか?」
「ダメです!」
即答されてしまった。保存されていた食材がやたらと鮮度がよかったんだよ。絶対に普通の冷凍冷蔵庫ではないはずだ。
女神様にプリンとフルーツケーキ、ふわふわパンケーキをワンプレートにして、ジャムを添えて提供する。飲み物はリンゴやオレンジなどを絞ったミックスジュースにした。
「プリンやフルーツがこんなにいっぱい! なんて綺麗で美味しそうなのでしょうか!」
女神様の目がキラキラしており両手を祈るように胸の前で合わせている。ナイフとフォークでカットしながら上品に口に運ぶ女神様。
「この香りやクリームの甘さも上品で美味しいです! ジュースもいい! なんて幸せなんでしょうか!」
「お気に召したようで作った甲斐がありました! ブランデーも入れてみたんですよ」
「まぁ! この香りはブランデーだったのですね!」
女神様とデザートトークを続けることになり、本題に入るまでかなり時間がかかったが、まだ、なんとか人間に留まっているらしい。半神である邪神を倒すために俺を半神にしようとしており、体が爆発することはないので安心してほしいと言われた。
ただ、ひとりの人間に賢者、勇者、聖人の力を授けるのは始めてなので、半神に至った後に、元の人間に戻れるかどうかは女神様にも分からないらしい。
ここまで軽く千年以上の年月と莫大な労力が費やされており、邪神を倒せる最初で最後のチャンスとなるそうだ。
『人間を止めるなんて悩み』なんてちっぽけなことを言っているんだ! 半神どんとこいです!
すると、俺の体に女神様の神々しい光が降り注ぎ吸収されていく。この光気持ちいいですね。
あっ、訂正します、「グワーッ!」痛いです頭が割れそうですよ。
賢者アールス・ハインドの記憶が一気に蘇って来た。そこに勇者と聖女の想いまで含まれているようだ。背負っていた聖剣エクスカリバーを手に取り振るってみる。まるで自分の手のように自由に扱えるではないか。
「ついに至りましたね! アールス・ハインド様!」
「女神ルーナ、計画は成功したようだ、千年以上も待たせてしまったね!」
〈早く……〉
元勇者のかすかな意識を感じ取れる。直ぐに楽にしてやるからな、もう少しだけ待っていてくれ!
〈アルテミシアお姉ちゃん……アルお兄ちゃん帰って来ないね……〉
あれ? 突然サーシャの意識を感じれるようになったのはどういうことだ!?
女神様からサーシャが前世の妹であることを説明され、驚きを隠せないでいる。だが、辛すぎる記憶は知らない方がいいと言われ、俺にも何が起きたのかは教えてはくれなかった。知らない方が幸せなこともあるんだ。
女神様の気遣いに感謝しかなかったよ。だって、女神様はひとりで抱え込んでくれているんだからね。
失敗は許されない! 全力で行こう!
〈限界……〉
今も勇者の弱弱しい意思が訴えかけてきている。
試しに発動させてみたら精霊の結界が張れてしまったんだ。勿論、結界の魔道具は発動させていないよ。
自分で言うのもおかしいが、人間を止めそうなんだが大丈夫だろうか? アルテミシア様に説明する俺の姿が想像できないんだ……人間を止めていないと思いたい。
ベス達神獣の使う、風の刃も発動できるようになったんだが……俺って神獣になったんだろうか? 人間だから神人になるのか? 神人は変だな、癒しの魔法が使えるから聖人が正しいな。
空を見上げるとルナとルーナのふたつの月が並んで見えた。重なる日だったっけな? 違う気もするが目の前にはふたつの月が間違いなく並んで見えている。
自力で精霊結界が張れるなら、試しにルナに行ってみるか!
以前ならベスの背中に乗せてもらう必要があったが、行き方は何度か経験したお陰で頭の中にある。何事も経験しておくと役に立つものだな。宇宙空間で結界が解除されると悲惨なことになるんだが、今のところ強度も酸素の量も問題なさそうだ。
おっと、食材を持参していない、このまま行くと女神様が拗ねてしまいそうだな。一度帰って購入してから出直すか。
〈食材なら準備してありますからそのまま来てください!〉
俺は念話したつもりはなかったんだが、女神様に考えが伝わったのだろう、念話が届いた。食材はどうやって準備したんだろうか?
〈ベスに人化してもらい、マシュー商会で購入し運んでもらいました〉
まただ、相手は女神様だからな、隠し事はできそうにない、完全に考えが読まれている。
〈そうですね、アル様の考えていることは全部わかりますよ!〉
やっぱり!
〈女神様、俺の体なんですが大丈夫ですかね? 人間止めたりしませんよね?〉
〈……病気はしなくなるでしょうね〉
一瞬間があったな。それに問の答えではないんだけどな。
〈早く来て美味しい料理を作って食べさせてください! 楽しみですね!〉
話を逸らされた、答えてはくれない、神は嘘をつけないからか? もしかして、本当に人間止めそうなんだろうか。凄く不安なんだが大丈夫ですよね?
〈……プリンが食べたいなー〉
なんて棒読みな念話だろう……女神様は演技でも嘘は言えないんですね。
〈……ハンバーグもいいなー〉
下手過ぎてかわいそうになってきた。これ以上聞くのは止めた方がよさそうだな。
〈そうしてもらえると助かります! 遅れてしまいましたが、聖剣エクスカリバーを手に入れてよかったですね、安心しました!〉
いつものかわいらしい女神様の念話に戻っている。俺の考えは筒抜けになっていたよ。
月ルナに到着、結界に俺の張った精霊の結界が吸い込まれるようにして通過した。
女神様が手を振りながら出迎えてくれる。見回しても周りには神獣すらいない、女神様だけのようだ。やっぱり女神様ってボッチなんですね。
〈グサ!〉
「女神様、今、グサって言いました!」
「私の思考が漏れていましたか!?」
やっぱり、グサって女神様の思考だったんだな。珍しく動揺している。不謹慎ではあるが動揺する女神様がかわいい、何だこの生き物は!
〈か、かわいい?〉
女神様が動揺しており、頬がほんのり染まったように見えた。また女神様の思考が漏れてくる。いけない、俺の考えが伝わるんだった。
食材の保管場所に案内してもらう。賢者の小屋の横に業務用の冷凍冷蔵庫のようなものが見える。女神様の本気度が伺えるな。女神様をチラ見しようとしたら、目を逸らされてしまった。
冷蔵室には魚に肉に卵……野菜室や冷凍庫まである。女神様ってフルーツがお好きなんですね。どこから取り寄せたんだ? マシュー商会だけじゃないよね、この種類の多さは?
また目を逸らされた。牛乳に砂糖に小麦粉にブランデーまであるじゃないか! あれ? このラベルってハイルーン印じゃないか! まだ世の中に販売されていないはずなんだかおかしいな?
また目を逸らされた。出所はマシューさんしか考えられない。販売していないはずだからもしかしてお供え物……だとすればフルーツは各国にある神聖教会のお供え物だったりして、いくらなんでもそれはないか!
〈ギク!〉
「女神様、今、ギクって言いました!」
「えっ! また私の思考が漏れていましたか!?」〈気を引き締めなければ〉
女神様ダダ洩れポンコツ過ぎです。
「このフルーツって……忽然とお供え物が消えたと各国の神聖教会で大騒ぎになっているんじゃないですかね……マシューさんもブランデーが消えて驚いていそうだな」
〈ギクギク!〉
女神様が壊れたロボットのように俺の視線から逃れようと首を振る。
「これ以上追及しませんよ!」
「た、助かります! どうしましょう……」
女神様がしょんぼりとしてしまった。
元気になってもらわなければ!
いつものようにハンバーグとステーキを作り、調味料セットを渡した。あとはプリンとふわふわパンケーキが好きでしたよね。
フルーツがいっぱいあるのでフルーツケーキも作ろう。フルーツのカットも考えただけでスライスされてしまった。俺、人間止めたかもしれない……
冷蔵庫があるのでデザートを冷やすのも簡単だな。
「この冷凍冷蔵庫売ってもらえないですか?」
「ダメです!」
即答されてしまった。保存されていた食材がやたらと鮮度がよかったんだよ。絶対に普通の冷凍冷蔵庫ではないはずだ。
女神様にプリンとフルーツケーキ、ふわふわパンケーキをワンプレートにして、ジャムを添えて提供する。飲み物はリンゴやオレンジなどを絞ったミックスジュースにした。
「プリンやフルーツがこんなにいっぱい! なんて綺麗で美味しそうなのでしょうか!」
女神様の目がキラキラしており両手を祈るように胸の前で合わせている。ナイフとフォークでカットしながら上品に口に運ぶ女神様。
「この香りやクリームの甘さも上品で美味しいです! ジュースもいい! なんて幸せなんでしょうか!」
「お気に召したようで作った甲斐がありました! ブランデーも入れてみたんですよ」
「まぁ! この香りはブランデーだったのですね!」
女神様とデザートトークを続けることになり、本題に入るまでかなり時間がかかったが、まだ、なんとか人間に留まっているらしい。半神である邪神を倒すために俺を半神にしようとしており、体が爆発することはないので安心してほしいと言われた。
ただ、ひとりの人間に賢者、勇者、聖人の力を授けるのは始めてなので、半神に至った後に、元の人間に戻れるかどうかは女神様にも分からないらしい。
ここまで軽く千年以上の年月と莫大な労力が費やされており、邪神を倒せる最初で最後のチャンスとなるそうだ。
『人間を止めるなんて悩み』なんてちっぽけなことを言っているんだ! 半神どんとこいです!
すると、俺の体に女神様の神々しい光が降り注ぎ吸収されていく。この光気持ちいいですね。
あっ、訂正します、「グワーッ!」痛いです頭が割れそうですよ。
賢者アールス・ハインドの記憶が一気に蘇って来た。そこに勇者と聖女の想いまで含まれているようだ。背負っていた聖剣エクスカリバーを手に取り振るってみる。まるで自分の手のように自由に扱えるではないか。
「ついに至りましたね! アールス・ハインド様!」
「女神ルーナ、計画は成功したようだ、千年以上も待たせてしまったね!」
〈早く……〉
元勇者のかすかな意識を感じ取れる。直ぐに楽にしてやるからな、もう少しだけ待っていてくれ!
〈アルテミシアお姉ちゃん……アルお兄ちゃん帰って来ないね……〉
あれ? 突然サーシャの意識を感じれるようになったのはどういうことだ!?
女神様からサーシャが前世の妹であることを説明され、驚きを隠せないでいる。だが、辛すぎる記憶は知らない方がいいと言われ、俺にも何が起きたのかは教えてはくれなかった。知らない方が幸せなこともあるんだ。
女神様の気遣いに感謝しかなかったよ。だって、女神様はひとりで抱え込んでくれているんだからね。
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