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第四章 メイド、手を出される。
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静かな告白を前に、ジゼルは固まったまましばらく動けなかった。
そのあいだもロイドはじっとジゼルを見つめてきている。観察していると言ったほうが正しいだろうか? ジゼルがどういう反応をするかうかがっている様子だ。
たっぷり十秒くらい数えただろうか。ジゼルは口元をちょっと引き攣らせつつ、自分を指さした。
「わ、わたし? わたしのことが好きだとおっしゃいました?」
「うん、言ったよ」
「……ご、ご冗談ですよね? だってわたしはメイドで、おまけに孤児です。身分違いもいいところで……」
「僕が身分とか出自とか、そういうのにこだわるタチだと思う?」
ジゼルはうっと言葉に詰まる。
彼が身分にこだわるタイプなら、様々な生まれ育ちの芸術家の卵たちを、あれほど熱心に支援したりはしないだろう。
「で、でも、それでも……立場が違いすぎますから」
「立場が違ったら恋をしてはいけないと思う? 僕はそう思わない。それに誰かを好きだ、愛しい、欲しいと思う気持ちは、身分や立場でどうこうできるものじゃないんだよ。そんなものにこだわるうちは、本当に恋しているとは言わないだろうし」
多くの芸術にふれ、舞台演劇にも精通しているロイドだけに、余計にそういう考えが強いのかもしれない。今流行りの舞台演劇は身分違いの恋とか、人知れず育む愛とか、そういうテーマのものが多いと聞いている。
(だからって現実にまで演劇っぽい情緒を持ってこなくてもいいでしょう……!)
とジゼルは思うのだが、あいにくこちらを見つめるロイドの瞳は怖いくらい真剣だ。遊びで言っているわけではない雰囲気がビシバシ伝わってくる。
ジゼルはゴクリと唾を呑み込んだ。
「お、恐れ多いことで、なんと言ったらいいか……。すみません、自分がそう思われていたなんて、ちっとも思わなくて」
「そうだろうね。下着姿を見たいと思える女性は君だけだ、と言ってみたり、キスをしてみたり、一応匂わせるようなことはしてみたんだけど、君ときたらことごとくスルーしてきたからね」
「うっ!」
それを言われると胸が痛い。
「だ、だって、その……、あ、遊び相手にされるんじゃないかと思ってしまって……!」
「僕がそんな不実な男に見える? 心外だな。全部本気の言葉だったのに」
「ひっ」
それはそれで困る……!
「そ、そもそも、わたしなんかのどこがご主人様の目に留まって……っ」
「わたしなんか、などと自分を貶めるものではないよジゼル。君はとても素晴らしい女性だ。常に一生懸命で、自分の務めに全力で当たっている。誰かが困っていれば真っ先に手を差し伸べるし、そのせいで自分が損害を被ってもふてくされたりしない。……まぁ、たまに自己犠牲が過ぎる点があると思うけれど、持ち前のやる気と元気で乗り切っているあたり、並の女性にない強さとたくましさを感じるよ。そんな君がそばにいてくれると僕も頑張ろうと思えるし、君が淹れてくれたお茶で始められる朝は幸福に満たされているし、一日の終わりにこうして僕が手がけたランジェリーを着てポーズを取ってくれるところなんか健気すぎて、感動のあまり胸がきゅうっと絞られるみたいになって――」
「あのロイド様もういいです恥ずかしいのでそれ以上はご勘弁をッ!」
常日頃から言葉を惜しまず、特に芸術が絡むことに関して饒舌になるロイドは、こういう場面になると立て板に水のごとく、いつまでもしゃべり続けてしまう。
褒められ慣れていないジゼルは言葉半ばでもう真っ赤になってしまって、最後は自分の耳を塞ぎながら大声を出す有様だった。
「ん、もう聞かなくていいの? 君の美点なら朝までだって語れるけれど――」
「結構です! 恥ずかしいからもうやめてください……っ」
「そうやって真っ赤になってお願いする姿も可愛くてたまらない」
「大真面目に言わないで――!」
恥ずかしすぎて息が止まる! ジゼルは思わず頭を抱えた。
「ジゼル、身分違いとか、そういうことはこの際置いておいて、僕のことをまずどう思っているかを考えてくれないか?」
「ロイド様のこと……?」
「さっき僕は娼館に言って娼婦を抱くということを口にした。それを聞いて率直にどう思った?」
ズバリ問いかけられて、ジゼルは再びうっと言葉に詰まる。
率直に言えば、とても嫌だと思った。ロイドが妖艶な美女を抱くと思うだけで胸が潰れそうに痛んで、体中の体温が急に下がった気がしたのだ。
とはいえ、メイドの立場でそんなことを口にするのは……
「正直に教えて欲しい、ジゼル。別になんとも思わなかった? それとも、少しでも嫌だと思ってくれた?」
ジゼルの考えを見透かしたように、ロイドが問いかけてくる。ジゼルは胸元で手をぎゅっと握った。
「少しでも、なんて、思いませんでした……」
ロイドがかすかに唇を開く。彼がなにを言うより先に、ジゼルは思いきって告げた。
「少しどころか、すごく……すっごく、嫌だと思いました! ロイド様が、誰か、すごい美人なひとと寝台にいるところを想像したら……なんていうか……この辺がすごくぎゅっとなって……っ」
胸元に追いた手に力を込めると、なぜだか目頭まで熱くなってきて、ジゼルは自分自身にひどく戸惑う。
だが一度口にしてしまうと止まらなくて、つい言葉を重ねてしまった。
「た、たとえ、顧客やランジェリーの完成度のためでも、ロイド様がロイド様の下着を着た女性とそういうことをするのは、すごく、なんていうか、胸が痛いです……!」
ロイドはかすかに息を呑み、それから少し安心した様子で微笑んだ。
「そうか……。ありがとう。本心をちゃんと伝えてくれて」
「ごめんなさい、わたし、メイドの分際でこんなこと……っ」
「メイドじゃないよ。ここにいるあいだは僕の大切なランジェリーモデルで、恥ずかしさをこらえて僕の前に立ってくれる、愛しい女性だ」
「そんなこと……んっ」
不意に立ち上がったロイドがジゼルの顎に手をかけ、素早く口づけてくる。
二度目のキスとは言え不意打ちにされると反応できず、ジゼルはまた目を見開いたまま固まってしまった。
「……セクシーな下着を着れば自ずとドキドキするものだし、そんな格好で僕と二人でいることで、少しは僕のことを男として意識してもらえるかな、と期待していたんだけど。あいにく君は職務に忠実すぎて、その手の気配はまったくなかったから、まどろっこしい真似はせずに気持ちを伝えることにしたんだ。ごめんね。いきなり告白しちゃって」
ごめんねと言いつつ、ロイドの口元は笑みを描いている。至近距離で微笑みかけられ、ジゼルはたちまち耳まで赤くなった。
「そ、そんな、あの、わたし、なんて言ったらいいのか……」
「でも、今の言葉を聞いて、ちょっとは期待してもいいのかなと思った」
さりげなくジゼルの肩を抱き寄せて、ロイドが呟く。
「僕がほかの女性を抱くのが嫌だと思ったということは、その女性に嫉妬したということで間違いないだろう? 僕のことをなんとも思っていないなら、嫉妬なんて感情は出てこないからね」
「そ、そういうもの、なんでしょうか……」
「そうだよ。よかった。君も少しは僕のことを好きでいてくれたみたいだね」
ぎゅっと抱き寄せられて、ジゼルは戸惑いに眉を寄せる。
ロイドのことは初めて会ったときからずっと好きだった。だがそれは愛や恋ではなく、尊敬や思慕という意味での好きだった。ロイドのことを主人として好きでいるが、果たして男性として好きかと言われると……
「ろ、ロイド様、ごめんなさい……。わたしのほうは、その、ロイド様がわたしを好きでいるほどに、ロイド様のことを好きではないかも、しれない、です……」
さすがにはっきり言うのは憚られて、小声でゴニョゴニョと言い訳がましく呟くことになったが、ロイドは「それでもいいよ」とあっさり答えた。
「嫌われていなければそれでいい。そもそも恋人でもなんでもない女性に際どいランジェリーを着ろと命じる時点で、主人として軽蔑されてもおかしくなかっただろう。それを受け入れてくれただけでも、僕は君に感謝しているし、より愛おしい気持ちを抱いたんだ」
ジゼルはひどく驚く。確かにモデルを頼まれたときは仰天したし、恥ずかしさに駆られたが、ロイドに対して軽蔑の気持ちを抱くことはまったくなかった。
破格のお給金を提示されたから、ということもあるだろうが……それ以上に、ロイドが衣装作りにどれほどの情熱を傾けているかを知っていたから、協力したい思いが無意識のうちに勝っていたのかもしれない。
自分はロイドに救ってもらった立場でもあるから、ロイドの役に立てることなら、なんでもやりたいという気持ちがあったから……
(で、でも、まさかこういうことになるとは……)
抱きしめられたままでいるため、ジゼルはもう顔中が真っ赤に染まっているし、胸の奥では心臓がバクバクと激しい鼓動を打っている。恥ずかしくてすぐにでも離してほしいと思うけれど、一方でこのぬくもりが消えてしまうのは少しさみしいという思いもあり、どうしようもできずに立ちすくむばかりだ。
(うぅぅ、でも恥ずかしいことには変わりないぃいいい……!)
目を閉じ必死に羞恥に耐えていると、やがてロイドは腕の力を緩めてくれた。
そのあいだもロイドはじっとジゼルを見つめてきている。観察していると言ったほうが正しいだろうか? ジゼルがどういう反応をするかうかがっている様子だ。
たっぷり十秒くらい数えただろうか。ジゼルは口元をちょっと引き攣らせつつ、自分を指さした。
「わ、わたし? わたしのことが好きだとおっしゃいました?」
「うん、言ったよ」
「……ご、ご冗談ですよね? だってわたしはメイドで、おまけに孤児です。身分違いもいいところで……」
「僕が身分とか出自とか、そういうのにこだわるタチだと思う?」
ジゼルはうっと言葉に詰まる。
彼が身分にこだわるタイプなら、様々な生まれ育ちの芸術家の卵たちを、あれほど熱心に支援したりはしないだろう。
「で、でも、それでも……立場が違いすぎますから」
「立場が違ったら恋をしてはいけないと思う? 僕はそう思わない。それに誰かを好きだ、愛しい、欲しいと思う気持ちは、身分や立場でどうこうできるものじゃないんだよ。そんなものにこだわるうちは、本当に恋しているとは言わないだろうし」
多くの芸術にふれ、舞台演劇にも精通しているロイドだけに、余計にそういう考えが強いのかもしれない。今流行りの舞台演劇は身分違いの恋とか、人知れず育む愛とか、そういうテーマのものが多いと聞いている。
(だからって現実にまで演劇っぽい情緒を持ってこなくてもいいでしょう……!)
とジゼルは思うのだが、あいにくこちらを見つめるロイドの瞳は怖いくらい真剣だ。遊びで言っているわけではない雰囲気がビシバシ伝わってくる。
ジゼルはゴクリと唾を呑み込んだ。
「お、恐れ多いことで、なんと言ったらいいか……。すみません、自分がそう思われていたなんて、ちっとも思わなくて」
「そうだろうね。下着姿を見たいと思える女性は君だけだ、と言ってみたり、キスをしてみたり、一応匂わせるようなことはしてみたんだけど、君ときたらことごとくスルーしてきたからね」
「うっ!」
それを言われると胸が痛い。
「だ、だって、その……、あ、遊び相手にされるんじゃないかと思ってしまって……!」
「僕がそんな不実な男に見える? 心外だな。全部本気の言葉だったのに」
「ひっ」
それはそれで困る……!
「そ、そもそも、わたしなんかのどこがご主人様の目に留まって……っ」
「わたしなんか、などと自分を貶めるものではないよジゼル。君はとても素晴らしい女性だ。常に一生懸命で、自分の務めに全力で当たっている。誰かが困っていれば真っ先に手を差し伸べるし、そのせいで自分が損害を被ってもふてくされたりしない。……まぁ、たまに自己犠牲が過ぎる点があると思うけれど、持ち前のやる気と元気で乗り切っているあたり、並の女性にない強さとたくましさを感じるよ。そんな君がそばにいてくれると僕も頑張ろうと思えるし、君が淹れてくれたお茶で始められる朝は幸福に満たされているし、一日の終わりにこうして僕が手がけたランジェリーを着てポーズを取ってくれるところなんか健気すぎて、感動のあまり胸がきゅうっと絞られるみたいになって――」
「あのロイド様もういいです恥ずかしいのでそれ以上はご勘弁をッ!」
常日頃から言葉を惜しまず、特に芸術が絡むことに関して饒舌になるロイドは、こういう場面になると立て板に水のごとく、いつまでもしゃべり続けてしまう。
褒められ慣れていないジゼルは言葉半ばでもう真っ赤になってしまって、最後は自分の耳を塞ぎながら大声を出す有様だった。
「ん、もう聞かなくていいの? 君の美点なら朝までだって語れるけれど――」
「結構です! 恥ずかしいからもうやめてください……っ」
「そうやって真っ赤になってお願いする姿も可愛くてたまらない」
「大真面目に言わないで――!」
恥ずかしすぎて息が止まる! ジゼルは思わず頭を抱えた。
「ジゼル、身分違いとか、そういうことはこの際置いておいて、僕のことをまずどう思っているかを考えてくれないか?」
「ロイド様のこと……?」
「さっき僕は娼館に言って娼婦を抱くということを口にした。それを聞いて率直にどう思った?」
ズバリ問いかけられて、ジゼルは再びうっと言葉に詰まる。
率直に言えば、とても嫌だと思った。ロイドが妖艶な美女を抱くと思うだけで胸が潰れそうに痛んで、体中の体温が急に下がった気がしたのだ。
とはいえ、メイドの立場でそんなことを口にするのは……
「正直に教えて欲しい、ジゼル。別になんとも思わなかった? それとも、少しでも嫌だと思ってくれた?」
ジゼルの考えを見透かしたように、ロイドが問いかけてくる。ジゼルは胸元で手をぎゅっと握った。
「少しでも、なんて、思いませんでした……」
ロイドがかすかに唇を開く。彼がなにを言うより先に、ジゼルは思いきって告げた。
「少しどころか、すごく……すっごく、嫌だと思いました! ロイド様が、誰か、すごい美人なひとと寝台にいるところを想像したら……なんていうか……この辺がすごくぎゅっとなって……っ」
胸元に追いた手に力を込めると、なぜだか目頭まで熱くなってきて、ジゼルは自分自身にひどく戸惑う。
だが一度口にしてしまうと止まらなくて、つい言葉を重ねてしまった。
「た、たとえ、顧客やランジェリーの完成度のためでも、ロイド様がロイド様の下着を着た女性とそういうことをするのは、すごく、なんていうか、胸が痛いです……!」
ロイドはかすかに息を呑み、それから少し安心した様子で微笑んだ。
「そうか……。ありがとう。本心をちゃんと伝えてくれて」
「ごめんなさい、わたし、メイドの分際でこんなこと……っ」
「メイドじゃないよ。ここにいるあいだは僕の大切なランジェリーモデルで、恥ずかしさをこらえて僕の前に立ってくれる、愛しい女性だ」
「そんなこと……んっ」
不意に立ち上がったロイドがジゼルの顎に手をかけ、素早く口づけてくる。
二度目のキスとは言え不意打ちにされると反応できず、ジゼルはまた目を見開いたまま固まってしまった。
「……セクシーな下着を着れば自ずとドキドキするものだし、そんな格好で僕と二人でいることで、少しは僕のことを男として意識してもらえるかな、と期待していたんだけど。あいにく君は職務に忠実すぎて、その手の気配はまったくなかったから、まどろっこしい真似はせずに気持ちを伝えることにしたんだ。ごめんね。いきなり告白しちゃって」
ごめんねと言いつつ、ロイドの口元は笑みを描いている。至近距離で微笑みかけられ、ジゼルはたちまち耳まで赤くなった。
「そ、そんな、あの、わたし、なんて言ったらいいのか……」
「でも、今の言葉を聞いて、ちょっとは期待してもいいのかなと思った」
さりげなくジゼルの肩を抱き寄せて、ロイドが呟く。
「僕がほかの女性を抱くのが嫌だと思ったということは、その女性に嫉妬したということで間違いないだろう? 僕のことをなんとも思っていないなら、嫉妬なんて感情は出てこないからね」
「そ、そういうもの、なんでしょうか……」
「そうだよ。よかった。君も少しは僕のことを好きでいてくれたみたいだね」
ぎゅっと抱き寄せられて、ジゼルは戸惑いに眉を寄せる。
ロイドのことは初めて会ったときからずっと好きだった。だがそれは愛や恋ではなく、尊敬や思慕という意味での好きだった。ロイドのことを主人として好きでいるが、果たして男性として好きかと言われると……
「ろ、ロイド様、ごめんなさい……。わたしのほうは、その、ロイド様がわたしを好きでいるほどに、ロイド様のことを好きではないかも、しれない、です……」
さすがにはっきり言うのは憚られて、小声でゴニョゴニョと言い訳がましく呟くことになったが、ロイドは「それでもいいよ」とあっさり答えた。
「嫌われていなければそれでいい。そもそも恋人でもなんでもない女性に際どいランジェリーを着ろと命じる時点で、主人として軽蔑されてもおかしくなかっただろう。それを受け入れてくれただけでも、僕は君に感謝しているし、より愛おしい気持ちを抱いたんだ」
ジゼルはひどく驚く。確かにモデルを頼まれたときは仰天したし、恥ずかしさに駆られたが、ロイドに対して軽蔑の気持ちを抱くことはまったくなかった。
破格のお給金を提示されたから、ということもあるだろうが……それ以上に、ロイドが衣装作りにどれほどの情熱を傾けているかを知っていたから、協力したい思いが無意識のうちに勝っていたのかもしれない。
自分はロイドに救ってもらった立場でもあるから、ロイドの役に立てることなら、なんでもやりたいという気持ちがあったから……
(で、でも、まさかこういうことになるとは……)
抱きしめられたままでいるため、ジゼルはもう顔中が真っ赤に染まっているし、胸の奥では心臓がバクバクと激しい鼓動を打っている。恥ずかしくてすぐにでも離してほしいと思うけれど、一方でこのぬくもりが消えてしまうのは少しさみしいという思いもあり、どうしようもできずに立ちすくむばかりだ。
(うぅぅ、でも恥ずかしいことには変わりないぃいいい……!)
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