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おまけ・家路(終)
この日、藤本幸太は憂鬱で仕方がなかった。
就職の話をしたついでに話したパートナーについて、両親にかなりしつこく追及され、挙句の果てに紹介しろと迫られ、根負けし、今日、紹介する約束を取り付けられたからだ。
今日ほど、自分の家族を呪ってやりたいと思った日はない。思春期の頃、自由奔放な親にうんざりして、家に帰りたくなかったあの時よりもだ。
「いい? 今日は泊まれって勧められても、絶対断れよ?」
「う、うん?」
思い出すとイライラするため、普段はしないが恋人にまで八つ当たりしてしまう。
幸太の恋人は坂田博美。大物資産家の家系で、出会った時からその育ちの良さは滲み出ていた。
しかし、その品の良さとは裏腹に、元彼と良いとは言えない関係を続けていて、気付いたら首を突っ込んでいた。
紆余曲折あって付き合い始めたものの、基本ネガティブ思考な博美は、やはり将来のことを考えて別れを切り出してきた。それもなんとか思い直させ、少々強引だったがプロポーズも受けさせ、自分の親に紹介に行くところなのだが、自分のお気に入りを人に見せたくない、という幸太の独占欲が働くのだ。
「大体、春名たちにだって紹介したくなかったのに……」
「ん? 何か言った?」
ぼそりと呟いた声が聞き取れなかったらしく、細い首を傾げて聞いてくる博美に、幸太は笑ってごまかす。
以前、春名悠という友人があまりにも博美に似ていて、悩みを内に溜め込むタイプで見ていられず、博美を紹介してしまったことを、少しだけ後悔している。
お気楽な清盛には美人な恋人だなとからかわれ、それが何となく癪に障るのだ。
「美人かどうかって、俺が一番知ってるつーの!」
思わず大きな声を出すと、隣で博美がびくついた。
「どうしたの? 機嫌悪いね」
大きな目にふさふさしたまつ毛を上下させて、顔を覗き込んでくる博美はやはり可愛い。
春名はマスコット的な存在だが、博美は品があって、表に出ないおしとやかさが良いのだ。
そんなことを考えているなんて知ったら、この恋人はどう反応するだろう?
「ホント嫌なんだよ、博美さんを家族に見せるのが」
「でも、ご両親のお誘いを何度も断ってるんでしょ?」
(ああ、分かってないこの人)
初めは幸太の家族に対しても警戒していた博美だが、幸太が再三「守ってやる」宣言したおかげで、緊張を解いた博美。だが、今は別の意味で緊張してほしいと願っている。
「誘いって……博美さん、何の誘いか分かって……ああもう、いいや、玄関開けるぞ」
幸太の口から説明しても、そんなばかな、と本気にしないのがオチだ。だったらいっそ、さっさとその問題にぶち当たればいい。
玄関のドアを開けると、家族総出で出迎えてくれた。
「いらっしゃーい!!」
一番元気が良いのは妹二人。リオとナオは双子だ。そして無口で表情が分かりにくいのが一番下の弟の哉、そして互いの腰を抱き合っているのが両親。
居間に落ち着いて家族を紹介すると、博美はにこやかに自己紹介をする。
(ああ、ダメだこりゃ)
博美がしゃべりだすと、家族はみんな目を輝かせているのだ。
何故なら、幸太も含めて家族みんな、美人が好きだから。
「ああ、ホントに博美さんは美人だよね~」
「……はい?」
「おい、ナオ」
「見てて癒される~。この前ちらっと見た春名くん? あの子も可愛かったけど~」
「黙れリオ」
「こんな美人なら、幸太も出し惜しみせずにさっさと紹介すればよかったんだ。なぁ母さん?」
「そうよぅ。博美さん? 良かったら私たちの家族に……」
「ストップ!! 博美は俺のだから! お前らの家族にしてたまるかっ。もういいだろ? 帰るぞ博美さん!」
幸太は家族の悪い癖が出ないうちに、さっさと退散しようと促す。しかし、何が起こったか分からない博美は、きょとんとしているだけだ。
「ちょっとぉ、まだ来たばっかりでお茶も飲んでないじゃない」
話の腰を折られた母親は、不満そうに文句を言う。その姿は、とても半世紀生きているとは思えないほど、可愛らしい。
当然だ、この母親は未だ現役でモデルをしているのだから。
「いや、帰る。あれほど念押したのに、博美を養子にするって言わないでくれって。約束破るならやめだ、こんなの」
「え?」
イライラと幸太が立ち上がると、博美は意外そうに眼を丸めた。そして慌てたように、「幸太、どういうこと?」と聞いてくる。
「俺が博美さんと籍入れるって言ったら、さぞかし美人だろうから、是非うちの子にしたいって言い始めやがった……」
「だってー、お兄ちゃんの好みの人なら、絶対美人系だと思ったしー」
兄の言葉尻を繋ぐように、ナオが両手を組んで嬉しそうに言う。
「そうそう、我が息子ながら、とても面食いでね」
「親父がそれを言うのか? 一人の男を、おふくろと取り合ったくせに!」
口を開けば好き勝手にとんでもないことを話してくれる家族は、次に何を話し出すか分からないから怖い。今日会わせたくなかったのは、こうなることが目に見えていたからだ。
「……あの」
やんややんやとそれぞれ騒ぎ出した藤本一家に、博美はぽつりと質問する。
「それ、私の意思ももちろん聞いていただけますよね?」
「博美さん?」
一家を楽しそうに眺めていた博美は、その一言で家族を収拾する。そして、今まで一番はしゃいで話していた母親が、本来の落ち着いた顔を見せた。
「そうよ。ごめんなさい、みんなあなたが来て舞い上がってたの。もちろん、あなたの意思が最優先よ」
すると博美はにっこりと笑う。それは、その場にいた誰もが、瞬きを忘れるほどの美しさだった。
「でしたら、お気持ちは大変うれしいのですが、今日は幸太さんのパートナーになることを許して頂くために来たので。そのお返事は、改めて後日でもよろしいですか?」
その答えに、誰もが感嘆のためいきをついた。幸太も例外なくこのしおらしい博美をどうしてくれようか、と悶え、咳払いして意識を戻す。
「そんな訳でもう俺らは帰る。面倒だから見送りはすんな。一目見れたから充分だろ」
そう言って、幸太は博美を連れてそそくさと家を出て行った。
◇◇
「ごめん!」
普通に話していても、家には声が届かない距離まで来て、幸太は真っ先に謝る。しかし、博美はいたって普通の表情だ。
「あはは、幸太が不機嫌だったの、ちょっとだけ分かる気がした。俺の実家と大違いで面白かったけど」
あれだけ家族が好き勝手騒いだのに、博美の心の広さに、幸太は感謝する。
本当は、幸太だって男女がするような、ちょっと緊張感漂う挨拶がしたかったのだ。しかし、両親があれでは、それを求めることこそ、無駄だろう。
「ご両親は、一人の男性を取り合ったの?」
やはり博美はその一言を気にしていたらしい。幸太の同性愛に理解があるのは、この両親のおかげなので、それで博美に会えたことだけは感謝だ。
「両方ともバイなんだ。しかも職業柄美しいものに目がない」
幸太の両親はモデルとカメラマンだ。しかもまだ現役だから、お互い違う相手とちょっとは遊んでいるのかもしれない。
「あー……それは家にいたくなくなるよね」
そこまで説明したら同情したのか、博美は苦笑した。塾の先生をしているからか、勉強以外の悩みも聞かされる立場としては、難しい年頃の心理はよく知っているはずだ。
「幸太はさ」
何かを考えるように目線を上に向けて、博美は言葉を続ける。
「出会ったときよく俺の心を読んだなって思ってたけど、あれは幸太も一緒だったから分かったんだね」
無理してたの、気付いて欲しかったんだ、と呟く横顔は、いつもと変わらない。しかし、幸太は無性に博美が可愛く見えて、思わず抱きしめた。
「ちょっ、幸太、ここ外!」
人に見られたら困る、ともがく博美をぎゅうぎゅう抱きしめると、次第に大人しくなった彼は優しく腕を叩く。
「ああもう、博美さん、可愛い」
この時、図星なんだとか余計なことを言わないところが良い。
黙ってされるままになって、幸太の我儘を聞いてくれる。
「さ、帰ろ?」
優しい博美の声が、帰路を促す。
「ああ」
この先の道がどんなに険しくても。
「博美さん、ずっと大事にするからね」
これからもこの手を離さない。やっと手に入れた理想の恋人。
二人はいつかと同じように、手を繋いで家路に着いた。
就職の話をしたついでに話したパートナーについて、両親にかなりしつこく追及され、挙句の果てに紹介しろと迫られ、根負けし、今日、紹介する約束を取り付けられたからだ。
今日ほど、自分の家族を呪ってやりたいと思った日はない。思春期の頃、自由奔放な親にうんざりして、家に帰りたくなかったあの時よりもだ。
「いい? 今日は泊まれって勧められても、絶対断れよ?」
「う、うん?」
思い出すとイライラするため、普段はしないが恋人にまで八つ当たりしてしまう。
幸太の恋人は坂田博美。大物資産家の家系で、出会った時からその育ちの良さは滲み出ていた。
しかし、その品の良さとは裏腹に、元彼と良いとは言えない関係を続けていて、気付いたら首を突っ込んでいた。
紆余曲折あって付き合い始めたものの、基本ネガティブ思考な博美は、やはり将来のことを考えて別れを切り出してきた。それもなんとか思い直させ、少々強引だったがプロポーズも受けさせ、自分の親に紹介に行くところなのだが、自分のお気に入りを人に見せたくない、という幸太の独占欲が働くのだ。
「大体、春名たちにだって紹介したくなかったのに……」
「ん? 何か言った?」
ぼそりと呟いた声が聞き取れなかったらしく、細い首を傾げて聞いてくる博美に、幸太は笑ってごまかす。
以前、春名悠という友人があまりにも博美に似ていて、悩みを内に溜め込むタイプで見ていられず、博美を紹介してしまったことを、少しだけ後悔している。
お気楽な清盛には美人な恋人だなとからかわれ、それが何となく癪に障るのだ。
「美人かどうかって、俺が一番知ってるつーの!」
思わず大きな声を出すと、隣で博美がびくついた。
「どうしたの? 機嫌悪いね」
大きな目にふさふさしたまつ毛を上下させて、顔を覗き込んでくる博美はやはり可愛い。
春名はマスコット的な存在だが、博美は品があって、表に出ないおしとやかさが良いのだ。
そんなことを考えているなんて知ったら、この恋人はどう反応するだろう?
「ホント嫌なんだよ、博美さんを家族に見せるのが」
「でも、ご両親のお誘いを何度も断ってるんでしょ?」
(ああ、分かってないこの人)
初めは幸太の家族に対しても警戒していた博美だが、幸太が再三「守ってやる」宣言したおかげで、緊張を解いた博美。だが、今は別の意味で緊張してほしいと願っている。
「誘いって……博美さん、何の誘いか分かって……ああもう、いいや、玄関開けるぞ」
幸太の口から説明しても、そんなばかな、と本気にしないのがオチだ。だったらいっそ、さっさとその問題にぶち当たればいい。
玄関のドアを開けると、家族総出で出迎えてくれた。
「いらっしゃーい!!」
一番元気が良いのは妹二人。リオとナオは双子だ。そして無口で表情が分かりにくいのが一番下の弟の哉、そして互いの腰を抱き合っているのが両親。
居間に落ち着いて家族を紹介すると、博美はにこやかに自己紹介をする。
(ああ、ダメだこりゃ)
博美がしゃべりだすと、家族はみんな目を輝かせているのだ。
何故なら、幸太も含めて家族みんな、美人が好きだから。
「ああ、ホントに博美さんは美人だよね~」
「……はい?」
「おい、ナオ」
「見てて癒される~。この前ちらっと見た春名くん? あの子も可愛かったけど~」
「黙れリオ」
「こんな美人なら、幸太も出し惜しみせずにさっさと紹介すればよかったんだ。なぁ母さん?」
「そうよぅ。博美さん? 良かったら私たちの家族に……」
「ストップ!! 博美は俺のだから! お前らの家族にしてたまるかっ。もういいだろ? 帰るぞ博美さん!」
幸太は家族の悪い癖が出ないうちに、さっさと退散しようと促す。しかし、何が起こったか分からない博美は、きょとんとしているだけだ。
「ちょっとぉ、まだ来たばっかりでお茶も飲んでないじゃない」
話の腰を折られた母親は、不満そうに文句を言う。その姿は、とても半世紀生きているとは思えないほど、可愛らしい。
当然だ、この母親は未だ現役でモデルをしているのだから。
「いや、帰る。あれほど念押したのに、博美を養子にするって言わないでくれって。約束破るならやめだ、こんなの」
「え?」
イライラと幸太が立ち上がると、博美は意外そうに眼を丸めた。そして慌てたように、「幸太、どういうこと?」と聞いてくる。
「俺が博美さんと籍入れるって言ったら、さぞかし美人だろうから、是非うちの子にしたいって言い始めやがった……」
「だってー、お兄ちゃんの好みの人なら、絶対美人系だと思ったしー」
兄の言葉尻を繋ぐように、ナオが両手を組んで嬉しそうに言う。
「そうそう、我が息子ながら、とても面食いでね」
「親父がそれを言うのか? 一人の男を、おふくろと取り合ったくせに!」
口を開けば好き勝手にとんでもないことを話してくれる家族は、次に何を話し出すか分からないから怖い。今日会わせたくなかったのは、こうなることが目に見えていたからだ。
「……あの」
やんややんやとそれぞれ騒ぎ出した藤本一家に、博美はぽつりと質問する。
「それ、私の意思ももちろん聞いていただけますよね?」
「博美さん?」
一家を楽しそうに眺めていた博美は、その一言で家族を収拾する。そして、今まで一番はしゃいで話していた母親が、本来の落ち着いた顔を見せた。
「そうよ。ごめんなさい、みんなあなたが来て舞い上がってたの。もちろん、あなたの意思が最優先よ」
すると博美はにっこりと笑う。それは、その場にいた誰もが、瞬きを忘れるほどの美しさだった。
「でしたら、お気持ちは大変うれしいのですが、今日は幸太さんのパートナーになることを許して頂くために来たので。そのお返事は、改めて後日でもよろしいですか?」
その答えに、誰もが感嘆のためいきをついた。幸太も例外なくこのしおらしい博美をどうしてくれようか、と悶え、咳払いして意識を戻す。
「そんな訳でもう俺らは帰る。面倒だから見送りはすんな。一目見れたから充分だろ」
そう言って、幸太は博美を連れてそそくさと家を出て行った。
◇◇
「ごめん!」
普通に話していても、家には声が届かない距離まで来て、幸太は真っ先に謝る。しかし、博美はいたって普通の表情だ。
「あはは、幸太が不機嫌だったの、ちょっとだけ分かる気がした。俺の実家と大違いで面白かったけど」
あれだけ家族が好き勝手騒いだのに、博美の心の広さに、幸太は感謝する。
本当は、幸太だって男女がするような、ちょっと緊張感漂う挨拶がしたかったのだ。しかし、両親があれでは、それを求めることこそ、無駄だろう。
「ご両親は、一人の男性を取り合ったの?」
やはり博美はその一言を気にしていたらしい。幸太の同性愛に理解があるのは、この両親のおかげなので、それで博美に会えたことだけは感謝だ。
「両方ともバイなんだ。しかも職業柄美しいものに目がない」
幸太の両親はモデルとカメラマンだ。しかもまだ現役だから、お互い違う相手とちょっとは遊んでいるのかもしれない。
「あー……それは家にいたくなくなるよね」
そこまで説明したら同情したのか、博美は苦笑した。塾の先生をしているからか、勉強以外の悩みも聞かされる立場としては、難しい年頃の心理はよく知っているはずだ。
「幸太はさ」
何かを考えるように目線を上に向けて、博美は言葉を続ける。
「出会ったときよく俺の心を読んだなって思ってたけど、あれは幸太も一緒だったから分かったんだね」
無理してたの、気付いて欲しかったんだ、と呟く横顔は、いつもと変わらない。しかし、幸太は無性に博美が可愛く見えて、思わず抱きしめた。
「ちょっ、幸太、ここ外!」
人に見られたら困る、ともがく博美をぎゅうぎゅう抱きしめると、次第に大人しくなった彼は優しく腕を叩く。
「ああもう、博美さん、可愛い」
この時、図星なんだとか余計なことを言わないところが良い。
黙ってされるままになって、幸太の我儘を聞いてくれる。
「さ、帰ろ?」
優しい博美の声が、帰路を促す。
「ああ」
この先の道がどんなに険しくても。
「博美さん、ずっと大事にするからね」
これからもこの手を離さない。やっと手に入れた理想の恋人。
二人はいつかと同じように、手を繋いで家路に着いた。
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