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ヒトのキョウカイ7巻(シャロンの扉)
16 (生きる権利、死ぬ権利)
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ゲートを通り抜け、まずナオ達が見たものは 一面の緑だった…。
太陽の活動低下に伴う氷河期で寒くなり、樹が育たない中 人工の木では無く天然の木はとても珍しい…。
ただ無尽蔵に生えているのではなく、ちゃんと等間隔で植えられていて、道路もアスファルトでは無く 固められた土になっている。
建物もスペースの無駄が多い木造3階建てで、周りには花壇…そこには この時代特有の未来っぽさが無く、完全に田舎という光景で 文明の要素が感じられない…。
通行人の身体のどっかには 人工皮膚が付いていない装甲が剥き出しの義体が付いており、義足を付けていないで車椅子に乗っている人もいる…。
義体に人工皮膚を付けるのは 本人が人であるアイデンティティを守るのと、周りからの印象を緩和する為だ…。
まぁ皮膚を付けない方が安いと言う事もあるんだが…。
「なるほど…確かに障害者に優しい見たいだな…。」
オレ達が土の道を歩き、スーサイド都市の中心にある政府機関に進んでいく…。
歩いていると 後ろからバイクのエンジン音がして、オレ達はそれぞれ脇道にそれる…。
通り抜けたのは、カブに似たバイクでリアカーをけん引している…恐らく運転手の子供だろう…後ろのリアカーには 女の子と男の子の2人が乗っている。
「なあクオリア…この都市は 技術者を失って文明崩壊した都市なのか?」
オレが隣にいるクオリアに聞いてみる…。
「いや…地上は自然公園になっているが、地下はそれなりに進んだ都市になってる…。」
「何でそんな面倒な事をやってるんだ?スペースの無駄だろう…。」
都市内は限られたスペースしか無いんだ…。
何も生産しない鑑賞用の植物に大量のスペースを割き、縦スペースを無駄にする超高級品の3階建ての耐久性の低い木造住宅…どう考えても不合理だ。
「それは、人に安らぎを与える為です…。」
後ろからリアカー付きのバイクの速度を落とし オレ達の隣に合わせる少し小太りの中年が言う。
その聞きなれた中国語に反応してナオは中年に振り向く…中国人か…オレは一瞬だけ眉が歪みすぐに平静を取り戻す…。
「スーです…よろしく」
ノーヘルの中年が握手をしようと手を差し出す。
「ああ…よろしく…。
と言う事は、アンタは都市長か?」
オレは挨拶は するが握手をせずスーに聞く。
「ええ…この都市の責任者です。
ゲートから他国の要人が来ていると連絡がありまして、暇でしたので見に来ました。」
「暇でしたので…か…。」
スーの服装は作業服ぽい服装で とても要人の出迎えとは思えない。
それこそ田舎で農業をしている おっさんと言われた方がしっくりくる…。
「とりあえず乗って貰えます?
流石に5kmを歩くのはつらいでしょう…。」
スーは見下している訳でも無く普通に言った。
1都市の要人と その警護がバイクに引かれたリアカーに乗り、運ばれている。
普通ならこの扱い方は外交問題になる程なのだが、スーは一切の悪気は無いようだ…。
この都市の慣習か?
まぁ今回は観光がメインで公式の会談と言う事でも無いので、要人本人が文句を言わなきゃ良いんだが…。
サスペンションを利かせながら走るリアカーに乗るオレは横で座るレナを見る…。
レナは土で汚れたリアカーに座り、外の様子を見ており、普段と変わらない…いや…懐かしいのか?
人の表情を読むのが苦手なオレは 不自然にならない程度にレナの顔を見て表情を読む…。
オレがそうしていると 勝手にアプリがネットからダウンロードされ、インストールされ実行される。
ネット上の膨大な数の顔の画像データからヒトの表情パターンの統計を出し、それを学習したアプリで、相手の顔色を見てその表情パターンにタグ付けしてくれる『顔色アプリ』だ。
ヒューマノイドや多分クオリア達も使っている人との対話用の基本になるアプリになる…。
レナの顔の下に表示されたテロップの結論は予想通り『懐かしい』だった…。
顔のパターンを読み違えて『空気読めない』オレにとって表情が分かるこのアプリは かなり重要だ。
多分、オレのキューブにいるサポートAIが勝手にダウンロードしたのだろう…良いサポートだ。
「なあ…何でレナは懐かしそうな顔をしているんだ?」
顔色アプリの結果から話を繋げて見る。
「私がいたインダストリーワンも緑だらけ だったからね…。
まぁ大半は農場だったんだけど…。」
レナは、遠くの景色を見ている…。
「戻りたいと思うか?」
「今なら金があるから、上流階級には慣れるんでしょうけど…。
上は上でギスギスしている権力社会だからね…。
生活が保障されている学園都市の方がギスギスして無くて私は好き。
でも都市のデザインとしては こう自然があった方が私は好きかな…。」
「人が安心するデザインは、こう言った自然が多い田舎のような光景なのです。
無機質な他の都市とは違い、自然の温かみを感じる…。
それが人の精神衛生上、最も良いと私達は考えています。」
ノーヘルでバイクを運転しているスーが言う。
「なら、何故自殺ビジネスを?」
「他の都市は『生きる権利』を保証していますけど『死ぬ権利』は保証していません。
本来は 時間制限があるから人生が楽しくなると言うのに、今では物理的に死なない限り死にません。
人は昔から永遠の命を望んでいる事は知っていますが それは永遠を生きる価値があると思っているからだです。
価値の無い人生で永遠を生きようと言うのは生き地獄で 誰も不老不死も望みません…。
だから、私達が終わりを請け負っているのです。」
「でも、国や会社の都合で生活が立ち行かなくなって自殺する奴はいるはずだ…。
そいつらはどうする?」
全員が全員、自殺したいと思っている訳じゃない…。
むしろ自殺の一番の理由は経済的問題を抱えての自殺だ。
「本人次第ですね…。
死なせる事もあれば、環境にあった都市を紹介して人生をやり直しさせる事もあります。
今はエクスプロイトウイルスでの経済が原因で生活が出来なくなった人が山のように来ています。
引き取ってくれる都市を探してますが、何処も経済がボロボロで余裕はありませんし、しかも大半が低所得者の特殊技能無しです…。
単純労働しか提供出来ない人には 行き場所がありません…。」
スーが思いの外はっきりと言う。
「レナ…砦学園都市は どうなんだ?」
オレが次期都市長のレナに聞いてみる。
「確かに人口には まだ余裕があるけど…住民の推選と特殊技能持ちが必須ね…。
それに移民の私が言うのもアレだけど 一時の感情で大量の移民を引き取っても 問題事が多くなって都市がボロボロになるだけだし、最優先は砦学園都市の文化や考え方を守る事…国を潰されているナオなら分かるでしょう…。」
感情では 移民を引き取りたいと思っている…。
でも、移民を入れてしまえば多かれ少なかれ文化を侵食される。
大量に入れてしまえば、別の都市になってしまう事もあるだろう…日本がそうだったように…。
「ああ…痛い程にな…。」
「という訳で、私達は 砦学園都市を発展させる優秀な人材がいたら引き取りたいと思っています…。」
「ああ…そう言う事か…。」
移民を拒否するのでは無く、優秀な人材を安全を確かめた上で引き取るのか…。
「と、他の都市もあなた方と同じ事を言うので、技能無しの人が余る訳です…。」
「……。」
レナの顔が引きつる…。
「他の都市からも、安く優秀な人材をスカウトしたいと要人が集まって来ています。
明日のオークションで決まりますね…。」
「オークションね…。」
アントニーが ここに行くように言ったのは『優秀な人材を安く落札しろ』って事か…。
自殺目前とは言え、人身売買ね~。
落札されなかった奴は絶望して死んでいくんだろうな…。
オレはそう思った。
太陽の活動低下に伴う氷河期で寒くなり、樹が育たない中 人工の木では無く天然の木はとても珍しい…。
ただ無尽蔵に生えているのではなく、ちゃんと等間隔で植えられていて、道路もアスファルトでは無く 固められた土になっている。
建物もスペースの無駄が多い木造3階建てで、周りには花壇…そこには この時代特有の未来っぽさが無く、完全に田舎という光景で 文明の要素が感じられない…。
通行人の身体のどっかには 人工皮膚が付いていない装甲が剥き出しの義体が付いており、義足を付けていないで車椅子に乗っている人もいる…。
義体に人工皮膚を付けるのは 本人が人であるアイデンティティを守るのと、周りからの印象を緩和する為だ…。
まぁ皮膚を付けない方が安いと言う事もあるんだが…。
「なるほど…確かに障害者に優しい見たいだな…。」
オレ達が土の道を歩き、スーサイド都市の中心にある政府機関に進んでいく…。
歩いていると 後ろからバイクのエンジン音がして、オレ達はそれぞれ脇道にそれる…。
通り抜けたのは、カブに似たバイクでリアカーをけん引している…恐らく運転手の子供だろう…後ろのリアカーには 女の子と男の子の2人が乗っている。
「なあクオリア…この都市は 技術者を失って文明崩壊した都市なのか?」
オレが隣にいるクオリアに聞いてみる…。
「いや…地上は自然公園になっているが、地下はそれなりに進んだ都市になってる…。」
「何でそんな面倒な事をやってるんだ?スペースの無駄だろう…。」
都市内は限られたスペースしか無いんだ…。
何も生産しない鑑賞用の植物に大量のスペースを割き、縦スペースを無駄にする超高級品の3階建ての耐久性の低い木造住宅…どう考えても不合理だ。
「それは、人に安らぎを与える為です…。」
後ろからリアカー付きのバイクの速度を落とし オレ達の隣に合わせる少し小太りの中年が言う。
その聞きなれた中国語に反応してナオは中年に振り向く…中国人か…オレは一瞬だけ眉が歪みすぐに平静を取り戻す…。
「スーです…よろしく」
ノーヘルの中年が握手をしようと手を差し出す。
「ああ…よろしく…。
と言う事は、アンタは都市長か?」
オレは挨拶は するが握手をせずスーに聞く。
「ええ…この都市の責任者です。
ゲートから他国の要人が来ていると連絡がありまして、暇でしたので見に来ました。」
「暇でしたので…か…。」
スーの服装は作業服ぽい服装で とても要人の出迎えとは思えない。
それこそ田舎で農業をしている おっさんと言われた方がしっくりくる…。
「とりあえず乗って貰えます?
流石に5kmを歩くのはつらいでしょう…。」
スーは見下している訳でも無く普通に言った。
1都市の要人と その警護がバイクに引かれたリアカーに乗り、運ばれている。
普通ならこの扱い方は外交問題になる程なのだが、スーは一切の悪気は無いようだ…。
この都市の慣習か?
まぁ今回は観光がメインで公式の会談と言う事でも無いので、要人本人が文句を言わなきゃ良いんだが…。
サスペンションを利かせながら走るリアカーに乗るオレは横で座るレナを見る…。
レナは土で汚れたリアカーに座り、外の様子を見ており、普段と変わらない…いや…懐かしいのか?
人の表情を読むのが苦手なオレは 不自然にならない程度にレナの顔を見て表情を読む…。
オレがそうしていると 勝手にアプリがネットからダウンロードされ、インストールされ実行される。
ネット上の膨大な数の顔の画像データからヒトの表情パターンの統計を出し、それを学習したアプリで、相手の顔色を見てその表情パターンにタグ付けしてくれる『顔色アプリ』だ。
ヒューマノイドや多分クオリア達も使っている人との対話用の基本になるアプリになる…。
レナの顔の下に表示されたテロップの結論は予想通り『懐かしい』だった…。
顔のパターンを読み違えて『空気読めない』オレにとって表情が分かるこのアプリは かなり重要だ。
多分、オレのキューブにいるサポートAIが勝手にダウンロードしたのだろう…良いサポートだ。
「なあ…何でレナは懐かしそうな顔をしているんだ?」
顔色アプリの結果から話を繋げて見る。
「私がいたインダストリーワンも緑だらけ だったからね…。
まぁ大半は農場だったんだけど…。」
レナは、遠くの景色を見ている…。
「戻りたいと思うか?」
「今なら金があるから、上流階級には慣れるんでしょうけど…。
上は上でギスギスしている権力社会だからね…。
生活が保障されている学園都市の方がギスギスして無くて私は好き。
でも都市のデザインとしては こう自然があった方が私は好きかな…。」
「人が安心するデザインは、こう言った自然が多い田舎のような光景なのです。
無機質な他の都市とは違い、自然の温かみを感じる…。
それが人の精神衛生上、最も良いと私達は考えています。」
ノーヘルでバイクを運転しているスーが言う。
「なら、何故自殺ビジネスを?」
「他の都市は『生きる権利』を保証していますけど『死ぬ権利』は保証していません。
本来は 時間制限があるから人生が楽しくなると言うのに、今では物理的に死なない限り死にません。
人は昔から永遠の命を望んでいる事は知っていますが それは永遠を生きる価値があると思っているからだです。
価値の無い人生で永遠を生きようと言うのは生き地獄で 誰も不老不死も望みません…。
だから、私達が終わりを請け負っているのです。」
「でも、国や会社の都合で生活が立ち行かなくなって自殺する奴はいるはずだ…。
そいつらはどうする?」
全員が全員、自殺したいと思っている訳じゃない…。
むしろ自殺の一番の理由は経済的問題を抱えての自殺だ。
「本人次第ですね…。
死なせる事もあれば、環境にあった都市を紹介して人生をやり直しさせる事もあります。
今はエクスプロイトウイルスでの経済が原因で生活が出来なくなった人が山のように来ています。
引き取ってくれる都市を探してますが、何処も経済がボロボロで余裕はありませんし、しかも大半が低所得者の特殊技能無しです…。
単純労働しか提供出来ない人には 行き場所がありません…。」
スーが思いの外はっきりと言う。
「レナ…砦学園都市は どうなんだ?」
オレが次期都市長のレナに聞いてみる。
「確かに人口には まだ余裕があるけど…住民の推選と特殊技能持ちが必須ね…。
それに移民の私が言うのもアレだけど 一時の感情で大量の移民を引き取っても 問題事が多くなって都市がボロボロになるだけだし、最優先は砦学園都市の文化や考え方を守る事…国を潰されているナオなら分かるでしょう…。」
感情では 移民を引き取りたいと思っている…。
でも、移民を入れてしまえば多かれ少なかれ文化を侵食される。
大量に入れてしまえば、別の都市になってしまう事もあるだろう…日本がそうだったように…。
「ああ…痛い程にな…。」
「という訳で、私達は 砦学園都市を発展させる優秀な人材がいたら引き取りたいと思っています…。」
「ああ…そう言う事か…。」
移民を拒否するのでは無く、優秀な人材を安全を確かめた上で引き取るのか…。
「と、他の都市もあなた方と同じ事を言うので、技能無しの人が余る訳です…。」
「……。」
レナの顔が引きつる…。
「他の都市からも、安く優秀な人材をスカウトしたいと要人が集まって来ています。
明日のオークションで決まりますね…。」
「オークションね…。」
アントニーが ここに行くように言ったのは『優秀な人材を安く落札しろ』って事か…。
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