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ヒトのキョウカイ4巻(オレいつの間にか子持ちになっていました。)
05 (ネオテニーアジャスト)
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8月5日…火曜日。
朝、登校時間が一緒のトヨカズと出会わない事に違和感を覚えつつ、ナオは学校に向かった。
予鈴がなり、担任のカレンが出欠の確認を行う…いつもの光景だ。
ただ、そこにトヨカズの姿は無かった。
別に律儀に登校しなくても オンラインで授業を受けてれば良いし、実際クラスの半数がオンラインだ。
ただ いつも律儀に学校に来ているトヨカズにしては不自然だった。
『クオリア…トヨカズが来てない見たいなんだが、何か聞いているか?』
別の教室にいるクオリアに通常通信で聞く。
『特に…とは言え、珍しいな…少し調べて見るか…。』
そうクオリアが言い、僅か数秒…。
『どうやら薬局にいる見たいだな…カルテの閲覧…。』
いつもながら、普通にセキュリティを破って侵入する。
『医学は専門外なので詳しい事までは分からないが、見る限り風邪のようだ。
この都市のライブラリに無いウイルスだし、恐らくピースクラフト都市で感染して持ち込んだと予想される。』
『それってマズくないか?感染が広がるだろう…。』
空調が完璧に制御された無菌室に近い都市内で、いくら病気の耐性が強い種族だからと言っても 免疫がつく前の初見のウイルスは それなりに危険だ。
『厳密に言えばトヨカズは まだ風邪になる前の段階だ。
医療用マイクロマシンが風邪の兆候の兆候を見つけた時点で、身体に表面化する前に潰すんだ…。
だから感染もしないし 症状が悪化してからの治療に比べ、治療が簡単でコストも遥《はる》かに安い。』
なるほど…今までの治療は、症状が出てからの対処療法が基本だからな。
マイクロマシンでバイタルを常時監視していれば兆候の兆候の時点で対処出来るのか…。
『なら、特に問題は無いのか?』
『ああ今、薬を調合して貰っている所だな。
そのうち、学校に来るだろう…。』
『それが、そうでも無いんだよな…。』
クオリアが許可し、いきなりチャットに割り込んできたハルミが言う。
ハルミは今、ワームの試料を持ってエクスマキナ都市に戻っているはずなんだが…エレクトロンだと物理的な距離を感じない。
『何かあったのか?』
『そのトヨカズが掛った ウイルス…。
昨日からネットで話題になっている新型のウイルスなんだ。』
ハルミからソース元の記事を転送されナオは見る。
『感染元は ピースクラフト都市か…。
そりゃあーあんだけの物流をやってたら、広がりも早いか…。』
連絡事項を終え カレンが教室から出て行き、生徒が選択科目に合わせて別の教室に行く。
オレは警察の授業を受ける為、そのままだ。
教室で教師が 戦時協定について講義を始めている。
『で…さっきの話だが、被害は如何なってるんだ?』
ナオがハルミに聞く。
この身体に慣れたのか 授業をしっかり聞きつつ、サブタスクで会話が出来る程度には余裕が出来ている。
『それなりに重傷者や死者は出ている見たいだな…。
確認出来るだけで100人程度。
実際の感染者はこの10倍はいるだろうから、パンデミック初期の数としてはそれなりに多いな…。』
『ワクチンは?』
『今の所は無いな…ただ、このウイルス少し不自然しいんだ。』
ハルミが言う…。
『何処が?』
『このウイルスの致死率がやけに高すぎるんだよな…。
ウイルスは宿主に寄生している都合上、宿主を殺してしまえばウイルス自体の生活基盤が崩壊して、ウイルス自体が死んじまう訳だから、生き残るのは感染力が高くて致死率は低いウイルスになるはず…なんだが…。』
『見る限り感染力が高く、致死率も高い…。
まだ統計のデータが少ないからそう見えるのかもしれないが…。』
クオリアが言う。
『なら、このウイルスに掛った感染者は死ぬ訳だから…。
感染者とウイルスは、道連れで 死者数はともかく、すぐに収束するはずだ…。
その後で ウイルスは生き残る為に変異をして、人に危害が無い範囲の無毒なウイルスになって寄生するはずなんだが…。』
ARウィンドウに表示されているハルミは考える素振りをする。
『ハルミは人為的なウイルスを疑っているのか?』
『ああ…こんなウイルス側にメリットの無い個体が出るのは、確率的には…あ~…あり得なくないが珍し過ぎる。
しかも病気の耐性が強い『ネオテニーアジャスト』をここまでピンポイントに殺せるウイルスなんて それこそ病気耐性のセキュリティホールを突破するしたような物だ。』
今の生身の人類の大部分は遺伝子改造がされ最適化された人類で『ネオテニーアジャスト』と言う種族になっている。
病気になりにくいし、病気になったとしても すぐに治るし、少し若いが中高生位の見た目で成長が止まり、人類の長年の夢である老化も止められ、健康リスクも若いままなので 物理的に死なない限り 寿命は永遠に近いとも言われている。
弱点として身長が低く、筋肉量が少ない問題はあるが、それだって身体の重量に対して筋力量が多いので身軽に動けるし、身体が大きくない分、低燃費で食料の節約にもなる。
そして、足りない筋力は機械を使えば良く…それを扱えるだけの優秀な頭も持っている。
その完成された人類はあらゆる病気が風邪レベルで済んでしまうが、もし何かしらの想定外のセキュリティホールがあった場合…人類全体がそのセキュリティホールを持っている事になり、人類全滅の可能性が出てくる。
今回はそれを突かれた感じだ。
『となると、トヨカズと『ネオテニーアジャスト』を比較してセキュリティホールを見つけないと行けないのか?となるとトヨカズは隔離《かくり》か?』
『になるな…この後、都市長も含め相談に行くつもりだ。』
『全く…災難だなトヨカズは…』
『とは言え人類を救うかも知れないからな…我慢して貰うしかないだろう。
保証金も出るだろうしな。』
『じゃあそっちは、専門家に任せるとして、オレはワームに専念するか…。』
ワームを潰さないといけないのに ウイルス騒ぎだなんて…問題を解決している間にやられる可能性が出てくる。
敵も進化して来ているし、こっちも強くならないと、この先 生き残れない。
『何かあったら報告する んじゃあ』
ハルミとの通信が切れる…午後になったらトヨカズに連絡を取ってみるか…。
ナオはそう思いつつ 授業に集中した。
朝、登校時間が一緒のトヨカズと出会わない事に違和感を覚えつつ、ナオは学校に向かった。
予鈴がなり、担任のカレンが出欠の確認を行う…いつもの光景だ。
ただ、そこにトヨカズの姿は無かった。
別に律儀に登校しなくても オンラインで授業を受けてれば良いし、実際クラスの半数がオンラインだ。
ただ いつも律儀に学校に来ているトヨカズにしては不自然だった。
『クオリア…トヨカズが来てない見たいなんだが、何か聞いているか?』
別の教室にいるクオリアに通常通信で聞く。
『特に…とは言え、珍しいな…少し調べて見るか…。』
そうクオリアが言い、僅か数秒…。
『どうやら薬局にいる見たいだな…カルテの閲覧…。』
いつもながら、普通にセキュリティを破って侵入する。
『医学は専門外なので詳しい事までは分からないが、見る限り風邪のようだ。
この都市のライブラリに無いウイルスだし、恐らくピースクラフト都市で感染して持ち込んだと予想される。』
『それってマズくないか?感染が広がるだろう…。』
空調が完璧に制御された無菌室に近い都市内で、いくら病気の耐性が強い種族だからと言っても 免疫がつく前の初見のウイルスは それなりに危険だ。
『厳密に言えばトヨカズは まだ風邪になる前の段階だ。
医療用マイクロマシンが風邪の兆候の兆候を見つけた時点で、身体に表面化する前に潰すんだ…。
だから感染もしないし 症状が悪化してからの治療に比べ、治療が簡単でコストも遥《はる》かに安い。』
なるほど…今までの治療は、症状が出てからの対処療法が基本だからな。
マイクロマシンでバイタルを常時監視していれば兆候の兆候の時点で対処出来るのか…。
『なら、特に問題は無いのか?』
『ああ今、薬を調合して貰っている所だな。
そのうち、学校に来るだろう…。』
『それが、そうでも無いんだよな…。』
クオリアが許可し、いきなりチャットに割り込んできたハルミが言う。
ハルミは今、ワームの試料を持ってエクスマキナ都市に戻っているはずなんだが…エレクトロンだと物理的な距離を感じない。
『何かあったのか?』
『そのトヨカズが掛った ウイルス…。
昨日からネットで話題になっている新型のウイルスなんだ。』
ハルミからソース元の記事を転送されナオは見る。
『感染元は ピースクラフト都市か…。
そりゃあーあんだけの物流をやってたら、広がりも早いか…。』
連絡事項を終え カレンが教室から出て行き、生徒が選択科目に合わせて別の教室に行く。
オレは警察の授業を受ける為、そのままだ。
教室で教師が 戦時協定について講義を始めている。
『で…さっきの話だが、被害は如何なってるんだ?』
ナオがハルミに聞く。
この身体に慣れたのか 授業をしっかり聞きつつ、サブタスクで会話が出来る程度には余裕が出来ている。
『それなりに重傷者や死者は出ている見たいだな…。
確認出来るだけで100人程度。
実際の感染者はこの10倍はいるだろうから、パンデミック初期の数としてはそれなりに多いな…。』
『ワクチンは?』
『今の所は無いな…ただ、このウイルス少し不自然しいんだ。』
ハルミが言う…。
『何処が?』
『このウイルスの致死率がやけに高すぎるんだよな…。
ウイルスは宿主に寄生している都合上、宿主を殺してしまえばウイルス自体の生活基盤が崩壊して、ウイルス自体が死んじまう訳だから、生き残るのは感染力が高くて致死率は低いウイルスになるはず…なんだが…。』
『見る限り感染力が高く、致死率も高い…。
まだ統計のデータが少ないからそう見えるのかもしれないが…。』
クオリアが言う。
『なら、このウイルスに掛った感染者は死ぬ訳だから…。
感染者とウイルスは、道連れで 死者数はともかく、すぐに収束するはずだ…。
その後で ウイルスは生き残る為に変異をして、人に危害が無い範囲の無毒なウイルスになって寄生するはずなんだが…。』
ARウィンドウに表示されているハルミは考える素振りをする。
『ハルミは人為的なウイルスを疑っているのか?』
『ああ…こんなウイルス側にメリットの無い個体が出るのは、確率的には…あ~…あり得なくないが珍し過ぎる。
しかも病気の耐性が強い『ネオテニーアジャスト』をここまでピンポイントに殺せるウイルスなんて それこそ病気耐性のセキュリティホールを突破するしたような物だ。』
今の生身の人類の大部分は遺伝子改造がされ最適化された人類で『ネオテニーアジャスト』と言う種族になっている。
病気になりにくいし、病気になったとしても すぐに治るし、少し若いが中高生位の見た目で成長が止まり、人類の長年の夢である老化も止められ、健康リスクも若いままなので 物理的に死なない限り 寿命は永遠に近いとも言われている。
弱点として身長が低く、筋肉量が少ない問題はあるが、それだって身体の重量に対して筋力量が多いので身軽に動けるし、身体が大きくない分、低燃費で食料の節約にもなる。
そして、足りない筋力は機械を使えば良く…それを扱えるだけの優秀な頭も持っている。
その完成された人類はあらゆる病気が風邪レベルで済んでしまうが、もし何かしらの想定外のセキュリティホールがあった場合…人類全体がそのセキュリティホールを持っている事になり、人類全滅の可能性が出てくる。
今回はそれを突かれた感じだ。
『となると、トヨカズと『ネオテニーアジャスト』を比較してセキュリティホールを見つけないと行けないのか?となるとトヨカズは隔離《かくり》か?』
『になるな…この後、都市長も含め相談に行くつもりだ。』
『全く…災難だなトヨカズは…』
『とは言え人類を救うかも知れないからな…我慢して貰うしかないだろう。
保証金も出るだろうしな。』
『じゃあそっちは、専門家に任せるとして、オレはワームに専念するか…。』
ワームを潰さないといけないのに ウイルス騒ぎだなんて…問題を解決している間にやられる可能性が出てくる。
敵も進化して来ているし、こっちも強くならないと、この先 生き残れない。
『何かあったら報告する んじゃあ』
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ナオはそう思いつつ 授業に集中した。
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