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ヒトのキョウカイ3巻(時給より安い命)
18 (生きて帰るまでが戦争です。)
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『うりあぁ!』
ロウが晴天の大地をベックに乗り、シャベルを振り回してワームに接近する。
足元を重点的に攻撃し動きを止め、背後にまわりトドメを刺す。
そのさばき方はとても今日初めてDLに乗ったとは思えない。
『これ、良い槍、気に入った。』
後ろからジガ機のスピーダーが ロウが潰し損ねたワームをボックスライフルで撃ち込んでいく。
ボックスライフルでワームの足を撃ち抜いてやれば、後はロウが駆除してくれる為、ジガは狙撃に専念できる。
ロウ機はシャベルを槍として使い、ワームに突き刺す…。
その洗練された動きは素人の物では無い。
「槍を使っていた事があるのか?」
戦いながらジガがロウに聞く。
『使てた、竹槍、ロウ、母さんと、違って、歯、強くない、から…。』
『おおシャベル使いか…でも槍と違って、剣としても使えるんだな…。』
ロウ機の隣にいるナオ機がワームの背後から上から下にシャベルを振り下ろし縦に切り裂く。
「ふむ」
ロウが、見様見真似でワームの後ろを斜めに切る。
後ろ部分が切断された事で まだ生きているが動けなくなった…。
「おお!」
感触が気に入ったのか…シャベルを振り回し色々試してみる。
「さてと…シャベルの使い方のは良いんだが…流石にツライな…。」
トヨカズ機との撃墜スコアが500を超えた。
弾が無くなる事は目に見えたのでトヨカズ機の炎龍に積載量ギリギリの弾を詰め込み、ナオ機がそれを護衛する形になった。
前方の足を正確に撃ち抜き、ドラムが渋滞した所をナオ機が切り裂く。
敵が津波のように押し寄せてくる状況で冷静で正確な射撃が出来るトヨカズはやはり凄い。
トヨカズ機が 危険を感じて大回りで迂回するワームを撃つ…。
ワームが側面を向き、弱点である背後を見せる形になっていて、撃墜も容易だ。
とは言っても、それでも かなりの数が素通りしており、ピースクラフト都市に向かっているんだが…。
『ピースクラフト都市にワームが接触…直ちに防衛に向かってください。』
機体のナビが警告する。
とうとう来たか…。
「オレ達はここでワームの数を減らし都市への流通量を減らす…。」
『了解』
合成音声のナビが伝えてくるが…この状態で戻れる訳も無い…。
「死なない自信はあるし、まだ余裕はあるんだけど…数がな…。」
沈没する船の水をバケツですくい海に捨てるような物だ。
本来大隊規模でやる作戦を3分の2小隊(4機)でやろうとしているんだ。
無茶すぎる。
トヨカズ機の残弾が危険域に入り、ナビが補給を進言してくる。
仕方なく、ナオ機に積んでいたマガジンを1マガジンを残してトヨカズ機に渡す。
『すまねぇな』
「いや、弾の有効活用だ。」
ほぼ必中で当たるトヨカズ機に残りの銃弾を渡した方が撃墜数は上がるはずだ…。
2機で1000を突破…トヨカズは焦る気持ちをコントロールしつつワームの足を撃ち抜く。
先頭のワームの足さえ潰して渋滞をさせてしまえば 後はナオが処理してくれる。
ナオ機がオレの機体に接近させないように立ちまわっているので、オレは接近戦の事は捨てて得意分野の狙撃に集中出来る。
最後の一発を撃ち尽くし、完璧に残弾0…狙撃手が弾を撃ち尽くしたらライフルはもう棍棒にしかならない。
トヨカズ機の残弾0…。
「HQへ、ナオ機、トヨカズ機…共に残弾0…補給に戻る。」
ナオの発言を文章化しナビがHQに送る。
『了解…通信エラー、原因特定、恐らくHQが壊滅。』
「だろうな…撤退戦に切り替える。」
HQが壊滅したらゲームオーバーでミッション終了では無い…。
戦闘区域から逃げて、生き延びる事が何より重要だ。
実際の戦場にRetry機能は実装されていないのだから、確実に生還出来るようにしとく必要がある。
ナオ機がハードポイントからシャベルをトヨカズ機に渡し、戦線を離脱する。
それと同時にロウ、ジガチームも撤退…。
ロウを先頭にして進み、それを護衛するようにバック走行で走りながら後ろから追ってくるワームの足を撃ち抜くジガ機。
2人はワームを仕留める事を諦め、足止めに専念している。
4機が全速力で走りワームの群れを引き離す。
オレは視線を右上に向け機体のステータスを確認する。
ナオ機はコクピットがグリーンその他がイエローだ…。
機体の負荷を分散し最小限に抑える事が出来た。
更に余裕が出てきた所で味方機の機体チェックをする。
トヨカズ機とジガ機は狙撃がメインだと言う事もあって足がイエローでその他はグリーン。
ロウは接近戦で大立ち回りをやっていた為、足回りがレッド表示で脚の動きが不自然なって来ている…。
いつ動かなくなっても不自然しい状態だ…。
敵を倒すことだけを考えて機体に気を使って無かったツケが出た感じだ。
とは言ってもこれは、長い間乗り続けて肌感覚で掴むもので初日のロウには無理な要求だ。
ロウ機は武器を捨て、手と足の4足歩行で走っているが…残りの3機よりスピードは遅い。
動きが遅くなっているロウ機にワームがせまり、ナオ機とトヨカズ機は無視して更に速度を上げる。
足を止めてシャベルで戦う訳にも行かず、射撃をしようにも残弾はとっくに0だ。
ジガ機がワームの足を撃ち抜く…。
「これじゃあ間に合わねぇ…ロウ、機体を放棄、バックパックだけ背負ってコッチにこい。」
「分かた。ロウ、脱出、する。」
ロウ機の足が止まり、素早くコクピットブロックがスライドして開く。
ロウはサバイバルキットが収まっているバックパックを背負い、ジガ機が差し出した手に乗っかり、開閉されたコクピットブロックの中に移る…。
4.5mの身長を持つスピーダーの手は、精々足場が限界で人を乗せるにはサイズが足りない。
コクピットを開閉状態にしておけば、前部分に余裕が出来、ギリギリ二人が乗る事が出来る。
もちろん戦闘は厳禁…戦闘機動を取ればシートベルトを付けていないロウがコクピット内でシェイクされる事になる。
ロウが乗り込んだジガ機は足止めからスピードによる突破に切り替え、トヨカズ機、ナオ機の後を追った。
結果…全員生還。
ただし3回やって3度共、ピースクラフト都市は壊滅し放棄…。
まぁ本来なら大隊規模の戦力が必要な事を小隊でやろうとしているんだ…。
当然ながらピースクラフト都市は オレの故郷では無いので帰属意識は無いし、あそこで粘ってピースクラフト都市の為に『名誉の戦死』をしてやるつもりは無い。
2階級特進だの賞恤金は出るだろうが、偉くなった所で死んだら威張れないし、あの世には 天尊銀行の支店が無いから金も下ろせないし、そもそも貨幣経済なのかも謎だ。
だから、やるだけやって全員生還させる事を徹底的に練習した。
後はクオリアとハルミ…それに支援砲撃をしてくれるドラムキングに頼るしかない。
「後2回は出来るか?」
コックピットブロックが大量に設置されているシミュレータールームを抜けて皆がロビーに戻り、ナオが言う。
「アドミからドラムキングのデータが手に入った…次は私とハルミも出る。」
ロビーのソファーに座り待っていたクオリアが言う。
「ははは世界大会で1位を取った私の腕を見るが良い…。」
同じくソファーに座るハルミが立ち上がる。
「トランスヒューマンでの大会だがな…ポストヒューマンの大会では惨敗していたくせに」
ハルミは人間出身だからトランスヒューマンとポストヒューマンのグレーゾーンにいるのか…。
まぁオレも同じか…。
15分の休憩を挟み、再び始める。
DL部隊で3000は削れるはずだが、残りの7000は砲撃支援で削らなければならない…。
いや…弾の補給時間が稼げれば…もう1ラウンドは行けるか?
結果…1回目が敗北…2回目は防衛を成功した。
ドラム部隊の砲撃支援とクオリアが空間ハッキング(実際はチートコード)で弾を生成してくれたおかげで撤退せずにそのまま戦闘が終わる事が出来た…。
弾を生成する時間が掛《か》かりケチケチ使わないと行けないのは相変わらずだが…補給が出来るのはありがたい。
まぁ如何にか、やれるだろう…無茶苦茶な作戦だが、こっちの人材は驚くほど良質だ。
VRから抜けたナオ達『比較的人チーム』は意識を失うようにして爆睡を始めた。
ロウが晴天の大地をベックに乗り、シャベルを振り回してワームに接近する。
足元を重点的に攻撃し動きを止め、背後にまわりトドメを刺す。
そのさばき方はとても今日初めてDLに乗ったとは思えない。
『これ、良い槍、気に入った。』
後ろからジガ機のスピーダーが ロウが潰し損ねたワームをボックスライフルで撃ち込んでいく。
ボックスライフルでワームの足を撃ち抜いてやれば、後はロウが駆除してくれる為、ジガは狙撃に専念できる。
ロウ機はシャベルを槍として使い、ワームに突き刺す…。
その洗練された動きは素人の物では無い。
「槍を使っていた事があるのか?」
戦いながらジガがロウに聞く。
『使てた、竹槍、ロウ、母さんと、違って、歯、強くない、から…。』
『おおシャベル使いか…でも槍と違って、剣としても使えるんだな…。』
ロウ機の隣にいるナオ機がワームの背後から上から下にシャベルを振り下ろし縦に切り裂く。
「ふむ」
ロウが、見様見真似でワームの後ろを斜めに切る。
後ろ部分が切断された事で まだ生きているが動けなくなった…。
「おお!」
感触が気に入ったのか…シャベルを振り回し色々試してみる。
「さてと…シャベルの使い方のは良いんだが…流石にツライな…。」
トヨカズ機との撃墜スコアが500を超えた。
弾が無くなる事は目に見えたのでトヨカズ機の炎龍に積載量ギリギリの弾を詰め込み、ナオ機がそれを護衛する形になった。
前方の足を正確に撃ち抜き、ドラムが渋滞した所をナオ機が切り裂く。
敵が津波のように押し寄せてくる状況で冷静で正確な射撃が出来るトヨカズはやはり凄い。
トヨカズ機が 危険を感じて大回りで迂回するワームを撃つ…。
ワームが側面を向き、弱点である背後を見せる形になっていて、撃墜も容易だ。
とは言っても、それでも かなりの数が素通りしており、ピースクラフト都市に向かっているんだが…。
『ピースクラフト都市にワームが接触…直ちに防衛に向かってください。』
機体のナビが警告する。
とうとう来たか…。
「オレ達はここでワームの数を減らし都市への流通量を減らす…。」
『了解』
合成音声のナビが伝えてくるが…この状態で戻れる訳も無い…。
「死なない自信はあるし、まだ余裕はあるんだけど…数がな…。」
沈没する船の水をバケツですくい海に捨てるような物だ。
本来大隊規模でやる作戦を3分の2小隊(4機)でやろうとしているんだ。
無茶すぎる。
トヨカズ機の残弾が危険域に入り、ナビが補給を進言してくる。
仕方なく、ナオ機に積んでいたマガジンを1マガジンを残してトヨカズ機に渡す。
『すまねぇな』
「いや、弾の有効活用だ。」
ほぼ必中で当たるトヨカズ機に残りの銃弾を渡した方が撃墜数は上がるはずだ…。
2機で1000を突破…トヨカズは焦る気持ちをコントロールしつつワームの足を撃ち抜く。
先頭のワームの足さえ潰して渋滞をさせてしまえば 後はナオが処理してくれる。
ナオ機がオレの機体に接近させないように立ちまわっているので、オレは接近戦の事は捨てて得意分野の狙撃に集中出来る。
最後の一発を撃ち尽くし、完璧に残弾0…狙撃手が弾を撃ち尽くしたらライフルはもう棍棒にしかならない。
トヨカズ機の残弾0…。
「HQへ、ナオ機、トヨカズ機…共に残弾0…補給に戻る。」
ナオの発言を文章化しナビがHQに送る。
『了解…通信エラー、原因特定、恐らくHQが壊滅。』
「だろうな…撤退戦に切り替える。」
HQが壊滅したらゲームオーバーでミッション終了では無い…。
戦闘区域から逃げて、生き延びる事が何より重要だ。
実際の戦場にRetry機能は実装されていないのだから、確実に生還出来るようにしとく必要がある。
ナオ機がハードポイントからシャベルをトヨカズ機に渡し、戦線を離脱する。
それと同時にロウ、ジガチームも撤退…。
ロウを先頭にして進み、それを護衛するようにバック走行で走りながら後ろから追ってくるワームの足を撃ち抜くジガ機。
2人はワームを仕留める事を諦め、足止めに専念している。
4機が全速力で走りワームの群れを引き離す。
オレは視線を右上に向け機体のステータスを確認する。
ナオ機はコクピットがグリーンその他がイエローだ…。
機体の負荷を分散し最小限に抑える事が出来た。
更に余裕が出てきた所で味方機の機体チェックをする。
トヨカズ機とジガ機は狙撃がメインだと言う事もあって足がイエローでその他はグリーン。
ロウは接近戦で大立ち回りをやっていた為、足回りがレッド表示で脚の動きが不自然なって来ている…。
いつ動かなくなっても不自然しい状態だ…。
敵を倒すことだけを考えて機体に気を使って無かったツケが出た感じだ。
とは言ってもこれは、長い間乗り続けて肌感覚で掴むもので初日のロウには無理な要求だ。
ロウ機は武器を捨て、手と足の4足歩行で走っているが…残りの3機よりスピードは遅い。
動きが遅くなっているロウ機にワームがせまり、ナオ機とトヨカズ機は無視して更に速度を上げる。
足を止めてシャベルで戦う訳にも行かず、射撃をしようにも残弾はとっくに0だ。
ジガ機がワームの足を撃ち抜く…。
「これじゃあ間に合わねぇ…ロウ、機体を放棄、バックパックだけ背負ってコッチにこい。」
「分かた。ロウ、脱出、する。」
ロウ機の足が止まり、素早くコクピットブロックがスライドして開く。
ロウはサバイバルキットが収まっているバックパックを背負い、ジガ機が差し出した手に乗っかり、開閉されたコクピットブロックの中に移る…。
4.5mの身長を持つスピーダーの手は、精々足場が限界で人を乗せるにはサイズが足りない。
コクピットを開閉状態にしておけば、前部分に余裕が出来、ギリギリ二人が乗る事が出来る。
もちろん戦闘は厳禁…戦闘機動を取ればシートベルトを付けていないロウがコクピット内でシェイクされる事になる。
ロウが乗り込んだジガ機は足止めからスピードによる突破に切り替え、トヨカズ機、ナオ機の後を追った。
結果…全員生還。
ただし3回やって3度共、ピースクラフト都市は壊滅し放棄…。
まぁ本来なら大隊規模の戦力が必要な事を小隊でやろうとしているんだ…。
当然ながらピースクラフト都市は オレの故郷では無いので帰属意識は無いし、あそこで粘ってピースクラフト都市の為に『名誉の戦死』をしてやるつもりは無い。
2階級特進だの賞恤金は出るだろうが、偉くなった所で死んだら威張れないし、あの世には 天尊銀行の支店が無いから金も下ろせないし、そもそも貨幣経済なのかも謎だ。
だから、やるだけやって全員生還させる事を徹底的に練習した。
後はクオリアとハルミ…それに支援砲撃をしてくれるドラムキングに頼るしかない。
「後2回は出来るか?」
コックピットブロックが大量に設置されているシミュレータールームを抜けて皆がロビーに戻り、ナオが言う。
「アドミからドラムキングのデータが手に入った…次は私とハルミも出る。」
ロビーのソファーに座り待っていたクオリアが言う。
「ははは世界大会で1位を取った私の腕を見るが良い…。」
同じくソファーに座るハルミが立ち上がる。
「トランスヒューマンでの大会だがな…ポストヒューマンの大会では惨敗していたくせに」
ハルミは人間出身だからトランスヒューマンとポストヒューマンのグレーゾーンにいるのか…。
まぁオレも同じか…。
15分の休憩を挟み、再び始める。
DL部隊で3000は削れるはずだが、残りの7000は砲撃支援で削らなければならない…。
いや…弾の補給時間が稼げれば…もう1ラウンドは行けるか?
結果…1回目が敗北…2回目は防衛を成功した。
ドラム部隊の砲撃支援とクオリアが空間ハッキング(実際はチートコード)で弾を生成してくれたおかげで撤退せずにそのまま戦闘が終わる事が出来た…。
弾を生成する時間が掛《か》かりケチケチ使わないと行けないのは相変わらずだが…補給が出来るのはありがたい。
まぁ如何にか、やれるだろう…無茶苦茶な作戦だが、こっちの人材は驚くほど良質だ。
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