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冬休み編!!
楽しい誕生会と報告と
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のんびりとして欲しかったせっかくの誕生会
両親から凛さんと冬花への誤解を何とかとき
無事?誕生会が開かれることになった。
作っておいたご飯を並べ終わると
意外なことに母さんは話し掛けてきた。
「ねぇ…秋兎」
「どうしたんだ母さん?」
「お料理…上手になったわね」
「……母さんと父さんが教えてくれて、玉男さんに鍛えられたからな。」
すこし照れ臭いな…
そして玉男さんをいつタマミさんと呼ぶべきか…
そこも考えなきゃな!
「それじゃ…主役!」
「は、はい!」
俺にいきなり指を指され
ビクッ!とした冬花に…クラッカーを向け
「「「「「「お誕生日おめでとう!」」」」」」
皆が隠し持っていた各々のクラッカーを発射する。
…そして何か両親のやつだけおかしいことに気が付く。
「父さん、母さん、何だそのバズーカみたいなクラッカーは!?」
「…え?これくらい普通だろ…なぁ母さん?」
「そ、そうよね?……どうしたの秋兎?」
本当に不思議そうに両親はこちらをみる。
玉男…タマミさんはそれを見て笑いをこらえている。
「なははは!豪快でいいじゃないですか!」
凛さんは大爆笑である。
ちなみに冬花は固まった
たぶん、普通にびっくりしたんだろう。
「私の3連クラッカーが霞んだわ…」
舞は負けたって感じでうつ向いていた。
「競うな!持ち味をいかせッッッ!」
「なら、このちょっと形がやらしいクラッk「持ち味を◯せ!」」
何か…あれな形の棒状のクラッカーを出そうとしたので
俺は急いで止めた。
「さてさて…俺もご馳走を持ってきたぞ!」
そう言って保温袋からタッパーを取り出し
「ローストビーフぅ~!」
と某ネコ型ロボットっぽく言った。
「美味しそうですね凛さん!」
「おぉ…すごい綺麗に出来てますね!」
「あら、お上手ですね?」
「褒め称えよ」
誉められて嬉しそうな凛さんは照れることなく
何か神々しいポーズをした。
「すごいな…えっと…凛さんでしたかね?」
父さんは感心したようにタッパーを見てから
凛さんの方を見て
「はい、凛です。いやはやお褒めに預かり嬉しいです」
「私も料理はしますが、洋食はあまり得意じゃなくて…今度、教えていただけませんか?」
「私でよければもちろん!」
お、何か仲良くなれそうだ…よかった!
「ちなみにお父様の得意料理は?」
「春樹でいいですよ。…そうですね…」
父さんはすこし考えたあとに口を開き
「オムライスとか得意ですよ?」
「バリバリ洋食じゃないですか!?」
そう言われた父さんは『そう言えばそうですね』と
笑った。
母さんも『あぁ…確かに洋食よね』とボソッと呟き
笑っていた。
「ねぇ秋兎くん」
「どうした舞?」
「あなたのご両親…すこし天然なの?」
「小さいときは気付かなかったが…そうかも知れん!」
「血は争えないわね」
「そ、そうか?」
俺も天然なのだろうか?
冬花はたまにそんな気はするが…
俺は疑問に思いながら料理を食べた。
その後、3時間程誕生会は続き…
両親と"またな"と挨拶を交わし
舞と凛さんを玉男さんに送ってもらい
俺と冬花はゆっくりと片付けを始めた。
楽しかったな…
舞は美味しそうにごちそうとケーキを食べながら
ちゃっかり両親と仲良くなった
凛さんも父さんとお酒を飲みながら仲良くなり
母さんとも適度な距離感を保ってたよ
二人とも人付き合いがうまいな…さすが
飲食店経営…
父さんは最初こそ少し警戒していたが
後半は楽しそうにしてた
母さんも警戒は最後まで溶けなかったけど
何だかんだ楽しんでた…と思うよ
冬花もそんな空気のなか本当に嬉しそうに
何度も何度も笑ってたよな?
俺か?俺ももちろん笑ってたさ…
って訳で、夏樹も誕生日おめでとう。
そう言って俺と冬花は夏樹の仏壇に手を合わせて
今日の報告を終えた。
両親から凛さんと冬花への誤解を何とかとき
無事?誕生会が開かれることになった。
作っておいたご飯を並べ終わると
意外なことに母さんは話し掛けてきた。
「ねぇ…秋兎」
「どうしたんだ母さん?」
「お料理…上手になったわね」
「……母さんと父さんが教えてくれて、玉男さんに鍛えられたからな。」
すこし照れ臭いな…
そして玉男さんをいつタマミさんと呼ぶべきか…
そこも考えなきゃな!
「それじゃ…主役!」
「は、はい!」
俺にいきなり指を指され
ビクッ!とした冬花に…クラッカーを向け
「「「「「「お誕生日おめでとう!」」」」」」
皆が隠し持っていた各々のクラッカーを発射する。
…そして何か両親のやつだけおかしいことに気が付く。
「父さん、母さん、何だそのバズーカみたいなクラッカーは!?」
「…え?これくらい普通だろ…なぁ母さん?」
「そ、そうよね?……どうしたの秋兎?」
本当に不思議そうに両親はこちらをみる。
玉男…タマミさんはそれを見て笑いをこらえている。
「なははは!豪快でいいじゃないですか!」
凛さんは大爆笑である。
ちなみに冬花は固まった
たぶん、普通にびっくりしたんだろう。
「私の3連クラッカーが霞んだわ…」
舞は負けたって感じでうつ向いていた。
「競うな!持ち味をいかせッッッ!」
「なら、このちょっと形がやらしいクラッk「持ち味を◯せ!」」
何か…あれな形の棒状のクラッカーを出そうとしたので
俺は急いで止めた。
「さてさて…俺もご馳走を持ってきたぞ!」
そう言って保温袋からタッパーを取り出し
「ローストビーフぅ~!」
と某ネコ型ロボットっぽく言った。
「美味しそうですね凛さん!」
「おぉ…すごい綺麗に出来てますね!」
「あら、お上手ですね?」
「褒め称えよ」
誉められて嬉しそうな凛さんは照れることなく
何か神々しいポーズをした。
「すごいな…えっと…凛さんでしたかね?」
父さんは感心したようにタッパーを見てから
凛さんの方を見て
「はい、凛です。いやはやお褒めに預かり嬉しいです」
「私も料理はしますが、洋食はあまり得意じゃなくて…今度、教えていただけませんか?」
「私でよければもちろん!」
お、何か仲良くなれそうだ…よかった!
「ちなみにお父様の得意料理は?」
「春樹でいいですよ。…そうですね…」
父さんはすこし考えたあとに口を開き
「オムライスとか得意ですよ?」
「バリバリ洋食じゃないですか!?」
そう言われた父さんは『そう言えばそうですね』と
笑った。
母さんも『あぁ…確かに洋食よね』とボソッと呟き
笑っていた。
「ねぇ秋兎くん」
「どうした舞?」
「あなたのご両親…すこし天然なの?」
「小さいときは気付かなかったが…そうかも知れん!」
「血は争えないわね」
「そ、そうか?」
俺も天然なのだろうか?
冬花はたまにそんな気はするが…
俺は疑問に思いながら料理を食べた。
その後、3時間程誕生会は続き…
両親と"またな"と挨拶を交わし
舞と凛さんを玉男さんに送ってもらい
俺と冬花はゆっくりと片付けを始めた。
楽しかったな…
舞は美味しそうにごちそうとケーキを食べながら
ちゃっかり両親と仲良くなった
凛さんも父さんとお酒を飲みながら仲良くなり
母さんとも適度な距離感を保ってたよ
二人とも人付き合いがうまいな…さすが
飲食店経営…
父さんは最初こそ少し警戒していたが
後半は楽しそうにしてた
母さんも警戒は最後まで溶けなかったけど
何だかんだ楽しんでた…と思うよ
冬花もそんな空気のなか本当に嬉しそうに
何度も何度も笑ってたよな?
俺か?俺ももちろん笑ってたさ…
って訳で、夏樹も誕生日おめでとう。
そう言って俺と冬花は夏樹の仏壇に手を合わせて
今日の報告を終えた。
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