⊕ヒトのキョウカイ⊕【未来転生したオレは、星を軽くぶっ壊すチート機械少女と共にこの幻実(せかい)で生きて行く…。】

Nao

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ヒトのキョウカイ7巻(シャロンの扉)

04 (戦え無かったレナ)

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 ナオとレナが警察署の地下にあるシューティングレンジのドアを開ける…。
「おっ…ナオ…来たか…。
 練習か?それとも整備か?」
「いや…この銃弾の品質を見て欲しいんだ。」
 オレは シューティングレンジのマスターのマトイにマガジンを渡す。
「ちなみに何処どこさんの銃弾や?」
 マトイは弾を抜き出し、言う…。
「ピースクラフト…。」
「ああ…あそこか…確かデータがあったわ…。
 あっこれや…。
 弾のサイズ自体は正確なんやけど 火薬と薬莢やっきょうに問題か…ちょっと待っとれ…。」
 マトイが銃型の簡易スキャナーを持って来て弾を調べる…。
「ほうほう…やっぱり火薬の質は変わってへんか…あそこはリボルバーが主体やからな…。
 ある程度の質は無視出来るって事やな…。」
「それで…ウージーで使えるレベルか?」
「ああ…普通に使えるんよ…。
 薬莢やっきょうは 軽量のカーボン製じゃない昔ながらの真鍮しんちゅうやから弾自体が重くなるし 精度や威力は落ちるやろうけど…シビアな銃じゃなければ普通に撃てるなぁ」
「なら問題無いか…マガジンの残弾300発を撃ったら、整備するから作業台 開けといて…。」
「あー分かった…。
 書類に記入したら そこに置いて行きぃ…。」
「分かった…。」
 オレは、慣れた手つきでタブレットを操作し、必要事項を記入して 机に置きシューティングレンジに向かった。

「それでレナは?銃は使ったか?」
「いいえ…そもそも オペレーションルームにいる私が 銃を使う状況って、艦が制圧された時 位だしね…。
 今日は 速射の練習をやりたいな…。」
 ナオが 50mのシューティングレンジに入り、ホルスターからウージーを抜き、3発を人型ターゲットの目の位置に当てる…。
 そこは パイロットスーツのヘルメットのバイザー部分になり、他の部分と違い確実に敵を殺せる部分だ。
 義体のナオのレベルには行けないとはいえ、自分の身は自分で守りたい…。
「はいよ…とりあえず 300発やって見なぁ。」
 マトイはレナにマガジンを渡す…。
「どーも」
 レナはマガジンを受け取り25mのシューティングレンジに向かった。

 300発を撃ち終わり、銃の感触は良好…火器管制ユニットとの相性も結構良い…。
 演算もスムーズになり、50m先のバイザーにも確実に当たるようになって来た。
 オレは 奥の作業台に向かい ウージーマシンピストルを分解する…。
 作業台には マトイが道具を一通りそろえてくれた見たいで 各パーツをブラシで掃除し、クリーニングロットを使ってバレルの筒の中を掃除して、稼働パーツにグリスを挿す…それだけだ。
 例え それだけでも、他人に任せてはダメ…。
 自分の命を守るんだから自分で整備しないと行けない。
 銃のすべてのパーツがちゃんと動いてくれると確信を持った所で組み立て、整備を終了。
 分解、組み立てが簡単と言う事もあり、15分程で整備が終わる…。
「終わったか?」
 受け付けから見ていたマトイが言う。
「ああ…助かった…。」
 オレは腰を上げ ウージーマシンピストルをホルスターに入れる。
「あーナオ…レナの事ちゃんと見ててぇもらえるか?」
「?どう言う事?」
「レナは学校に公務に射撃の訓練って ハードスケジュールを組んでるから心配でなぁ…。」
「あー頑張り過ぎって事か…。」
「そ、帰って来てからやなぁ…。
 今までは 多少抜けた感じがあったんやけど、今は余裕が無くなっているみたいでぇ…。」
 確かに この前も朝帰りで午後からの授業と言う事もあり、それまで寝ていたっけな…。
 立場上 負担がかかる役職の為 少し心配していたが、マトイが疲労の兆候ちょうこうを見つけた訳か…。
 戦闘はしばらく無いだろうから、命には関わらないとは思うが 気を付けて置いた方が良いだろう…。
「分かった…気を付けておく…。」

「あっもう時間…。」
 ARのアラームがなったのだろう…レナは射撃と途中で中断し、マガジンを抜きスライドを引いて 強制排莢させ、中の残弾を無くす…。
 セーフティを入れ、多少急いでマトイの所まで向かう…。
「ゴメン、もう時間…」
「あいよ…この後はどこに行くんや?」
「ソイペーストプラントへの視察しさつだけど…。」
「そか…」
 マトイがオレの方向を向く…。
 ついて行けと言う事か?
「オレもついて行って良いか?」
「え?構わないけど…本当につまらないわよ…。
 基本問題無しを確認するだけだし…。」
「ソイフードに興味があってね…。」
 オレは『これで良いのだろう』とマトイを見る。
 マトイはグーとサムズアップした…。
「それじゃあ…2人できぃけぇて行ってきぃな…。
 レナ…身体にきぃけぇてな…。
 アンタに倒られたら、皆が困るぅ」
「分かってるわよ…それじゃあ
 ナオ、行くよ」
 グロック18Cをホルスターに入れながらレナが言う。
「あいよ…。」
 オレとレナがドアを開け階段を上って行く…。

「レナ…思い詰めるや無いぞ…。」
 現場で戦っている方が性に合ってるレナには 今の状況はキツイだろう…。
 特にネスト攻略戦では、皆が撃墜や負傷してると言うのに 戦えずオペレーターをやっていた事が、少なからず レナのストレスになっている…。
「まぁレナは倒れるまでやらんと、分からんのかな…。」
 そうマトイがつぶやいた。
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