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仲間
寝起きの戦い
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――レヴィア視点・翌朝
まだ薄暗さの残る朝。地下には太陽が昇らない。
けれどこの部屋には、毎朝必ず“戦い”がある。
布団の中、丸まっている黒髪の塊を見下ろしながら、レヴィアは少しだけ額に手を当てる。
「……マチルダ、朝だ。起きろ」
反応がない。
(……今日もか)
「起きろ。もう時間だ」
今度は少し強めに声をかけると、布団の中で微かに動く気配。
「……むり……ひるまでねる……」
くぐもった声で返ってきた。寝ぼけている。完全に。
(寝起きだけは年相応……いや、それ以下だな)
起きる気配が一向にないので、レヴィアは無言で布団をバサッと剥ぎ取った。
「うわっ……やだ……いじわるレヴィア……」
布団を取り返そうと手を伸ばすが、レヴィアに軽く押さえられて失敗する。
「誰が意地悪だって?」
そう言いながら、マチルダの頬を指でつまみ、ぐにーっと引っ張る。
「いひゃい、にゃにしゅんの……」
引っ張られたまま抗議するが、喋れてない。
「さっさとヨダレ垂らした顔洗ってこい」
「たりゃしてにゃいもん!」
「はいはい」
レヴィアは冷めた声で返しつつも、口元が少しだけ緩む。
(こいつが寝ぼけて駄々こねてるのは、ここで安心して寝てるってことだ)
顔も洗わず、ふにゃふにゃしたマチルダが再び布団に潜ろうとするのを、レヴィアは軽く頭を叩いて阻止した。
「……もう少ししたら水汲みに行くぞ。寝癖ついたまま出歩かせねぇからな」
「……わかった~」
マチルダはやっとのことで身体を起こし、髪をくしゃくしゃにしながらふらふらと洗面桶の方へ向かっていった。
(ったく、これで人殺してたとか信じられねぇよな……)
でもそれが、今の“マチルダ”だ。
レヴィアは、今のその姿を――きっと誰よりも、大事に思っている。
まだ薄暗さの残る朝。地下には太陽が昇らない。
けれどこの部屋には、毎朝必ず“戦い”がある。
布団の中、丸まっている黒髪の塊を見下ろしながら、レヴィアは少しだけ額に手を当てる。
「……マチルダ、朝だ。起きろ」
反応がない。
(……今日もか)
「起きろ。もう時間だ」
今度は少し強めに声をかけると、布団の中で微かに動く気配。
「……むり……ひるまでねる……」
くぐもった声で返ってきた。寝ぼけている。完全に。
(寝起きだけは年相応……いや、それ以下だな)
起きる気配が一向にないので、レヴィアは無言で布団をバサッと剥ぎ取った。
「うわっ……やだ……いじわるレヴィア……」
布団を取り返そうと手を伸ばすが、レヴィアに軽く押さえられて失敗する。
「誰が意地悪だって?」
そう言いながら、マチルダの頬を指でつまみ、ぐにーっと引っ張る。
「いひゃい、にゃにしゅんの……」
引っ張られたまま抗議するが、喋れてない。
「さっさとヨダレ垂らした顔洗ってこい」
「たりゃしてにゃいもん!」
「はいはい」
レヴィアは冷めた声で返しつつも、口元が少しだけ緩む。
(こいつが寝ぼけて駄々こねてるのは、ここで安心して寝てるってことだ)
顔も洗わず、ふにゃふにゃしたマチルダが再び布団に潜ろうとするのを、レヴィアは軽く頭を叩いて阻止した。
「……もう少ししたら水汲みに行くぞ。寝癖ついたまま出歩かせねぇからな」
「……わかった~」
マチルダはやっとのことで身体を起こし、髪をくしゃくしゃにしながらふらふらと洗面桶の方へ向かっていった。
(ったく、これで人殺してたとか信じられねぇよな……)
でもそれが、今の“マチルダ”だ。
レヴィアは、今のその姿を――きっと誰よりも、大事に思っている。
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