となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

冬花の誕生日!!

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わいわいしたパーティ。
用意した食事とケーキを平らげ
一服した俺に神川さんは今日も今日とて
話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ショータイムよ!」

「お、おう?」

「プレゼントを渡すのと舞は言っているんだ秋兎くん」


「あ、あぁなるほど!」


「じゃあ、私からね……」

そう言うと舞はカバンからプレゼントを
出し


「はい。冬花ちゃん誕生日おめでとう」

と、笑顔で渡した。

「あ、ありがとうございます舞さん!」

プレゼントを貰うと嬉しそうにし

「あの開けていいですか?」

「もちろん。ねぇパパ?」

「あぁ舞よ。」

「「ふふふっ」」


「何を企んでるんですか?」

「企むなんて人聞きが悪いわ」

「そうだぞ秋兎くん。ただ……」

「ただ?」

「せっかく渡すんだから誰が一番いいプレゼントを渡せるか競おうか?と思ってね?」


「なん……だと…?」

「もちろん冬花ちゃんに決めてもらう」

「なるほど……」

「わ、私は何でも嬉しいですよ?」

「もちろんそうだろう。まぁゲームみたいなもんだしそんなに気にしなくていいよ?あ、結果は最後に言ってね?」



「わ、分かりました!」

そう言うと少し緊張して舞のプレゼント
を開けた。

「あ、かわいい…!」

そう言うと箱からぬいぐるみを……ん?


「ぬいぐるみ……だと?」

「あら?何か秋兎くん?」

「あ……いや……」

かぶったァァァ!?
あんだけ言ったのにかぶったァァァ!?
またかって思ったとか言ったのに
かぶったァァァ(´;ω;`)


「かぶったのね?」

「あ、あぁ……」

「私は秋兎くんが被ってても気にしないわよ?」


「お前が言うとイヤらしいが…ありがとう。」



まぁ色も形も動物の種類も違うしいいか。


「象のぬいぐるみかわいいです舞さん!」

「よかったわ舞さん。こっちにしてよかったわ。」


「何かと迷ったのか?」

「えぇアワビのぬいぐるみと迷ったの。」

「アワビのぬいぐるみ!?」

そんなのあるのか!?

「形しか似てなかったし流石にこれは無いなと思いとどまったわ!」


「プレゼントにまでそういうの気にするのか!?」


アワビと象で迷うな!
何がとは言わんがイヤらしい!


「そう思ってるからそう見えるだけよ秋兎くん?」


「ぜったい違う!そう思わせてるよなわざと!」


「言いがかりだわ?」

「そうだよ兄ちゃん……変態兄ちゃん」

「ぐふっ!」グサッ

「秋兎くん……興奮したか?」ドキドキ

「妹に罵倒されて興奮するやつはいません。」



「俺はするぞ秋兎くん!」

「さいですか……」

前途多難なプレゼント対決……
もうなんかどうでも良くなってきた!
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