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第四章 メイド、手を出される。
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「ああ、ジゼル。きてくれたんだね?」
「そりゃあ、くるように言われてましたので……。どうしたんですか? なにか深い悩み事でも?」
ジゼルはすぐにポットのお湯を注いで、手早くお茶を淹れる。ロイドのお気に入りの茶葉なのだが、柔らかな香りが立ち上っても、彼は手をつけようとしなかった。
「悩み事……そうだね、悩みと言えば悩みだ」
「……わたしでよければ、お話くらいは聞きますけど」
王族であり公爵である彼の悩みであれば、一介のメイドである自分が解決できることではないだろう。それでも人間、心の内に溜まった澱を吐き出すだけでも楽になれるものだ。
どんな話でも伺いますという面持ちで待っていると、ロイドは「ありがとう」と呟き、ようやく紅茶に手をつけた。
そして憂い顔も様になる美貌をかすかにうつむかせて、とんでもないことを口にしてくる。
「実はランジェリーの顧客から、もっと過激なデザインのものを作って欲しいと依頼があってね」
「もっと過激なもの……?」
「はっきり言っちゃうと、ランジェリーを身につけたままでも性行為に及ぶことができるものを、と言われた」
「ぶっ」
ジゼルは思わず噎せる。あからさまな台詞をロイドが大真面目に言うのが少し奇妙に感じられたが、あいにく本人は深刻に悩んでいる顔をしているので、妙な反応はできない。
「ええと……それは……大変そうですね」
「デザイン自体はなんとなく浮かぶんだけどね。問題はそれが本当に正しく機能してくれるかどうか、なんだよ。こればっかりは実際に性行為をしてみないとわからない」
「……さ、さようで」
下着を着けたまま性行為……うっかり想像してしまったジゼルはたちまち顔を赤らめる。チラッと脇に目を向ければ、トルソーにかかったランジェリーが目に入った。
ランジェリー自体は布面積が少ないが、恥部は布でしっかり隠されているデザインだ。
シュミーズや胸当てに至っては、ちょっとずらせば露出させることは可能だろう。だが下肢の……紐と布だけのものに関しては、ずらすよりも紐をほどいて取り去ったほうが明らかに簡単にことに及ぶことができると思う。
それを、あえて着たままいたすとなると。
(どういう風にすれば、いたせるようになるのかしら……?)
正直、ジゼルの性行為の知識はさほど詳しいものではない。お互い裸になって抱き合って、男のナニを、女の……なんというか、月のもののときに血が出るところ? に、挿入して、出し入れすればいいとか、なんとか……その程度の知識しか持っていないのだ。
男性のナニに関しては、孤児院で小さい子たちの入浴の世話をするときに何度も見ているので、別に抵抗はないけれど。
(でも、今のロイド様の言葉を聞く限り、ただ性行について知っているってだけじゃ、どうしようもできないことみたいだし……)
ロイドをチラッと見やると、彼も実に困ったという面持ちで額に手を当てていた。
「……正直僕は、世間から見たら倦厭されるであろうセクシーランジェリー作りにも、作成者としてそれなりのプライドを持っている。実際にこれまでの下着を身につけた女性顧客たちは、夜の時間が濃密になったとか、久々に夫が振り向いてくれたとか、感謝の言葉を授けてくれるしね。それはこの下着を生み出した者としては、やはり喜びを感じることに他ならないのだよ」
ジゼルは深く頷く。あいにく下着の顧客に出会ったことはないが、舞台衣装や婦人用ドレスの顧客には何度か挨拶している。
衣装合わせにきた彼女たちは、新たなドレスに袖を通すたびに嬉しそうな顔をして、姿見の前でくるりと回ってははしゃいだ声を上げていた。ロイドがそれを満足そうな笑顔で見守っていたのも、よく知っている。
自分が手がけた衣装を着て、顧客が喜んでくれることは、きっと彼の生きがいと言ってもいいのだろう。
「顧客が望むなら、そういう新しいランジェリーを作ることもやぶさかではない。でもね、僕にも作成者としてのプライドがあるから、顧客に渡す品物は完全に『使えるもの』だと認識していたんだ。言いたいことはわかる?」
「……すみません、ちょっとよく……」
「つまり僕は、性行為のときも身につけたままでいられるランジェリーを、きちんと使えるかどうか試した上で、顧客に提供したいと思っているんだよ」
――きちんと使えるかどうか試した上で。
その言葉を頭の中で三回くらい反芻してようやく、ジゼルはその意味にたどり着けた。
「つ、つまり……ロイド様は、実際に女性に下着を着せて、性行為をしてみてほしいって思っているわけですね?」
「そういうこと。これがなかなかハードルが高い」
再びお茶に口をつけて、ロイドは困った様子で頭を掻いた。
「一番いいのは製作したランジェリーを娼館とかに持って行き、そこの女性たちに着てもらって、やってきたお客と楽しんでもらうこと。でも僕は下着が行為の最中、どういう風にずれたり寄ったりしたかも見たいし、繋がる部分に関しては、それこそ至近距離でまじまじと観察してみたいんだ」
「ま、まじまじと観察……」
「そうじゃないと、ちゃんとスムーズに性行為できているかわからないじゃないか。もしかしたら抜き差しのときに布地が引っかかって、双方ともに痛い思いをしちゃうかもしれないし。男も女も、局部というのはデリケートだからね。特に男はすっかり興奮してギンギンになっていても、ちょっとの刺激で急にひゅんっと力をなくすこともありえるんだよね」
大真面目に語られるが、その内容はとんでもない。ジゼルはもはや声も出せず、唇を引き結んだまま茹でタコのように赤くなるのみだ。
「最大の問題点は、この案を試すためには、どうやったって娼館に足を運ばなきゃいけなくなるということだ。そうなるとランジェリー作りを請け負っていることを秘密にしている意味がなくなる。別の者にお使いを頼んだところで、やはり自分の目で見ないと微調整ができないから、絶対的に僕が足を運ばなくちゃいけないし」
「……」
「あるいは僕自身が娼館に客として足を運んで、めずらしい下着が手に入ったから、これを身につけて行為を行いたい、と娼婦にお願いするという手もある。それなら僕が相手をするわけだから、至近距離で観察し放題ということができる」
「……っ」
それは確かにそうだ。だがジゼルはなぜだか、ロイドが色気ムンムンの美女と寝台で睦み合っている図を想像した途端、言い知れぬ嫌悪感が湧いて、胸がぎゅっと痛くなった。
「……じゃ、じゃあ、ご自分でお客として娼館に行くんですか……?」
行ってほしくない、となぜだか強く思いながらそろそろ問いかけると、ロイドは「そこなんだよ」と悩ましげに首を振った。
「それも最大の問題だ。あいにく僕は意中の女性がいる状態で、娼館に足を運ぼうとはまったく思えないんだ。むしろそんなことをするのは意中のひとに対しあまりに失礼で、且つ最低なことだと思うからね」
「い、意中の女性? いたんですかっ?」
ジゼルは思わずひっくり返った声で尋ねてしまう。
ロイドは多くの芸術家やその支援者たちと交流しているので、交友関係はかなり広い。中には女性もたくさんいるが、恋仲と噂される関係になったひとは一人もいなかった。
メイドたちのあいだでさえ、多趣味で多忙なロイドは生涯独身を貫くのではないか、と噂されていたくらいである。
ジゼル自身、ロイドが特定の女性を見つめていたり、親しくしている場面を見たことがない。
(というか、そういう相手がいるのに、一介のメイドのわたしに下着のモデルを務めさせるなんて、それこそその女性に対して失礼じゃないの――?)
と、衝撃のまま責め立てたい気持ちになるが――
「君だよ、ジゼル」
「へっ……?」
ジゼルは目を丸くする。パチパチと瞬いてロイドを見ると、彼は笑みを消してこちらをじっと見つめていた。
「僕の意中のひとは、君だよジゼル。何事にも一生懸命な君に、初めて会ったときからずっと魅了されっぱなしなんだ」
「そりゃあ、くるように言われてましたので……。どうしたんですか? なにか深い悩み事でも?」
ジゼルはすぐにポットのお湯を注いで、手早くお茶を淹れる。ロイドのお気に入りの茶葉なのだが、柔らかな香りが立ち上っても、彼は手をつけようとしなかった。
「悩み事……そうだね、悩みと言えば悩みだ」
「……わたしでよければ、お話くらいは聞きますけど」
王族であり公爵である彼の悩みであれば、一介のメイドである自分が解決できることではないだろう。それでも人間、心の内に溜まった澱を吐き出すだけでも楽になれるものだ。
どんな話でも伺いますという面持ちで待っていると、ロイドは「ありがとう」と呟き、ようやく紅茶に手をつけた。
そして憂い顔も様になる美貌をかすかにうつむかせて、とんでもないことを口にしてくる。
「実はランジェリーの顧客から、もっと過激なデザインのものを作って欲しいと依頼があってね」
「もっと過激なもの……?」
「はっきり言っちゃうと、ランジェリーを身につけたままでも性行為に及ぶことができるものを、と言われた」
「ぶっ」
ジゼルは思わず噎せる。あからさまな台詞をロイドが大真面目に言うのが少し奇妙に感じられたが、あいにく本人は深刻に悩んでいる顔をしているので、妙な反応はできない。
「ええと……それは……大変そうですね」
「デザイン自体はなんとなく浮かぶんだけどね。問題はそれが本当に正しく機能してくれるかどうか、なんだよ。こればっかりは実際に性行為をしてみないとわからない」
「……さ、さようで」
下着を着けたまま性行為……うっかり想像してしまったジゼルはたちまち顔を赤らめる。チラッと脇に目を向ければ、トルソーにかかったランジェリーが目に入った。
ランジェリー自体は布面積が少ないが、恥部は布でしっかり隠されているデザインだ。
シュミーズや胸当てに至っては、ちょっとずらせば露出させることは可能だろう。だが下肢の……紐と布だけのものに関しては、ずらすよりも紐をほどいて取り去ったほうが明らかに簡単にことに及ぶことができると思う。
それを、あえて着たままいたすとなると。
(どういう風にすれば、いたせるようになるのかしら……?)
正直、ジゼルの性行為の知識はさほど詳しいものではない。お互い裸になって抱き合って、男のナニを、女の……なんというか、月のもののときに血が出るところ? に、挿入して、出し入れすればいいとか、なんとか……その程度の知識しか持っていないのだ。
男性のナニに関しては、孤児院で小さい子たちの入浴の世話をするときに何度も見ているので、別に抵抗はないけれど。
(でも、今のロイド様の言葉を聞く限り、ただ性行について知っているってだけじゃ、どうしようもできないことみたいだし……)
ロイドをチラッと見やると、彼も実に困ったという面持ちで額に手を当てていた。
「……正直僕は、世間から見たら倦厭されるであろうセクシーランジェリー作りにも、作成者としてそれなりのプライドを持っている。実際にこれまでの下着を身につけた女性顧客たちは、夜の時間が濃密になったとか、久々に夫が振り向いてくれたとか、感謝の言葉を授けてくれるしね。それはこの下着を生み出した者としては、やはり喜びを感じることに他ならないのだよ」
ジゼルは深く頷く。あいにく下着の顧客に出会ったことはないが、舞台衣装や婦人用ドレスの顧客には何度か挨拶している。
衣装合わせにきた彼女たちは、新たなドレスに袖を通すたびに嬉しそうな顔をして、姿見の前でくるりと回ってははしゃいだ声を上げていた。ロイドがそれを満足そうな笑顔で見守っていたのも、よく知っている。
自分が手がけた衣装を着て、顧客が喜んでくれることは、きっと彼の生きがいと言ってもいいのだろう。
「顧客が望むなら、そういう新しいランジェリーを作ることもやぶさかではない。でもね、僕にも作成者としてのプライドがあるから、顧客に渡す品物は完全に『使えるもの』だと認識していたんだ。言いたいことはわかる?」
「……すみません、ちょっとよく……」
「つまり僕は、性行為のときも身につけたままでいられるランジェリーを、きちんと使えるかどうか試した上で、顧客に提供したいと思っているんだよ」
――きちんと使えるかどうか試した上で。
その言葉を頭の中で三回くらい反芻してようやく、ジゼルはその意味にたどり着けた。
「つ、つまり……ロイド様は、実際に女性に下着を着せて、性行為をしてみてほしいって思っているわけですね?」
「そういうこと。これがなかなかハードルが高い」
再びお茶に口をつけて、ロイドは困った様子で頭を掻いた。
「一番いいのは製作したランジェリーを娼館とかに持って行き、そこの女性たちに着てもらって、やってきたお客と楽しんでもらうこと。でも僕は下着が行為の最中、どういう風にずれたり寄ったりしたかも見たいし、繋がる部分に関しては、それこそ至近距離でまじまじと観察してみたいんだ」
「ま、まじまじと観察……」
「そうじゃないと、ちゃんとスムーズに性行為できているかわからないじゃないか。もしかしたら抜き差しのときに布地が引っかかって、双方ともに痛い思いをしちゃうかもしれないし。男も女も、局部というのはデリケートだからね。特に男はすっかり興奮してギンギンになっていても、ちょっとの刺激で急にひゅんっと力をなくすこともありえるんだよね」
大真面目に語られるが、その内容はとんでもない。ジゼルはもはや声も出せず、唇を引き結んだまま茹でタコのように赤くなるのみだ。
「最大の問題点は、この案を試すためには、どうやったって娼館に足を運ばなきゃいけなくなるということだ。そうなるとランジェリー作りを請け負っていることを秘密にしている意味がなくなる。別の者にお使いを頼んだところで、やはり自分の目で見ないと微調整ができないから、絶対的に僕が足を運ばなくちゃいけないし」
「……」
「あるいは僕自身が娼館に客として足を運んで、めずらしい下着が手に入ったから、これを身につけて行為を行いたい、と娼婦にお願いするという手もある。それなら僕が相手をするわけだから、至近距離で観察し放題ということができる」
「……っ」
それは確かにそうだ。だがジゼルはなぜだか、ロイドが色気ムンムンの美女と寝台で睦み合っている図を想像した途端、言い知れぬ嫌悪感が湧いて、胸がぎゅっと痛くなった。
「……じゃ、じゃあ、ご自分でお客として娼館に行くんですか……?」
行ってほしくない、となぜだか強く思いながらそろそろ問いかけると、ロイドは「そこなんだよ」と悩ましげに首を振った。
「それも最大の問題だ。あいにく僕は意中の女性がいる状態で、娼館に足を運ぼうとはまったく思えないんだ。むしろそんなことをするのは意中のひとに対しあまりに失礼で、且つ最低なことだと思うからね」
「い、意中の女性? いたんですかっ?」
ジゼルは思わずひっくり返った声で尋ねてしまう。
ロイドは多くの芸術家やその支援者たちと交流しているので、交友関係はかなり広い。中には女性もたくさんいるが、恋仲と噂される関係になったひとは一人もいなかった。
メイドたちのあいだでさえ、多趣味で多忙なロイドは生涯独身を貫くのではないか、と噂されていたくらいである。
ジゼル自身、ロイドが特定の女性を見つめていたり、親しくしている場面を見たことがない。
(というか、そういう相手がいるのに、一介のメイドのわたしに下着のモデルを務めさせるなんて、それこそその女性に対して失礼じゃないの――?)
と、衝撃のまま責め立てたい気持ちになるが――
「君だよ、ジゼル」
「へっ……?」
ジゼルは目を丸くする。パチパチと瞬いてロイドを見ると、彼は笑みを消してこちらをじっと見つめていた。
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