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ヒトのキョウカイ7巻(シャロンの扉)
21 (気を抜けば殺される)
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その日の夕方…。
レンタルした電気自動車《エレカ》に乗り、ビジネスエリアの隣の娯楽エリアにある多目的ホールに向かう。
運転は クオリアが…その横がオレで、後ろがジガ、カナリアさん、レナの順で座っている。
ハンドルは右の左側通行と…ここは変わって無いのか…。
エレカは レトロで黒いオープンカーなのだが デザインだけで中身は普通のエレカだ…。
多目的ホール前の路肩にクオリアがエレカを止め、ナオが現場の状況を確認…。
大型の多目的ホールの前には 老若男女問わず 多くの人が集まっていてネットニュース用のドローンカメラも来ている。
カメラをズームして、ドローンを拡大して見るが下部に銃は付いていない…。
千鳥さんでは無いか…。
『なあ…あのドローンセムテックスで出来てないよな…。』
オレが内緒話通信でクオリアに話しかける。
『外から観測出来る情報では民生品と同じ…。
でも、もしあの中にセムテックスが入っていた場合、直径6メートル位に被害が出るな…。』
『なら、もしドローンが急接近して来たら撃ち落とす…良いな…。』
『ああ…名目としても十分だ。』
オレとジガが始めに降り、続いてレナとカナリアさん、最後にクオリアが降りる…。
エレカは オートで動き出し、近くの車庫に戻って行く…。
先頭のオレは ウージーマシンピストルを抜いて、セーフティは掛けつつも、いつでも撃てるように下で構え、ジガが入り口に群がる観客をこじ開け、入場ルートを確保…。
続いてコンサート用のドレスを着たカナリアさんがレナに手を握られて補助される形で後ろから付いてくる…。
ソナーを使って周りの状況を把握しているカナリアさんは この大歓声でソナーがジャミングされていて まともに周囲の状況を確認出来ない。
しかもカナリアさんの服は防弾性が高いパイロットスーツでは無く、露出面積が高いドレスだ。
今狙われたら カナリアさんは一切対処が出来ずに殺されてしまうだろう…。
だからオレは 少しの異変も見過ごすかと 全神経を集中して観客に紛れている…かもしれない敵を探す…。
周りが大騒ぎし始めたからだろうか?
多目的ホールの入り口から警備員達が出て来て、前から観客の穴がどんどん広がって行く…。
どうやら、カナリアさんが来ている事を知って駆けつけて来てくれた見たいだ。
「手伝います。」
「感謝します。」
警備員の一人がオートマチックのハンドガンを抜き…下に構えながら道を広げる。
リボルバーでは無く…オート?ここでは珍しい…。
後ろに続く警備員は全員、9mmのリボルバーを使っている…こっちはリボルバー…。
「失礼…銃は仕舞って貰えますか?
こちらが、あなた方を警戒しないと行けないので…。」
護衛対象に一番近づけて銃を持っても不自然では無い警備員が最も危険だ…。
後ろの警備員はリボルバーをホルスターに入れ、観衆の相手を始める…ナオの目の前の警備員を除いて…。
警備員が斜め下に構えていたハンドガンが動く…。
銃が向けれらたのはオレの頭…オレは咄嗟に避けようとするが、その後ろにはカナリアさんの胸部…。
避けられないっ!!
オレは 脊髄反射なんて出来ないが、それ以上の速度で 右手のウージーマシンピストルでは無く、信頼を置ける左ホルスターのリボルバーを咄嗟に抜く…。
警備員の指に力が掛かり、トリガーが引かれる…発砲…。
発砲した銃弾はなんとか間に合わせたオレの空間ハッキングで運動エネルギーを大幅に失わせ額に当たる…。
オレは頭蓋骨の装甲で受け止められると読んでいたが、思いの外上手く行ったらしく、それなりに痛いが皮膚も貫通していなくダメージは ほぼ無い…。
「え?」
想像していたイメージと違ったのだろう…警備員が一瞬硬直…。
その僅《わず》かな間にリボルバーのトリガーを引き、連続で3発発砲…。
非殺傷弾のゴム弾が全弾、胸に命中し…男はよろめく…。
プロボクサーのパンチを3発も食らってこの程度か…となると…。
即座にリボルバーの残りの殺傷弾3発を警備員の膝に向けて発砲…抜けた!
45口径弾が警備員服の下に着ていたパイロットスーツを貫き…膝に命中し、警備員がバランスを崩してこちら側に倒れて来る…。
オレはそれを回避して、背中にまわり、警備員に体重を乗せて倒し…拘束…!
「ジガ…ここはいい!周りを警戒…次が来るぞ…クオリア!…2人を抱えて飛べるか?」
『問題無い』
クオリアは、カナリアさんとレナの2人を脇で抱え、M字の機械翼を展開して飛ぶ…。
ゆっくりと周りを旋回しつつ、観客やカメラを引き付けつつ演出であると装う…。
カナリアさんは この状況を把握していながら観客に軽く手を振り、周りの声援に答えている。
双方の発砲音は この騒ぎでかき消され、問題なのは直接見ていた最前列 位で 後はカナリアさんのファンサービスに夢中だ。
『クオリア…オレ達はコイツを抱えて先に中に入る。
ファンサービスをして それまでの時間を稼いでくれ。』
『了解した。』
「ジガ交代だ…警戒はオレがする。」
「はいよ」
ジガが男を抱え走る…。
「そこの警備員…アンタ達は警察に連絡して事態の収拾!
後は銃を抜くなよ…射殺しちまっても責任は取れないからな…。」
警備員達に警戒しウージーマシンピストルを向けているオレが指を差しして言いならが入り口を通過して行った…。
レンタルした電気自動車《エレカ》に乗り、ビジネスエリアの隣の娯楽エリアにある多目的ホールに向かう。
運転は クオリアが…その横がオレで、後ろがジガ、カナリアさん、レナの順で座っている。
ハンドルは右の左側通行と…ここは変わって無いのか…。
エレカは レトロで黒いオープンカーなのだが デザインだけで中身は普通のエレカだ…。
多目的ホール前の路肩にクオリアがエレカを止め、ナオが現場の状況を確認…。
大型の多目的ホールの前には 老若男女問わず 多くの人が集まっていてネットニュース用のドローンカメラも来ている。
カメラをズームして、ドローンを拡大して見るが下部に銃は付いていない…。
千鳥さんでは無いか…。
『なあ…あのドローンセムテックスで出来てないよな…。』
オレが内緒話通信でクオリアに話しかける。
『外から観測出来る情報では民生品と同じ…。
でも、もしあの中にセムテックスが入っていた場合、直径6メートル位に被害が出るな…。』
『なら、もしドローンが急接近して来たら撃ち落とす…良いな…。』
『ああ…名目としても十分だ。』
オレとジガが始めに降り、続いてレナとカナリアさん、最後にクオリアが降りる…。
エレカは オートで動き出し、近くの車庫に戻って行く…。
先頭のオレは ウージーマシンピストルを抜いて、セーフティは掛けつつも、いつでも撃てるように下で構え、ジガが入り口に群がる観客をこじ開け、入場ルートを確保…。
続いてコンサート用のドレスを着たカナリアさんがレナに手を握られて補助される形で後ろから付いてくる…。
ソナーを使って周りの状況を把握しているカナリアさんは この大歓声でソナーがジャミングされていて まともに周囲の状況を確認出来ない。
しかもカナリアさんの服は防弾性が高いパイロットスーツでは無く、露出面積が高いドレスだ。
今狙われたら カナリアさんは一切対処が出来ずに殺されてしまうだろう…。
だからオレは 少しの異変も見過ごすかと 全神経を集中して観客に紛れている…かもしれない敵を探す…。
周りが大騒ぎし始めたからだろうか?
多目的ホールの入り口から警備員達が出て来て、前から観客の穴がどんどん広がって行く…。
どうやら、カナリアさんが来ている事を知って駆けつけて来てくれた見たいだ。
「手伝います。」
「感謝します。」
警備員の一人がオートマチックのハンドガンを抜き…下に構えながら道を広げる。
リボルバーでは無く…オート?ここでは珍しい…。
後ろに続く警備員は全員、9mmのリボルバーを使っている…こっちはリボルバー…。
「失礼…銃は仕舞って貰えますか?
こちらが、あなた方を警戒しないと行けないので…。」
護衛対象に一番近づけて銃を持っても不自然では無い警備員が最も危険だ…。
後ろの警備員はリボルバーをホルスターに入れ、観衆の相手を始める…ナオの目の前の警備員を除いて…。
警備員が斜め下に構えていたハンドガンが動く…。
銃が向けれらたのはオレの頭…オレは咄嗟に避けようとするが、その後ろにはカナリアさんの胸部…。
避けられないっ!!
オレは 脊髄反射なんて出来ないが、それ以上の速度で 右手のウージーマシンピストルでは無く、信頼を置ける左ホルスターのリボルバーを咄嗟に抜く…。
警備員の指に力が掛かり、トリガーが引かれる…発砲…。
発砲した銃弾はなんとか間に合わせたオレの空間ハッキングで運動エネルギーを大幅に失わせ額に当たる…。
オレは頭蓋骨の装甲で受け止められると読んでいたが、思いの外上手く行ったらしく、それなりに痛いが皮膚も貫通していなくダメージは ほぼ無い…。
「え?」
想像していたイメージと違ったのだろう…警備員が一瞬硬直…。
その僅《わず》かな間にリボルバーのトリガーを引き、連続で3発発砲…。
非殺傷弾のゴム弾が全弾、胸に命中し…男はよろめく…。
プロボクサーのパンチを3発も食らってこの程度か…となると…。
即座にリボルバーの残りの殺傷弾3発を警備員の膝に向けて発砲…抜けた!
45口径弾が警備員服の下に着ていたパイロットスーツを貫き…膝に命中し、警備員がバランスを崩してこちら側に倒れて来る…。
オレはそれを回避して、背中にまわり、警備員に体重を乗せて倒し…拘束…!
「ジガ…ここはいい!周りを警戒…次が来るぞ…クオリア!…2人を抱えて飛べるか?」
『問題無い』
クオリアは、カナリアさんとレナの2人を脇で抱え、M字の機械翼を展開して飛ぶ…。
ゆっくりと周りを旋回しつつ、観客やカメラを引き付けつつ演出であると装う…。
カナリアさんは この状況を把握していながら観客に軽く手を振り、周りの声援に答えている。
双方の発砲音は この騒ぎでかき消され、問題なのは直接見ていた最前列 位で 後はカナリアさんのファンサービスに夢中だ。
『クオリア…オレ達はコイツを抱えて先に中に入る。
ファンサービスをして それまでの時間を稼いでくれ。』
『了解した。』
「ジガ交代だ…警戒はオレがする。」
「はいよ」
ジガが男を抱え走る…。
「そこの警備員…アンタ達は警察に連絡して事態の収拾!
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