23 / 42
第023話:八百屋でデモンストレーション
しおりを挟む
迷宮都市ドムは街の中央にダンジョンの入り口があり、そこから放射状に発展した都市だ。冒険者ギルドはダンジョンに近いところにあり、冒険者や狩人の定宿もその近辺に点在している。
一方、商工ギルドは繁華街のある大通りに面したところにある。これは行商人などが立ち寄りやすいようにしているためだ。繁華街には食品店、道具店が立ち並び、大勢の人々がそこで買い物をしている。
「郊外の森やダンジョンで肉が手に入るのは理解しているが、ミルクやチーズはどうやって入手しているのだ? 畜産をしなければ手に入らないはずだが?」
食品店に並ぶハードチーズを一つ買う。香りはパルミジャーノチーズに近い。一キロで銀貨二枚とかなり高い。地球なら四千円程度で入手できるはずだ。レイラが俺の疑問に答えてくれた。
「畜産が無いわけではないぞ? 確かに肉は狩人が持ち帰るが、ホルスタンという牛がいてな。大量の乳を出す。郊外の農村では、農地を休ませるついでにそれを飼育しているそうだ。国祖アルスランが奨励し、そのおかげで王国の小麦生産高は飛躍的に上がったといわれている」
「なるほど。輪作しているわけか。地球人ならノーフォーク農法を知っていても不思議ではないか……」
「地球人?」
「いや、なんでもない」
レイラの言葉を無視して、他の店を見て回る。ビッグコッコの卵が売られていたのでそれを買う。八百屋では、トメートなどの野菜類の他、南方産だというアボカドらしき果実なども売られていた。こうして見て回ると地球並みとは言わないが、食材はそれなりに多い。だから不思議に思えてくる。
「素材そのものは豊富なのに、食文化が無い…… なぜだ?」
レシピが不足しているというのは回答にならない。地球でも、中世ではそれほど料理レシピは充実していなかった。現存する料理レシピの多くが、一八世紀以降に生まれたものだ。近代化によって農作物の生産高が増え、庶民が多様な食材を買えるようになった。その結果、数多くの料理が生まれた。
だがエストリア王国では、多様な食材が一般向けに売られている。決して安くはないが買えない金額ではない。だが、アボカド一つとっても買い手がいないという。
「この果実は、少し高いのではないか? これ一つで銀貨一枚だと? これなら肉を買ったほうが良い」
「とは言いましても、南方でしか採れない貴重な果実ですし、運ぶのにも手間が掛かってますからね。バターのように濃厚な味わいで、食べればクセになりますよ?」
「ならばバターを買ったほうがずっと安い。ビッグカウのガーリケバターステーキ以上の味になるのか?」
「それは……」
レイラが店主に詰め寄っている。何気ない会話の中に、ヒントがあるような気がした。この世界では、無尽蔵に肉が取れる。それが当たり前の世界なら、食べれない部位を食べれるようにしようという創意工夫は生まれないのではないか?
「待て待て。その果実を使って、ここで簡単な調理をしたいのだが、良いか?」
不思議そうな表情を浮かべながら、店主は許可してくれた。
「作るのは、非常に簡単なサラダだ」
収納袋からペティナイフを取り出して、アボカドを半分にカットして中の種を取る。皮を取り除いて五ミリ幅にスライスする。次にトメートを洗って一口大にカットする。それらを皿に盛り、葡萄酢とオリーブオイル、岩塩を混ぜて作ったドレッシングを掛け、先ほど買ったハードチーズをおろし金で細かくおろして振りかける。
「できたぞ。フレッシュトマトとアボカドのサラダ、粉チーズとオリーブドレッシングを添えて…… フォークを使って、トメートとアボカドを一緒に食べてくれ」
レイラと店主は、白い皿に盛られた料理を食い入るように見つめていた。いつの間にか、店の周りには他の客も集まっていた。
私の名はエルヴィン。迷宮都市ドムでしがない八百屋をしている。先代である父親は、街近郊から野菜を仕入れるくらいで満足していたが、私はもっと珍しい野菜を求めて行商人と契約し、南方や北方の野菜や果物を仕入れるようにした。もっとも、量は少ない。運ぶのに時間がかかるため、野菜が腐ってしまうこともあるからだ。
南方産の果実「アボカド」を見つけたときは、心が踊った。森のバターと呼ばれているそうで、確かに舌に滑らかに溶けるような感覚がある。パンに塗って岩塩を振りかけて食べてみたら、思いの外美味かったので、仕入れるようにした。
だが値段を高くせざるを得ないのが悩みだ。森のバターというが、エストリア王国ではバターも簡単に手に入る。バターの代用品にすらならない。このアボカドという食材をどのように食べるか、私自身も回答を見つけられずにいた。
そんなとき、驚くほどの美女を連れた男が、私の店にやってきた。男の方は黒髪で、顔も普通だ。だが美女の方は違う。輝くような金色の髪と、透けるような白い肌、服の上からでも判る肉感的な肢体、そして見惚れるほどに整った顔立ち。私のみならず、街の男たちは彼女に釘付けになっていた。
「これなら肉を買ったほうが良い」
そう指摘され、私は内心で肩を落とした。アボカドの欠点を指摘されたこと以上に、彼女の話し方が残念だったのだ。まるで男性のような話し方で、女性らしさが微塵も感じられない。「残念美女」という言葉が浮かんだくらいだ。
店先で料理をしたいと言われたとき、少し迷った。私も何度か、アボカドを料理しようとしたが、煮ても焼いてもダメだった。だがレイラという残念美女は、男の言葉に瞳を輝かせた。どうやら男は料理人らしい。ひょっとしたら、私が思いつかない料理を作ってくれるかも知れない。そう期待して、許可した。
出された料理は非常に簡単なものだった。言われるまま、アボカドとトメートを一緒に口にする。
「ムゥゥッ!」
思わず唸ってしまった。アボカドの持つ滑らかな舌触りとトメートの酸味をオリーブ油と葡萄酢が包み込んでいる。粉状にしたチーズと岩塩が程よい塩味となり、アボカドの旨味を引き出してくる。
「これは…… 美味い!」
驚くことに、黒胡椒が使われていた。なるほど。胡椒の風味とピリッとした辛味が、アボカドとトメートを見事に束ねている。簡単なように見えて、なんという完成度だ。
「やはりユーヤの料理は最高だな!」
「す、素晴らしい料理ですな!」
私は二口目、三口目を求めて、フォークを伸ばしてしまった。
「胡椒は簡単には手に入りませんから、バジル葉を使っても良いですね」
店先に並んでいるフレッシュバジルを手にした男は、その葉を三枚ほど千切って手のひらに載せ、パンッと両手で叩いてから細かく千切って皿に散らした。それを食べてみるとバジルの香りがアボカドの風味を際立たせている。胡椒とはまた違った味わいで美味い。バジル葉は郊外の農家が庭先で栽培しており、
安価で手に入る。これなら食事処でも出せるだろう。
「おいオヤジッ! そのアボカドってやつ、俺にも売ってくれ!」
その声に、私は忘我の状態から戻った。料理を見ていた他の客たちが、アボカドを買い始めたのだ。私は男に視線を向けると、男はニッコリと笑った。こうなることまで、予想していたのだろう。
「ヘイッ! 只今!」
私は男に一礼して、客対応に戻った。
「良いのか、ユーヤ? あんなに簡単に料理方法を教えて……」
「構わないさ。料理は万民のものだ。それに、アボカドの使い道はまだまだある。これを機会に、他にアボカド料理が生まれてくれれば、それに越したことはない」
アボカドは使い勝手の良い食材だ。パンに挟んでも良いし、パスタのソースにも使える。工夫次第で、一つの食材から様々な料理が生まれ、さらに複数の食材と組み合わさって独自の料理体系が生まれていく。やがてこれが、地域料理となり食文化の形成に繋がる。
「そろそろ宿に戻ろう。夕食はなにがいい?」
「ユーヤの作るものならなんでも食べるが、先ほどのサラダ、もう一度食べたいぞ」
「ならレタスも買っていくか。アボカドのシーザーサラダを作ってやる」
陽が傾き始めている。こうして、ドムの街での初日は終わった。
一方、商工ギルドは繁華街のある大通りに面したところにある。これは行商人などが立ち寄りやすいようにしているためだ。繁華街には食品店、道具店が立ち並び、大勢の人々がそこで買い物をしている。
「郊外の森やダンジョンで肉が手に入るのは理解しているが、ミルクやチーズはどうやって入手しているのだ? 畜産をしなければ手に入らないはずだが?」
食品店に並ぶハードチーズを一つ買う。香りはパルミジャーノチーズに近い。一キロで銀貨二枚とかなり高い。地球なら四千円程度で入手できるはずだ。レイラが俺の疑問に答えてくれた。
「畜産が無いわけではないぞ? 確かに肉は狩人が持ち帰るが、ホルスタンという牛がいてな。大量の乳を出す。郊外の農村では、農地を休ませるついでにそれを飼育しているそうだ。国祖アルスランが奨励し、そのおかげで王国の小麦生産高は飛躍的に上がったといわれている」
「なるほど。輪作しているわけか。地球人ならノーフォーク農法を知っていても不思議ではないか……」
「地球人?」
「いや、なんでもない」
レイラの言葉を無視して、他の店を見て回る。ビッグコッコの卵が売られていたのでそれを買う。八百屋では、トメートなどの野菜類の他、南方産だというアボカドらしき果実なども売られていた。こうして見て回ると地球並みとは言わないが、食材はそれなりに多い。だから不思議に思えてくる。
「素材そのものは豊富なのに、食文化が無い…… なぜだ?」
レシピが不足しているというのは回答にならない。地球でも、中世ではそれほど料理レシピは充実していなかった。現存する料理レシピの多くが、一八世紀以降に生まれたものだ。近代化によって農作物の生産高が増え、庶民が多様な食材を買えるようになった。その結果、数多くの料理が生まれた。
だがエストリア王国では、多様な食材が一般向けに売られている。決して安くはないが買えない金額ではない。だが、アボカド一つとっても買い手がいないという。
「この果実は、少し高いのではないか? これ一つで銀貨一枚だと? これなら肉を買ったほうが良い」
「とは言いましても、南方でしか採れない貴重な果実ですし、運ぶのにも手間が掛かってますからね。バターのように濃厚な味わいで、食べればクセになりますよ?」
「ならばバターを買ったほうがずっと安い。ビッグカウのガーリケバターステーキ以上の味になるのか?」
「それは……」
レイラが店主に詰め寄っている。何気ない会話の中に、ヒントがあるような気がした。この世界では、無尽蔵に肉が取れる。それが当たり前の世界なら、食べれない部位を食べれるようにしようという創意工夫は生まれないのではないか?
「待て待て。その果実を使って、ここで簡単な調理をしたいのだが、良いか?」
不思議そうな表情を浮かべながら、店主は許可してくれた。
「作るのは、非常に簡単なサラダだ」
収納袋からペティナイフを取り出して、アボカドを半分にカットして中の種を取る。皮を取り除いて五ミリ幅にスライスする。次にトメートを洗って一口大にカットする。それらを皿に盛り、葡萄酢とオリーブオイル、岩塩を混ぜて作ったドレッシングを掛け、先ほど買ったハードチーズをおろし金で細かくおろして振りかける。
「できたぞ。フレッシュトマトとアボカドのサラダ、粉チーズとオリーブドレッシングを添えて…… フォークを使って、トメートとアボカドを一緒に食べてくれ」
レイラと店主は、白い皿に盛られた料理を食い入るように見つめていた。いつの間にか、店の周りには他の客も集まっていた。
私の名はエルヴィン。迷宮都市ドムでしがない八百屋をしている。先代である父親は、街近郊から野菜を仕入れるくらいで満足していたが、私はもっと珍しい野菜を求めて行商人と契約し、南方や北方の野菜や果物を仕入れるようにした。もっとも、量は少ない。運ぶのに時間がかかるため、野菜が腐ってしまうこともあるからだ。
南方産の果実「アボカド」を見つけたときは、心が踊った。森のバターと呼ばれているそうで、確かに舌に滑らかに溶けるような感覚がある。パンに塗って岩塩を振りかけて食べてみたら、思いの外美味かったので、仕入れるようにした。
だが値段を高くせざるを得ないのが悩みだ。森のバターというが、エストリア王国ではバターも簡単に手に入る。バターの代用品にすらならない。このアボカドという食材をどのように食べるか、私自身も回答を見つけられずにいた。
そんなとき、驚くほどの美女を連れた男が、私の店にやってきた。男の方は黒髪で、顔も普通だ。だが美女の方は違う。輝くような金色の髪と、透けるような白い肌、服の上からでも判る肉感的な肢体、そして見惚れるほどに整った顔立ち。私のみならず、街の男たちは彼女に釘付けになっていた。
「これなら肉を買ったほうが良い」
そう指摘され、私は内心で肩を落とした。アボカドの欠点を指摘されたこと以上に、彼女の話し方が残念だったのだ。まるで男性のような話し方で、女性らしさが微塵も感じられない。「残念美女」という言葉が浮かんだくらいだ。
店先で料理をしたいと言われたとき、少し迷った。私も何度か、アボカドを料理しようとしたが、煮ても焼いてもダメだった。だがレイラという残念美女は、男の言葉に瞳を輝かせた。どうやら男は料理人らしい。ひょっとしたら、私が思いつかない料理を作ってくれるかも知れない。そう期待して、許可した。
出された料理は非常に簡単なものだった。言われるまま、アボカドとトメートを一緒に口にする。
「ムゥゥッ!」
思わず唸ってしまった。アボカドの持つ滑らかな舌触りとトメートの酸味をオリーブ油と葡萄酢が包み込んでいる。粉状にしたチーズと岩塩が程よい塩味となり、アボカドの旨味を引き出してくる。
「これは…… 美味い!」
驚くことに、黒胡椒が使われていた。なるほど。胡椒の風味とピリッとした辛味が、アボカドとトメートを見事に束ねている。簡単なように見えて、なんという完成度だ。
「やはりユーヤの料理は最高だな!」
「す、素晴らしい料理ですな!」
私は二口目、三口目を求めて、フォークを伸ばしてしまった。
「胡椒は簡単には手に入りませんから、バジル葉を使っても良いですね」
店先に並んでいるフレッシュバジルを手にした男は、その葉を三枚ほど千切って手のひらに載せ、パンッと両手で叩いてから細かく千切って皿に散らした。それを食べてみるとバジルの香りがアボカドの風味を際立たせている。胡椒とはまた違った味わいで美味い。バジル葉は郊外の農家が庭先で栽培しており、
安価で手に入る。これなら食事処でも出せるだろう。
「おいオヤジッ! そのアボカドってやつ、俺にも売ってくれ!」
その声に、私は忘我の状態から戻った。料理を見ていた他の客たちが、アボカドを買い始めたのだ。私は男に視線を向けると、男はニッコリと笑った。こうなることまで、予想していたのだろう。
「ヘイッ! 只今!」
私は男に一礼して、客対応に戻った。
「良いのか、ユーヤ? あんなに簡単に料理方法を教えて……」
「構わないさ。料理は万民のものだ。それに、アボカドの使い道はまだまだある。これを機会に、他にアボカド料理が生まれてくれれば、それに越したことはない」
アボカドは使い勝手の良い食材だ。パンに挟んでも良いし、パスタのソースにも使える。工夫次第で、一つの食材から様々な料理が生まれ、さらに複数の食材と組み合わさって独自の料理体系が生まれていく。やがてこれが、地域料理となり食文化の形成に繋がる。
「そろそろ宿に戻ろう。夕食はなにがいい?」
「ユーヤの作るものならなんでも食べるが、先ほどのサラダ、もう一度食べたいぞ」
「ならレタスも買っていくか。アボカドのシーザーサラダを作ってやる」
陽が傾き始めている。こうして、ドムの街での初日は終わった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
